梓の家!

梓「ふぅ…今日はなんとか乗り切ったかな…

  なんだかんだでバレちゃったけど…

  ……先輩達が先輩で本当に良かった…」

鞄 ジーッ ガサゴソ

G「…」 バサバサバサバサバサ

梓「ひぃい…!」

梓「…」

梓「そう言えば…」

梓「…」

梓「今日一日完全に終わった気でいたけど…

  エサあげないと駄目なんだった…っ!」 ガクッ

梓「エサをあげるにはタッパーのフタを開けなきゃいけない…っ!」

梓「つまり…」



梓「 こ こ か ら が 本 当 の 地 獄 だ … っ !!」 ヒヤリ



梓「…」

ガサゴソ

梓「純から貰ったクワガタ用ゼリー…」

梓「これをタッパーの中のエサ用の容器に入れる…」

梓「そして同時に水用容器の古い水も変える…」

(※)本当はゼリーとか野菜で水分やってれば水はいらないらしいよ!

G「…」 ジーッ

梓「…」

G「…」 カサカサ

梓「…」

G「…」 ジーッ

梓「…」

梓「無理じゃない?」



梓「…」

G「…」 ジーッ

梓「…うぅっ」

G「…」

梓「仕方ない…今はなんか比較的大人しいみたいだし

  パパッっとやっちゃえば…出てきたりしないよね…」

G「…」

梓「…」 ソーッ ドキドキッ

G「…」

梓「…」 ピトッ ドキドキッッ

G「…」 バサバサバサバサ!!!

梓「ぎゃああああああああああああああああああ!!!」 ガタッ



梓「ぜぇ…ぜぇ… 無理!!やっぱ無理!!」

梓「もし、もしだよ! 蓋開けて容器を出してる間に…中から出てきたりなんてしたら…」

 (G「…」 バサバサバサバサバサ)

梓「ひぃいい!無理無理無理無理!!絶対無理だよ!!!」 ブンブン

G「…」 ワクワク

梓「…」

G「…」 テカテカ

梓「…」

G「…」 ジーッ

梓「…ゴキブリはタフって聞くし…」

G「…」 ?

梓「1日位エサあげなくても平気だよね…」

G「…」 !

梓「…よし!諦めよう!」

G「…」 ガーン!!



梓「ふああ」

梓「…」ゴシゴシ

梓「緊張とけたからか… 急に疲れて来たや…

  今日一日いろいろあったし… ちょっと横になろう」

G「…」 ションボリ

梓「…」 モゾモゾ

梓「おやすみなさい…」

梓「…」

G「…」

梓「…」

G「…」

梓「…」 スヤスヤ



………

唯「あはははは」

澪「ふふふふ」

律「はははははは」

紬「うふふふふ」

ガチャ

梓「遅れてすみません!」

唯「あ、あずにゃん遅いよー!何してたの?」

梓「えっと…その…ちょっと

  色々ごたごたがありまして…」

唯「まあまあ 座りなよー あずにゃーん」

梓「はい!」 ガタッ

律「…」

澪「…」

紬「…」

梓「?」

唯「今日のお菓子はムギちゃん特性ゼリーなんだよ!

  ひんやりしてておいしいよ!!」 モグモグ

梓「そうなんですか 私も…」

紬「あなたの分なんて 無いわよ?」

梓「えっ…?」

唯「えっ… 何言ってるの? ムギちゃん??」

紬「そのままの意味よ

  ゴキブリを飼ってるような汚い人にあげるお菓子もお茶も無いの」

梓「うそ…」

唯「酷いよ!ムギちゃん!」

律「つーかさ、何でここにコイツ座ってるの?」

梓「りつ先輩…?」

律「ゴキブリを飼ってるような汚い奴と一緒にティータイムとか有り得ないだろ…?

  せっかくのムギのお菓子が不味くなる」

唯「りっちゃんまで… どうしちゃったの!?」

澪「出て行けよ」

梓「澪先輩……」

澪「不潔だ ゴキブリ飼うような汚い奴はこの部から出て行ってくれないか」

梓「そんな…」 ポロ ポロ

唯「皆おかしいよ!! 私達仲間でしょ!!?」

澪「出て行かないならこっちから出て行くよ」 スタスタ ガチャ

律「じゃあな」 スタスタ

紬「さようなら」 スタスタ

バタン!

梓「澪先輩…律先輩…ムギ先輩… どうして…」 グスッ グスッ

唯「あずにゃん…泣かないで」

梓「唯先輩…?」 グスッ

唯「皆があずにゃんの事嫌っても…

  私だけはあずにゃんの味方だから…

  ほら、一緒にゼリー食べよ? ねっ?」 ニッコリ

梓「唯先輩…」

唯「よしよーし」

唯「ほら あーん…」



………

梓「…」 ハッ

梓「…夢?」

梓「唯先輩……」 ツー

梓「…」 ゴシゴシ

梓「…」 チラッ

G「…」 ハラヘッター

梓「…」

G「…」 ションボリ

梓「…」 ノソ ノソ

G「…」 ?

梓「…ごめんね 怖がって逃げたりして……

  今ご飯あげるから…ちょっと待っててね…」

G「…」 バサバサバサッ



梓「…とは言ったけど」 ドキドキ

梓「やっぱり勇気いるよね…」 ソーッ

梓「…」 ドキドキ

G「…」 ジーッ

梓「…」 ゴクリッ

梓「が、がんばれー梓ーっ!!」 ドキドキ

梓「せいっ!」

パカッ

G「…」 ジーッ

梓「は、早く容器をだっ出さないと…!」 アセ アセ

スッ スッ 

梓「よ、よし 閉めますよー」

パチン

梓「…」

梓「…ふぅー、なんかまだ容器取り出しただけなのに凄く疲れた……!!」 ドサッ

梓「うわっ 容器汚い…」

梓「洗わないとね……」 ジャーー

梓「うぅ… なかなか汚れ落ちないし…」 ハァ



ピンピカリン

梓「よしっ!」

梓「ゼリーも容器に入れたし」 ビシッ

梓「水も入れてガーゼも新しいのに変えた!」 ビシッ

梓「後はタッパーに入れるだけ…

  なんだけど…」

G「…」バサバサバサバサ

梓「…」

G「…」バサバサバサバサ

梓「心なしか元気になってない…? あの子…」

G「…」バサバサバサバサ

梓「ひぃい…」

G「…」バサバサバサバサ

梓「…」

梓「こうなると… 横でスタンバって…

  大人しくなるタイミングを見計らって入れるしかない…!」

G「…」バサバサバサバサ

梓「…」ソロリソロリ

梓「準備おk… 来るなら…来い…っ!!」 ゴクリッ

G「…」バサバサバサバサ

G「…」バサバサバサバサ

G「…」バサバ…ピタリ

G「…」

梓「今だ!!!」

パカッ

G「…」

梓「動かないでね…」

コトッ コトッ

梓「よしっ!!!!」



G「…」 カサカサ

梓「!!!!」



G「…」 バサバサバサバサバサ

梓「ぎゃあああああああああああああああああああ!!!!!」 ガタガタッ


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