純「ねぇねぇ、3人でクリスマスパーティやろうよ~」

梓「ごめん、私 その日は唯センパイたちと過ごすから

  他の人によろしく言っておいて」

憂「私もその日は お姉ちゃんと過ごすから

  他の人によろしく言っておいて。ごめんね?」

純「ほかの人も何も 私 一人ぼっちじゃん!!」

梓「ラブプラスでもやってれば?」

純「もはや微妙に懐かしい響きだよ!!」


純「いいもんいいもん、クリスマスケーキを

  1ホール買って独り占めしてやる~」

憂「まるで地獄の餓鬼のように意地汚いね」

梓「彼氏でも作ってパコパコしてなよクソ頭」

純「なんでそこまで言われなきゃいけないのか!?」ウギギ


純「彼氏と言えば、けいおん部の先輩達って その辺どうなの?」

梓「アレが生えてるかどうかって事?」

純「何言ってんだ お前」

 「みんなカワイイのに彼氏さんの一人もいないのかなぁってこと!!」

梓「確かめたことはないけど

  24日に女の子同士で集まろうって言うんだから

  推して知るべし 」

純「じゃあじゃあ!!……澪先輩も?」

梓「ほぅ」

憂「ほぅ」

純「いやいやいや」


純「そういうアレじゃなくて…」

 「私にとっちゃ身近にいる憧れの存在なワケで

  やっぱ少しは気になるじゃん?」

梓「つまり純のドス黒いゴールデンチョコバットをブチブチ込みたいと」

憂「澪さんの白い肌を純ちゃんの白濁液、略して純白液で汚したいと」

純「も、もう!!そういう方向に話をもってくのやめなよ!!」


梓「じゃあさ、純もクリスマスパーティに来る?」

純「えっ、いいの?」

 「私、おジャマじゃないかな!?」

梓「そりゃすごく邪魔だろうけど大丈夫だよ」

憂「うん、すごくギリギリセーフだね」

純「行きたくねぇ~。やっぱり こんなヤツらとクリスマス過ごしたくねぇ~」

憂「まぁまぁ」

梓「あぁ、そうだ。純の家のネコを連れてきたら?」

 「センパイ達、かわいいもの好きだから きっと喜ぶよ」

純「ウチのねこたんか~。毛とか落ちるかもだけど大丈夫?」

憂「大丈夫だよ。むしろネコさんだけ来てくれても いいくらいだよ~」

純「うぅっ、本当に そう思われそうで怖いよ…」


梓「じゃあさ、純はネコに操られている人形って設定にして

  実はネコが本体にしたら?」

憂「キルバーンみたいだね」

純「キルバーンってなに?」

梓「知らないの!?死神キルバーンを!?」

憂「うわぁ……」

純「え、なに? そのキルバーンとやらはそんなに有名なワケ?」

梓「キルバーンが、っていうか あの名作を……うわぁ……そっかぁ……」

憂「早く『ぐわあああっ』とか言いながら吹っ飛んでよ、このワニ」

純「な、なんの話? っていうかワニ? え、なに?」


梓『クリスマスパーティ当日 純のネコは予想通り人気爆発』

 『幸せそうな唯センパイの笑顔を見て私は3回イキかけました』

 『あと純はダイの大冒険にハマって

  クリスマス会の最初から最後まで ずっと漫画をむさぼり読んでた最低なヤツです』

 『ムギセンパイに「純ちゃんってまるでザボエラみたいな野郎よね」と言われると

  純「あんたらみてえな雲の上の連中(けいおん部)に比べたら
   私たちジャズ研の一生なんてどのみち一瞬だろう!!?
   だからこそ結果が見えてたって もがきぬいてやる!!!

   一生懸命に生き抜いてやる!!!残りの人生が50年だって5分だって同じ事だっ!!!
   一瞬…!! だけど… 閃光のように…!!! まぶしく燃えて生き抜いてやる!!!

