唯「お腹が痛い」

律「そうか」

澪「じゃあ練習しような、唯」

唯「うん…」

ギュイギュギュギュギィーン♪

梓「おや、唯センパイの腹からイイ感じの音が……」

澪「普段の演奏よりも良いじゃないか」

紬「唯ちゃん、もっとやって!!」

唯「えーっと、フンス!!」ググッ

シーン

唯「ダメだ、お腹鳴らないや」


律「もう お腹鳴らないのか?」

唯「う~ん、お腹痛いのも治っちゃったし…」

澪「さっきの音色を出すには体調を崩す必要があるようだな」

梓「じゃあ、ぬるくなった牛乳を飲むとか」

紬「ようするにお腹が痛くなればいいんでしょ?」

唯「えぁ?」

紬「セィィィッ!!」

ボゴオォオン

唯「はぐぅっ」

澪「キレイなボディブローだな」

梓「で、音は出そうですか?」

唯「いだいよむぎぢゃん……」ガクッ


紬「万事休すね」

律「いや、正直そんなに困ってないけど……」

 「おっと屁が出る」

ボゴドゴゴォオォオン♪

梓「おや、律センパイのケツからイイ感じのドラム音が……」

紬「律ちゃん、もっとやって!!」

律「よっしゃあ!!はおぉおぉぉおおおぉお」ミチ

ブチミチ

律「ダメだ、別のモノが出そうだ」ムチ


澪「もうオナラ出ないのか?」

律「自分の体のことは自分が一番よくわかってるよ…」ミチ

澪「そうか」

紬「ようするに体内のガスが出ればいいんでしょ?」

律「ファ?」

紬「セィィィッ!!」

ボゴオォオン

律「はぐぅっ」

澪「キレイなボディブローだな」

梓「で、屁は出そうですか?」

律「ぃゃぃゃぃゃ……」ブチミチ ガクッ


紬「万事休すね」

澪「いや、そこまで追い詰められてもないけど…」

 「おっとハナミズが出そうだから鼻をかむよ」

ズベベベベベベベベベ♪

梓「おや、澪センパイの鼻からイイ感じのベース音が……」

紬「澪ちゃん、もっとやって!!」

澪「よ~し、もっと鼻をかむぞ~!!ンフ~ッ!!ヌフゥゥンッ!!ヌフ

プツッ ボダボダボダボダボダボダ

澪「わぁああ鼻血が止まらなくなったよー!!」


梓「もう鼻 鳴らないんですか?」

澪「鼻血でそれどころじゃないよ!!」ぼだぼだ

紬「ようするにお腹を殴ればいいんでしょ?」

澪「なんでだよ絶対にそんなことないよ」

紬「セィィィッ!!」

ボゴオォオン

澪「はぐぅっ」

梓「キレイなボディブローですね」

紬「それで、音は出そうかしら?」

澪「あぶぶbうび……」ガク

梓「大量の鼻血と涙を流しながら失神してしまいました」

紬「知らない人が見たら大惨事ね」

梓「いや、知ってる人が見ても なかなかの光景ですけどね」


紬「くっ、万事休すね」ギリギリギリギリギリギリ

ジャジャジャポムポムピロ♪

梓「あっ、ムギセンパイの歯ぎしりがキーボードっぽい音色に」

紬「そんなことないんじゃないかしら」

梓「とにかく お腹を殴ればいいんですよね」

紬「殴ろうって言うの?この私を」

梓「タァッ!!」

紬「ふふっ」

ガッ ガシ ガッ ガッ ゴッ

梓「ハァハァ……一発もマトモに入らない……」

紬「今度はこちらの番ね」

梓「くっ…!!」

カチャ コト

梓「!?」

紬「お茶にしない?」


ズッ カチャカチャ コクコク カチャ コト

梓「失神して床につっぷす唯センパイたちを

  見下ろしながらムギセンパイと紅茶を飲む……」

 「何か不思議な空間ですね」

紬「これこそが私達の求めたアートだったのかも知れないわね」

梓「いや、それはないですけ

グルグルゴロ

梓「あれっ、お腹が……」

紬「ふふ、梓ちゃんはどんなメロディを奏でてくれるのかしら」


梓「ム、ムギセンパイ、まさか紅茶に……」

紬「うかつだったわね。その紅茶には強力な下剤が入っていたのよ」

梓「くっ、そうとも知らずに12杯もおかわりしちゃった」ゴロゴロゴロ

紬「ふふ……うっ!?」ギュルギュルギュル

梓「うかつでしたね。お茶受けのクッキーには

  下剤の粉がタップリふりかけられていたのですよ」

紬「くっ、そうとも知らずに300枚くらい食べてしまったわ」

梓「私も うっかり15枚くらい食べてしまいましたよ」

ぎゅるぎゅるぎゅるぎゅるぎゅるぎゅる

梓「フフフフフ」

紬「ハハハハハ」

