紬「澪ちゃんを拘束して、寝台に寝かせて」

紬は側近の男に命じた。

紬「私ね、正直りっちゃんを犯したくなんてなかったの」

男たちが澪に拘束され、梓が眠っている寝台とは別のもうひとつの寝台に寝かせる。

澪「じゃ、じゃあなんで……!」

紬「りっちゃんがステキだったから本性を見たくなったの」

澪「……?」

紬「りっちゃんはとってもカッコよくてとっても優しくて……私に色んなことを教えてくれた」

紬が梓の寝台に歩み寄る。

紬「そんなステキなりっちゃんが懇願する姿が見たかったのよ」

澪「く、くるってる……」

紬「プレイ拒否のあまり狂ってりっちゃんを犯して挙げ句の果てに私に寝盗られた澪ちゃんに言われたくないけど……まあいいわ」

紬はミニローターを取り出し、梓の膣に押し当てた。
ローターが震え梓の身体がピクンと動く。

梓「……っん?……ふぁ」

紬「おはよう。二流ちゃん」

梓が目を見開き声にならない声をわずかな口の隙間から漏らす。



ジュルリ、という涎を啜る音が聞こえ、梓は目を覚ます。

紬「ふふ、そろそろアイマスク外してあげてもいいかも」

紬は梓のアイマスクを優しく剥がした。
寝汗を額に浮かべて革ベルトの拘束から逃れようとする。

紬「かわいい……、梓ちゃんったらこんなにかわいい顔して」

再び梓の小さな口を開け、欠伸をする。

覚醒により紬としたえっちを思い出したのだろう。
頬を赤く染める梓を実に楽しげに紬は眺めた。

紬は梓の身体をなめ回すように見る。
えっちにより少し艶めかしくなった白い肌はエロテスクなことこの上ない。
紬は指圧するように梓の無い乳房を強く押さえる。

梓「ぁっ…ん…」

紬「梓ちゃんどう? やっぱり気持ちいいの?」

梓を紬は心配げに見る。

紬「ねえ、梓ちゃん――」

紬は梓の耳許で囁く。それは堕天使の囁きだった。

紬「お家に帰りたい? えっちなんてもうやめてほしい?」

梓が頷く。目尻に涙を浮かべ、帰りたい・・・と、うったえる。

紬「じゃあ……」



紬「梓ちゃんが澪ちゃんにえっちして。
  そしたら梓ちゃんは帰してあげる」



梓が頷く。
梓の頭にはすでに紬のことでいっぱいなのかもしれない。

紬「ふふ、梓ちゃん素直だね」

紬は梓と同じように寝台に拘束された男たちの横にいる澪を振り返る。

紬「澪ちゃん。よかったね。梓ちゃんが私の代わりにえっちしてくれるって」

紬がうれしそうに言う。

拘束されていない澪に抵抗する術はない。

紬「頭のいい澪ちゃんはもちろん、イスラームの『目には目を』って掟を知ってるわよね?」

澪は背筋を震わせた。変な予感が汗となって澪の背中をなぞる。

紬「『目には目を』なんて聞くと、ついつい野蛮なイメージをもっちゃうけど私は、むしろ寛容だと思うの」

梓の拘束をほどきながら紬は言う。

紬「だって仮にキスされたら、私だったらそれ以上のお返しをしようと思うもの」

澪「だ、だめだ……梓とは……」

澪の脳内は梓との情事を妄想していて、紬の顔をぼんやりと眺めていた。

紬「なにをいってるの?」

高い声。それだけで紬が私の考えていることが筒抜けだとわかる。

紬「澪ちゃんは私の大好きなりっちゃんを犯したんだから本当なら……」

紬はその先を言わなかったが、続きは言わなくてもわかった。

紬「さあ梓ちゃん。立って」


梓の拘束がとけた。


だが、梓が身体を起こして床に立った瞬間、弱々しい声を漏らす。

当然だった。梓は紬とのえっちから数日間この寝台で寝ていたのだ。
体の力が抜けるのは当然だった。

