ウッディ「えっと……俺は確かボニーの家で玩具として…君たちは?」

唯「平沢唯だよー。ここの家のフィギュアなんだぁ~」

梓「そうです。ここは隆さんという方の家の玩具としてここにいるのです」

ウッディ「どういうこった? えっ、俺はアンディの玩具達と一緒にボニーの家で住んでいるはずなのに……」

唯「残念だねぇ。ここはたかてぃんのおうちなんだよぉ~」

梓「駄目じゃないですか! 銀さんの真似しちゃ。隆さんですよ!!」

唯「えー、だってそっちの方が親しみ湧くじゃない~」

ウッディ「……くそ、もしかしたら気がつかない間に誰かがここに連れてきたのか…?」

銀時「うーっす。お前らな…おっ、新入りか。リボルテックか。ネットで話題になってた奴だな」

ウッディ「え…どこからか声が…」

銀時「下だこら、下を見ろ」

ウッディ「え……ちっさ」

銀時「うるせぇな。言うな傷つくんだからよぉ。俺もまさかこんな小さい姿で生産されるとは思ってもみなかった。ノンスケールフィギュアは辛いんだよねぇ」

唯「アニメ版の銀さんはとっても大きいのに、この家の銀さんはとっても小さいんだぁ」

ウッディ「あー。何かよくわからないんだが、君たちは玩具なんだよね。安心したよ。ところでさ、ボニーの家に帰りたいんだ。どこか調べる機械は無いか?」

銀時「あーそれならそこのパソコンで調べるといいぞ。押せるか?」

ウッディ「ああ。前の家にもパソコンはあったからな。しかし随分大きいパソコンだな」カチャカチャ

銀時「あーお前どこの家……アメリカ!?」

ウッディ「ああ。そうだ。確か……こう…あれ!?」

唯「どうしたのぉ?」

ウッディ「家が…無い…うわああああああ」

梓「えっ…どうしたんですか」

ウッディ「おかしいぞ、どこ探してもボニーの家がない。それどころか街の景観がまるで違う!」

梓「……」

銀時「……」

唯「……」

銀時「あーなんつーかあれだ。今度自分の名前を検索してみるといいぞ」

梓「…そうですね。現実を知ってしまうと思いますが、それが一番です」

唯「あ、もうすぐタカティンが帰ってくる!! バイト終わりだよ!!」

ウッディ「あ……いっちゃった。みんなどこに…?」

ウッディ「くそ…ここはどこなんだ。誰が攫ったんだ俺を。バズ…ジェシー…くそ」



~夜中~

ウッディ「…タカティンとやらはもう寝たようだな…ん?」

長門「……」

ウッディ「…君は?」

長門「長門有希」

ウッディ「…ああそうか。ところでさ、ここはどこか教えてくれないか? そしてこの家の脱出方法を」

長門「ここは日本。詳しく言えば東京都江戸川区。あなたの祖国からは飛行機や船を乗り継がないといけない距離」

ウッディ「日本…!!? どういうこった。俺はアメリカの玩具だぞ!? 何がどうしてここまで来たんだよ」

長門「残念ながら日本という事実は変えれない。この家の脱出は容易だが、アメリカまで行くには相当の難易度を誇る。推奨できない」

ウッディ「おいおい…まじかよ」

長門「あなたは一度自分の名前を調べるべき。付いてきて」

ウッディ「え…おい…」

長門「ここであなたの名前を打つべき」

ウッディ「ははw 俺を調べたって製品情報しか出ないぞ」カチャカチャ

ウッディ「ん…? ウッディの関連キーワードのトイストーリーって何だ…?」

長門「……」

ウッディ「え…これって…なんてこった」

長門「……」

ウッディ「そんな馬鹿な……」

長門「これは全てのフィギュアが知る現実。しかしながら貴方は作品自体でも玩具。だから混合していた」

ウッディ「はは…なんだよこれ…どうりで所々ががプラスチックだと思ったよ…」

長門「……そう」

ウッディ「ということは…みんなには会えないのか……くそ」

長門「でも貴方はひとりじゃない」

ウッディ「え…?」

長門「…と坂田銀時に言われた」

ウッディ「…ああ、あの銀時という奴か」

長門「そう」

ウッディ「…そうだな。とりあえず今はこの環境になれないといけないな。よし皆に挨拶するよ」

長門「そう。なら付いてきて」

ウッディ「おう…」



美少女フィギュア置き場

ウッディ「なんだここは…?」

