─唯の部屋─
梓「お待たせしました唯センパイ
それじゃ お背中でも流しましょうか」
唯「わー、洗いっこ♪洗いっこ♪」
紬「私が唯ちゃんの背中を流すから、
唯ちゃんは梓ちゃんの背中を流してあげてね♪」
唯「うん!あずにゃん、いっくよー!」ブクブクゴシゴシ
梓「あふん(憂の話によると
お姉ちゃん液を採取すること自体
唯センパイはストレスを感じる…)
(職人の憂ならともかく素人が採取する場合は
唯センパイに採取のことを知られないのがベスト)」
紬「(唯ちゃん、梓ちゃんの背中に夢中になっているわね)
(今のうちに調合したハーブを唯ちゃんの肌にすりこんで…!?)」ニュル…
紬「(なにコレ?唯ちゃんの背中から
黒い糸ミミズみたいなものがニュルニュル出てくる!?)」ニュルニュルニュルニュルルルル
紬「(これが俗物で溢れる世の中を生きる上で
溜まった黒き垢…
唯ちゃんの清らかさオーラを封印している
『お姉ちゃん不純物』なのね…)」ニュルニュンルゴッシゴシ
唯「ごしごし~♪」
ぽわわ~ん
梓「ふぁ…(なんだろぅ、さっきから
えもいわれぬいいかおりが・・・
もしかしてこれが
憂がいってたおねえちゃん気体…?)」ポワワワワ
ぽわわわ~ん
唯「ねぇ…きもちいい?あずにゃぁん…」ゴシッ…
あずさ「ッ~~~~~~~~~~~!!!!!!!!」ビクンビクッ
ぽわわわわわわ~ん
ゆい「ふふ、あずにゃんったら どうしたのぉ?」コシ…コシ…
紬「(す、すごい。唯ちゃんはいつもどおりなのに
このニオイをかいでるだけで
脳がとろけそう…
ぽわぽわ♪
むぎ「こんなわたしを やさしいえがおで
うけいれてくれる ゆいちゃんが
あたたかく だきしめてくれる…
ぽわぽわぽわぽわぽわぽわ♪
直せつ、せ中をながされてるあずさちゃんは
ひとたまりもないわ…)」
「(はやくしないと
わたしも…ひとに もどれなくなる)」ごしごしにゅるにゅる
ゆい「あずにゃん♪あずにゃん♪
あずにゃんにゃあん♪」ほわぁああぁぁ
むぎ「(あ…くろい ろうはいぶつが
でなくなって…あ…あぁ… ポワポワポワ
ゆいちゃんの からだから
ぴんくいろの もやが…!?)」ピクンポワポワポワ
あずさ「(このせかいの ことわりをこえた
あらたなおねえちゃんのたんじょう。ポワポワポワ
だいしょうとして
いにしえのせいめいは
ほろびるッ…)」ビクンビクンッポワポワポワ
むぎ「お ね え ち ゃ ん い ん ぱ く と がはじまる…!!」ピクンピクンポワポワポワ
律「おーい、いつまで風呂に入ってんだー?」ガララッ
梓「ハッ!?いったい何が!?」ギャウウウゥゥン
澪「さあ約束の時だ。唯。
今度こそ食事の時間だぞ」
唯「ごめーん、あずにゃん洗いで
つい夢中になっちゃったよ!」ふわふわぁっ
りつ「!?」ドキンチョ!!
みお「(な、なんだ、このニオイ…?)バクンバクン
(すれちがったゆいから
すごくいいにおいにおいにおい…)」トクントクン
澪「(私には律がいるのに…!!
…ん?)」
唯「ごはんごはん~♪」パタパタ
律「(唯が離れていったらドキドキがおさまったぞ!