梓「紬「ハァーッツハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \!!!」」

どばばばばばばばばばばばっばばばば


第15話 「グロリアス・ブリリアンス」 完



憂「お姉ちゃん、お夕飯だよ~」

唯「アイスはおかず」

憂「だめだよ~」

唯「じゃあ たい焼きならいいかな?」

憂「だめだよ~」

唯「今日は甘いものだけ食べて生き抜きたい気分なんだよ~」

憂「あっ、じゃあ私のパイパイ舐める?」

唯「パイパイなんて久しぶりに聞いたね」

憂「ふふっ」

唯「でも舐めないよ~」

憂「シュン…」


憂「お姉ちゃん、お風呂だよ~」

唯「一度でいいから牛乳風呂やってみたい」

憂「浴槽に牛乳を入れちゃだめだよ~」

唯「じゃあオレンジジュースならいいかな?」

憂「だ~め」

唯「今日は刺激的なお風呂に入りたい気分なんだよ~」

憂「あっ、じゃあ私とお風呂に入る?」

唯「憂に背中流してもらうの気持ちいいもんね」

憂「ふふっ」

唯「でも入らないよ~」

憂「シュン…」


唯「今日は夜更かししてゲームしたいなぁ」

憂「だめだよ~」

唯「そっかぁ」

憂「そうだよ」

唯「えへへ」

憂「ふふっ」

 「じゃあ私と一緒に寝る?」

唯「今、そんな話の流れだったっけ」

憂「そうだよ」

唯「そっかぁ」

憂「ふふっ」

唯「でも一緒に寝ないよ~」

憂「シュン…」


憂「こうなったら お姉ちゃんのふとんに潜り込もう」バンザーイバンザーイ

和「だめよ、憂。いつまでも唯に甘えてちゃ」

憂「和ちゃんも人の家に忍びこむのやめた方がいいよ」

 「というか出てけよ今すぐに」

和「何故よ?」

憂「なんでだろうね」

和「そうなんだ。じゃあ私、唯の部屋行くね」

憂「なんでかな?」

和「唯分を補給しないと私がどうなるか知っているでしょ?」

憂「いや、知らないけど」


和「学校でスキあらば唯にキスしたいんだけど

  なかなか させてもらえないのよ」

憂「変態だね」

和「お前だってパイパイしゃぶらせようとしてただろうが!!」

憂「私のは愛だもん」

和「私のも愛よ」

憂「じゃあ どっちの愛が上か朝ごはん対決だよ」

和「唯が喜んだ方が勝ちってワケね。ウケてたとうじゃない」


─朝─

チュンチュン チチチ

唯「ふぁ~、よく寝た」トタトタ

和「おはよう、唯」

唯「はれ、和ちゃん?」

憂「今日は和ちゃんとそれぞれ

  お姉ちゃんに朝ごはんを作ったから食べてみてね」

唯「そうなんだ~」

 「あっ、憂の朝ごはんのオカズはアイスだー!!」

憂「えへへ、お姉ちゃん、アイス好きだもんね」

 「そしてアイスと愛すをかけた妹からの甘いメッセージが

唯「ごはんのおかずにアイスはありえないよ」

憂「そうだよね」


和「さぁ唯、私の朝ごはんを食べてね」

唯「あっ、和ちゃんの朝ごはんのオカズは ごはんだー!!」

和「ふふ、唯にとっては ごはんはおかずだもんね」

  「唯の歌をちゃんと聞いて唯のことを誰よりも理解しているのは私なのよ!!」

  「いち!!に!!さん!!し!!GOHAN!」

唯「あれは ものの例えだよ」

和「えっ」

唯「こんなに ごはんばっかり食べたくないよ」

和「気が合うわね、私もよ」


唯「今日はもう自分で朝ごはんを作るね」

ジュージュー

和「あら、唯が料理をするなんて」

憂「この勝負、どっちが勝ったのかな」

和「どちらも負けよ……」

憂「そうだね……」

唯「ほいっ、お待たへ~!さぁみんなで ごはんを食べようよ!!」

和「えっ、わ、わた私も食べていいの?」

唯「目玉焼きにカリカリベーコン、おいしいよぉ~」

憂「お、お姉ちゃんの手料理だ……!!」」

唯「おいしいね~」モグモグ

憂「しあわせ…」モグモグ

和「負けたけど とても すがすがしい気分だわ」モグモグ




第16話 「みんなはおかず(性的な意味じゃないよ)」 完




唯「さぁ そろそろ時間かな」

澪「え?」

ブロロロロロロロロロ

澪「あっ!!トラックがすごい勢いで、この学校に向かって走ってくる」

律「唯を撥ねにきたのか」

梓「まあ部室にいる間は大丈夫でしょうけど……」

紬「待って、あれは……!!」

カシン カシン

