ゆいのへや!

唯「あれ?消しゴムどこやったかなあ?」ゴソゴソ

唯「…見つかんないや。もう、人が珍しく勉強してやろうと思ったのに!」プンスカ

唯「まあいいや。憂のを借りよう」

唯「ういー、消しゴム借りてくよー」

憂「わかったよー。終わったらちゃんと返してねー」

唯「は~い」タタタッ


ういのへや!

唯「消しゴム消しゴム~、っと♪」ゴソゴソ

唯「お、あったあったー」

唯「そうだ、ついでに…」ゴソゴソ

唯「やっぱりあった。もう、憂ったらまた人のパンツ勝手に持ち出して…」プンプン

唯「全部返してもらおう」ゴソゴソ

唯「あれ?クローゼットの奥に何かある…」

唯「なんだろ…?」ゴソゴソ

唯「…」

唯「なんと」


マックスバーガー!

唯「というわけで、憂の部屋からペニパンが出てきました!」チューチュー

律「へー」モグモグ

唯「なのでりっちゃん助けてください!」チューチュー

律「憂ちゃん唯のパンツなんか持ってって何に使うんだろうなぁ」モグモグ

唯「むー、真面目に聞いてよ!私は本当に困ってるんだよ!」チューチュー

律「真面目に聞いた上でそこが一番気になったんだけど。あと真面目な話ならシェイク吸いながら言うなよ」

唯「いちご味だよ!」フンス

律「もしかして何かと見間違えたんじゃないの?私には憂ちゃんが…、その…」

唯「ペニパンのこと?」

律「大きい声で言うな!と、とにかく憂ちゃんがそんなの持ってるなんて信じらんないよ」

唯「見間違いじゃないよ!だってこの前もムギちゃんの家で同じの見たもん!」ムスッ

律「ムギさん何してはるんすか」

唯「この前ムギちゃんが風邪ひいて、家までプリントを届けに行った時の話なんだけどね」

律「そういやそんなこともあったな」

唯「応接間に案内されて待ってたら、全裸にペニパン姿のムギちゃんが扉を開けて入ってきたの」

唯「『私、友達をレイプするのが夢だったの~』って言ってさ」

律「される側にとっては悪い夢以外の何物でもないな」

唯「さすがに私も怖くなったから急いで逃げて帰ったよ」

律「うんうん、唯は賢い子だな」ナデナデ

唯「えへへ~」

律「まあムギの奇行はいつものことだから置いといて…、憂ちゃんはなんでそんなもの持ってたんだろうな?」

唯「だからそんなものじゃなくてペニパンだってば」

律「だから大声でそんなこと言うなって言ってるだろ!少しは恥じらえよ女子高生!」

唯「きっと憂はペニパンを使って私をレイプするつもりなんだよ!」

律「もういいや」

唯「人のパンツを勝手に取っていくし、部屋の壁には私の写真がびっしり貼ってあるし」

唯「最近は何かと理由をつけてさわさわペロペロしてくるし、この前なんか晩ご飯に媚薬が入ってたんだよ!」

律「それは酷いな…、てか唯はそんなの盛られて大丈夫なの?」

唯「全然平気だったよ!おまたがすごいムズムズしたけど」フンス

律「だめじゃん」

唯「とにかく憂は私のことを狙ってるんだよ!これでりっちゃんも私のピンチっぷりがわかったでしょ?」

律「わかったようなわからんような…」

唯「というわけで、今晩りっちゃんの家に泊めてください」ペコリ

律「話を聞け。まあ別にいいけどさ」

唯「やったー!それでこそりっちゃんだよ!」バンザーイ

律「でもさ、今日はうちに泊まってくとして…、明日からはどうするんだ?」

唯「へ?」

律「唯は憂ちゃんと会いたくないから私の家に泊まるんだろ?」

唯「うん。出来ればしばらくは憂と離れていたいよ」

律「学校はどうするんだよ」

唯「あ」

律「連絡なしで家に帰らなかったら憂ちゃんも心配してきっとクラスまで会いに来るぞ」

唯「それは…ずっとりっちゃんの家に引きこもってれば…」

律「うちの親や弟になんて説明すればいいんだよ…」

唯「あぅ…」

律「それにずっと唯を家に泊め続けるってわけにもいかないし」

律「他の誰かの家に泊まったとしても、そのうち憂ちゃんの耳に入ってくると思う」

