2009年7月25日 東京駅八重洲口

唯「あいすぅ~」

律「あちぃぃ~」

澪「お前ら…アチ…」

梓「関東って…」

憂「お姉ちゃん…しっか…りぃ…」

紬「あらあら♪」

さわ子「ハッ!あなたたち!だらしないわよ!!キリッ」

律(なんでさわちゃんげんきいーの…)

梓(聞いてないんですか!?理事長先生の特命で
  一ヶ月間私たちと一緒に東京だから…)

律(本人は丸一ヶ月休みのつもりですか…)



富井「さわちゃーーん!!」

さわ子「伯父さーーん!!!」

律「あれがさわちゃんの伯父さん?似てねーな…」

梓「先生のお母さんのお姉さんの旦那さんらしいです。
  先生、新幹線の中で話してくれましたよ…」

律「わりぃ、富士山に夢中だった…」

富井「さわちゃん、生徒さんのお宅に泊まるってので本当にいいの!?
   うちの奥さんもヒトシも楽しみにしてたのに…」

さわ子「おばさんもヒトシも気が向けは、こっちに泊まりに来ますよ!
    伯父さんもおいしいお酒と一緒なら歓迎しますから!」

富井「やっぱりウチの奥さんの一族は美人でキップがよくていいなぁ!!」

さわ子「そんな伯父さんいやだわぁ!!」

梓「何か…嫌な親戚付き合いの縮図を見た気がします…」

澪「で、ムギ、お前の家の別宅とやらは…」

紬「ここから10分よ。新宿ってところにあるらしいんだけど…」

律「お前もよく知らないのかよっ!?」

紬「ごめんなさいね…(汗)私、関東来るの10年ぶりだから…」

律「そうでした、あんたは、東京よりも
  パリやロンドンの滞在時間のほうが長かったっけね!」

唯「りっちゃん!嫌味はだめだよ!!」

律「どっちがだよ…」



紬「あっ…衛星電話がこの辺だって…」

富井「この辺かい?」

さわ子「伯父さんこのへんで一度車ストップ!」

富井「了解!」

紬「あっ!あの建物よ!」

富井「あっ!あれなん…ん?……ん?」

富井「あれ、都庁だよ?」

唯(とちょうって?)

憂(お姉ちゃん!?おねえちゃんがファンのヨシズミさんの
  お父さんがお務めしてるところだよ!!)

唯(本当!?ヨッスィーにあえるのぉ!?)

紬「確か○○階から○△まで、うちの部屋らしいから…」

澪(もう驚くのやめよう…)

富井「じゃ、さわちゃん、○○階まで荷物運ぶから…」

さわこ「伯父さん、何から何まですいませんね、ほんとに!」



琴吹家都庁内別宅

律「なあ、ムギ、お前の親父さんって…」

紬「なあに?」

律「いや、止めておく…」

唯「慎ちゃんのサインワクワク…」

憂「お姉ちゃん、知事さんのサインもらえるといいねえ!」



ピンポーン!

唯「ごめんね、憂…私たちが料理下手だから、
  憂について来てもらって…。
  もっと自由に夏休み過ごしたかったよね…」

憂「そんなことないよ…お姉ちゃん!私おねえちゃんのためになれるなら…
  (そして今回の旅で一線を…)」

憂「ハァハァ…」

唯「ういぃ?」



ピンポーン

さわこ「はあーい!」

富井「あっ!さわちゃんいーよいーよ!ぼくがでるから…」

さわこ「すいませんおじさーん。」

富井「はーい!」

山岡「チワッス!」

がたん!



山岡「副部長!なんで閉めるんですかあ!!」

富井「お前は…なんとなく我が一族に仇名す気がするんだよぉぉ!!」

山岡「はぁぁ!!?」

澪「すいません、山岡さん。桜校軽音部のために色々と…」

山岡「いいんだいいんだ!俺はもらう物もらってるから♪」

富井「や・ま・お・か・ぁぁぁ!!!!!」

山岡「ぶくぶちょ…ぐ…ぐるじ…」

さわ子「伯父さん!伯母さんとヒトシを犯罪者の家族にする気ですかっ!?」

富井「はっ!?さわちゃんありがとおう!危うく…」

紬「面白い方たちですね♪」

ゆう子「ええ、うちの人も副部長も。」

澪「ウチの人?」

ゆう子「山岡は私の主人なのよ。」

澪律梓「えっ…」

ゆう子「言いたいことはわかるわ。こんなボンクラとって…」

澪「あっ…いや…けっしてそんな…ぼんくらなんて…」

律(旦那のことボンクラっていうのも…正直だなあ…)

山岡「ギブギブ…!ど、どにかく、これからみんなで夕食に…」



唯「ごはーーん!やふーーー!!」

憂「お、おねえちゃん…///」

山岡「おっ!うまいもんは好きかい?」

唯「もちろんです!おい御飯のためならなんでもぉ!!」

山岡「さすがだな!!親父をキレさせるだけあるな!」

ゆう子「あなたっ!」

唯「へ?」

山岡「今のうちに正直に言ったほうがいいだろ。
   海原雄山は…実の俺の父親。」

唯「え…」

ゆう子「そういうことのなの。あ、でも、
    ぜんぜん気を使う必要はないのよ!!」

ゆう子「うちのひともこの間、お義父さんと仲直りしたばかりだし!」

山岡「ヘッ…」

唯「そ、それはまあ…」

澪(反応に困るな…)

富井「とにかく!これから夕食だろ!
   うまい物をこの子達に食べさせてあげよじゃないの!」

さわ子「伯母ちゃん!サンキュー!伯父さん連れて今帰るよっ!」

富井「へ?」

さわ子「伯母さん、豪勢な料理用意してまってるそうだから…」

富井「え?え?えーーーーーー?」

さわ子「部長のりっちゃん、あとよろしくーーー!」

律「え…は…はい…」

富井「えーーーーーーーーーーー!!!!」



山岡運転の車中

唯「山岡さん!!どんなお料理食べさせてくれるんですかーー!?」

山岡「ウチの親父怒らせといて元気な子だなあ!!」

唯「えへへぇーーー!」

澪(褒めてない褒めてない…)

律「そういえば、お話に出てたお子さんたちは?」

山岡「お袋代わりのオチヨってひとが見ててくれててね…」

律「へぇー…(なんか聞くんじゃなかったな…)」

山岡「おっ…そろそろ到着だ!」


4