律「あ・・・・ず・・・・・・・」

唯「あ、あずにゃん・・・」

梓「なんですか?」

唯「え、いや・・・なにって・・・」

梓「あ、遅れたことですか?すいません。謝罪します」

唯「え・・・」

梓「実は、ちょっと怪我をしたものですから・・・」

唯「・・・・・・怪我・・・?」

梓「ええ」

唯「へ、へえ~・・・大丈夫なの・・・?」

梓「はい。お陰様で、もうだいぶ良くなりました」ニコッ

唯「・・・・・」

唯「そ、そっか・・・・・」

梓「はい♪」

梓「あ・・・早速練習しますか?」

唯「え・・・いや~・・・ほら、澪ちゃんとか保健室行った方が良いから・・・」チラッ

澪「・・・・・・・よぉ・・・・」ズリズリ

紬「・・・・・・・・」ガリガリガリガリ

唯「わ、私二人を保健室に連れて行ってくるね!りっちゃんも一緒に行こ!?」

律「・・・・・・・・」パクパク

唯「・・・・・・・・?」

梓「・・・ああ、そのヒト達でしたら大丈夫ですよ。もうすぐすみますから」

唯「あずにゃん・・・?」

梓「さ、練習しましょう。ドアは閉めておきますね?音漏れすると困りますから」

バタンッ



唯「・・・・・・」

梓「唯先輩?どうかしましたか?」

唯「あ、あずにゃん、変だよっ!さっきから!」

梓「そうですか・・・?」

唯「そうだよっ!絶対変っ!」

梓「・・・・・」

唯「いつものあずにゃんなら、みんなが苦しんでたら絶対助けてくれるもん!」

梓「・・・・・」

唯「・・・・・!」ダッ

ガチャガチャ!ガチャガチャ!!

唯「あ、開けてよ!開けてよ!!あずにゃん!」

梓「・・・・・ふふ」

唯「・・・・・・・」

梓「・・・唯先輩はやっぱり面白いヒトですね~・・・」

唯「・・・どういう意味?」

梓「どういう意味も何も、そのままの意味ですよ。・・・あ、や、やっぱり笑っちゃうっ」ヒャハハ

唯「・・・・・・・・早く開けてよ・・・」

梓「それは無理ですね」ニコッ

唯「な、なんでよぉ・・・このままじゃみんな死んじゃう!」ポロポロ

梓「泣いても無駄ですよ。・・・私が泣いても無視されたんだから、文句は言わせません」

唯「・・・?」ポロポロ

梓「聞こえていたハズですよ?私の叫び声が・・・」

唯「・・・・・・・!?」

唯「・・・あ、あの夢?」

梓「・・・・・」

唯「あ、あ、あの夢はっ・・・あれは、夢・・・そう、あれは夢だよ!?今は現実!関係ないじゃん!?」

梓「そう、あれは夢ですよ。私が見せた、メッセージです」

唯「そんなこと言われても・・・」

梓「先輩方には全員同じメッセージを送りました。」

唯「・・・?」

梓「あの夢をまだハッキリと覚えているんですよね?」

唯「・・・・・」コクン

梓「・・・あの夢は、私と夢を見ている本人が2人っきりでこの部屋にいる、という場面から始まります」

唯「・・・・・」

梓「そして私はゴキブリで、夢を見ているヒトにも何故かそれがわかっている」

唯「・・・・・・・」

梓「それで先輩方一人一人がどう行動するのか見ました」

唯「・・・なんでそんなことしたの・・・?」

梓「友情を確かめるためですよっ」ニコッ

唯「ゆ、友情・・・?」

梓「面白かったですよ、色々と。・・・まあ正直悲しい部分もありましたが・・・。自分達から来て欲しい、と願ったくせに・・・ってね」

唯「・・・・・」

梓「みんなあの同じシチュエーションで始まったはずなのに、私を理解してくれたのは唯先輩だけでした。他のヒト達ときたら・・・いや、これは今は言わないでおきましょう。」

