U斬「今度は、わしたちの番か。」

U斬「士郎。」

山岡「親父…」

U斬「刮目して見るがよい。」

U斬「食とメタルの融合を!!!」

U斬「…」

U斬「にゅーしんぐる…」



U斬「『焼き茄子は酢醤油で食え!! 』」



ryozo「///」

N.riv.「…」

CHIYO「YEP!!!!」


♪地獄の業火 秋茄子焼却!!!!


「「「「一杯酢!二杯酢!三杯酢!四杯酢!五杯酢!」」」」

唯「三杯酢!四杯酢!」

嶺山「うう…海原先生が…(泣)」


♪生姜擂りおろし てめえのFUCKIN顔面三枚おろし


「「「「六杯酢!七杯酢!八杯酢!」」」」

陶人「雄山…なんたる…。しかし…
   ここまで高ぶった雄山は見たことがない…」

京極「アワワワワ…」


♪ただ喰らえ ひたすら喰らえ 喰い死ね!!!

CHIYO「COCK OR EGGPLANT!!MA PUSSY SQUASH YOUR EGGPLANT!!!!!」


「「「「九杯酢!十杯酢!百杯酢!」」」」

大原「美食倶楽部の命運も尽きたな…」

澪「Nさま…キューン」

紬「十杯酢♪百杯酢♪」

山岡「…」

ゆう子「うちの子たちには見せられないわ…」


♪間奏


ドスン…ドスン…

CHIYO「…」


律「ん?おチヨさんがステージ降りて…こっちに…」

梓「ひぃぃ…」

ゆう子「あの目…獲物を狩るときの肉食獣のような…」


CHIYO「…」ドスン…ドスン…



澪「コワイコワイコワイ…」

富井「一点を凝視しているよぅな…」

山岡「おチヨの視線の先には…」

山岡「…」

ゆう子「まさか…」



「「「「団社長!!!!!」」」」




団社長「え…」

山岡「まさか…」

ゆう子「団社長を…」

さわ子「レイプする気ね♪」

団社長「えーーーーーー!!??」


CHIYO「…」ドスン…ドスン…


山岡「おチヨはメンクイだったな…」

団社長「お、おチヨさん落ち着いて…」


CHIYO「…」ドスン…ドスン…


団社長「れ、冷静に…」


CHIYO「…」ドスン…ドスン…


団社長「あ、ああ…」


CHIYO「ニタア…」

団社長「い、いやあぁぁぁぁぁーーーー!!!!」



団社長「フニャ~」

三河編集長「で、では気を取り直して後半部を…」

三河編集長「究極のメニュー側、お願いします。」

山岡「はい。」

山岡「では、さっそく…」

京極「ん?スープか?」

澪「マグカップが二つずつ…」

板橋社長「片方は冷えてて、もう片方はあったかい…」

小泉「牛乳のような…」

唯「ゴク…モグ…モグ…」

唯「おいすぃいい!!!豆乳スープだね!」

板橋社長「コンソメ味!」

京極「具は、豆か?ほうれん草、にんじん、あとは…」

紬「シンプルだけど…香草かしら、匂いがなんともいえないわぁ~」

小泉「確かにシンプルだが洗練されてもいる…」

秀沢「喉越しが実に心地良い…」

律「冷たいほうは…おひっ!!あまーーい!うまい!」

梓「ポワワーン☆」

憂「やさしい甘さだね♪蜂蜜を使ってるみたい。」

京極「柑橘系の果物が何種類かはいっとるな…
   喉に染み渡る用や。」

山岡「皆さんにお出ししたものは、豆乳のスープと、
   豆乳を使った甘味飲料です。」

山岡「まず豆乳スープの方から。」

山岡「使用したコンソメは、常道に、
   牛肉と鶏肉を煮詰めたものから作りました。」

山岡「香り付けのハーブはバジルだけです。」

京極「皆がいうとるように単純明快な味でええなぁ~」

山岡「具材はソラマメ、ニンジン、粟、稗、ほうれん草、クレソンと、」

山岡「おからです。もちろん、これに使用した豆乳を搾る際にできたものです。
   喉越しを良くするためにすり鉢で丹念に細かくしました。」

秀沢「そうか、それで…」

山岡「豆乳自体は、言わずもがなです。」

山岡「次に飲料のほうですが…」

山岡「味付けは蜂蜜を使用しています。香り付けはバニラです。」

山岡「具材は、グレープフルーツ、夏みかん、シークァーサーを使いました。」

山岡「柑橘類を使用したのは、蜂蜜の甘さにはどうしても重みが付きまとうので、
   柑橘類の酸味でこれを和らげるためです。」

山岡「さて、なぜ、これらを皆さんにお出ししたのか…」

山岡「それは前半部でも述べました、食事のバランスへの配慮からです。」

山岡「最近は、栄養素の不足を補うために、サプリメントや
   野菜ジュースというものが多々用いられます。」

さわ子「ついつい頼っちゃうのよねぇ」

山岡「我々は常々強調してまいりましたが、食生活は
   人間の生活史のなかで非常に大きなウェイトを占めています。」

山岡「食生活の貧困化は、人間の内面に対してもあまり良い影響を持ちません。」

山岡「創造を担うロック音楽家の人たちにも、充実した食生活を送ってほしい。
   そう考えて今回のメニューを用いた次第です。」

