― 12:12 札幌市中央区南3西4 三信ビル前観測班

ドドドドドドドドン!

自衛隊員A「やった!」

自衛隊員B「砂煙がすげぇな…」

自衛隊員C「視界が開けるまで警戒を怠るなよ」

自衛隊員D「晴れてきた…」

レギオン「ギシャー!」

自衛隊員A「うわ!」

自衛隊員B「くそ!撃て撃て!」

タンタンタン!タタタタタ!タタタタタ!

通信員「こちら三信観測班!生物多数出現!襲撃を受けている!送れ!」



― 12:13 札幌市中央区大通公園 大通DCP

通信員C「三信観測班より!生物の襲撃を受けているとのこと!」

指揮「何!」

通信員D「東横前観測班より報告!小型生物、数は減ったものの依然健在!」

通信員E「真鍋連隊長より前進要請が!」

指揮「11、18普連は前進!目標を制圧せよ!待機中の第7対戦車ヘリ隊に航空支援要請!」



運用部長「了解!第7ヘリ隊を丘珠より前進させます!」

情報部長「レギオンがこのまま拡散した場合、04ラインまでの侵攻は2時間以内です!」

渡良瀬「状況を見に行かせて下さい!」ガタッ

花谷「渡良瀬さん!」

指揮「わかった。渡良瀬二佐を誰か野戦指揮所へ!」

自衛隊員「どうぞ!」



ブロロロン

―車中

渡良瀬「どうすれば奴らをどうにかできるんだ」

梓「電磁波です!」ヒョコ

花谷「うわぁ!」

渡良瀬「ここで何を!?」

梓「ずっと気になっていました!ジャミングですよジャミング!」

渡良瀬「え?」

梓「レギオンは電磁波でコミュニケーションを取ってるんです!」

花谷「電磁波?」

梓「私たちが音で会話するように、レギオンは電磁波で会話してるんですよ!」

渡良瀬「だから活動が活発になるにつれ通信障害が起きた」

花谷「機動隊や乗客を襲撃したのは携帯電話や無線機がコミュニケーションを阻害していたから」

渡良瀬「コミュニケーションを阻害する対象を敵対視するためにあんな攻撃的なのか」

梓「逆に電磁波を使えばどこかに誘導出来るのでは!」

花谷「どこかって…」

自衛隊員「到着です!」

キキィ!

自衛隊員2「渡良瀬二佐!」

渡良瀬「状況は!?」バッ


花谷「野下さん。彼女をDCPへ送って下さい」

自衛隊員「了解!」

梓「えっ」

自衛隊員「さ、行きましょう」


花谷「中野さん。ここはもう戦場なんです。どうか。

梓「…わかりました」

花谷「DCPにお連れしろ!」

自衛隊員「了解」

梓「渡良瀬さん!」

渡良瀬「?」

梓「ご無事で!」

渡良瀬「…」

梓「…」(敬礼かぁ…)

自衛隊員「…では、行きましょう」

ブロロロロロ



― 12:42 札幌市中央区南2西4  第2中隊指揮所

通信員A「生物の数は半減するもなおも進行衰えず!」

連隊長「対戦車ヘリ隊はまだか!」

通信員B「指揮官機のローチに電気系統の故障!現在代替機を手配中です!」

通信員C「負傷者数増加!71戦車連隊による救出支援を開始」


渡良瀬「・・・おい!地図はあるか」

自衛隊員「地図ですか?これです」

渡良瀬「何か…何か」

<札幌市交通局高速電車 すすきの変電所>
<北海道電力(株)薄野変電所>


「これだ!」


花谷「なんです?」

渡良瀬「変電所だ!」

自衛隊員「北電は一応稼働中ですが、交通局の変電所は昨日から爆破のため送電を中止しています」

渡良瀬「最大出力で再開するように交通局に。北電も同じように最大出力を」

自衛隊員「わかりました」

花谷「まさか渡良瀬さん」

渡良瀬「そのまさかだ。連隊長!」



―13:10 札幌市某所 札幌市交通局高速電車 運転司令室

職員「自衛隊よりすすきの変電所の送電再開要請が。しかも全開でだそうです」

室長「トンネル爆破した次は何をする気だ?…とにかくやろう!」

職員「はい!」



―13:10 札幌市東区丘珠 丘珠空港 

ヒューン キューン キュンキュンキュンキュンキュン キキュキュキュキュキュキュ

AH-1Sパイロット「アタッカー・フォーメーション4771、リクエスト、テイクオフ」

管制塔「アタッカー・フォーメーション、タワー。テイクオフ」



― 13:15 札幌市中央区南2西4  第2中隊野戦指揮所

通信員A「丘珠の対戦車ヘリ隊上がりました!」

通信員B「東横観測班より報告、生物転進!変電所へ向かうと思われます」

通信員C「豊水すすきの駅警戒隊より報告!生物の中に羽が生え飛行するものを確認!」

連隊長「コブラを変電所に向かわせろ」

渡良瀬「車を!」

自衛隊員「はい!」



― 13:16 札幌市中央区大通公園 大通DCP

通信員「2中隊野戦指揮所より報告!レギオンの大半が転進、変電所に集結中!」

指揮「コブラは!?」

第三部長「コブラ到着まであと5分です!」

梓「渡良瀬さん…」



―13:22 札幌市中央区南7西2

渡良瀬「これは…」

ギギョギョ
ギョギョギョギョッギョギョッ

花谷「レギオンが集まってる…」

自衛隊員「渡良瀬二佐。コブラが来ました!」

渡良瀬「信号弾を発射しコブラを誘導!」

自衛隊員「了解」

自衛隊員A「発射用意!仰角90、弾種、信号弾!」

自衛隊員B「発射準備ヨシ!」

自衛隊員A「撃て!」

ボン!ヒュルルウルルルル バッ!



