信長「いやいやいや」

律「いや、ホントなんだって!私、社会の勉強だけはソコソコ得意だったんだから」

信長「確かに今までいくつも未来を予言してたが」

律「そりゃー私は未来人だからな。本能寺で死ぬってば」

信長「ええー……」

律「確か今日で徳川家康ってのが来て3日だろ?」

信長「そうじゃな」

律「んじゃさ、そろそろ秀吉の猿から援軍の以来が来るから」

信長「そんなタイミングよく来るわけ…」

使者「殿!秀吉様より援軍の依頼を――」

律「な?」

信長「まじかぁー…」

信長「でも偶然ってことも…」

律「ウジウジウジウジうるさいなぁ!第六天魔王なんだろ!?」

信長「何それ…おっかない……」

律「私たちの時代では織田信長といえば第六点魔王って呼ばれてた事になってるんだよ」

信長「ちょ、ちょちょ、それ捏造」

律「はぁ?」

信長「とにかく、中国遠征に行きたいから本能寺いかなきゃ。とりあえず猿の援軍には――」

律「援軍には明智さん」

信長「こわっ…また当たった……」

律「ちなみにその明智さんにアンタ殺されるよ?」

信長「またまた」

律「29日くらいに本能寺で謀反」

信長「うそ…」


信長「光秀ー」

明智「はっ」

信長「まだ一杯のみしてるの?」

明智「はい。家康様がしつこく」

信長「ちょっと猿の援軍お願いできる?」

明智「分かりました」

信長「こっちは中国遠征の準備とかで忙しいから任せたぞ。兵士は適当に使っていいから」

明智「殿のお付きの者は何人ほどで?」

信長「100人くらいかな?」

明智「……では、失礼します」

信長「うむ」


律「……」

信長「りっちゃん、やっぱり光秀が裏切るなんて信じられん。信じたくない」

律「バカ!あいつ100人って聞いておもいっきりガッツポーズしてただろ!!」

信長「でもー…」


信長「……」

律「……」

信長「……」


光秀「敵は本能寺にあり!!」

兵「おおー!!」

光秀「いけー!!」


信長「うわぁ…」

律「な?本能寺に行かなくて良かっただろ?」

信長「でも大丈夫かな…」

律「大丈夫だよ。何の為の影武者だ」

信長「澪ちゃん…」


澪「この第六天魔王、織田信長!一兵たりとも生かしては返さんぞ!!」


澪「この第六天魔王、織田信長!一兵たりとも生かしては返さんぞ!!」

律「澪ー、もういいぞー」

澪「この第六天魔王、織田信長!一兵たりとも生かしては返さんぞ!!」

律「澪ー」

澪「この第六天魔王、織田信長!一兵たりとも生かしては返さんぞ!!」

律「ダメだ。壊れたテープみたいに同じことばっかり言って気を失ってる」

信長「とりあえず二人とも無事でよかったよ」

律「そうだな。お付きのおかげで澪も無傷みたいだし」

信長「弥助、よくやってくれたな」

梓「誰が弥助ですか。誰が。別にアナタのためにしたわけじゃありませんから」

律「まぁまぁ」

梓「私はただ…澪先輩を守る為に……」

信長「おおっ!これが噂のデンデレじゃな!!」

信長「それにしても光秀の奴しつこいのう」

律「そりゃーやっきになってアンタの首探してんだろ?」

信長「光秀にそんな趣味が…」

律「要するにアンタを殺したって証拠がほしいんだよ」

信長「せっかく目をかけてやったのに……」

律「とりあえず秀吉の猿さんに連絡して追っ払ってもらおう」

梓「ひげの死体が出てこなかったら怪しまれますからね」

信長「ひげ…」


使者「秀吉様!一大事にございます!!」

秀吉「なんじゃ、騒々しい」

使者「明智光秀様御謀反!信長様は本能寺に火を放ち…あえなく……っ」

秀吉「うはwwおkwwww大返しいくでーwww唯ちゃんもおいでやーwww」

唯「えいえいおー!」


信長「あっ、猿」

秀吉「大返しwww大返しwww天下はワシのもんじゃwwww」

唯「秀ちゃん、信ちゃん死んで嬉しそうだねぇー」

秀吉「そらそうよwww」


信長「えぇー……」

律「うわぁー…人徳無いなぁ」

梓「いっそのこと今からでも本能寺で死んだほうがいいんじゃないですか?」


秀吉「やったーwwwワシが天下人じゃwwww」

光秀「ぐったり。やられた」

秀吉「とりあえず首とって川の近くに晒しとこうwwww」

唯「えぇーっ!そんなの可愛そうだよー」

秀吉「あかんあかんwwwこいつ悪いやっちゃねんwww」

唯「でもでも、やっぱり可愛そうだよ!」

秀吉「唯ちゃん、昔ワシが作った句しっとるか?www」

唯「くぅ?」

