とんちゃん「お前の作った餌が食べたいんだよ・・・ 言わせんな恥ずかしい///」
※
トンちゃん(クソが……また市販の餌かよ。こいつホントに俺のこと可愛がってんのか?)
唯「あ~ずにゃん!」
梓「うわっ!ちょっとやめてくださいよお」
トンちゃん(こいつらできてんだろ)
唯「あずにゃんの唇は柔らかいねえ……ん」
梓「んあ……唯先輩……」
トンちゃん(……やばい頭大きくなってきた)
唯「ふふ……あずにゃん可愛い」
トンちゃん(……)
梓「あん……あっ、駄目……」
トンちゃん(……死なねえかなこいつら。そんなことする暇あったらメス連れてこいよクソが!)
トンちゃん(だいたいズボンとか無いからな……そろそろギンギンなのバレるかな……)
ガチャ
律「おーっす。掃除サボってたら怒られちった」
唯「お、おおお、おっす!」
梓「うにゃっ!?こんちゃーす!」
律「……な、なんだよその挨拶。怖いな」
トンちゃん(救世主だな。いつもズンドコ鳴らして水面揺らしやがってムカつくけど、今日は感謝だな)
澪「ごめん、ちょっと数学の質問しててな」
紬「私も遅れたのー」
唯「はい!はいどうも、いらっしゃい!」
梓「じゃあ練習しましょう!練習!もう音楽室では練習するっきゃ無いですね!」
トンちゃん(すげーテンパッてんな……あー、でも全員揃っちゃったなあ)
紬「お茶にしましょう」
唯「わーい」
梓「……切り替え早っ」ボソッ
律「ん、なんて?」
梓「あ、いえ……練習したほうがいいんじゃないかと」
澪「私もそう思うぞ」
わいわいがやがや
トンちゃん(……これ、やめてくんねえかな。ハブられるの嫌いなんだよね)
唯「んー、でも、ほら美味しいよ、このケーキ!」
梓「む……まあ、ちょっとくらいなら」
澪「私は……ベース弾いとくよ」
律「……ダイエットっすか」ププッ
澪「うっ……うっさい!」ゴツッ!
律「イタッ!」
紬「まあまあ、澪ちゃん、お茶だけでも飲まない?」
澪「……お茶だけなら」
トンちゃん(これいじめだよなあ。新入部員とか言うなら俺も混ぜろよな……死にたいわ)
わいわいがやがや
トンちゃん(泳ぎの練習でもすっかな……おお、三回転半ひねりだ。いや、水中だからそりゃあ出来るわな)
わいわいがやがや……
唯「ふー、じゃあ今日はお開きだね!」
梓「あ!今日も練習してない!」
トンちゃん(やった!終わった!お前らとっとと帰って乳繰り合ってろボケ)
澪「うう……結局ケーキを食べてしまった」
律「まあ、気にすんなって。どうせ全部胸に行くよ」
澪「な、何言ってんだアホ!」
トンちゃん(お前らもとっとと付き合え!死ね!)
紬「ごめんね、みんな、ちょっと先帰っててくれる?」
トンちゃん(やった!このときを待っていた!)
紬「ばいばーい……よし」
トンちゃん(やった!知ってんだぜ、棚にカメさん元気が入ってんだ!バイアグラみたいな名前の高級餌だ!)バチャバチャ
紬「ふふ、ほら、おやつよー」
トンちゃん(うめえ……ありがてえ。なんていい娘なんだ……)カプカプ
紬「……ねえ、トンちゃん」
トンちゃん(うまいよお……泣きそうだあ……)
紬「今度の学園祭終わったら、私たちは部活を引退しちゃうの」
トンちゃん(……えっ、ちょっ、マジで?カメさん元気は!?高級餌はもう出ねえの!?)
紬「それからもね、たまには遊びに来ると思うわ……でも、あんまり来れないから、きっと梓ちゃんは寂しくなるわね」
トンちゃん(知るかよ、そんなことよりカメさん元気だ!)
紬「その時は、トンちゃんが梓ちゃんと仲良くしてあげてね?約束しましょう」
トンちゃん(カメさん元気……)
紬「……じゃあねっ!」
タタタッ……
トンちゃん(もうカメさん元気は出なくなるのか……今度からもっと味わって食べよう)
トンちゃん(……皮膚ふやけてないかな……)
ガチャ
さわ子「やっほー」
トンちゃん(!やった、また餌だ!)バチャバチャ
さわ子「可愛いわあ。待っててくれたのね……ほら」
トンちゃん(うめえ。なんかヘルシーだ)パクパク
さわ子「ふふ、マツモやらいろいろな野菜を練って固めたの」
トンちゃん(手作りだ……これが愛情って奴だあ……)
さわ子「……ねえ、どうして私男日照りなのかしらね?」
トンちゃん(亀頭なら貸してあげるよ!)
