梓「と、とりあえず憂に真相を聞いてみましょう!」

律「おい逃げんな」

梓「唯先輩、ちょっと憂の携帯にかけてもらっていいですか?」

唯「う、うん。いいよ」ピッピッピッ


憂『もしもし、お姉ちゃん?』ピッ

律「速っ!」

憂『お部屋に飲み物持っていったらいないんだもん。心配したんだよ』

唯「あのね、憂…」

憂『なあにお姉ちゃん?』

唯「実は…」

説明中!

憂『…やっぱりお姉ちゃん見ちゃったんだね』

唯「ご、ごめんね憂…、それでね…」

唯「本当のことを教えて欲しいんだけど…、いいかな…?」

憂『…』

憂『…梓ちゃんの言う通り、2人を追い払ったことは何度かあるよ』

憂『一昨日も和さんがペニバン履いてお姉ちゃんの部屋の窓に張り付いてたし』

憂『お姉ちゃんに心配かけたくなくってずっと黙ってたんだけど…』

律「和ってヤモリか何かなの?」

梓「軽くホラーですね」

唯「今の話、本当…?」

憂『うん、本当だよ。だから安心して』

唯「…グスッ、よかったー!」ポロポロ

憂『お姉ちゃん?!大丈夫?!』

唯「うわーんうわーん」ポロポロ

律「ほら唯、憂ちゃん困ってるぞ?ちょっと電話貸して」

唯「うん…」グスッ

律「もしもし憂ちゃん?」

憂『あ、律さんこんにちは』

律「実はかくかくしかじかで…、唯からいきなり憂ちゃんにレイプされるー、って相談されてさ」

憂『そうだったんですか…。もう、いくらなんでもそんなことするわけないですよ』

律「あはは、ごめんごめん…、だってさ唯」

唯「うえ~ん」ポロポロ

梓「よかったですね唯先輩」ナデナデ

憂『あのペニバンはお姉ちゃんに履いてもらうんですよ』

唯律梓「……はい?」

憂『ほら、私ずっと前からお姉ちゃんとひとつになりたいって言ってたじゃないですか』

梓「いや、ほらって言われても…」

憂『そんな時に屋根裏に潜んでたムギさんにペニバンの話を教えてもらって、これだ!って思ったんです』

憂『ムギさんは『姉妹仲良しが一番だから』って言ってお姉ちゃんに手を出さないと約束してくれましたし…』

憂『私たちがもっと仲良くなれるよう協力するとも言ってくれたんです』

律「ムギさん仕事しすぎだろ」

憂『それに私たちのために特製のペニバンまで用意してくれたんですよ。よかったねお姉ちゃん!』

唯「ちっともよくないです」

憂『でもお姉ちゃんって痛いの嫌いじゃないですか』

憂『だから代わりにお姉ちゃんに私を貫いてもらうことにしたんです!』フンス

憂『お姉ちゃんと同じベッドでお姉ちゃんのぬくもりを感じながらお姉ちゃんのお姉ちゃんをお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんおね以下略」

唯「…りっちゃん、ちょっと代わって」

律「…うん」

唯「……うい」

憂『どうしたのお姉ちゃん?』

唯「今までお世話になりました」ピッ

律「…」

梓「…」

唯「…」

律「…とりあえず私の家に行こうか?」

唯「…うん」


たいなかけ!

律「ただいま…」

唯梓「おじゃまします…」

聡「あ、姉ちゃんお帰り…、ってなんでみんな揃って暗い顔してんの?葬式?」

律「まあ、ある意味葬式かな…」

唯「私の知ってる憂は死んだ!何故だ!」

梓「シスコンだからさ…」

律「聡、私ら部屋で話してるから…」

聡「う、うん…」



りつのへや!