ガチャン 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

梓「飛んだ……」

律「トラックが空を飛んだぞっ!!」

澪「なんというすさまじい執念」

紬「そこまでして唯ちゃんを撥ねたいの……!?」

唯「それがヤツらだよ」


唯「みんなは離れていて。巻き添えを食うよ」

澪「で、でも唯……」

律「私もクリスマスの時にノリで撥ねられたが、あのトラックは

  その時の10倍の大きさはあるぞ!!」

紬「今までは色々あって、なぜか撥ねられてもピンピンしてたけど

  今度こそ死んでしまうわ!!」

唯「大丈夫。私、このトラックが終わったら

  みんなとまた合宿に行くんだ」

梓「な、なんでそんな死亡フラグをわざわざ立てるんですか!?」

唯「かっこいいとはこういう事だよ、あずにゃん」

澪「お、おい、唯が何言ってるかわかるか?」

律「いや、わからん。そもそも『トラックが終わったら』って日本語かよ」


紬「唯ちゃんだけにカッコイイ真似させないわ」

ジャンジャラポロ~ン♪

唯「ム、ムギちゃん!」

紬「私のキーボードを聞けぇぇ!!」

律「アタシもいるぜ!!」

ドコドンジャンジャーン♪

唯「りっちゃん!!」

澪「私は今日、塾があるから帰るよ」

梓「私も」

唯「澪ちゃん、あずにゃん!!」

律「お前ら、塾なんて行ってねぇだろ」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオオオオオオ

梓「あぁっ、トラックがジェット噴射で部室の窓に突っ込んでくる!!」

唯「くっ!!みんな逃げて!!」

澪「ダメだ!!間に合わない!!」

ガィィィィィン

律「えっ!?」

紬「バ、バリア?」

トンちゃん「まったく世話がやける…」

唯「トンちゃん!?」


ギュィィィ ガシャ

梓「あぁっ、トラックがミサイルを発射しようとしている!!」

律「もうコイツはトラックじゃねぇ!!トラックの皮をかぶった戦闘機だ!!」

紬「確かに」

ボンッ

律「えっ!?」

紬「ミサイルが発射前に爆発した!?」

さわ子「まったく世話がやける…」

唯「さわちゃん!!」

 「せっかくだからもっとしゃべって!!」

律「カメと同じことしか しゃべってないぞ!!」


唯「あっ、でも今の爆風で私達の楽器が吹っ飛んでしまったよ!!」

さわ子「わ、私のせいじゃないわよね?」

梓「お前のせいだよ!!」

澪「もっと考えて爆発させてください!!」

さわ子「ごめんね…」

紬「そうだわ、私が今から みんなのお腹を殴るから

  それでメロディを奏でるのよ!!」

梓「お前も爆発しろよ!!」


唯「大丈夫!!お腹を壊してなくても お腹の音を出せるように修行したんだよー!!」

ギュイギュイギュイーン♪

律「よっしゃ!!それならアタシは屁ドラムだ!!略してオナラムだ!!」

ドンドコボゴボゴゴオォォン♪

澪「屁ドラムを略してもオナラムにはならないと思うけど私は鼻をかむよ」

ズベベベベベベベベベベベベ♪

紬「私は歯ぎしりキーボードよ!!」ギリギリギリギリ

ジャジャンピンポロ♪

梓「私のむったんは無事だったので普通にギターを弾こう」

ジャジャジャジャーン♪


トラック運転手「な、なんだこのメロディは!?」

       「心をかき乱されるような、それでいて心地いい…」

       「ウボァー」

ドカアアアアアアアン

律「やった!!トラックが大爆発したぞ!!」

トラック運転手「くそー」

梓「あっ、パラシュートで生きている」

澪「よし、トドメを!!」

唯「……いや、やめよう」

紬「唯ちゃん……?」


唯「ここでトドメを刺したら、私達もあの人たちと同じになっちゃう」

澪「ふふ、そうだな。じゃあ、練習するか」

律「えー」

紬「その前にお茶にしようか」

唯「さんせ~い!!」

梓「まったくもう、しょうがないな~」



今回は みんなの活躍でトラックの脅威は去りました。

だけどこれですべてが終わったワケではありません。

人類がふたたびアレな感じになったとき

きっと第二第三のトラックが現れるでしょう。

だけど、そのときはまた、ギターをもった女の子が再び立ち上がって

自己完結するので なんでもありません。

さわちゃん、お体大事に!!



おわり!!