唯「あずにゃん体操はじまるよ~!!」

梓「いっちにーさんしー!!ごーろっくあーずにゃん!!」

 「にーにーさんしー!!ごーろっく!!あーずにゃん!!」

唯「さぁ、腕を前から上に上げて

  首をエクソシストみたいに回転させて背伸びの運動?♪」

梓「うぎぎ」ギリギリ

紬「やめさせてえええ唯ちゃん!!」

 「梓ちゃんが死んじゃううううう!!」

唯「あずにゃんがいけないんだよ」

紬「それもそうね!!」ルン♪


澪「待て待て、いったい梓が何をしたっていうんだ」

唯「私のショートケーキのイチゴを食べちゃったんだよ」

澪「また それか。ほら、私のイチゴをやるから

  梓を離してやれ」

唯「えっ、み、澪ちゃん…」

紬「澪ちゃんだってケーキのイチゴは好きなハズなのに……」

梓「わ、私のためにそこまで…澪せんぱぁぁい~~~」ウワァ~ン

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

澪「という夢を見た」

唯「私はイチゴをとられたくらいで あずにゃんを殺害しないよ」

梓「そもそも私は人のイチゴを盗ったりしませんし」

紬「私のポジションに特に文句はないわ」


唯「ところで あずにゃん体操ってなんなの?」

澪「私の夢の中で唯が考えた梓を苦しめる体操だよ」

律「ほぅ」

紬「せっかくだから ちょっとやってみない?」

梓「でも私を苦しめる体操らしいですよ」

紬「らしいわね」

梓「澪センパイの夢の中の唯センパイが考えた

  ムギセンパイを苦しめるムギちゃん体操はないんですか?」

澪「あるよ」

律「あるのかよ」


唯「澪ちゃんの夢の中の私は一体どうなってるの?」

澪「おっちょこちょいで良いことと悪いことの区別がつかない

  キュートな女の子なんだ」

梓「どんな子なんですか」

律「ちなみに澪夢の中のアタシはどんなのなんだ?」

澪「私が困っていると助けてくれるヒーローだけど

  常に下心が見え隠れしてるよ」

律「いやなヒーローだな」

紬「下心ってお金を求めてくるの?それとも澪ちゃんの体が目当てなの?」

澪「スキあらば私に耳掃除をしてもらいたがる困ったヤツさ」

律「してやれよ耳掃除くらい」

澪「でも粉チーズみたいな耳垢がたくさん出てきて気持ち悪かったんだぞ」

律「お前はアタシに何を求めているんだ」


澪「でも私が気持ち悪いのをガマンして

  耳垢を全部とってあげると

  律はすごく嬉しそうな顔をするんだ」

唯「え?」

澪「夢に出てくる あの律の笑顔、好きだなぁ…」

律「澪……」

紬「澪ちゃん…」

唯「それじゃ本当にしてあげたら?耳掃除」

澪「えぇっ?」

律「い、いいよ、そんなの」


紬「いいからいいから♪」

唯「み・み・そ・う・じ!!」ワー

梓「み・み・そ・う・じ!!」ワー

律「……」

澪「ふふっ、仕方ないヤツらだな」

 「ほら、来いよ律」

律「ほ、本当にやるのかぁ?」

 「それじゃ失礼します…」

澪「なんだか夢みたいなのに夢じゃない不思議な感じだ」

律「澪の太ももって柔らかいなぁ」

紬「はぁはぁ」


ガサゴソボロボロ

澪「うわぁああ!本当に粉チーズみたいに

  耳垢がバラバラ出てきた!!」

 「きぼぢわ゙る゙ボェオェエオエッェェアアゲロオオオオオ」

ビヂャビdチャビヂュアビチャ

律「ぎゃああああああああああああああああああああ」

唯「りっちゃんの顔にゲロ直撃だよ!!」

梓「あの耳掃除ポジションじゃ逃げようがないですね」

 「耳の穴から脳にゲロが入り込んで大変だろうなぁ」

紬「これはこれで現実離れした夢のような光景ね」


第13話 「夢をこの手につかむんだ」 完



梓「あれ?」ゴソゴソ

純「どうしたの梓、探し物?」

憂「良心と良識を母親の胎内に置き忘れたんだよね」

梓「違うよ、財布が見当たらないだけで おい憂鬱シスコンクソ野郎 今なんつった?」

純「まぁまぁ」

 「って、梓 財布なくしたの?」

梓「分からない。家に置いてきたのかなくしたのか……」

憂「もしかして純ちゃんが盗んだんじゃない?」

梓「なるほど、鈴木純っていかにも偽名っぽい名前だしね」

純「2人にはいろいろ言いたいことがあるよ」


梓「まぁ1000円くらいしか入ってなかったし

  最悪、なくなっても諦めつくけど

  お昼のパンが買えないなぁ」

純「いくらか貸してあげようか?」

梓「貸してあげる?」

 「親から与えてもらったお金で偉そうに」

純「えーっと、なんで今、私 怒られてるの?」

憂「バカみたいにドーナッツ買う金があったら

  もっとマシなモノおみやげに持ってきてよ!?」

純「えーっと、いつの話してんの?」


憂「あの時、すべてのドーナッツを少しずつ かじってたけど

  やっぱり男もあーやって味見しては捨てていくのかな?」

梓「そして私にこう言うんだ」

 「『梓も食べなよ、残り物でよければね』」

憂「梓『で、でも私、付き合ってる人いるし…』」

梓「純『浮気と甘いものはべ・つ・ば・ら』」

  「純『甘くっておいしーよ…♪』」

憂「うぎゃあああああああ!!純ちゃんきめぇぇぇぇぇぇ!!」

梓「そのモシャモシャした髪にエロパワーを封印してるの!?」

純「なんだコイツら」


純「はぁ、もういいから この焼きソバパン食べなよ」

梓「えっ」

純「梓がヒネくれてるのは今に始まったことじゃないからね」

 「お金を貸してほしいなんて言えないし

  貸すと言われても素直に受け取れないし」

梓「ナニ言ってんだコイツ」ググゥ~

純「はい、どうぞ」

梓「いただきます…」モグ


梓「この焼きそばパン」モグ

 「あんまりおいしくないよ」モグ

純「はいはい」

梓「こんなパンじゃ純には全然 感謝する必要ないね」モグ

純「はいはい」

梓「純は何かって言うとおせっかいだしウザイし」モグ

純「はいはい」

梓「純とは 親友でもなんでもないんだから」モグ

純「そうだね」

憂「あれ、どうしたの梓ちゃん、目から汁が」




第14話 キン肉マンソルジャー「こ、これはミソ汁だ…」 完


さわ子「結局、財布は 梓ちゃんの父親が口にふくんでいたらしいわ」


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