山岡「豆乳は非常に高栄養です。畑の肉という比喩のままに。」

山岡「さらに、様々な具材を使ってバリエーションを持たせることもできます。」

山岡「コンソメやはちみつ以外の味付けも良いでしょう。」

山岡「つまり、栄養価の高い料理として、おいしく、
   しかも飽きることなく食べていくことができるのです。」

京極「ほうか…確かにな…」

澪「おいしいものを食べて、心を…はつらつとさせていたほうが
  良い曲を作ったり演奏したりできる。その通りだと思うよ。」

山岡「究極のメニュー側は以上で終了です。」



U斬「では、我々のたーんであるが…はじめに言っておく、
  今回我々はチゲスープをお出しすることにした。」

U斬「それはなぜか?一言で言うと…」


U斬「 傾(かぶ) け ! ! ! ! ! ! ! 」


「「「「「!!!!!!!!」」」」」

U斬「それだけである。」

山岡「親父…」

U斬「それでは品を運ばせよう。」

京極「ふむ普通のチゲスープのようだが…」

ゆう子「でも何かしら?唐辛子とはちがった…
    胡椒のような香りが、少しするわ。」

U斬「具は、キムチ、豆腐、鱈、烏賊、長ネギ、椎茸、榎。」

U斬「味付けはコチュジャン、白味噌。」

谷村「ごく一般的な材料ですな。」

U斬「具よりもスープを主に味わっていただきたい。」

律「ぱく、ゴクン…」

憂「おいしい!けど少しだけ苦味みたいなのがある…
  あとゆう子さんがおっしゃったように胡椒のような香りも…ゴク」

大原「しかし、なぜか、手が止まりませんな…次々と口にしたくなる…ゴク…」


ゴク…ゴク…パク…ゴク…


澪「ゴクゴクゴク…なんか…ハイになってきた…みたい!!」

唯「うまいうまいうまいうまいぞぉぉぉーーーー!!!!」

さわ子「おかわりもってこいいやぁぁぁぁーーーー!!!!」

陶人「うひょーーーーーーーーーー!!!ゴクゴクゴク…」

三河編集長「こ、これは…料理を食べた人たちが酔っ払ったような…!?」

U斬「このチゲスープには『カバ』の濃縮粉末を使用しました。」

三河編集長「カバ!?それはいったい!?」

U斬「南太平洋の島々で飲用される一種の酩酊飲料およびその材料となる植物です。
   摂取すると、酩酊感や高揚感が得られます。」

U斬「コショウ科の植物であり、その根から搾り取った液体を飲用します。」

U斬「ただ、カバは特有の苦味や臭みがあるため好き嫌いが分かれるでしょう。」

U斬「しかし、現在は粉末にしたものが販売されているので、その中でも苦味や臭みが最も少なく
  酩酊効果の最もあるものを使用しました。」

三河編集長「それは麻薬なのでは!?」

U斬「とんでもない。そして、アルコール分は含まれていないし、副作用も依存性もない。」

U斬「麻薬など言語道断だが、音楽家達が麻薬や覚せい剤に頼るのは、
   高揚感や覚醒感、逆に酩酊感を得ようとしてだ。創作の原動力とするために…」

U斬「悪魔の薬に縋るなど救い難い愚か者のすることだが、カバは違う。」

U斬「創作の原動力となり、癒しとなる。」

U斬「これで至高側のたーんは終わりです。」



三河編集長「は、はいでは、審査のほうに移りたいと思います。中前田先生?」

中前田(審査委員長)「ゴク…もぐ…ゴク…んんーー??」

三河編集長「あ、あの審査を…」

中前田「しんさー?甲乙つけが…たひよぉ…」

三河編集長「よ、酔ってる…」

中前田「もうひきわけってほほへいーよー!!なーみなさーん??」

陶人「いぎなーーーーし!!ゴクゴク…」

京極「さんせーやーーー!!ゴク」

その他の審査員「「おーーーけーー!!」」

三河編集長「え、あ、あの、そ、それでは今回の勝負は両者引きわ…」

団社長「みかわへんしゅーーちょーー!!いっしょにたへましょーーー!!」

三河編集長「社長!?しゃちょーーー!?」

U斬「ふふ…やはり…」



U斬「傾奇こそメタルの真髄なり!」



山岡「おやひーーー!!いっひょにくおーーぜーー!!」

ゆう子「おほうーーーはーーん!」

唯「U斬ーーーー!!はひゃふはひゃふーーー!!ゴクパク…」

U斬「どれ、わしも頂くとするか…」



こうして究極vs至高の対決は両者引き分けとなり、
そのあとは延々とカバチゲパーティーが続いたのであった。



そして数日後

ゆう子「あの子たち、帰っちゃったわね。寂しくなるわ…」

山岡「京都なんて取材でいくらでも行くだろ?
   そんときに旨いもんでもごちそうしてあげればいいさ。」

ゆう子「そうね。」

山岡「しかし親父も…まさか美食倶楽部別館として
   滅蛇流(めたる)倶楽部をつくるとはな…」

山岡「まあ生暖かく見守ろうぜ。」

陽士「おとぉーさーん!」

遊美「おかぁーさーん!」

ゆう子「あら?どうしたの?」

陽士・遊美「FUUUUUUUUUCK!!!!」

山岡・ゆう子「…」


おわり