こんにちは、平沢唯です。お元気ですか?

思い出の一杯詰まった高校生活も、もうおしまいだね。

私たち軽音部の4人は、みんな同じ大学で楽しくやってるよ!

…でも今日は、高校時代にあった2つの黒歴史のお話をするね。


まず1つ目。

それは高校に入学して間もない、希望と期待に満ち溢れた春の日。

その日は、お父さんもお母さんもお仕事で出張。

憂も純ちゃんの家に遊びに行ってしまい、家には私ひとりきりだったんだよ。

「退屈だなぁ。」

確かに、ギー太の練習という選択肢もあったよ。

だけど、それよりも、家にひとりきりというこの状況を最大限に活かした事をしようと思い立ったんだ。

「そうだ、オナニーをしよう!」

って。

そうと決まれば善は急げ。

居間のテレビで、ムギちゃんから借りたAVを再生!

洗濯機の中から憂のパンティを取り出し、全裸になって頭からそれを被ります。

そして、私の秘密の花園に……あ、ここは内緒だよ!

まぁ最高にゴージャスなオナニーだったとだけ言っておくね。

誰もいない家で、しかも真昼間にやるその行為はとても刺激的でした!

私はだんだん興奮してきて、

「うっひょおおおお、最高ッ! イェスイェース! アイムグレェートッ!」

って叫びながら、エアギー太を弾くように、部屋中を飛び回ってオナニーをしたんだ。

テーブルに飛び乗り、鏡に自分の姿を映して、

ジョジョを髣髴とさせる奇妙なポーズでアソコを擦りました!

それはそれは、もう凄まじい快感で、汗とヨダレが流れるのも気にならなかった。

「よーしいくよっ! ホウホウホウホウホウホウホウッ貴方と私のユーアンドアイッ!」

頭がフットーしそうだよっ憂のベッドにダイブしようっ、と思い立ち、後ろを振り返ったんだ!

…そこには、両親と憂が立ち尽くしてたんだ。

怒りとも悲しみともつかない不思議な表情を浮かべながら…。

「なんなの! みんなっ!!」

私は叫んだよ。今思えば、「なんなんだ」と叫びたかったのは憂たちだったに違いないけれど。

あの瞬間、私は世界一不幸な女だった。異論は認めないよ。

その後の数週間。いや、数ヶ月も辛かった。

いつも優しくしてくれる憂が今も、ふとした瞬間に向けてくる、蔑みの視線…。

でも、そんな私も今、こうして生きています。

人間というのは、貴方が考えているよりは、遥かに強い生き物だから。

人間は、どんなことでも乗り越えていけるのだから。


2つ目。

それは木枯らしの吹き荒れる、高3の冬の日。

高1の春、ジェットストリームオナニーを家族に見られた心の痛みは、喉元をとうに過ぎ去ってた。

3年間で鍛錬を極めた私は、家に誰もいない時にはまずお風呂場に直行するよ!

…何をするかって?

まんぐり返って天に向かって唾を吐き、自分のお尻の穴に入れるんだよ!

でも、その日は寒いのもあって、何度挑戦しても入らなかった。

太腿や顔にかかってしまうだけで、ミッションの難易度は熾烈を極めたんだよ…。

もう20分も挑戦してるかな…。

そんな思いが頭をよぎりながらも、再度唾を吐いた瞬間っ!

…気付けば私は、ガッツポーズを作ってたよ。それは、完璧な軌道だった。

「きれい…。」

あたかも夢の架け橋のような放物線を描いた私の唾は、

最高到達点を越え、ゆっくりと降下してきたんだ。

…その時。

完全に油断してた。

勝利を確信した私は、あろうことにそれまで上手く調節してパックリと開いていたお尻の穴を、瞬間的に閉じてしまったのです!

「…っ!」

唾は、…私の閉じたお尻の穴に、ぴちゃっと小さな音を立てて落ちた…。

慢心だね。

慢心が、自らを最後まで律することを許さなかったんだよ。

私は、30分ぶりにまんぐり返しを時、唾にまみれた全身をゆっくり横たえ、…目を閉じた。

そこにあったのは、果てしない絶望。そして、底の見えない虚無感…。

自分のお尻の穴をコントロールすることなんて、子供にすら出来る…。

…気付けば、頬を一筋の涙がつたってた。

うら若き乙女の涙は、ダイヤモンドよりも貴重。

そのダイヤにも勝る雫が私の唇を濡らした瞬間、また私にガッツが溢れてきたんだ。

私はもう一度己を奮起させ、再びまんぐり返しの体制に。

戒めに、さっきお尻の穴に着弾した唾を手ですくって、口に戻したよ。

鼻をつくような芳しい香りが全身を痺れさせたけど、…私はその唾をゆっくりと喉の奥へと運んだんだ…。

水分を渇望していた体に、みるみる力が漲ってくる!

そして再び、私は唾を天に向かって吐き始めたんだ。

それから10分後。

それは、さっきの唾を再現したかのような軌道を描いたよっ…!

目もそらさずに息を殺して、唾の行方を追う!

…そして、唾は音も立てずにお尻の穴に吸い込まれていったんだ…。

体表の皮膚以外に落ちたからかな、私は何も感じ取ることができない。

でも、その後お尻の穴を閉じた瞬間!

むぎゅ…って音が鳴って、お尻の穴から泡立った液体が染み出てきたんだ!

…成功だよ。自己を律することに成功したんだよ!

その瞬間、心地良い疲労と最高の満足感から、私はまんぐり返しのまま気を失っちゃったんだ。

…夢を見てた。

高校に入学したばかりの頃の夢。

新しい友達できるかな? 部活はどうしようかな?

無限の可能性があった。未来を選択できる幸せに、私は浸ってた。

そんな暖かい春の日。

学校から帰っても、幸せな気分は抜けきらなかったよ。

そして、家にはひとりきりで…

その瞬間、ガチャっとお風呂のドアが開いたんだ。

その音に目を覚ました私は、全身唾まみれ、まんぐり返しの体制で、ドアの方向に目をやると…。

予感はしてた。当然既視感もあったよ。

…憂がいた。

焦った私は、まんぐり返しを解こうとしたけど、長い間その体制でいたからか、体が硬直して、頭の後ろに回していた足が取れなかった…。

取れないっ……取れないっ……

無言のまま、憂と10秒間くらい見つめ合ったかな。

私はただただ、虚空を睨め続けることしか出来なかった。

「お姉ちゃん、服着てね…。」

そんな言葉を残して、憂は去っていっちゃった。

あわよくば一緒に…と思った私に、絶望が襲ったよ。

…でも、人間は、良い事も悪い事も、色んなことを繰り返して成長すればいいんだよ。

その結果、最後の最後、最終的に、素晴らしい人間になれればいい。

過去がどうであれ、今が素晴らしい人間であるならば、恥じることなんてない。

長い人生、一度や二度のつまずきなんて付き物なんだよ。

だから、些細な事にへこたれないで、どんどん成長していかなくちゃいけないんだよ。


私の話はこれでおしまい。

この手紙を読んで、気が楽になったら嬉しいよ。

憂はもう私の件で慣れてるだろうし、純ちゃんも良い子だから大丈夫。

まさか音楽室で、とは思わなかっただろうけどね…。

でも、元気出して。

私は、あずにゃんのこと、応援してるよ。

                               いとしのあずにゃんへ


おしまい。