律「いや、なんか隣の部屋から

話し声がするから何かなーと思って

壁に耳当てて聞いてたんだけど…

お姉ちゃん液だって?」

梓「さすがラブホテル、壁の薄さには定評がありますね」

紬「これは部屋割りの配置ミス…

そういえばここの隣はりっちゃんの部屋だったわねぇ」

律「なんだよー仲間はずれかよー」

梓「(う…お姉ちゃん液は一度に少量しかとれないって話だから

あまり仲間は増やしたくないのに…)」

律「心配すんなって!

おもしろそーだからクビつっこみたいだけだし!!」

「液とか いらないから協力させろって~」

紬「りっちゃん!!すっごく男前!!」ムギュウゥン

梓「裏けいおん部チ○ポ生えてそうグランプリを

ぶっちぎりで制しただけのことはあります!!」

律「なにそのイジメアンケート」



律「で、どうすんの?」

梓「考えてみれば頭脳が必要とされるこのオペに

律センパイはミスキャストでした」

律「なんだとー!?

で…みすきゃすとって何?

ガンダムと関係あるの?」

紬「ほめ言葉よ りっちゃん」

律「そっかーありがとな梓!!」ナデナデ

梓「(あっ、なんか律センパイもいいなぁ)」ニャフゥン



唯「あ~っみんな みーっけた!」ガチャッ

梓&紬「!!」

律「おーっす!唯!」

唯「おーっす!じゃないよ!」フンス -3

「せっかくの合宿なのにひとりぼっちじゃさみしいよ~」

梓「いや、これはですね」

唯「いじわるあずにゃんめぇ~!

いいも~ん~ムギちゃんと一緒に遊ぶから!ねぇ~ムギちゃん♪」ダキッ

紬「はぐ…むぎゅぎゅうぅぅぅん…」ポワンポワン

唯「ムギちゃん♪ムギちゃん♪

ムギちゃんちゃん♪」ポワワンポワワンふわふわふわぁ~

むぎ「あぁん、もうどうなってもいいわぁ」トロ~リ

梓「(あっ、いいないいなぁ~~~~)

唯「ねーねー、なんの話してたの?」ふわふわぁ

あずさ「(うっ、これまでか…)ホワホワ~

律「ん、なんだっけ…あ、そうそう!!

ミスキャスだかドリキャスだかの話をしててさ」

「唯、知ってるか?」

唯「ドリキャスは聞いたことあるよ!

なんだかは思い出せないけど!」フンス -3

律「聞いて驚け!ドリキャスって褒め言葉なんだぜー!」エッヘン

唯「ぎゃぼー!すごい!りっちゃんなんでも知ってるんだねー!」パチパチパチ

律「わっはっはー!!」ワッハッハー

梓「(ハッ、あぶなかった)」ハァフゥ

「(律センパイが演技派だったとは…)」

むぎ「(たぶん てんねんだわ…)」ビクンピクッ



梓「コホン…唯センパイ。実は今夜

ちょっとしたゲームをしようという

話をしていた所だったのですよ」

唯「ゲームぅ?」

梓「はい、私たち5人、それぞれ1人で部屋にこもって

いかに楽しく過ごせるかというゲームです」

梓「制限時間は5時間。

先に出てきた人にはペナルティがあります」

唯「ん~、なんかあんまり楽しくなさそうな…」

梓「ひきこもりニートの跳梁跋扈するこの時代

私たちも部屋の中で一人遊びくらいできないでどうするという

修行をかねているワケでして」

唯「ほほ~ぅ、なるほど!」

紬「(ウソ、こんな苦しいウソでいけちゃうの?)」

唯「でもせっかくみんなで合宿にきたのになぁ…」

「UNOとかじゃダメぇ?」キュンキュゥン

梓「はぅっ、UNO最高おおおおおおおおおおおおおお!!!」ドギュウウウゥゥゥンヌ

紬「(くっ…もうあきらめるしかない…)」

律「梓!!それに勝ったヤツはいい事あるのか?」

梓「え」ハッ

「あ、えーっと、そ、そうですね

えと…合宿が終わるまで王様になれるとか」

律&唯「!!」

律「おっしゃ乗ったーー!!

私が勝ったら練習無しで遊びまくるぞー!!」ダダッ

唯「あっ、よーし私も負けないよー!!」ダダッ

バタバタドタドタ

バタバタバタ…カチャン カチャン

………


紬「うまくいっ…た?」

梓「どこまで本気なんだろうか律センパイは…」



─唯の部屋─

唯「ふっふっふー」

「こういうことには慣れてるんだよね」

「昨日だって憂のアレに付き合って5時間遊んでたもん」

「さて、部屋の中でヒマつぶしっと…」

唯「あっスロットマシーンだよ!」ガッチャン

ポン ポン ポン

唯「うは!!いきなり7が揃っちゃった~!!」



─作戦室─

梓「とりあえず『お姉ちゃん液 採取作戦』は

最終段階に入りました」

紬「あとは5時間待てば唯ちゃんのエキスが

部屋に設置してある蒸留器にたまるのね」

梓「(お姉ちゃん液を吸えばいつでもどこでも

唯センパイのぬくもりを感じられるんだ…)

