唯「ねえ澪ちゃん…?」

澪「なんだ」

唯「教えてよ?いろいろ知ってるんでしょ?仮面ライダーのこと……」

澪「そうだな…まずどこから話そうか…」

唯「じゃあ私にデッキを渡したおじさんって…一体何者なの?」

澪「それはきっとかきふら士郎だ。私達が変身しているライダーシステムを作り出した張本人だと言われている」

唯「かきふら…ってへんな名字だね」

澪「偽名だよ…奴は鏡の世界、ミラーワールドを研究する科学者だったんだ。そしてライダーを造り出した」

唯「一体なんのために?」

澪「それはわからない…だが奴には確か一人娘がいて、その娘が関係しているって噂だ」

唯「澪ちゃんもかきふら士郎にデッキを渡されてライダーになったの?」ムニャムニャ…

澪「そうだ…最初は凄いと思ったさ、唯と同じようにな…どんな願いも叶えられるって言われたら…でもすぐに怖くなった…」

唯(澪ちゃんがヘタレで本当によかった…)

澪「ライダーの戦いが殺し合いだなんて知らなかったから…それでも律のように自分の欲望の為に他人を犠牲にするライダーもいる…」

澪「そんなのおかしいだろ?だから私は…!ってあれ?」

唯「もう…食べられないよぉ~蟹ぃ~~おいし~!ムニャムニャ」

澪「うっそ!寝てる、こんなことがあった日によく寝れるな…」

澪(いや、きっとこれから戦いは激化していく…休めるうちに休んでおいたほうがいいか……律…)



-翌朝・平沢家-

澪(結局一睡もできなかった…)

唯「澪ちゃんおはよ」

澪「……おはよ」

憂「お姉ちゃ~ん、朝ごはんできてるよぉ!」

唯「うんわかった~いまいくよ」

澪「腹が減っては戦はできぬ、今食欲はないけど食えるうちに食っておこう」

澪(げ!朝食が蟹!?今一番食べたくないものが……)

唯「うん、おいし!憂しょうゆ取って~」

澪(普通に食べてる…昨日のこと思い出さないのか!?)

憂「はい、お姉ちゃん。お口にご飯粒ついてるよお」

澪「ごめんね憂ちゃん、泊めてもらうどころか朝食まで用意してもらって………」

憂「いえいえ、遠慮せず食べて下さいね」

唯「澪ちゃんどしたの?涙目だよ?」

澪(さて、これからどうしようか…あの緑色のライダーを探すか?おそらくあのライダーは…)



唯「うい~私先に澪ちゃんと学校行ってるね~!」

憂「うんわかった…あ、あの…お姉ちゃん?」

唯「…なに?」

憂「その…気をつけてね!」

唯「うん!じゃいってきます!」ダッ!

憂(行っちゃった…お姉ちゃん大丈夫かな…澪先輩はきっと味方なんだろうけど、頼りなさそうだし…心配だから後をつけてみよう)



-通学路-

澪「唯、一つ言っておきたいことがある…」

唯「ん、なに?」

澪「昨日私達を襲って律の命を奪った緑色のライダーのことだ…多分あいつは、桜高の生徒だ」

唯「え、そうなの!?根拠は?」

澪「ライダーは戦闘体勢に入った自分以外のライダーやモンスターの気配を感じとることはできるが…その範囲は短い」

澪「昨日の戦いは桜高の屋上で行われた、桜高以外の場所から私達の気配を察知するのはほぼ不可能だと思う」

唯「なるほど…!」

澪「私達けいおん部の練習が終わったのは午後6時半。それからすぐに律との戦いが始まった!つまり6時半まで校舎に残っていた奴が緑色のライダーである可能性が高い」

唯「6時半まで活動している部活なんてそうそうないよね…」

澪「いや、あるだろ」

唯「でもそれって……」

唯「私達けいおん部のことだよね!?」

澪「ああ……」

唯「もしかして澪ちゃん!あずにゃんとムギちゃんのこと疑ってるんじゃ!?ひどいよ!」

澪「その可能性もあるってことだ!私だって疑いたくないさ…でも唯、お前はけいおん部のみんなにカードデッキを見せているだろ!」

唯「だからりっちゃんと同じように私を襲ってきたっていうの!?」

澪「…」

唯「それにけいおん部以外にもまだ活動している部活はあったはずだよ!たしか…ジャズ研とか!」

澪「唯!ライダーになった今、常に最悪の事態を想定しておいたほうがいい。うかつな事をするとまた昨日みたいに…!」

唯「じゃあそうするよ!澪ちゃんは悪人で私を騙しているんだって、ね!そんな人と一緒にいられないよぉ」ダッ!

澪「おい唯!待て!」

澪(くそっ!どうしてこんなことに…とにかくあいつを今一人で行動させるのは危険だ)



唯「ハァッ…ハァッ…私、澪ちゃんに酷いこと言っちゃったかも…自分のことよりも私を心配してくれているのに…」


キィン…キィイイイイン…


唯「耳鳴りが…これは…いる!モンスターの気配だ!」

モンスター「ゴキッ…!ゴキッ…!」

唯「これは…私を狙っている?じゃあライダーと契約しているモンスターかも!」

モンスター「ゴキッ…!ゴキッ…!ゴキッ…!ゴキッ…!ゴキッ…!ゴキッ…!ゴキッ…!」

唯「一体じゃない!?複数のモンスターの気配を感じるよ!」

唯「とにかく…やらなきゃやられる!変身してやっつけてやるよぉ!」チャッ!

唯「変身!」シャキィイイン!

龍騎[唯]「っしや!いくよぉ!」ピィオン!



-ミラーワールド-

龍騎[唯]「う…わぁああああ…なにこのモンスター…うじゃうじゃいるよぉ…ゴキブリみたいに…気持ち悪ぅい!」

ゴキゼール「ゴキッ…!ゴキッ…!ゴキッ…!ゴキッ…!」

ゴキゼール「ゴキャアアアアア!」

龍騎[唯]「わ!く、来るなぁ!」ビョオン!

『ソードベント!』ブゥン!

ゴキゼール「ゴキャッ……!」ドサ

龍騎[唯]「あれ…弱い?弱いよこのモンスター!よーしどんどんいくよぉ!おりゃー!」ビョオン!

『ストライクベント!』

龍騎[唯]「うぉりゃ~!必殺!ゴキジェット~!」



龍騎[唯]「ハァ…ハァッ!なんなのこいつら…全然減らないじゃん!それに最初はしゃぎすぎて…もう体力のこってないよぉ!」

ゴキゼール「ゴキッ…!ゴキッ…!ゴキッ…!ゴキッ…!」



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インペラー[?](ふふっ…やっぱバカですねぇ唯先輩は…ペース配分も考えずただバカスカカードを使うだけ…戦いというものをまるでわかっちゃいない)

インペラー[?](ゴキゼール達でもなんとかなりそうですけど、そろそろこの私が直々にトドメをさしに行きましょうかね…ふふ)

キィン…キィイイイイン…!

インペラー[?]「ッ…?新たなライダーの気配を感じる…!澪先輩か?でも澪先輩は…ゴキゼールに足止めさせているはず…!」



ナレーション「次回、仮面ライダー龍騎!」

ナレーション「突如唯の前に現れた謎のライダー!その正体とは一体誰なのか!?そして離れ離れになった澪の前にもライダーが現れる」

ナレーション「再開は8時過ぎ、戦わなければ生き残れない!」


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