梓が床にくずおれる。

紬「なにをしているの、梓ちゃん?」

梓「だって……」

紬が梓の身体を抱きしめ、無理矢理立たせようとするが梓は首をイヤイヤと横に振る。

梓「そのまま…抱きしめて……ください」

紬は嬉しそうにため息をつく。

紬「べ、べつに私はこのまま梓ちゃんを抱きしめ続けてもいいのよ?」

それは最高の誘惑だった。梓は立とうとしない。

梓「むぎ先輩……良い匂いです」

幸せ声が漏れる。


澪はただひたすら願う。
梓が床から立ち上がることを。



――嗚呼、神様、お願い――

こっちから梓に手を出したら自分は今度学校でどんな表情して過ごしていけばいいんだ?
そう考える澪にはただ願うことしかできなかった。

紬「梓ちゃん。頑張って。澪ちゃんにえっちすれば梓ちゃんは帰れるのよ」

堕天使の囁きが、梓をまたもや呼び起こす。
梓が床に手を付き、四つん這いで澪の寝台に近づいていく。

紬「なるほど、考えたわね」

梓「澪……先輩……」

梓が徐々に近づいてくる。

欲情猫の梓が。

澪の生唾を飲む込みごくっ、と短く鳴る。先行する妄想が澪の喉から相手の名前を呼ばせた。

澪「ぁ……梓」

梓は近づいてくる。子猫のように。一歩、二歩。


そして、梓は澪の脚につかまり、無理矢理立ち上がった。



紬「おめでとう、澪ちゃん」



梓「んー……」

澪「梓ぁ……」

梓の潤んだ瞳が澪の両目をとらえる。
すでにその目は獲物を捕らえた猫の目。

紬「梓ちゃんは大切なファーストキスを私に奪われた。そしたらなにをする?」

梓の小さな指が澪の唇に近づいていく。

口には口を。梓は今からそれを実践する気だった。

反射的に澪が唇を結んだ。が、舌で澪の唇をこじ開ける。

澪「んぁっ……ん…んちゅ」

梓の舌が口内を犯すように澪の舌を抑える。いな、実際に絡めようとしているのだ。

澪「んはぁ……んくっ……ん……ちゅ……っ」

乙女にとってファーストキスを奪われるというは並大抵の覚悟ではない。
梓とて数日前であれば女のファーストキスを奪おうなんて発想など浮かばないはずだった。

梓の唾液が澪の口内へと侵入していく。

澪「あぁっ……あずさぁ……」

澪が名前を呼ぶが梓には聞こえていない。

梓は紬からミニローターを受け取る。澪の下着をずり下げたためか梓の足許がふらつく。

紬「澪ちゃん。状況は状況だけど梓ちゃんとえっち出来るのよ。幸せだと思わなきゃ」

澪「梓……梓!」

とっさに澪は欲望を曝け出す。

澪「わ、私を犯して! 犯してくれぇ!」


梓の動きが止まった。



紬「あららららら~、言っちゃいました~」

紬が関心したように拍手する。

紬「そうよね。梓ちゃんに犯してもらうなんて経験出来ないもんね」

澪「はやくっ梓っ! 私を…………!」

次の刹那、ブルルルルと空気を振動させる。
例のごとく巨大なイボイボ付きバイブだ。ブルブルと震えるそれを澪ではなく、梓に向ける。

紬「梓ちゃん、なんならこれ使ってみる?」

微笑む紬の顔を巨大バイブが妖しく震える。

澪「……っ!」

本能的な征服欲が梓の身体を駆け抜ける。
爪先から背骨を貫くような、そんな感覚に歓喜し、梓は巨大イボイボ付きバイブを手にする。

澪「ちょ、あず――」

澪の声はそこで途切れる。



梓の巨大イボイボ付きバイブが澪の膣内に突き刺さった。



澪「ふぁ、ふぁずさぁぁ ―― aaaaaaaa   ―――――」

梓の名前が奇声に変わる。

――おまたが! おまたが! 私のおまたが!?