律「さて、唯の貞操が憂ちゃんによってマジでやばいわけで…」

梓「あのままハッピーエンドで終わってたらどんなによかったことか…」

唯「もう駄目だよ、憂は狂ってるんだよ。だって本当はクレイジーだよ」

唯「ていうかあずにゃんの推理全然違うじゃん!何が軽音部の頭脳だよ!」

梓「うう…、すみません…」

唯「なんであんなへっぽこな推理をしたの!」

梓「私も最初はこれは違うかも、って思ってたんです。でも推理してみたら結構辻褄があってて…」グスッ

梓「先輩たちもなんか納得してくれて…、そしたら自分が名探偵になったような気がして…」ヒック

梓「それで私かっこいいかも、ってなって…、舞い上がっちゃって…、気付いたら普段の憂はそっちのけで…」ポロポロ

唯「このばかにゃん!アホにゃん!ダメにゃんにゃん!」

梓「私も澪先輩みたいにクールビューティーって呼ばれたかったんですー」ウワーン

律「だから梓を泣かすなってば…」

聡「姉ちゃん、ちょっといい?」コンコン ガチャ

律「なんだ聡?今忙しいんだ、飴ちゃんやるからあっちいけ」シッシッ

聡「いらないよそんなの…。じゃなくてお客さんだよ」

律「お客?」

憂「どうも」ペコリ

唯「うわああああああああああああああ!!??」

梓「唯先輩!?」

唯「もうやだぁぁあああああああ!!!妹に犯されるぅぅうううううう!!!」

憂「お姉ちゃん落ち着いて!」

梓「憂はまずその右手のペニバンを早くどうにかして!!」

聡「姉ちゃん、ペニバンって何?」

憂「ペニバンっていうのはね…」

律「お願いだからお前らうちの弟に変なこと教えないで!」

梓「そ、そうですね!とりあえず外に…」

律「それもやめて!近所の人に田井中さんの娘さんには碌な友達がいないって思われちゃう!」

唯「ひどいよりっちゃん!」

憂「そうですよ!」

律「ならペニバン言うな!持ってくんな!あと聡は部屋から出てけ!」

聡「う、うん…」ガチャ


律「はあ…はあ…」

唯「りっちゃん落ち着いた?」

律「ああ、てか唯も落ち着いたんだな」

唯「えへへ、思いっきり叫んだらなんかすっきりしちゃった」

憂「お姉ちゃん…」

唯「う、憂!?一体何の用なの!?」

憂「お姉ちゃん!私の話を聞いて!」

唯「い、嫌だよ!憂の言うことなんか聞けないよ!」

梓「唯先輩ちょっとくらい聞いてあげても…」

唯「絶対聞くもんか!そうやって隙を作ってその硬く鋭いそれでズブリと貫くつもりなんでしょ!」

憂「これが悪いんだね…。だったらこんなもの…、えいっ!!」パリーン

唯「ペニバンを…投げ捨てた…?!」

律「割れたガラスは誰が片付けるんだろう。あとご近所さんへの説明も」

梓「道路の真ん中にペニバンってかなりシュールですね」

憂「ふぅ…。お姉ちゃん、これで話を聞いてくれる?」

唯「でも憂…、あのペニバン捨てちゃってもよかったの?」

憂「うん、だってあれはもう必要ないから…」

律「ていうかそれムギのじゃん」

憂「…今までずっとお姉ちゃんと一緒に暮らしてて、何をするのもお姉ちゃんと一緒で…」

憂「好きなことも嫌いなことも、考えてることも一緒で」

憂「私お姉ちゃんのことならなんでもわかってるつもりだったんだ。私とお姉ちゃんは全部一緒だったから」

憂「だから今回のことも勘違いしてたんだと思う」

憂「私はお姉ちゃんがこんなに好きなんだから、お姉ちゃんも同じくらい私を好きなはずだって…」

憂「でも本当は一方的に私の気持ちを押し付けてるだけで、お姉ちゃんのことなんか全然考えてなくて」

憂「お姉ちゃんはそんなこと望んでなかったんだよね」

唯「うん…」

憂「さっきの電話の後で気づいたんだ。大切なのはペニバンなんかでの繋がりなんかじゃない」

憂「今までのような姉妹で心で繋がりあえるような関係なんだって」

唯「うい…」

憂「本当にごめんねお姉ちゃん!許されることじゃないと思うけど謝らせて!」ペコリ

唯「…私は料理も勉強も全然ダメで…、何をするにも憂に助けられてばっかりで…」

唯「お姉ちゃんとしては最低なのに、それでも憂はいつも優しくしてくれて…」

唯「私やっぱり憂のお姉ちゃんでいたいよ!憂と一緒がいい!」ポロポロ

憂「お姉ちゃん…」ウルウル

唯「ういー!」ダキッ

憂「お姉ちゃーん!」ダキッ

梓「一件落着みたいですね」

律「まあ色々あったけど仲直り出来てよかったよ」



ひらさわけ!

唯「おお~、今晩はごちそうだね~」

憂「お姉ちゃんとの仲直りの記念だもん。たくさん作っちゃった」

唯「どれどれ…、うまい!」テーレッテレー

憂「お姉ちゃん、これも食べて」アーン

唯「モグモグ…う~ん、美味しいものがいっぱいで幸せだよー」

憂「よかったねお姉ちゃん!」

唯「えへへ~………」



唯「………はっ!」

唯「いつの間にか寝てた…」

唯「…なんで私縛られてるんだろう?」

憂「お姉ちゃん入るよー」コンコン

唯「あ、憂!なんで私縛られてるn……なんで憂におちんちんが生えてるの?」

憂「ムギさんにもらった薬を飲んだんだよ」

憂「だから言ってたでしょ?ペニバンなんか必要ないって」

唯「話が見えない」

憂「ムギさんに電話した時に教えてもらったんだ」

憂「お姉ちゃんの望みは心と体の繋がりだって」

憂「だからペニバンなんかよりこっちのほうが喜ぶはずだって」

唯「なんてこったい」

憂「…これでやっとひとつになれるね、お姉ちゃん…」

唯「や、ちょ、待っ………、アッー!」



みおのへや!

律「……てな感じで大変だったんだよ。私の部屋の窓も割れたまんまだしさー」

澪「それでうちに泊まりに来たのか…」

律「そうそう♪今夜はよろしくねん♪」

澪「はいはい。あ、何か飲み物でもでも持ってくるよ」

律「お、気がきくねー。きっと澪はいいお嫁さんになるぞー!」

澪「茶化すな」ポカッ

律「イテテ…さて、澪も行ったことだし、久しぶりに澪ちゃんのお部屋の探索でもして遊びますかね」ゴソゴソ

律「ん…?うわこれ私のパンツじゃん!合宿の時にでも混ざったのかなあ?」

律「あれ?まだ奥に何かある…」ゴソゴソ

律「…」

律「なんと」

紬「おしまい!」