長門「パラダイス…とタカティンが言っていた。私もここで普段の定位置」

ハルヒ「あれ? あなた新入りじゃない!? 新しくSOS団の一員になりに来たの
ね! 歓迎するわ」

ウッディ「…ああどうも。考えさせておくよ」

みくる「ど…どうもぉ」

ウッディ「ああ、どうも」

戦場ヶ原「あなたが新しくこの家に来た玩具ね。私がここの支配者戦場ヶ原ひた
ぎよどうぞよろしく」

ウッディ「はぁ、どうも。(でけぇ。これは大きいタイプの玩具か)」

唯「あーさっきの人だぁ」

ウッディ「ああどうも。さてそろそろ自己紹介させて頂くよ。俺はウッディ。
えーっとアンディの玩具…という設定の『玩具』さ」

唯「よろしくー。私は平沢唯だよー。名前で呼んでいいよぉ」

ウッディ「ああ、よろしく唯ちゃん」

ウッディ「そういえば俺はテーブルの上にいたから気がつかなかったんだが、
さっきの銀時という奴はどこにいるんだ?」

唯「あー銀さんはね、むこうの部屋のタカティンのお姉ちゃんの部屋にいるんだ
よぉ」

ウッディ「タカティンの玩具じゃないのか」

唯「そうなんだよ。何か男の人がいっぱいいてなんだか凄い景観になっていると
か言ってるよ。なんでも抜け駆け厳禁みたいなんだぁ」

ウッディ「抜け駆け?」

唯「うん。何か女の子に手を出してはいけないというルールがあの部屋にあるみ
たい」

ウッディ「ルールか…いわゆる女の子に手をだすなという…あれ、じゃあ俺は一
体…?」

唯「さぁ? でもウッディはタカティンの玩具だから関係無いのかも」

戦場ヶ原「つまりあなたは、私たちを好き放題に犯せるということよ。つまり
ハーレムよ」

ウッディ「んなっ、何を言い出すんだよ。俺はそんなことはしない」

澪「ひっ、お…犯す」ササササ

ウッディ「おい、待て俺はなにもしない。安心しろ。なんならその男の所に夜は
行けばいいってことだろ?」

戦場ヶ原「そう言って、貴方はルールを改変して男達を野獣達へと化すつもりね」

ウッディ「待て、そういうことじゃない! 俺はそういうキャラじゃないから!!」

戦場ヶ原「あなたのネットでの評判はそういうものよ」

ウッディ「え、俺のアニメは子供向けだぞ、そこまで女たらしの設定じゃない筈
だぞ」

長門「貴方の付属のいやらしい顔が一部の人間に受けて、あなたのその顔を利用
して擬似的にいやらしい悪戯をしている写真がネットで流れている」

ウッディ「…あ、これか…うわぁ」

戦場ヶ原「流石ね。立派な変態紳士の顔をしているわね」

長門「ユニーク」

澪「ひっ」サササ

ウッディ「はぁ、どうすりゃいいんだ。俺はあんまり受け入れてはくれそうもな
いな」

唯「でもウッディはいい人そうだよ。私はウッディの友達なんだよ」

ウッディ「ありがとう。君はいい子だと思うよ」

戦場ヶ原「いい子ほど調教しやすい…」ボソッ

ウッディ「違う違う、というよりその発送の方が怖いよ」



神原「お、君は新入りのウッディだね。僕の後輩に当たる人か。私は好き放題に
していいが、戦場ヶ原先輩に手を出したら許さないからね」

ウッディ「なんなんだあの巨大女は。凄く俺を不愉快にさせたぞ。全く…君の名
前は」

神原「私は神原駿河だ。神原先輩と呼んでくれ…いや、あえて名前で呼ばれるの
も興奮するな…うーむどうしたものか」

ウッディ「自己紹介済んだから……去っていいかな? 神原先輩」

神原「おぉ…興奮するな。でもずっと興奮するのはいやだから、神原と呼んでくれ」

ウッディ「あぁ…」



……

撫子「じーっ」

ウッディ「ん?」

撫子「…! 見られちゃった」

ウッディ「あー。なんだその、君は? 俺はウッディだよろしく」

撫子「きゃっ、話しかけられちゃった。お嫁に行けない」

ウッディ「あぁ、所謂大和撫子というキャラなのかな?」

撫子「すごーい! わたしの名前当てちゃった。お兄ちゃん凄い」

ウッディ「ということは君は撫子ちゃんということでいいのかな?」

撫子「そうなんだよ! 私は千石撫子なんだよ! よろしくね」

ウッディ「ああ、よろしく」

撫子「あ、目が合っちゃった…恥ずかしい」ピュー

ウッディ「…凄い恥ずかしがりやなのかな?



