澪「――じゃあ早速練習しようか」

梓「はいっ」

唯「え~、遊ぼうよ~」

梓「ダメです! 練習しますよ!」

唯「あずにゃんのケチ~」

律「ほら、始めるぞー」

唯「うー、仕方ないなぁ」

紬「後から遊びましょう」

アズサ「やッテやるでス」

澪「よーし、まずはふわふわからな」

唯「おっけ~」

梓「はい! って、普通にロボが混ざらないの!」

紬「あら、梓ちゃん。ロボアズサちゃんだって楽器できるのよ」

律「マジかよ」

梓「どこまでも人の神経を逆なでするロボですね……何が出来るっていうんです」

紬「基本的に何でも出来ちゃうのよ~」

唯「それじゃあギー太貸してあげるよ。はいっ」

アズサ「はいでス」

梓「どこまでできるのか……見せてもらいましょうか!」

ジャカジャカジャンジャンジャカジャンジャカジャン!――――

唯「ふ~、ボーカルに専念とか良い経験だったよ」

澪「結構良かったんじゃないか?」

紬「ロボアズサちゃんのギターも良かったわ~」

アズサ「ふんス」ホカホカ

紬「あらロボアズサちゃん、動きすぎで汗……というか排熱してるのかしら?」

律(う、何か……)

澪(汗かいてるロボアズサ、心なしか上気していて……何か色っぽく見える)

梓(制服がはだけてて色々見えちゃってるよぉ)

