梓「おお!これは!」
ラブ唯「」
梓「…唯先輩そっくり…」
梓「…っあ、そうだ…この付属品で…」
カチャカチャ
梓「ポチッとな」
ラブ唯『あずにゃーん!大好きだよぉ』
梓「はぁぁぁっん!!」
梓「破壊力抜群だよ!あぁん唯先輩~」ダキッ
ラブ唯『あずにゃーん!大好きだよぉ』
梓「唯先輩!!唯先輩!!梓です!中野梓です!!…十万円出した価値があったよぉ」スリスリ
律「…」
梓「にゃんにゃんにゃん」
律「…あ…梓?」
梓「…っは!!律先輩!なぜここに?」
律「いや、だってここ部室だし…」
梓「あさはかだった…こんなことになるとは…ブツブツ…想定外…ブツブツ」
律「それ、なにかな…?…なんか唯っぽいけど…」
梓「なにいってるんですか、律先輩、とうとう頭おかしくなったんですか?唯先輩本人じゃないですか」
梓「ねぇ?唯先輩?」
ラブ唯『あずにゃ~ん!大好きだよ~!』
梓「///唯先輩!こんなときにじゃれないでくださいよぉ」デレデレ
律「それ本人の唯なのか…?」
梓「当たり前じゃないですか、唯先輩は二人としていませんよ!」
律「ははは…だってさ…唯」
唯「…あずにゃん…」
梓「ゆゆゆ唯先輩っ!?」
唯「あずにゃん…えへへ……」
梓「居てるなら始めから言ってくださいよぉ!!おいデコ!」
唯「それ…私かな…?」
梓「はっ!いえ…これは…」
唯「…どうしたのかな…かな?」
梓「そうです!これは唯先輩に化けた憂なんです!そうだよね?憂?」
梓(裏声)「そうだよ~梓ちゃん!」
梓「憂ったらまた唯先輩の真似して~あははは」
唯「ねぇ…憂」
憂「…うん」
梓「…」
律「あ、梓?」
ドゲザッ
梓「すみませんでした!!つい出来心で…」
唯「あずにゃん…」
梓「私も唯先輩とにゃんにゃんしたかったんです…ひっく…」
律「とりあえずこれは回収だな…」
ラブ唯『あずにゃ~ん!大好きだよ~』
梓「やだ!やめてください!ひっく…やめてよぉ!」
律「憂ちゃん…梓を抑えててくれ」
憂「…はい」
ガチッ
梓「離してよぉ!憂!この裏切り者っ!!唯先輩条約第二項を忘れたの?」バタバタ
憂「…いかなる場合でも平沢唯を楽しむ事を妨げてはいけない…だよね」
梓「そうだよ!だから離してよぉ!」ジタバタ
唯「あずにゃん」
梓「?」
ギュッ
唯「あんなもの使わなくても私があずにゃんを抱きしめてあげるから。いい子いい子…」ギュウゥ
梓「ゆっ唯先輩…」
唯「…えへへ…あずにゃん柔らかい…」
梓「唯先輩…」
こうして梓は改心した。
次の日
梓「にゃんにゃんにゃん♪」
梓「唯先輩のクリアファイル手に入れちゃったよ~!えへへ!」
梓「では早速お披露目の時間でーす」
パサ
クリア唯「」
梓「おおお…なんと美しき唯先輩かな…」
スリスリスリスリスリスリ
梓「唯先輩!大好きですからね!」
梓(裏声)「私も大好きだよぉ!あずにゃん!!」
梓「相思相愛ですね!結婚しましょう!!」
澪「…梓」
梓「へっ?!澪先輩…なぜここに…」
澪「いや…部活だし…というか…それなに?」
梓「…っは」ガサゴソ
澪「いや…いまさら隠しても遅いから…」
梓「…澪先輩には関係ありません」
澪「…おい…ムギ…」
紬「任せて!」ポチッ
スリスリスリスリスリスリ
梓『唯先輩!大好きですからね!』
梓(裏声)『私も大好きだよぉ!あずにゃん!!』
梓『相思相愛ですね!結婚しましょう!!