   それが私たちジャズ研の生き方だっ!!!
   よっく目に刻んどけよッ!!! このバッカヤローーーッ!!!!」

   とかいって何故か律センパイと一緒に全裸でケツに線香花火を突っ込んで

   トラックに突っ込んでいったので おもしろかったです』



第10話 「クリスマス」 完



唯「りっちゃんってズルイよね」

律「ズルイ?当然さ」

 「アタシは戦うのが好きなんじゃねぇんだ……」

 「勝つのが好きなんだよォォッ!!!」

澪「どうしたんだ?」

律「わからん。唯が いちゃもんつけてきたから対抗してみた」

梓「まぁでも卑怯そうな顔ですよね、律センパイは」

律「お前にだけは言われたくないんだよ」

梓「えっ」


紬「それで りっちゃんの何が薄汚いの?」

唯「りっちゃんって、その変な黄色のカチューシャとったら

  イメージ変わるでしょ?」

律「変なカチューシャだと?」

唯「私もそういうのやりたい!!」

 「『唯ちゃんって○○すると雰囲気変わるね!』って言われてみたい!!」

梓「唯センパイってウンコすると雰囲気変わりますね」

澪「スッキリしたんだろうなぁ」

唯「私はそんなこと言われたいんじゃないんだよ!!」


紬「メガネとか手頃な変身アイテムよね」

澪「あぁ、メガネをかければ唯も知的で素敵な女性に見えるかも」

唯「違うんだよ、プラスじゃダメなの」

 「マイナスでかわいいと言われたいの!!」

律「何言ってんだ こやつ」

唯「たとえばリボンをつけて可愛いって言われても

  それはリボンが可愛いのであって

  私が可愛いかどうかは微妙でしょー?」

梓「一理ありますねバカのくせに」

唯「えっへん!」


澪「しかし、その理屈だと

  唯が普段から身につけているものを

  外さなきゃいけないワケだが…」

紬「メガネもかけていなければ、髪を結んだりしてるワケでもないし」

唯「あっ、ヘアピンを外してみよう!!」ハラリ

 「どう?」

澪「うーん」

紬「ちょっと大人っぽい雰囲気にはなったけど」

梓「劇的な変化ではないですね」

澪「ストッキングはどうだ?」

梓「なるほど、唯センパイはストッキングっ娘ですもんね」

紬「ストッキングを脱いだら、実は美少女だったって設定?」

澪「うん。あり、だな」

律「なにそれストッキングかぶってんの?そのスットキングっ娘とやらは」


唯「とにかく脱いでみるよ」

スルスル

梓「あっ、美脚!!」

澪「ほんとだ、ヒザのとこのクボミがセクシーだな」

紬「唯ちゃんの足指を見てたらドキドキしてきちゃった」

唯「うひゃあ、ストッキング脱いだらモテモテだよー!!」

律「わからん。お前らが何いってるのかサッパリ分からん」

澪「あ?」

 「分からんの?」

梓「お前は本当に人間のクズだな」

紬「りっちゃんの血は何色なの?」

律「赤色だけど……」


律「ストッキングを履いていようと、なかろうと

  唯は充分、魅力的でかわいい女の子だと思うけどな」

唯「えっ」

 「り、りっちゃん……///」モジモジ

梓「あ?」

紬「うっ?」

澪「私もそう思ってたよ」

紬「私も私も」

梓「誰ですかストッキングっ娘とか言いだしたクズは」


唯「私、わかったよ」

 「りっちゃんはカチューシャをつけてるからカッコいいんじゃない」

 「りっちゃんは、りっちゃんだからカッコいいんだね」

律「えっ、なんだよ。なんか照れるじゃん……」

梓「律センパイはズルイ!!」

律「今度はなんだ」

梓「私も『あずにゃんはあずにゃんだから かわいいんだね』

  とか言われてみたいです!!」

唯「あずにゃんはあずにゃんだから かわいいんだね」ハイ

梓「夢が叶ったああ!!」ヒャッホー

澪「よかったよかった」


第11話 「で、なんの話だっけ」 完



唯「う~ん、う~ん」

梓「どうしたんですか唯センパイ。ケーキと にらめっこして」

唯「ケーキって食べたらおいしいよね」

梓「えっ、はぁ」

唯「でも食べて なくなったら悲しいよね」

梓「確かに」

唯「私は どうすればいいのかな」

梓「私も どうしたらいいのか」


唯「あ、わかった」

梓「なんでしょう」

唯「あ~ずにゃん♪」ギュッ

梓「え、なんですか抱きつかないでください」

唯「あずにゃんは抱きついたら