律「やっぱり憂ちゃんから逃げるんじゃなくて話し合って解決しないと…」

唯「どうしようりっちゃん。私こんなこと初めてだから全然思いつかないよ…」

律「私もこんなアホみたいな相談初めてだよ…」

唯律「うーん……」

唯「…なにも思いつかないね」

律「やっぱり誰か呼んで一緒に考えてもらった方がいいな」

唯「だね」

律「澪…はあんまり役に立たなさそうだしなぁ」

唯「ムギちゃん…も今回はやめたほうがいいよね」

律「だな、どっちかって言うと憂ちゃんに味方しそうだ」

唯「おちんちんが生える薬とか持ってきて余計ややこしくなりそうだしね」

律「さすがにそれはないだろ。うーん…あっ!和なんてどうだ?」

唯「和ちゃん?やめとこうよ」

律「どうして?」

唯「前に和ちゃんの家に泊まりに行った時の話なんだけどね」

唯「私がお風呂に入ってたら全裸にペニバン姿の和ちゃんが乱入してきたの」

律「またペニバンか。で、どうなったの?」

唯「ギリギリ窓から逃げられたよ。裸のまま泣きながら家に帰った。悲しい思い出だよ」

律「憂ちゃんにムギに和か…。唯はモテモテだな」ワハハ

唯「りっちゃんも澪ちゃんにレイプされてしまえばいいのに」

律「あと頼りになりそうなのは…、梓くらいか?」

梓「呼びました?」

律「うわぁ!?びっくりした!?」

唯「あ~、あずにゃんだ~!」ダキッ

梓「に゙ゃっ!?こ、こんなところでやめてください!!」ジタバタ

律「おっす梓。今日はどうしたんだ?」

梓「どうしたんだって…、お昼を買いに来ただけですよ。それよりお2人は何を話してたんですか?」

律「ちょうどよかった。実は…」

説明中!

梓「なるほど、つまり憂がやばいわけですね」

唯「あずにゃん助けてー」

律「梓はそんなに驚かないんだな」

梓「まぁ、クラスでいつも憂を見てますし…」

唯「あずにゃんは憂と同じクラスだもんねー」

律「なあ梓、憂ちゃんって普段はどんな感じなの?」

梓「それって学校で、ってことですか?」

律「そうそう。もしかしたら何か参考になるかなー、って思ってさ」

唯「そういえば私も学校での憂の様子はわからないかも」

梓「そういうことでしたら話しますけど…。唯先輩、怒らないでくださいね?」

唯「?どういうこと?」

梓「えーっとですね…、学校での憂は基本的に唯先輩のことばっかり考えてます」

梓「携帯で唯先輩の写メを見てニヤニヤしたり、『お姉ちゃんお姉ちゃん』て呟いてニヤニヤしたり…」

唯「そこはいつもと変わらないね。普通だよ」

律「普通って一体何なんだろうな」

梓「あとは唯先輩のアルバムとかビデオとかを持ってきてクラスの友達に見せて回ったりとか…」

律「うわぁ…」

梓「とりあえず唯先輩のことばかり話してますね。昨日何味のアイス食べたとか、ごはんを何杯お代わりしたかとか…」

律「うーん、憂ちゃんのシスコンっぷりは伝わったけど、あまり解決策には結び付きそうにはないな…」

梓「あ、あと…」

唯「あと?」

梓「その…、唯先輩が今日何色のパンツ履いてるかとか、昨日1人で何回してたかとか…///」

唯「」

梓「それをクラスメイト全員に…///」

唯「」

梓「…唯先輩、1人でするなとは言わないですけど、その…、程々にした方が…///」

唯「こ、このエロにゃん!///」

梓「わ、私は聞きたくなかったんですよ!でも憂が耳元でタコが出来るくらいずっと言ってくるから…」

唯「タコにゃん!クズにゃん!ゴキにゃんにゃん!」

梓「あ、あんまりです!うえ~ん」ポロポロ

律「あんまりいじめてやるなよ…」

梓「……グスン。ところで今日は澪先輩とムギ先輩はいないんですか?」

唯「澪ちゃんは置いてきた。はっきり言ってこの戦いにはついてこれそうもない」

律「何の戦いだよ。ムギは前科持ちだから呼ばなかったよ。ついでに和もな」

梓「前科って…、2人は何をやらかしたんですか?」

唯「えっとね…」

説明中!