「シチュエーション大事にしよう」とかそういうレベルではない。

膣内が真っ二つにわかれ、血が太ももを伝う。
膣内の痛みがおまたに響き渡る。喉から溢れる声が、さらにそれに追い撃ちをかける。

――ぐちゅり

が、梓はイボイボバイブを突き刺しただけでは終わらなかった。

イボイボバイブを勢いよく回転させたのだ。
クチクチと膣内を掻き回すようにに、陰核まで梓の手によって刺激される。

澪「――  あ  あ  んあふっそ、あ、んっあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」



紬「梓ちゃん、お上手~」

紬が拍手をして、梓を褒めたたえる。
しかし、その顔はどこか物足りなさそうで退屈そうだった。

紬「一応、澪ちゃんのためにイクときはキスしてあげて」

梓は「うん」と頷くとすぐさまラストスパートに入る。最後の力を振り絞って動かす。

イボイボバイブを。

澪「――  い゛ち゛ゃ゛う゛う゛う゛ ――  ま゛ま゛あ゛ あ゛  ――」

絶頂寸前。火で炙られたかのようにおまたが熱くて、痛気持ちいい。

視界もめちゃくちゃだった。
チカチカと光が目の前で明滅しているかのようだった。

梓にイボイボバイブを突っ込まれてアンアン言っている自分を一瞬想像して、さらに澪を追い詰める。

紬「イかせましょ」



梓は紬のそう言われて、すぐさま澪の唇を塞ぐ。
梓から舌を差し出すと、澪は舌を受け入れた。

梓「――んんっ!」

一切の躊躇いもなく、澪は梓の舌を招き入れる。

――ぐちゅぐちゅ

水っぽい音がしたときには梓のイボイボバイブは澪の最奥まで突き刺し終わっていた。
それどころか、子宮まで突っつくように、ぐちゃぐちゃと音を立てて、掻きまわす。

澪「―― ぁぁ ぁぁぁ あ゛あ゛あ゛ああ゛ああ゛あ゛ あああ゛ あ゛――」

今まで築いてきた澪はすでに原形を留めていない。
ぐちゃぐちゃに掻き混ぜられ、喘ぎ、そして絶頂をむかえていた。

紬「えっちはやっぱり膣内が一番良いわね」

紬は楽しげに呟く。

絶頂をむかえた澪は口からだらしなく涎を垂らしていた。



紬の顔には満足そうな表情が漂っていた。


紬「あぁ。やっぱり女性同士の性交って――すばらしい」


すばらしい。紬はもう一度呟いた。

ただこうなってしまってはダメだな、と紬は落胆した。
梓はほとんど体力を失ってしまっている。
澪も律を犯すときの葛藤を感じられない。

いったいなんのために自分の大好きな軽音部のみんなを犯しているいるのか。

澪がだんだんと変態になっていく様はなかなか見てて面白かったが、今はセックスに酔っているだけ。

単純にセックスを楽しむなら、適当な連中で全然問題ないのだ。

えっちにより女の子が女の子相手に絡み合い求め合いイキ顔を魅せる、それこそが自分の観たいものなのだ。

紬がつまらなそうに欠伸をしたときだった。


携帯電話が鳴った。



紬「もしもし」

電話の主は執事だった。淡々とした声が用件を言う。

斎藤「お嬢さま。お嬢さまが依頼されたものが届きました」

紬「……そう、ずいぶん早かったわね。
  じゃあ、今すぐパンティ持ってきて。ああ、あと壺はいいや、でもウォッカと持ってきて」

斎藤「ウォッカはダメです」

紬「じゃあね」

紬は電話を切った。
本当はまだ試していない特殊なプレイがあって、梓に試そうと思ったが。

紬「梓ちゃんは休ませてあげよう」

紬はそう言ったが、イッた澪の姿を夢中で眺めている梓には聞こえていない。

紬「あのプレイは唯ちゃんにしてあげよ」

紬はそう言うと、巨大イボイボバイブの電源を切った。
そして梓に話し掛ける。

梓「……?」

紬「梓ちゃん。そろそろ帰ろっか?」

紬は梓にはっきりとそう告げた。



梓は迎えの車に乗り込む。

さすがに澪とのえっちには疲労したらしい。
もともと梓は体力があるほうではない。

梓「少しだけ、寝ようかな……」

梓は目を閉じる。

目を閉じると私を包みこむムギ先輩の笑顔。澪先輩のイキ顔。

梓「おやすみ――」


梓は意識を放り投げた。

二流軽音部員。

何故かプレゼントに貰った牛一頭。

何だか不思議な数日間。

まぁいいや。

また明日から私の日常は始まるんだから。



今は自宅のベッド。数時間前に澪はプレゼントされた牛をどうしようか悩んでいた。
正直牛は臭い。体臭やら排泄物やらを撒き散らす。
それを紬に話すと、肩ロース、サーロイン、ハラミなどになって澪のもとへ残った。

「い、今の牛を捌いたのか!?」と訊くと、
「なんでそんな拷問みたいなことをしないといけないの?」と、紬は答えた。当たり前か。


澪「疲れた…」

澪の手が天井へと伸びる。梓と行ったえっちによって使われたあそこが、ひくひくと痙攣する。

澪「一体なんだったんだろう…」


澪「――――    りつ         ――――」


澪の伸ばした手が床に落ちた。

疲れによる睡眠か、もしくは仮眠か。とにかく澪は今この瞬間寝た。


紬『さようなら、澪ちゃん。澪ちゃんとりっちゃんならきっとまた、会えるわ』


ムギはそう言った。

あぁそうだな。

だってここが日常なんだから。


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