(早くたまれたまれたまれ…)」ハァハァ

紬「ふふ、梓ちゃん、じれてるわね」

梓「そりゃあ。

あぁ…ここで待ってるだけなんて

本当じれったいです!」

紬「とりあえずモニターで

唯ちゃんの様子を見てみましょうか」カチャカチャ

梓「そんなこと出来るんですか!!」

紬「こんなこともあろうかと用意しておいたの♪」カチャ

梓「(どんなことなんだろう)」

紬「さ、これで唯ちゃんの部屋の様子が

うつるハズだけど…」ポンッ



唯『うぅん、ムニャ…』

梓「寝ちゅうがぜよ!!」ガビィィィンム



紬「スロットマシーンで遊んでたものの

連続で777が揃いまくって

逆に飽きちゃったみたいね」

梓「BIGボーナス連発!?どんだけ強運なんですか」

紬「あ、これは唯ちゃんに楽しんでもらうために

7しかでないようになってるの」

梓「なにやってんですか!!」

「設定6に入れとけば充分なのに」

「BIGしか揃わないなんて逆に興ざめですよ」

「エウレカセブンかー、

これコーラリンモード中に『太陽の真ん中へ』がかかると

脳汁出まくりんぐで5時間くらいあっという間なのになー。」

「まぁでもお金がかかってないと所詮…」

「よく知りませんけど」

紬「スロカス死ね」



唯『ムニャ』ウトウト…

紬「おねむの唯ちゃん、かわい~♪」ムギュゥ、ムギュア-、ムギュェスト(最上級)

梓「そういえば唯センパイ、

昨日もお姉ちゃん液を採取されてたから

寝不足そうでしたよね」

「5時間楽しく起きてるって、

昨日よりも条件が悪いのでは」

紬「素人の私たちが

マスター憂ちゃん以上の難易度で

エキスを採取しなければならないというワケね」

「なんだか燃えてきたわ!」

紬「えいっ」パチン

テレビ『やあ!ぼくトーマス!

みんな大好き人面機関車さ!』

唯『ンニャ…?あれー勝手にテレビが…』

梓「遠隔操作もできるんですね」

テレビ『観たことないからテキトーだけど

今日もはりきってシュッシュッポッポするよー!!』シュッシュッポッポ

『オシリが丸見えだよ!?トロトロ走ってると連結しちゃうよ!?』ガッシュガッシュ

『ぼくはノンケだって構わないで

連結しちまう機関車なんだぜ?』ポアーーーーーーーーーーーー!?

唯『へー、機関車トーマスって観たことないけど

こんなのだったんだー』

紬「こんなのだったんだ」

梓「きっとこんなのだったんですよ」



─1時間経過─

唯『しゅっぽーしゅっぽー♪しゅっぽっぽー♪』カクカク

紬「すごい、1時間近くトーマスに夢中よ!」

梓「作戦は順調ですが

あの人の将来は大丈夫なんでしょうか」



梓「それしても、こうもうまくコトが運ぶと

モニターの監視もダレてきちゃいますね」

紬「他の部屋も見てみましょうか」

梓「他の部屋も見れるんですか?」

紬「こんなこともあろうかと」

梓「どんなことだろう」

紬「澪ちゃんはどうしてるかしら~」ポンッ




─『澪の部屋』─



澪『律…』ブチッ

『唯…』ブチッ

『律…』ブチッ

『唯…』ブチッ



紬「きゃああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!」

梓「み、みおセン…パイ?律センパイの髪を引き抜いて…!?」ガクガク



澪『律…』ブチッ

『唯…』

『唯』

『唯、か…ククッあはは!!』

紬「り…りっちゃん、生きてるの!?

ぐったりしてる…身動き一つしていない…」ヒック

梓「い、いや、何かの冗談ですよね…

気絶してるだけですよね!?」

澪『うわぁぁぁっぁぁぁっ』ガラッ ブゥゥゥン ドチャッ



梓「窓から律センパイをブン投げたぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

紬「はい死んだあああああああああああああああああああああ!!!」

澪『オオオオオオオオォォォォオオオオオオオッ』ガチャッ ダダッ



梓「ど、どっかにいっちゃった!!」

紬「澪ちゃん、唯ちゃんの名前を連呼してた…

唯ちゃんがあぶない!!」



─唯の部屋の前─

梓「唯センパイ、大丈夫ですか!?」ドンドン

唯『あれ、あずにゃんの声だーあずにゃーん♪』トタトタ

梓「唯センパイ!!」

唯『…ハッ、待てよ』キュピーン

唯『もしかして私を部屋から出すための罠?』

梓「…!」

紬「ちがうの、唯ちゃん…これは」

梓「…ふっふっふ、さすが唯センパイです」

「ひっかかりませんね」

唯『やっぱり!』

紬「(梓ちゃん…)」

梓「私とムギセンパイは早々に脱落してしまいましたが

律センパイと み、澪センパイは健在です。」

「ひょっとしたら、2人が罠をしかけてくるかも知れませんが

絶対に扉をあけてはダメですよ?」

唯『ふふ、オッケー!!がんばるよあずにゃん!

私が王様になったらいっぱい遊ぼうね!』

梓「…はい!」



─作戦室─

紬「そっか、あの部屋にいるかぎり唯ちゃんはひとまず安心ね」

梓「はい、事情を話して一緒にいるのもアリなんですが」

紬「唯ちゃんを危険な目に合わせたくない?」

梓「はい。もし本当に澪センパイが律センパイを………したのなら」ヒック

「私たちもなんらかの…辛い決断を…しなければなりません」グス

紬「警察に連絡する?」

梓「…」

紬「…はっきりするまで やめておくべきね」

梓「はい、何かの…見間違いかも…知れませんし」

紬「そう…ね」

梓「…まずは律センパイが落ちたところを確認にいきましょう…」

紬「そう…うん」







律「いっやー!ガチで忘れて部屋に篭っちゃったよ!!」ガチャ

梓&紬「何かの見間違いだったあああああああああうぇfhにおうぇrf!!」ンドギュゥゥゥンム


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