今のは一体…)」
梓「とりあえず第一段階は成功…
しかし、危ないところでした」ハァハァ
「律センパイたちが戸を開けてお姉ちゃん気体を解放しなければ
どうなっていたことか」ピクンピクンッ
紬「お姉ちゃん気体ですらあの威力…
それが凝縮されたお姉ちゃん液には
どれほどの効果があるというのかしら」ゼェゼェ
─食事プレイ部屋─
律「トンカツうめー!」モグモグ
紬「トンカツ たくさんあるから
どんどん食べてね♪」
唯「はぐはぐ!」モグモグ
紬「(ふふ、ブタみたいに夢中で
トンカツにかぶりつく唯ちゃんもりっちゃんもかわいい♪)」
澪「…」
紬「どうしたの澪ちゃん
あんまりトンカツ食べてないみたいだけど…」
「口に合わなかった?」
澪「いや、確かにこのトンカツはジューシーで肉厚で
お店で食べるような美味しさなんだけど あの」
澪「トンカツしかないのか?」
律「贅沢だぞー澪」
澪「分かってる。分かってるよ律。
費用は全部ムギ持ちだ。
今、私がどんなあつかましいことを
口走ってるかは分かってる。」
「だけど!!」
「オカズがトンカツだけなのは全然いいよ!!」
「ご飯茶碗に米のかわりに
細かく刻まれたトンカツが降り積もっていたときも
あれ?って思ったけど言葉を飲み込んだ」
「だけどコップにもトンカツを突っ込まれていた日には
セリヌンティウスといえども友情を疑うよ!!」
唯「だれ、せりぬんちーすって?」モグモグ
梓「走れメロスに出てくる人質です」ハグハグ
紬「私、トンカツで友情が壊れるドラマを
体験するのが夢だったの~」
澪「どんなドラマだよ!どんな夢だよ!」
唯「澪ちゃん落ち着いて~!」
「ほら、お水なら水道から出てくるから」
澪「ん、んくんく…(あれ、なんかこの水あまい…)」ゴキュン
唯「落ち着いた?」にぱ~
澪「う、うん」ゴックンポワポワー
「(水が甘いんじゃない、唯のニオイだ…)」
─澪の部屋─
ク~キュルル
澪「結局あんまり食べなかったからおなか空いた…
なんかお菓子とか持ってこなかったっけ・・・?」ゴソゴソ
澪「あっ、さっきの律の垢…」
「…おにぎりくらいの大きさがあるな…」
「…」
「…」
「…」
「…」
「…」パクリ
澪「!?」
「オボエェェゲログボア」ゲロローン
「ハァハァオエッ、さっきまではあんなに美味しそうに見えた
律の垢が、今はただの汚物にしか感じられない…」ペッペッ
「唯…」
澪「ああああまた、あの唯のニオイが嗅ぎたいよ唯ぃ…」
作戦プレイ部屋─
紬「唯ちゃん、いいニオイだったわねぇ」
梓「はい、食がすすんでトンカツ20枚も
たいらげてしまいましたよ」
「唯センパイもおなかいっぱいになったことで
お姉ちゃん成分がムンムンになっていることでしょう」
「お姉ちゃん液GETまであと一歩です」
紬「部屋は1人部屋だから
狭い部屋に唯ちゃんを密閉するということ自体は難しくないし
すでに「お姉ちゃん蒸留器」もセットしてある。」
梓「まぁただのビーカーなんですけどね」
梓「問題は…
『五時間以上楽しいテンションで保ったまま
1人きりで部屋に篭らせる』ですか」
紬「眠ってていいとか、みんなでおしゃべりしていいなら
簡単なんだけど…」
梓「他の人間がいるとお姉ちゃん蒸留器のエキスに
不純物が混じっちゃうそうですからね」
紬「職人は…マスター憂ちゃんは
どうやって採取しておられるのかしら?」
梓「猫ジャラシがぴこぴこ動く「お姉ちゃんじゃらし」とか
ハムスターが運動する車輪みたいな「お姉ちゃん輪っか」などの
装置が多数あるらしく
唯センパイは楽しく5時間を過ごすそうです。」
紬「なにそれかわいい」
紬「う~ん、
さすがにそれらの装置を短時間で用意することはムリだわ!」
梓「早くしないと、お姉ちゃん気体の放出が終わっちゃうのに…」
律「あきらめたらそこで試合終了だぞ!!」
梓「安西先生!どうしてここに?」
最終更新:2011年05月05日 03:31