ウッディ「えっと、他に誰がいるのか…ん?」

御坂妹A「どうも。と御坂は簡単な挨拶をします」

ウッディ「どうも」

御坂妹B「こんばんわ。と御坂はこれもまた簡易な挨拶をします」

ウッディ「えっと、双子なのかな」

御坂妹C「こんばんわ。と御坂はデジャブを感じつつも挨拶を続けます」

ウッディ「三つ子…ってうわぁぁ」

御坂妹D「御坂妹はこの家に合計9人の御坂妹がいます。とミサカは丁寧に説明します」

ウッディ「これは驚いたな。9人も同じキャラがいるとは驚いたよ」

御坂妹E「私たちは普段はこの上に重なりあっています。つまりピラミッドです。とミサカは余計な表現をしてみます」

ウッディ「そうか。それはわかった。今後ともよろしくな」



……

ウッディ「そろそろ全員か……ん? あの子は」

秀吉「うむむ。どうすれば向こうの柵を乗り越えれるものか」

ウッディ「どうした? 君は何をしているんだ」

秀吉「ワシは木下秀吉じゃ。今ここを越えてタカティンの姉者の部屋に行こうと思うのじゃ」

ウッディ「そりゃいい。俺も向こうに挨拶したかったんだ。ルートを教えてくれ」

秀吉「じゃがな、いつもワシは追い返されるのじゃ」

ウッディ「? ああ、あの抜け駆けって奴か? そりゃ仕方ないさ。君は女の子だからね」

秀吉「とんでもない! ワシは女じゃ。どこからどう見ても列記とした日本男子じゃ」

ウッディ「おい、そりゃイカしたジョークだな。まぁいい。一緒に行こうぜ」

秀吉「ぐぬぬ。誰も信じてくれぬ。まぁよい、付いてくるといい。そこまで難しくはないからな」



……

ウッディ「この部屋か」

秀吉「そうじゃ。ここが姉者の部屋じゃ」

ウッディ「失礼しま…うぉ」

銀時「おぉ、ウッディじゃねぇか」

ウッディ「ああ、どうも。アンディのおもちゃという設定のウッディだよろしく」

銀時「その様子だとある程度は受け入れられたんだな」

ウッディ「若干辛いがな。なれようと努力はするつもりだ」

古泉「どうも」

ウッディ「君は?」

古泉「はじめまして。僕は古泉一樹と申します。今後ともよろしく」

ウッディ「ああ。よろしく(なんだここは平和そうだな)」

吉井「あー! だめじゃないか秀吉。こっちは男子専用の部屋だぞ。秀吉はあっち」

秀吉「ワシは男じゃ!いい加減覚えてくれ」

ウッディ「ところで銀時とやら。ここの家のルールとやらを教えて欲しいんだけど」

銀時「あールールねぇ。あ、新選組の奴らに聞け」

ウッディ「新選組?」

銀時「ああ。あいつらがくだらんルールを作ったからこうなってるんだ。もっと女の子とムフフなことしたいのにさ」

ウッディ「あ、あいつに聞くか。おーい」

山崎「へ? 俺っすか? ありゃ旦那。そちらの方は?」

銀時「あれだ。タカティン側の新入りだ」

ウッディ「ああ。ウッディだよろしく」

銀時「この部屋のルールとやらを教えてやってくれないか?」

山崎「へぇ。ああ。ルールっすね。これは局長が勝手に作った規則なんですけど、女の子の部屋に行くのは基本的に厳禁なんです。そして恋愛禁止。」

ウッディ「それはみんなそうなのか?」

山崎「基本的にタカティンさんのフィギュアにはルールは適用されないんだけども、こちらサイドのフィギュアは全てルール適用です」

ウッディ「その局長とやらは随分男女関係には厳しいみたいだな。真面目な人みたいだな」

山崎「ここだけの話、お妙さんがこの家にいないからヤケになってるんっすよ」

ウッディ「……」



……

ウッディ「ところでさ、深夜とかタカティンがいない時間帯は出来るだけこっちに行っておきたいんだがいいか?」

山崎「なんでですか?」

ウッディ「なんていうかさ、向こうにずっといるのも辛いしさ…あーなんていうか」

山崎「まぁあなたはこの部屋のルールには縛られてないので自由にしてもいいと思いますよ。ただ異端審問会には気をつけてくださいね」

ウッディ「異端審問会? なんだこの部屋には宗教もあるのか?」

山崎「あぁ、違いますよ。モテないキャラのフィギュア達が、暴走していろいろ攻撃してくるんすよ。つまり逆恨みって奴です。そいつらは局長ですら攻撃してきますから」

ウッディ「へぇ」

銀時「つまりだ。近藤のルールは異端審問会の連中のお陰で保たれているんだ。ま、俺はどーでもいいんだけどね」

ウッディ「だから銀時は向こうの部屋に普通に行っていたのか」

銀時「しっ、それを誰かに聞かれたら」

谷口「へっへっへっへ……銀時……聞いたぜ」

銀時「しまった。まてジョークだ。アメリカンジョークだ。薄いジョークだ」



異端審問会




銀時「ぎゃあああああああ」

ウッディ「…………」

谷口「お前も気を付けろよ」

ウッディ「えっ?」

谷口「お前は部屋の行き来はルールで何も問題ないが、『逆恨み』だけは気を付けろってこった」

ウッディ「……はい」


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