校長「うん、ワシは桜ヶ丘高校の校長とは知り合いだから鵺野君、何とか力になってあげて」

鵺野「うーん…桜ヶ丘高校かぁ」

校長「あ、ちなみに女子高みたいだよ」

鵺野「行きます!いや…行かせて下さい!」

校長「じゃあ決まりだね」

鵺野「でも…桜ヶ丘高校って此処から遠いですよね?」

校長「うん電車で行ってね」

鵺野「お金は?」

校長「勿論、鵺野君の自腹だよ」

鵺野「今…金欠なんですよ給料日前だし…」

校長「仕方ないなぁ…ワシがお金出すよ」

鵺野「ありがとうございます!」




鵺野「…と言う事でゆきめ君、俺は桜ヶ丘高校に行くから」

ゆきめ「私も一緒に行っちゃダメなんですか?」

鵺野「え?」

ゆきめ「私も一緒に行きたいです!」

鵺野「ダ、ダメだよ」

ゆきめ「何でですか?」

鵺野「ダメったらダメだ!」

鵺野(女子高だと知ったら行かせて貰え無い…)

鵺野「じ…じゃあ行くからね」

ゆきめ「はい…無事に帰ってくる事を祈ってますから」

鵺野「大丈夫だって広達に何かあったらゆきめ君頼んだよ」

ゆきめ「はい」

鵺野「それじゃあバイバイ」

ゆきめ「はい、さようなら」

鵺野(……女子高か女子高生かぁ…)

鵺野(楽しみだな…女子高生…女子高生…ウフフフフ)



桜ヶ丘高校

警備員「よし…見張り終わりっと」

ジャラァーンジャラァーン

警備員「ん…?ギターの音?」

ジャラァーンジャラァーン

警備員「音楽室からだ」



ガチャ

警備員「………誰もいないよな?気のせいか」

「…………一緒に」

警備員「…ん?」

「一緒に……一緒に」

警備員「うわ……」

「一緒に……しましょ」

警備員「出たああああああああ」タッタッタッ



唯「また音楽室にお化け出たみたいだよ~」

律「また?」

唯「うん!」

澪「お…お化け……」

紬「最近話題になってるわね音楽室の幽霊」

律「見た事ある人多いし話題になるだろ」

唯「そうだね~音楽室の前を通るとギターの音も聞こえるらしいよ!」

律「何で音楽室を毎日使ってる私達は一人も幽霊見てないんだろうな」

紬「不思議ね~」

澪「お化け……」

律「今日も放課後はお化けと一緒にティータイムやるか!」

澪「い…嫌だ!」

律「大丈夫だって何にも出やしないよ」

紬「りっちゃんは信じていないの?」

律「うん、噂が一人歩きして大きくなったんだよ」

律「じゃあ音楽室に行くぞー!」

唯「えー…お化け出るよ…」

律「大丈夫だってそれに練習しないとダメだろ?」

澪「嫌だよ律…」

律「だから毎日、音楽室を使ってる私達が幽霊を一回も見てないんだぜ?ただの噂話だって」



音楽室

澪「うぅ………」

律「大丈夫だって何もいないよ」

唯「うーん…でもやっぱり怖いよ」

紬「紅茶入れてくるわね~」

唯「ムギちゃん怖くないの?」

紬「うん…あんまり怖くないわ」

唯「何で怖くないの?」

紬「だって…何も悪い事していないでしょ?」

唯「幽霊が?」

紬「えぇ…だから怖くないの」

ガチャ

梓「あ…やっぱり今日も来てたんですね」

唯「あずにゃん!」

梓「また幽霊出たらしいですね」

律「だなー」

唯「あずにゃんも信じてないんだよね?」

梓「はい、きっと誰かの嘘が広まっただけと思ってます」

さわ子「その通りよ!」

律「さ、さわちゃん…何時から音楽室に?」

さわ子「最初からいたわよ」

唯「さわちゃん幽霊より神出鬼没だね!」

さわ子「それより新しい衣装作って来たの!」

律「誰も着ないと思うぞ…」

さわ子「なら無理矢理着せるだけよ……梓ちゃん」

梓「…………へ?」



鵺野「ふぅ…校長の話しによると音楽室で幽霊が目撃された様だな」

鵺野「とりあえず音楽室に向かうか」

鵺野(あの子スカートの丈短いな…)