秀吉「鳴かぬなら、殺してしまえ、ホトトギス」

唯「あれ?それって信ちゃんの」

秀吉「言うこと聞かんかったら可愛いホトトギスも殺してまうで」

唯「??」

――ヒュンッ

秀吉「あっ…」ドサッ

憂「お姉ちゃんの言うこと……聞かぬから、殺してしまえ、ホトトギス」


唯「光秀さん大丈夫?」

憂「お姉ちゃんが優しい人で良かったですね♪」

光秀「くっ……まだまだ…、敵の大将羽柴秀吉はこの明智光秀が討ち取った!!」

唯「ええー!?」

秀吉「この女もろとも始末してしまえ!!」

唯「!! 憂、危ないよ、武器を持ってる人たちがまだ沢山」

憂「聞かぬなら、殺してしまえ、ゴキブリ共め」

光秀「あっ」ストンッ


信長「な、何あれ…」

律「おーい、唯~!憂ちゃーん」

唯「あっ!りっちゃん!」ダッ…グニッ

光秀「……」

信長「うわああぁぁ…光秀の死体を踏んで……」

梓「憂も早く」

憂「うん♪」バキッ、メキメキッ

秀吉「……」

信長「わ、わわっ…なんで、そんな……そこまで…」

唯「あれ?信ちゃん死んだんじゃなかったんだ!良かったね!」

信長「唯ちゃんの笑顔だけがワシの心の支えじゃ…」

憂「先輩、のこぎり無いですかー?なかなか首が取れなくって」ネジネジ

信長「もういい、憂ちゃん、首はもういいから!」


律「二人ともお疲れさま」

唯「えへへっ、私は逃げてるだけで殆ど憂がやっつけてくれたんだけどね」

憂「そんな事無いよ、お姉ちゃんがいたから私頑張れたんだよ♪」

信長「血まみれでにこにこされても余計怖い……」

唯「そういえばホトトギスの句なんだけどね、秀ちゃんが殺してしまえって言ってたよ」

律「あれ?秀吉は確か鳴かせて見せよう…じゃなかったっけ?」

梓「じゃあひげはどんな句を?」

信長「鳴かぬなら、ワシが変わりに、ホーホケキョ」

唯「あー♪信ちゃんらしくて可愛いねぇ♪」

信長「ワシは虫も殺すことができぬのじゃ」

唯「うんうん♪平和が一番だよ!私はその考え好きだな♪」

信長「唯ちゃん……」ポッ

憂「この…が生きて……歴史が変わっ……殺し…本能……」ギリッ


信長「じゃがワシは唯ちゃんと憂ちゃんがこう……ぐぐっ、っと引っ付いてるのを見るのが好きなのじゃ」

唯「憂と私が?こうかな?」ギュギュッ

憂「お、おねえちゃ…んっ」

信長「おお、そうじゃそうじゃ、ええのう、ええのう」

唯「うぃ~♪」

憂「おねえちゃん…♪恥ずかしいよぉ……」

唯「ダメダメ、お殿様の命令なんだから♪もっと引っ付かなきゃ♪」

憂「そ、そうだよね、お殿様の命令なら……」

律「じゃあ取り合えず上洛しようか」

唯「はーい♪」

憂「私も、信長様についていきます」

信長「うむうむ、一件落着じゃ」

梓「命拾いしましたね」

信長「ん?どうしたの、あずにゃん」

梓「その呼び方はやめてください。気持ち悪い」

信長「弥助」

梓「そんな名前じゃありません」

信長「あずにゃん」

梓「切腹してください」

信長「……梓!」

梓「なれなれしく呼ばないでください。死んでください」

信長「梓殿」

梓「堅苦しいのは嫌いです。大切な骨を骨折してください」

律「そういえばさぁ、本能寺の変っていろいろ噂があったよなー」

澪「ああ、黒幕がどうこうって話か?」

唯「なになに?黒幕ってなに?」

憂「えっと、明智光秀を裏で操ってた人がいるとかって話ですよね?」

梓「そういえばそんな話もありましたね」


信長「ただいまー」

律「あれ?どこ行ってたんだ?」

信長「朝廷とかに挨拶してきたんだよ。一応ね」

律「ふーん」

信長「顔を見るなり血相を変えて、何でお主が生きておるのだ!?って叫んで慌ててたよw」

梓「……」

信長「サプライズ成功だね」

梓「なんとなく黒幕が何なのか分かった気がしました」


律「はぁー…疲れた」

澪「だな」

信長「だよねー」

唯「たっくさん歩いたもんねぇー」

信長「ねー」

憂「お姉ちゃん、足のマッサージする?」

唯「うん♪おねがいするよ!」

憂「じゃあ……えいっ」モミモミ

唯「んんっ、あっ…そこ気持ちいいー…」

憂「ここ?ここ…?」ハァハァ

梓「それにしても…こうやって休憩してると考えちゃいますよね」

唯「うんうん。暖かい紅茶と美味しいケーキ……」

一同「むぎ(ちゃん・先輩)今頃何処でなにしてるのかな……」


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