―上空 AH-1S

ボゥン

パイロット「信号弾だ!」

ガナー「武器システムフルオン」

編隊長「DCPより射撃許可。全機攻撃せよ!」

AH-1Sガンナー「敵、前方12時、サイト捕捉維持!、」

「発射!」

キュルルルルルルル ボボボボンボボボンボボボボン

バシュッ!キュルルルルルルル ボボボボンボボボンボボボボン

自衛隊員「二佐!危険です!後退しましょう!」

渡良瀬「ああ」


バシュッ!キュルルルルルルル ボボボボンボボボンボボボボン
バシュッ!キュルルルルルルル ボボボボンボボボンボボボボン
バシュッ!キュルルルルルルル ボボボボンボボボンボボボボン

………
……



―16:42 札幌市中央区すすきの ススキノラフィラ跡

ウーウー
ウー― ウー―

ガシャンガシャン
ガララ

消防隊員「まだ燻ってるぞー!」

消防隊員2「放水こっちも頼む!」

機動隊員1「誰かいるかー!手を貸してくれー」

消防隊員「大丈夫か!」

機動隊員1「あの瓦礫の下に埋まった車に生存者が!」

救助隊員「それは我々が!」

自衛隊員?「おーいこっちの方も頼む」

自衛隊員?「酸素濃度も異常なしだな」

自衛隊員?「マルゴーからDCP、照明の―」

自衛隊員?「マルヨン警戒を継続。送れ!」

自衛隊員?「ブルドーザーをこっちに回せー」

花谷「終わったんですか」

渡良瀬「恐らくな」



……

レギオン「ギギ…」

自衛隊員?「おっ、まだコイツ生きてるぞ!?」

自衛隊員?「この野郎!」

ジャキッ ダダン! ダダダ!

渡良瀬「おい!」

自衛隊員?「大丈夫です二佐」

自衛隊員?「片付けました!」

渡良瀬「…そうか」

自衛隊員?「コイツは我々が!」

花谷「まだレギオンが全滅したとは限りません。注意して下さい」

自衛隊員?「はい!」

笹井「花谷一尉!よろしいですか!すすきの駅構内に大型の空洞部分が」

花谷「渡良瀬さん。ちょっと行ってます」



渡良瀬「ああ…」(…これで本当に終わったのか?)



ッタッタッ

梓「渡良瀬さん!」


渡良瀬「ああ、中野さん。今回は本当にお世話になりました」

梓「こちらこそ…ご迷惑をおかけして」


渡良瀬「いや。あなたがいなければ今回の事態は更に悪化したかも知れない。

まして我々は電磁波で誘導することも思いつかなかったでしょう」


梓「いえ…渡良瀬さn」

レギオン「ギシャー!」

梓「きゃっ!」

渡良瀬「!」

渡良瀬「動かないで!」

バン!

レギオン「ギ!」

バン!バン!

レギオン「シャー!」ズバッ

渡良瀬「ぐっ」

バン!バン!バン!バン!

レギオン「ギギギ…」ドサ



タッタッタッタ

自衛隊員?「二佐!大丈夫ですか!?」

渡良瀬「ああ。大丈夫だ」

自衛隊員?「このこの!」

自衛隊員?「くぬやろー!くらえくらえ!」

バン!バン!



梓「…あ、ありがとうございます」

カチャッ

渡良瀬「守るのが私たちの仕事ですから」

梓「…」

渡良瀬「本当にありがとう」

梓「あの…握手してもらえませんか?」

渡良瀬「ええ、構いませんよ。ああ、手袋か…」ヌギッ


梓「ありがt」(大きな手…って…ゆ…指輪!?)ギュッ

渡良瀬「どうしました?」

梓「いえ…」

渡良瀬「とにかくお友達のところにお送りします。行きましょうか」



予告と違う?予告はえてしてそういうもんです><



―5/6 09:32 千歳市美々 新千歳空港 国内線出発カウンター


テレビ『朝になって被害状況が次第にはっきりするにつれ、この惨事の大きさに関係者は大きな衝撃を受けています。
札幌市災害警備対策本部では―』

ピーンポンパーンポーン
『日本航空 東京行き 定刻10時00発 56便 ご搭乗のご案内を―』


梓「…」ボー



律「おい梓!行くぞ!」

唯「あずにゃん~行くよ~」

澪「おい梓」

憂「梓ー」

紬「うふふ…」


律「昨日は大活躍だったらしいのに今日はどうしたんだ?」

澪「普通じゃない体験しちゃったら仕方ないよ」



タッタッタッタ

唯「あーずにゃん!」ギュッ

梓「!?唯先輩ですか…」

唯「もう行くってさ!」


梓「はい!」



― 5/6 11:32 札幌市南区真駒内 北部方面総監部 喫煙室

渡良瀬「ふぅ…」シュボッ 

花谷「いいかげん煙草はやめたらどうでs」

ボン!メララッ!

渡良瀬「うぉ!?」ガタン

花谷「うわっ」



―梓「レギオン?」完