さわ子「ま、返事はないわよね。じゃあね、ばいばい」
ガチャ、バタン
トンちゃん(……あいつスッポンモドキに話しかけてんだな。大丈夫かな……)
……
トンちゃん(……暇だ。もっと大きい水槽にしろよ、ムカつくわ……)スイー
和「……みんな帰ってるわね」キョロキョロ
トンちゃん(……うわあ、今日もくんのかよコイツ。勘弁してくれよ……)
和「よし……ハーイ、アタイスッポンモドキノトンチャン……チェ、チェケラッチョイ///」カーッ
トンちゃん(恥ずかしいな。俺も恥ずかしいもん、こいつが恥ずかしくない訳ない)
和「うー……やっぱり無理ね。ねえ、どうやったら唯を楽しませられるかしらね?」
トンちゃん(餌付けすればなんとかなると思う。いやマジで)
和「最近構ってくれないのよ……寂しいわ」
トンちゃん(……その気持ちはわからないでもない)
和「もう駄目ね。早く唯離れするべきなのかしらね……」
トンちゃん(シリアスな話しすんなよな……)
和「……ハア……じゃあね……」
トンちゃん(……勘弁してくれよ。なんで俺がこんなへこまなきゃいけねえんだよ……もう寝よ)
トンちゃん(……む。丸一日寝てしまった……そろそろアイツ来る頃だなあ)プカプカ
ガチャ
梓「トンちゃーん、餌だよー」
トンちゃん(また市販の餌だな。百均だ……くそ、あの天然ジゴロは手作り弁当とか食ってんのかな)パクパク
梓「唯先輩ったらさあ、昨日もやけにベタベタ触ってきてさ、えっちなんだよ」
トンちゃん(殺したい。アイツ殺したい)
梓「でも……ふふ、断ろうとしたら泣きそうな顔するんだもん。可愛いんだ」
梓「それでさ……それで……どう、なるのかな。学園祭が終わったら……私は……」
トンちゃん(マジかよ……またこういう雰囲気か。なんだってんだ……)
梓「ひとりぼっちだよね。唯先輩もさ、部活が終わったら、私のこと構ってくれなくなるのかな?」
トンちゃん(……)
梓「……トンちゃんがいるもんね!平気!よし、ギター弾こう」
トンちゃん(同じような悩みを昨日眼鏡が言ってたよ……贅沢だな、こいつも)
唯「あずにゃーん!」
トンちゃん(お前は死ねよ、糞ジゴロが)
梓「あ、唯先輩こんにちは」
唯「あん、あずにゃんのいけずぅ。ほら、ワンモアセッ」
梓「……こんにちは」
唯「違うよお、こにゃにゃにゃん、って言ってよお」
トンちゃん(原型留めてねえだろうが。あと、お願いだから俺を無視しないでください)
梓「原型とどめてないじゃないですか……それに、トンちゃん無視しちゃ駄目ですよ」
トンちゃん(だからお前は大好きだ!)
唯「おお、スンマセン、トン先輩!」
トンちゃん(……バカにしてんのか?)バチャバチャ
梓「ほら、練習しますよ!」
唯「はいはい、でもさ、その前に……」ギュッ
梓「……もう抱きつかれたくらいじゃ驚きませんから」
唯「だよね、知ってる……じゃあ、さ」チュッ
梓「ん……ふぁ……」
トンちゃん(……家でやれよもう……)
唯「んむ……ねえ、あずにゃん?」レロ
梓「あぅ……首筋なめちゃ駄目です……」
唯「あのね、大丈夫だから。部活終わってもずっと一緒だからね……」
梓「……エッチですね、唯先輩は」
唯「んなっ!そういう意味じゃないのに……」
梓「ふふ、分かってますよ」
トンちゃん(クソが……イチャコラしやがって。眼鏡可哀想だな……)
ガチャ
澪「悪い、遅れた。っていうか、唯、掃除サボっただろ」
唯「おおおう!スンマセンした!」
澪「……昨日からテンション高いな」
梓「よしきた、さあきた、練習ですね!?」
律「こいつもなんなんだ」
紬「あらあらうふふ」
わいわいがやがや
トンちゃん(うわあ……来たよいじめタイム。死にたいなあ……終わんねえかな、部活)
トンちゃん(ムチムチ眼鏡か真面目眼鏡来ないかな……来ないよな、部活終わらないと来ないもんな……)プカー
唯「あ!トンちゃんが死んじゃった!浮かんでるよ!」
梓「ええっ!?」
トンちゃん(死んでねえよ。お前ら早く帰ってイチャコラしろよクソが)スイー
律「お、おう……こいつ死んだふりできんのか」
澪「意外な特技だな」
トンちゃん(馬鹿にすんのも大概にしろよ……)
紬「うふふ」
トンちゃん(部活おわんないかなあ……金髪に餌貰いたいな)
わいわいがやがや
唯「じゃあねー!」
紬「はーい。私また用事あるからー」
トンちゃん(なんつーかもう……演奏しないで欲しいんだけど。ドラムやっぱ響くわ。居心地悪いわあ……)
紬「あら、トンちゃんお疲れ?はい、おやつよ」パラパラ
トンちゃん(オアシスだな。オアシスは金髪とムチムチ眼鏡だけだ。真面目眼鏡は駄目だ、憂鬱になる)
紬「……ねえ、私、ちょっと贅沢なこと言うわ。聞いて?」
トンちゃん(カメさん元気だから聞きます)
紬「あのねえ、私って、もしかして八方美人なのかなあ、って……いや、器用貧乏?なんかよく分かんないけど……」
トンちゃん(……)
紬「唯ちゃんは梓ちゃんと、りっちゃんは澪ちゃんと特に仲がいいじゃない?私は……私は、どうなのかしらね」
トンちゃん(……)
紬「……」
トンちゃん(……面倒くさっ!)
最終更新:2011年05月06日 03:00