梓「そろそろ準備は出来た?」
純「いいよ~」
憂「こっちも~」
梓「それじゃ、始めようか」
澪律「ちょっと待ってくれ!!」
梓「……澪先輩、律先輩、どうしたんですか?」
澪「その演奏、今日じゃなきゃダメかな?」
梓「えっ、どうして?」
澪「えーと、できれば10日後くらいにしてくれると嬉しいな、なんて」
律「そうそう、やっぱりこういうのは、3人で練習を積んでからの方が」
梓「今日は私たち3人にとって記念日なんです、今日じゃなきゃ……」ションボリ
純「これまでただの友達だった私たちが、一つのバンドになった日なんです」
憂「ご迷惑でなければ、今日、この日の私たちを、皆さんに聴いてほしいんです」
澪「いや、今日はちょっと、ね? 都合が悪いって言うか、ね?」
律「ちょっと色々あって忙しいかな~、みたいな、ね?」
梓「暇そうに紅茶を飲んでたじゃないですか」
澪「うっ!」
律「反論できないところを的確に……」
梓「わかった。きっと先輩たち、突然の事だから、照れちゃってるんだよ」
純「あっ、そういう訳ね」
憂「えへへ。照れなくていいんだよ、お姉ちゃん」
梓「だから私たちで勝手に始めちゃおう、ちゃんと聴いてくれるから」
純憂「おぉーっ!!」
梓「それでは聴いてください、『ミツバチ』です」
澪「選曲に悪意を感じるぞ!?」
梓「38℃の真夏日、夏祭り。こんな日は♪」ワチャカナドゥ
律「しかもお前が歌うのかよ、中野!?」
梓「ガンバンベ! 踊れミツバチ、Hey♪」
純「♪」ブォ-ンブォ-ン
憂「♪」ドコドコシャンシャ-ン
梓「ブーンブンシャカブブンブーン♪」
澪「あぐはふぁぁうんっ!!///」ピクピクッ
律「ふぁ、ひゃぎふぅぅっっ!!///」ジタバタ
紬「ベースとドラムの音だけでも呪いが発動しちゃうのに……」
唯「あずにゃんの歌まで加わったら、大変な事に……」
純「♪」ブォ-ンブォ-ン
澪(いっ、イったまま、収まらない、止まらない!?)ピクンピクンッ
澪(あたま、頭が、バカになっちゃう!?)ピクンピクンッ
憂「♪」ドコドコシャンシャ-ン
律(くすぐったい、気持ちいい、身体に、力が、入らない!?)ムズムズ
律(コーラとか、紅茶とか、色々飲んだから、漏れちゃう、かも!?)ムズムズ
梓「ブーンブンシャカブブンブンブーン♪」
澪「あへらああああぁぁぁぁっっっっ!!!!////」ピ-ンッ
律「出ちゃううううぅぅぅぅっっっっ!!!!////」ジョロロロロ
ジャジャ-ン
純「……ふぅ」
憂「……ほっ」
梓「どうでしたか、私たちの演奏は!?」
澪「あひゃ、しゅ、しゅごい……」ハァハァ
律「すごすぎて、漏らしちゃった……」ハァハァ
梓「ありがとうございます!!」
紬「いい笑顔ね、梓ちゃん……」
唯「あんなに満足そうなあずにゃん、初めて見たよ……」
梓「それじゃ、明日からもよろしくお願いしますね!!」
唯「……明日からも?」
純「これから毎日、先輩たちの前で『ミツバチ』を披露します!」
憂「私たちの成長を、日々見守ってください!」
澪「えっ?」
律「えっ?」
紬「純ちゃんと憂ちゃん、呪いの事は知ってるのかしら?」
唯「知らないんじゃないかな。つまり、容赦ない犯人はただ1人……」
律「……中野!」
澪「……梓!」
梓「という事です、よろしくお願いします!」ニッコリ
澪律「やめてくれぇぇっっ!!」
おわり?
以上で本編は終わりです、ありがとうございました
この後、番外編(大人向け)があるかもね!
最終更新:2011年05月05日 21:36