鵺野(あの子は胸が大きいぞ)

鵺野(ここは…天国か)

「きゃあああああああ」

鵺野「悲鳴!何処からだ?」

「嫌です離して下さい!」

鵺野「近くから聞こえる…」

鵺野「こっちだ!」



鵺野「音楽室…此処から悲鳴が聞こえたぞ」

「や、やめて下さい!」

鵺野「待ってろすぐに助ける!」

バンッ

さわ子「早く服を脱いでこの服を着るのよ!」

梓「い、嫌です!」

鵺野「…………あれ?」

さわ子「アナタ…誰?」

梓「きゃあああああ!」

鵺野「す、すみません間違いました!」

律「さわちゃんこの人新しい先生?」

さわ子「いえ…違うわ」

梓「そ、それより早く上着返して下さいよ!」




鵺野「すみませんでした着替え中に音楽室に入ってしまって」

さわ子「あら?全然いいのよ」

梓「よ、よくないです!」

律「そんな事より何で女子高に先生でも無い男の人がいるんですか?」

鵺野「それは……」



鵺野「………と言う事です」

唯「わざわざ童守町から来たんですね~」

紬「紅茶です」

鵺野「ありがとう」

律「…でも桜ヶ丘高校で起こってる幽霊騒動を調べに来た霊能力者だなんて」

梓「胡散臭いですね…」

鵺野(ムフフ…どの子も可愛いなぁ)

さわ子「そう言えば校長が霊能力者が来るって言ってたわね~」

鵺野「俺がその霊能力者の鵺野鳴介です」

唯「本当に霊能力者っているんだね!」

律「本当に霊能力者なのかな?」

鵺野「正真正銘の霊能力者だよ音楽室の幽霊も何とかするから安心してね」

鵺野「ここが霊が出る音楽室見たいだし調べてもいい?」

律「あ、はいどうぞ」

鵺野「じゃあ……」

さわ子「経文と水晶?何だか本格的ね」

唯「お化けいます?」

鵺野「いないよ…だが微弱な霊気を感じる」

鵺野「どうやら本当に此処には霊がいるみたいだ」

律「アハハ……」

鵺野「今は何処かに身を潜めてるらしい霊気からして人に危害を加える霊じゃないみたいだ」

澪「……………」ガクガク

律「だってさ澪」

澪「う、うん………」

紬「鵺野さんケーキありますよ?」

鵺野「え?ケーキ?」

紬「食べますか?」

鵺野「も、勿論!」

唯「鵺野先生は小学校の先生なんですよね?」

鵺野「そうだ」

律「あのーずっと気になってたんですけど」

鵺野「なんだ?」

律「何で左手に手袋してるんですか?」

鵺野「あぁ…これは左手だけ冷え症なんだ」

律「左手だけですか?」

鵺野「うん」

鵺野(まぁ…鬼が封印されてるなんて言っても信じ無いだろうな)

梓「あ…練習!」

唯「えー…今日はお客さんもいるし止めようよ~」

梓「ダ、ダメです!」

鵺野「何の練習をするんだ?」

さわ子「この子達軽音部なの」

鵺野「だから音楽室にいたんですね」

紬「ケーキ持って来ましたよ」

鵺野「おぉぉ!ありがとうえーと…」

紬「紬です琴吹紬です」

鵺野「紬ちゃんありがとう」



鵺野「うーん美味しい……」

紬「ありがとうございます」

鵺野「紅茶も美味しいよ」

唯「あーずーにゃん練習嫌だよ~」ダキッ

梓「もー辞めて下さい!」

鵺野「…………」ダラダラ

紬「紅茶が口から零れてますよ」

鵺野「だ…抱き女の子同士で抱き……」

さわ子「そんなに驚く事じゃないわよ」

紬「ウフフ…………」

鵺野(女子高ではこれが普通なのか…?)

律「鵺野さんは今日ホテルですか?」

鵺野「え、ホテル?……ホテル?」

律「ホテルに泊まるんですか?」

鵺野「あ……違うよ、今日はこの学校の宿直室に泊めて貰おうと思って」

さわ子「女の子の体操着とか盗んじゃダメよ?」

鵺野「ぬ…盗みませんよ!」


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