』
澪「…どういうことだ?これは…」
梓「と、盗撮です!セクハラです!!けいさに訴えてやるです!!」
澪「だってさ…唯」
唯「…あずにゃん…」
梓「唯先輩…これは…その…違うんです…」
梓「っは!そうです!このクリアファイルはキモオタのけいおん豚から私が守ってやったです!」フンスッ
梓「いやぁ、守るのに苦労しましたよ~なにせ昨日の夜から今日の昼まで徹夜で並んでましたからね~私が守ってやったです!」
憂「…だから今日梓ちゃん休みだったんだ…」
澪「憂ちゃん…梓を抑えててくれ…」
憂「…はい」
梓「や、やめてよぉ…うぃ…」
憂「ごめんね梓ちゃん」ガシッ
梓「やだっ!離して!!唯先輩条約第十七項を忘れたの!?」
憂「…えっと…なんだっけ?」
梓「平沢唯に関するアイテムを所有したい場合に限りいかなる事があろうと許される。かつそれを手に入れた場合、平沢唯を一般人から守った事により名誉賞が与えられる…だよ!」
憂「そんなのあったね」
唯「あずにゃん…」ギュウ
梓「ゆ…唯先輩…」
唯「あずにゃわの好きなときに私が抱いてあげるから…だから落ち着こうね…」ギュウウ
梓「…唯しぇんぱい…グスッ」
この日梓は改心した
律「さて、部活会議を始めたいと思う」
澪「おう」
紬「分かったわ」
唯「…うん」
律「まぁ議論の内容は十分承知だと思うが…最近の梓の行動についてだ…」
律「まず…証拠品を見てもらいたい…」
ドサササササササ
律「唯の制服、ヘアピン、ブラジャー、パンツ、靴、靴下、歯磨き、部屋着(オーシャン)、部屋着(アイス)、ラブドール、クリアファイル、アイスの棒、人形、フュギア、同人誌(唯梓)×20、ゆっこのオナホ、スリッパ、体操服、水着、などなど…」
唯「…うん」
澪「…なかなか集まったな」
紬「これ全部唯ちゃんのよね?」
唯「…うん、そうだよ」
律「まぁ唯の責任ではないが、唯が梓を甘やかしてたのが原因と言えるだろう…」
澪「たしかにな、私は三年生になった時に梓は見切ったよ、あいつはやばいってな」
紬「澪ちゃん狙われたものね…」
澪「ムギ。お前もだぞ…?」
唯「でも、そういったって…」
律「悲しいかもしれないが…これも梓のためなんだ。唯…自分を鬼にして、なんとかしてくれないか?」
律「梓に少し冷たくするとか…逆に身損なわれる事をするとか…色々あるだろ…?」
唯「わ、私にはできないよぉ~」アタフタ
律「しょうがない…ここは私が手をうつしかないか…」
律「唯…少しの間、私と変わるんだ…幸い私達はカチューシャとヘアピンをいれかえると見分けがつかなくなる」
唯「わ、わかったよぉ…」
澪「まぁ少しの間我慢するんだな…仕方ないよ」
紬「唯ちゃん…辛いだろうけどカンバってね…」
律「よし、じゃあ予行練習だ」
律「唯、私の真似をしろよ?」
律「やっほーりっちゃん様だよー」
唯「や、やっほ…りっちゃん様だよ…?」
律「違う違う!!もっとこころを込めて!」
その日は夜遅くまで特訓が続いた
次の日
梓「こんにちわです!!唯先輩!!」
唯「あっあずにゃんだーやっほー」
律「おっす梓」ピクピク
澪「遅かったな」
紬「お茶を出すから座ってね」
梓「…は、はい」ソワソワ
梓(抱きつきにこない…だと?)
梓「あ、あの、唯先輩?」
唯「なぁにあずにゃん?」
梓「今日はギュウウってしないんですか?」
律「…」
唯「んーなんというかね~私あずにゃんのこと」
唯「飽きちゃったの」
律「…!」
梓「ははは、またこ冗談を…愛する梓との抱擁を唯先輩が断るわけないですよ」ギュッ
唯「…やめて」ハサッ
梓「…!」
梓「唯先輩…?」
唯「あずにゃん最近おかしいよ?正直いって気持ち悪いかも…」
梓「そんなこと…そんなこと私の唯先輩は言わない!!」
唯「現状見ようね、あずにゃん」
律「…グスッ」
紬「…」ポンッ
梓「嘘だ!嘘だ!嘘だ!!!!!!!こんなやつ唯先輩じゃない!!違うんです!!うわあぁぁん!!」
ピュー
バタン
唯「ふぅ…」
澪「流石律だな…」
唯「まあね~私にかかればこんなもんよ」
律「りっちゃんひどいよぉ~うぇ~」
紬「まぁこれで梓ちゃんもこりたでしょう…」
唯「じゃヘアピン外すか~」
ピンッ カチャ
律「やっぱカチューシャが落ち着くぜ~」
唯「ふえーんあずにゃぁぁん…」
律「諦めろ、これでよかった…これでよかったんだ…」
澪「そうですよ、これでよかったんですよ、ねぇ?律先輩」
律「なに?」
澪「ふふふ、いい茶番を見せてくれましたね」ヌギヌギ
ポトン ドス
紬(りんご二つとハイヒール…)
梓「どうでしたか?私の演技は?」
律「ば、ばかな、じゃあさっきの梓は…」
梓「残像です」
梓「一目みて唯先輩じゃないってわかりましたから…ちょっとだけ乗ってあげました」
唯「あずにゃーん」ギュウウ
梓「…えへえへ…唯先輩ぃ…」デレデレ
梓「やっぱりモノホンの唯先輩はたまりませんなぁ!!!」
律「くっ…万事休すか…?」
梓「唯先輩!もっと私にエネルギーを!!!」
唯「あーずにゃん、だぁいすき」ギュウウ
梓「えへえへ…」
ギュウウ!!
梓「ちょっと痛いかもです」
ギュウウ!!!!
梓「ちょ!唯先輩!!?」
憂「残念だったね…梓ちゃん」
梓「ううううううい??!」
律「憂ちゃん!梓をとらえろ!」
憂「はい!」
梓「こらぁはーなーせ~離してよぉ!!」ポカポカ
憂「暴れないで!梓ちゃん!」
梓「このばかぁ!!唯先輩条約第七項を忘れたの?!」
憂「はいはい」
マキツケマキツケ
梓「うわーん、ほどいてよぉー」
律「よし、縄で縛ったから多分大丈夫だろう…唯をよびにいくぞ!!いくぞ憂ちゃん!!」
憂「はい!!」
律「ムギ!梓を見張っててくれ!」
紬「りょーかい♪」
梓「ほどいてよぉ!!」バタバタ
紬「シャランラシャランラー♪」
梓「おいそのホイップクリームなにに使うつもりだ」
紬「シャランラシャランラー♪」カチャカチャ
梓「…ムギ先輩」
紬「なにかしら~」
梓「…取引をしましょう」
紬「あらあら?」
梓「…律と澪のラブラブ交換日記なんてどうです?」
紬「残念ながらvol.5まで全てコンプしてるわ」
梓「くっ…手強い!」
紬「シャランラシャランラー♪」カチャカチャ
~~~
純「っていうのどうかな?」
梓「ありえないから」
眠さゆえおわり
最終更新:2011年05月04日 21:43