唯「何かロボにゃん、汗一杯かいちゃって一戦終えたみたいなってるよ~」

梓「そういう表現やめて下さい!」

律「でも演奏は確かに違和感なかったなぁ」

梓「くっ……!」

唯「これからはロボにゃんにギターやってもらうのもアリかもしれないねぇ」

梓「な、何言ってるんですか!? そんなの駄目に決まってます!」

唯「わわっ、冗談だよあずにゃ~ん」

梓「唯先輩が言うと冗談に聞こえませんよ」

律「でも、ロボが楽器もできるのはわかったけど、私らの分しか楽器ないからな」

紬「そうねぇ。とりあえずロボアズサちゃんにはお夕飯とお風呂の用意をお願いするわね」

アズサ「やッテやるでス」

澪「――ふう、さすがに疲れてきたな」

梓「そうですね」

律「そろそろ休もうぜー。腹減ったぁー」

唯「私もペコペコ~」

澪「そうだなぁ。でも練習ぶっ続けで汗も結構かいちゃったし」

紬「それじゃあお風呂入ってからにしましょうか? ロボアズサちゃん、もう準備できてる?」

アズサ「バっちり」

唯「じゃあロボにゃんも行こう行こう~」

アズサ「ふんス」スルスル

梓「歩きながら脱ぐなぁっ!」パカーン

アズサ「……」クルッ

律「気持ち悪っ、首が一回転した!」

澪「オーマイエクソシスト!」

紬「ああ、一回こっきりのびっくり機構がもう飛び出ちゃった」

律「いらねーよ、そんな機構!」

律「――ああ染みる~。疲れが取れる~」

澪「親父臭いぞ、律」

律「これは言っちゃうってー」

唯「これだけ広いお風呂だと泳げるよね~」

梓「……泳がないで下さいよ?」

紬「うふふ、別にいいよ?」

唯「やった~、いってきまっす!」バシャバシャ

梓「ああ、見てられない……」

アズサ「オ背中洗いまショうカ?」

梓「ええぇ……」

紬「ロボアズサちゃんに洗ってもらうと、すっごく気持ちいいのよ~」

梓「それでも自分と同じ顔にやられるのは気持ち良くないですよ」

律「それじゃあ試しに私にやってもらおうかな」

アズサ「やッテやるでス」

梓「ちょっと律先輩、大丈夫なんですか?」

律「大丈夫だろ。今までの行動見てる限りでは、結果だけはきっちりしてるからな」

梓「それは私も認めますけど……なんかヌルヌルした液体を洗面器でお湯に溶かしてるのがちょっと」

澪「なんかマットも敷きだしたからな……」

律「ん? 何か気になる事でもあるのか?」

アズサ「準備出来まシタ」

律「おっ、このマットに寝そべればいいんだな?」

アズサ「はイ。それでハ始めまス」バシャッ

澪「ボディソープを自分にかけた!?」

梓「そのまま律先輩に覆い被さって……!」

アズサ「御加減はイカがですカ?」ヌルヌル

律「悪くないけど、何か変な感触……って、何で密着してるんだよ!」

アズサ「動かナいデ……次は……前だかラ」ヌルヌル

唯「楽しそう~」

紬「りっちゃん素敵~」

律「ちょ! そこは本当にマズ……ああぁぁっ」ヌルヌルヌルヌル

アズサ「アあっ……ふうぅ……素敵でス……」ヌルヌルヌルヌル

澪「なななななななななな……!」

梓「そそ、そこまでですっ! こんなの背中洗いじゃありません!!」グチャバリッ

アズサ「あウ」

律「」ポケー

紬「残念。りっちゃん、途中までだったけどどうだった?」

律「最初はびっくりしたけど……何というか」

紬「何というか?」

律「こーいうのもアリなんじゃない……かなぁって」

梓「律先輩いぃぃぃぃ!」

唯「りっちゃん陥落」

澪「頭がクラクラしてきた……」

梓「澪先輩、大丈夫ですか!?」

澪「ちょっとのぼせたみたいだ。先に上がるよ」

紬「それは大変! ロボアズサちゃん、看病お願い!」

アズサ「やッテやるでス」

澪「い、いや、いいよ。ちょっと横になってれば良くなると思うから」

紬「それじゃあ、お水を飲ませてあげてちょうだい」

アズサ「いえっサー」ゴクゴク

澪「いや本当にいいから! 何か凄い嫌な予感がするからやめてうぷっ――!」

アズサ「」チュウウウウウゥゥ

澪「……!!」バタバタバタバタ

梓「く、口移し! というか、すっごい濃厚なディープキス!」

唯「おお~、楽しそう~」

紬「いいわぁ~、澪ちゃん蠱惑的~」

律「澪……羨ましい……」

アズサ「ゴっつあんでス」ッポン

澪「」ポケー

梓「澪先輩、気を確かに!」

紬「二人とも凄い可愛かったわ~。澪ちゃん、気分はどう?」

澪「初めての経験だったけど……」

紬「けど?」

澪「ロボアズサが……とても愛おしい存在に見えてきたよ」

梓「澪先輩いぃぃぃぃ!」

唯「澪ちゃん陥落」

紬「後は梓ちゃんだけね」

梓「ひっ」

唯「あずにゃんもロボにゃんの魅力に早く気付いた方がいいよ~」

律「そうだな、意外と悪くないもんだぞ」

澪「ロボアズサ……もう少し看病してくれないか?」

梓「しっ、知りません! 早くご飯にしましょう!」

アズサ「――へイ、お待ちどウ」

唯「わ~、できたてホヤホヤ~」

澪「これも美味いな」

律「本当に何でもできるんだな」

紬「凄いでしょ~。調理方法はもっと凄いんだけど……」

アズサ「◎△$×=〒★!!」

律「凄い声は何となく聞こえるな」

唯「あずにゃん、ちょっと覗かせてよ~」

梓「ダメです! こんなの見せたら東京都が一瞬で崩壊都市ですよ!」

唯「えぇ~? いけず~」

梓「何と言われてもダメです。意味も無く裸にエプロンの時点で頭が沸騰レベルなのに」

唯「でもでも、あずにゃんが幾度と無くバスタオルで鉄壁ガードしてるからよくわからないよ」

律「そうだー、サービス悪いぞこの店ー」

梓「ダ・メ・で・す!!」

唯「こ、怖いよ、りっちゃ~ん」

律「これが反抗期ってやつザマスかしら……」

澪「お前ら、あんまり梓を困らせるなよ」

梓「澪先輩! 復活したんですか!?」

澪「さっきは済まなかったな、梓。大丈夫、私は正気に戻ったよ」

唯「本当かな~?」

律「怪しいもんだぜ」

梓「澪先輩は二人と違うんです! 早くそっちも正気に戻って下さいよ」

紬「まあまあ、すぐに確かめる方法はあるわよ?」

律「お、何か良い案があるのか?」

紬「澪ちゃん、食後に牛乳なんてどうかしら」

澪「え? ああ、もらおうかな」

紬「それじゃロボアズサちゃん、よろしく」

アズサ「かムバック、わたシ!」ゴクゴク

澪「ま、またその出し方か? それは流石にちょっと……」

紬「いいえ、今度は違うの。ちょっとロボアズサちゃんの胸の高さまで屈んで」

澪「こ、こうか?」

紬「そうそう。それじゃあよろしく~」

アズサ「イえす、マム!」シュルッ

唯「ああっ、ロボにゃんのエプロンの肩掛けが外れて……」

律「梓と同じだけのうっすい胸があらわに……!」

梓「そのまま屈んだ状態の澪先輩の顔、いやさ口にめがけて……! って、やめてぇぇぇぇぇ!」

澪「うぷっ」

アズサ「ンっ! うう……あゥッ!」

澪「!!!」チューチュー

紬「どうかな、澪ちゃん。牛乳をロボアズサちゃんのおっぱいから直飲みした感想は?」

澪「ま……」

唯「ま?」

澪「マーベラス……!」ポワワァァ

梓「もうやだぁ……」

紬「さぁ、梓ちゃんも牛乳いかが?」

澪「素晴らしいぞ、梓ぁ」

梓「断じてお断りです! 何が悲しくて自分と同じ顔の人形の胸から出した牛乳を直飲みしなくちゃならないんですか!」

律「それなら他のものでもいいんだぞ」

唯「そうだねぇ、カレーとハンバーグとミートソースとコーンスープと……何でもいけちゃうよ!」

紬「もう分かってきてると思うけど、調理方法は梓ちゃんの想像通りよ」

梓「……!」プルプル

唯「あずにゃん?」

律「何震えてるんだ?」

紬「風邪かしら? ロボアズサちゃんが持ってるから飲ませてもらえるわぁ、口移しで」

梓「せ、先輩方の…………スカポンターーーーーン!!」ガチャン!!

澪「あっ、梓!」


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