梓「唯先輩も、私が虫だということを理解はしてくれましたが守ってはくれなかった」

唯「・・・・・・・・」

梓「だからその時点でヤッちゃってもよかったんですが・・・。最後のチャンスをあげようと思って・・・」

唯「それが・・・」

梓「そう、今日ですよ」

梓「後輩のよしみですよ。先輩方といて楽しいときもありましたから・・・」

唯「・・・・・・・」

梓「・・・唯先輩は遅刻したからいませんでしたが、後のことは知ってるんでしょう?そこのお喋りなヒトから聞いたはずです」

唯「・・・」チラッ

律「・・・・・・・・・・・・」パクパク

唯「・・・りっちゃんに何かしたの・・・!?」

梓「今更ですか。・・・因果応報ですよ」

唯「・・なにそれ・・・・」

梓「やられたことはやり返す。それだけです」

梓「さっきの話に戻しましょう。今日あったこと、知ってるんですよね?」

唯「・・・・・・・」

梓「散々な目にあいましたよ・・・。まあおかげで決心つきましたが」ニコッ

梓「澪先輩には、踏まれて痛かったので足を使えなくしてあげました。
ムギ先輩はスプレーが痛かったので腕を使えなくしてあげました。当然の処置ですよね」

唯「・・・・・・・」ガクガク

梓「・・・」

梓「・・・そんなに怖がらなくても大丈夫ですよ?唯先輩には何もしませんから」

唯「ふ、二人を元に戻してよっ!」ポロポロ

梓「それはできません。二人にはこのまま死んでもらいますから」

唯「いやぁ・・・」ポロポロ

梓「唯先輩と律先輩の命はとりません。というかとれません。やられたことをやり返すだけなので」

唯「でも、りっちゃんにも何かしたんでしょ・・・?」ポロポロ

梓「律先輩は私が殺されたことをさも楽しそうにベラベラと喋っていて不愉快でした。
・・・なのでちょっと脳をいじって、言葉を話せなくしてあげました。いい気味です!」

律「・・・・・・・っ・・・・・」パクパク

唯「やだよぉ・・・・・・りっちゃあん・・・!?」ポロポロ

律「ん・・・・・・っ・・・・・・」パクパク

唯「いやあああああ!!!!!」

梓「だから・・・、唯先輩には何もしませんってば」ニコッ

唯「・・・いやだあっ!」ダッ

ガチャ!ガチャ!!

唯「だ、誰かあ!!誰か!助けて下さいっ!!」
ドン!ドンドン!!


梓「そんなことしても無駄ですよ。・・・それともまた私を無視する気ですか?また見て見ぬフリですか?」

唯「いやぁ!・・・これは、そ、そうだ!これも夢だ!夢なんだ!!そうでしょ!?」

梓「違いますね!」ニコッ

唯「・・・いやだ!聞こえない!聞こえない!!」

梓「もう無視させませんよ。唯先輩はここで私とずうっと一緒にいるんです。私を見ながら私と一緒に音楽やるんです!」

唯「やだ!私には何もしないって言ったじゃない!!」ポロポロ

梓「その通り、なにもしませんよ。危害は加えません。
ただし、あの時私を助けられたかもしれないのに何もせず傍観していた唯先輩を許すことは出来ません!!」

唯「・・・・・・・・?」ポロポロ

梓「もう無視はさせないってことです♪ずっと私を見ててもらいます!」ニコッ

唯「・・・・・いやだ・・・」ポロポロ

梓「ダメですよ。早くして下さい!早速ギター弾きましょう!」

唯「私いやだよ、あずにゃん!!」ポロポロ

梓「ほら、ギー太もそこにあるじゃないですか!」ニコッ

唯「いやだああああ!!!」

梓「さ、練習練習♪」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・ちゃ・・・・・・・・ん・・
おね・・・ち・・・・ゃん・・・
・・・・・・・お姉ちゃん!!

唯「!?」ガバッ

憂「お姉ちゃん・・・大丈夫?」オロオロ

唯「・・・はぁ・・はぁ・・はぁ・・」ドキドキ

憂「朝だから起こしに来たら、すっごいうなされてたよ・・・?」

唯「・・・・・憂」ポロポロ

憂「お、お姉ちゃん!!どうしたの!!?」

唯「う~い~・・・怖かったよぉ・・・」ポロポロ

憂「お姉ちゃん・・・(よ、よっぽど怖い夢だったんだ・・・)」

憂「もう大丈夫だよ?ここは現実で、お姉ちゃんがいるのは私達のお家だよ?」ヨシヨシ

唯「・・・・・よかっだぁ・・・・・よかっだぁよぉ・・・・・」ポロポロ

憂「大丈夫だよ!ね?」スリスリ

唯「・・・・・うん」ポロポロ

憂「・・・(か、かわいい////)」

憂「お、お姉ちゃん!・・・私ご飯の準備しなきゃ行けないから・・・」

唯「・・・うん、もう大丈夫・・・」グスン

憂「そう・・・?じ、じゃあ私、下で準備して待ってるからね!」パタパタ

バタン

唯「・・・怖かったぁ・・・・・」



平沢家食卓

憂「・・・そういえばお姉ちゃん、どんな夢見てたの?」

唯「え・・う、う~ん・・・わかんないや~・・・はは・・」

憂「そう・・・。あ、ごめん!変なこと聞いて・・・」

唯「ううん、別に良いよ!」ニコッ・・・

憂「なんで私こんなこと聞いたんだろ・・・」

唯「・・・・・」

ピンポーン

憂「・・・あ、梓ちゃんだね」

唯「へ?」

憂「・・・どうしたの?お姉ちゃん?」

唯「い、いや・・あずにゃんって・・・・」

憂「・・・お姉ちゃん、なに言ってるの?」

唯「・・・憂・・・?」ガクガク

憂「ほら、早く支度して外に出ないと!梓ちゃん待たしたら悪いよ!!今日も朝練でしょ?」

唯「・・・」

ガチャ



唯「・・・・・」

梓「あ、おはようございます!唯先輩!」

唯「お、おはよ~・・・」

梓「どうしたんですか?元気ないですよ~?」

唯「いや、別に~・・・・・」

梓「もっとシャキッとして下さい!私のたった一人の先輩なんですから!!」

唯「・・・・・・」

唯「・・・・・へ・・?」ガクガク

梓「さあ早く行きましょう!あ、それと帰りは一緒に律先輩のお見舞いに行きましょうね!」

唯「りっちゃん・・・?それは・・・・・どういう・・・?」ガクガク

梓「はい?忘れたとは言わしませんよ?ずっと一緒にいるっていったじゃないですか~!!」

唯「・・・・・・・」

唯「・・・・は・はは・・・・・ははははは・・・・・」

梓「先輩!今日も一緒にいっぱいギター弾きましょうね♪」ニコッ

唯「あはははははははははははははは」



~終~



終わりです

時間かかってすいませんでした・・・

読んでくれた方、ありがとうございました!