梓「強烈ですね」

唯「でしょー?たった2回だけど、おかげで私のハートはズタボロだよ」プンスカ

律「あれ?唯が襲われたのって2回だけなの?」

唯「うん、そうだよ。言わなかったっけ?」

律「なんというか…、2人ともやけにあっさりしてるなって思って…」

梓「それっておかしいですよね。2人とも1回ずつだけ襲って、あとはそれっきりなんですよ?」

律「和なんて近所に住んでるんだし、何度でも仕掛けてきそうなんだけど…」

唯「ムギちゃんも金に物を言わせてあの手この手で攻めてきそうだよね」

律「ひょっとして唯が気付いてないだけで、もう何度も夜這いを仕掛けてるとか…」

唯「さすがにそんなことされたら私だって気付くよー」

律「ですよねー」

梓「そうですよ。それにそんなことしてたら流石に憂も気付きますよ…(憂も…、憂…)」

唯「もしかして諦めたのかな?」

律「だったらなんで…」

梓「あっ!?」

唯「どうしたのあずにゃん?いきなり大きな声出して?」

梓「唯先輩、2人に襲われたことって憂に話しました!?」

唯「うーん…、そういえばご飯食べてる時に話したかも…」

律「飯時に何話してるんだよ」

梓「やっぱり…。唯先輩、もしかしたらそのペニバン憂のじゃないのかもしれませんよ」

唯「?どういうこと?わざわざ誰かから借りてきたってこと?」

梓「違いますよ。とりあえず私の話を聞いてください」

唯「う、うん…」

梓「話を聞くところよると、ムギ先輩も和先輩もかなりの変態です」

律「今友達やめようか真剣に考えてるところだよ」

梓「おそらく最初の1回以外にも何度もレイp…コホン、襲撃を試みてると思います」

唯「ふぇ!?で、でも私そんなことされた覚えはないよ!?」

梓「そりゃそうです。何故ならそれらは全て失敗してるんですから」

律「それってどういう……あっ!」

梓「律先輩も気づいたようですね」

唯「ねえ、どういうことなの?早く教えてよ?」

梓「通学路で、学校で、唯先輩の家で…。おそらく2人はいろんな場所で襲撃しようとしてきたのでしょう」

梓「しかしそれらが成功することはありませんでした。唯先輩のすぐ傍にいる、ある人物に邪魔されて…」

唯「…それってもしかして」

律「憂ちゃんだよ」

唯「あ…」

梓「憂は2人から唯先輩のことを守ってたんですよ。唯先輩を心配させないよう、気付かれないようにこっそりと」

梓「たぶんその時に2人からペニバンを没収したんでしょう。もう悪さをしないように」

律「そしてそれを見た唯は憂ちゃんの物だと勘違いしててしまった、と…」

唯「そうだったんだ…。ごめんね憂、私誤解してたよ…」グスッ

唯「ひどいお姉ちゃんだよね…、ほんとにごめんね…、うい…」ポロポロ

梓「大丈夫ですよ唯先輩。憂ならきっと許してくれます」

唯「そうだよね…。あずにゃんもさっきはごめんね」グスッ

律「それにしても名推理だったな。さすがは次期部長!」

唯「まさに軽音部の頭脳!」パチパチパチ

梓「えっへん。とはいっても全部憶測ですから、真相は憂に聞かないとわからないんですけどね」

唯「きっとそれが正解だよー。ていうか正解じゃないと私が困る」

律「ところで名探偵」

梓「はい?」

律「水を差すようで悪いんだけど、どれじゃあ憂ちゃんの普段の変態っぷりはどう説明するのかなー、って…」

梓「あ…」

律「…」

唯「…」

梓「…」


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