  かわいいし気持ちいいけど なくならないよね」スリスリ

梓「なくなったら大変です」

唯「なくならないから悲しくないよね」

梓「そうですね」

唯「だから私はケーキよりも あずにゃんが大好きだよ」

梓「えーっと、こ、コメントに困るなぁ」


番外編 「そして それを天井裏から眺める紬」 完



澪「う~ん、う~ん」

梓「どうしたんですか澪センパイ、ウンコみたいな顔して」

澪「私がナニみたいな顔だって?」

梓「あぁ、言い間違えました」

 「どうしたんですかウンコセンパイ、ウンコしたそうな澪して」

 「おっと、また間違えた」

澪「お前に呪いをかけてやる!!絶対にだぞ!!」

梓「ハハッ、怖いなぁ」


梓「で、どうしたんですか?」

澪「うん、実は大学のことなんだけど……」

梓「確か澪センパイは推薦で どっかに行くんでしたね」

澪「でも律も唯も、ムギと同じ大学を受験することに決めたそうなんだ」

梓「あっ、まさか 澪センパイも

  みんなと同じ大学に行こうか迷っているんですか?」

澪「そうじゃなくて何故、律たちは私じゃなく

  ムギと同じ大学を選んだのかが気になるんだよ」

梓「澪センパイのケツの穴の小ささはアリ一匹通さないディフェンス力がありますね」


梓「学力的にムギセンパイの大学の方が

  あのアホ2人にとって、まだ現実的だったんでしょうよ」

澪「それは分かるけど 唯はともかく 律は私と付き合い長いんだぞ」

 「『自分も澪と同じ大学に入る!!』という気慨を見せてくれてもいいじゃないか」

 「高校に入る時は私に合わせてがんばってたのに……」

梓「う~ん」

 「あ、私 思ったんですけど!!」

澪「なんだ?」

梓「澪センパイといて何が楽しいんですか?」

澪「ぶっちゃけすぎだよ!!」

 「もうちょっと言葉を選ぼうよ!?」


梓「まぁホラ、実際ムギセンパイは

  おいしい紅茶やお菓子を提供してくれるじゃないですか」

澪「くっ、じゃあ律たちはおいしい紅茶やお菓子が出るかどうかで

  大学を決めたっていうのか……」

梓「いや、そういうことだけじゃないでしょうけど……」

澪「じゃあ、どういうことなんだよ!?」

梓「う~ん、あぁ~~~アレですよ~~~~」

 「ムギセンパイの眉毛から スゴイいいニオイでも出てるんじゃないですか?」

澪「おまえ、スゴイ面倒くさくなってるだろ」


澪「……梓は来年度、私と同じ大学を受験してくれるよな?」

梓「えぇっ?うっとおしいなぁ」ペッ

澪「もはや言葉になんの遠慮もないよ!?」

 「あっ、まさか!?先輩と後輩を超えた絆が今、二人の間に芽生えた……!?」

梓「なに言ってんだコイツ」

澪「もう今なら泥水をろ過して飲めるストローで

  梓のオシッコを飲んでもいい気分だよ!!」

梓「最悪だ このクソ野郎」

澪「もっと言って!!もっと言って!!」


梓「もうね、最初に言ったとおり

  3人と同じ大学に行けばいいじゃないですか」

澪「そ、そんな仲良しこよしのために学力の低い大学へは行けないだろ?」

梓「まぁそうですけど……」

澪「それにそれじゃ なんかムギに負けたみたいじゃないか!!」

 「私にだってプライドはある!!」

 「今さら同じ大学に混ぜてくれなんて死んでもお断りだね!!」

梓「ふむ。まぁそれはそれでいいんじゃないですか」

 「澪センパイ、私達以外に友達いないし

  いい加減、律センパイ離れして自分の人生を歩むのもいいでしょう」

澪「ん?」

梓「え?」


澪「そうか……みんなと違う大学に行ったら

  自力で新しい友達を作らなきゃいけないのか……」

梓「まぁ作るも作らないも澪センパイの勝手ですが」

澪「大学で友達がいないと さびしいじゃないか!!」

梓「そうでしょうね」

澪「でも私が自分の力で友達作るなんて不可能じゃなイカ!!」

梓「そうでゲソ」

澪「やっぱり私、みんなと同じ大学へ行くよ」

梓「あっさりしてるなぁ」

  「死んでもイヤじゃなかったんですか?」

澪「死ぬなんて簡単に言うな!!」

  「命を大切にしない奴なんて大嫌いだ!!」

梓「ぇあ?あぁ……チッなんかすいませんでしたクソが」


第12話 「ゲロ戦記」 完 



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