さっそく合宿当日の平沢家

和「なんか悪いわね、私も呼んでもらっちゃって…」

唯「そんなことないない!!和ちゃんは軽音部の準メンバーみたいなもんだから!」

和「当てにされてるようで素直に喜べないわよ…」



ぴんぽーん♪

憂「はーい!」

憂「…」

憂「おねーちゃーん!!」

唯「どしたのうい~?」トコトコ…

唯「…」

唯「え゛…」

斉藤「お初にお目にかかります。私、琴吹家の執事を拝命しております…」

斉藤「斉藤と申す者でございます。」

斉藤「この度はお嬢様が…云々かんぬん…」

憂「アングリ…」

唯「えっと…斉藤さん、その荷物はなん…でしょうか?」

斉藤「だんな様と奥様が、お嬢様がお世話になるのだからと仰られまして…」

斉藤「さっそくですが、搬入して構いませんでしょうか?」

憂「お、おねぇちゃん…」

唯「ど、どうぞ…」

和「今日は王様のブランチやってるわね」

和「あ、太宰治物語も…」

ガタガタガタガタ…

和「ん?」



和「…」

運送屋1「おーい!このミロのビーナスはどこに…??」

運送屋2「この椰子の隣においてくれだとさ~」

運送屋「はいはい!グランドピアノ通るから気ーつけて~!」




和「え゛…」



一方そのころ…

『搬入完了いたしました。』

「ありがとう、斉藤。」ピッ

「…もしもし?」ピッ

『準備できたの?』

「そのようですわ。さっそく、メインスイッチを入れてみてください。」

『これかしら?』ポチッ

『!!!』

『マーヴェラス!!ばっちりよ!!』

「右側のコンソールでカメラの選択、ズーム、角度等を操作してください。」

『へぇ…赤外線カメラ、あっサーモグラフィや透視機能まで…』

「全カメラは同時にHD録画されますので…」

『あっ…和ちゃんがおトイレに入ってきたわ!!』

『ハアハア…』

「もしもし…?」

『ハアハアハアハアハアハアハアハア…』

「あらあら♪」

紬「ごめんなさーい!」

律「むぎ?何やってたんだ?」

紬「ちょっと斉藤から電話が来て…」

澪「買い物はこれで全部か?」

梓「みたいですね。」

紬「ならさっそく、唯ちゃんのお家に行きましょう♪」



………

澪「ポカーン」

梓「…」

律「唯…おまえんちは…何時からブルジョワの仲間入りしたんだ?」

唯「えっとね、ムギちゃんがね…」

紬「気にしなくていいのよ、お父さん達のお節介だから♪」

和「…」

澪「和!もう来てたのか?」

和「…」

澪「和?」

和「あっ…ごめん、ぼーっとしてて…」

澪「どうかしたのか?」

和「さっきまでお手洗いに入ってたんだけど…」

和「体中嘗め回されるような視線を感じてね…」

澪「大丈夫か?」

和「うん、平気。最近生徒会が忙しかったから。
  久しぶりにリラックスできて、感覚が変になってるのかも…」

澪「そっか…。ならなおさら、今日は骨休めの良い機会だな。」

和「ふふ、そうね、そうかもね。」

唯「ムギちゃん、さわちゃんは?」

紬「なんか用があるらしくて…。夜遅くに合流するそうよ。」

唯「おっけー!」

梓「…」

梓「先輩方。」

唯「なぁにあずにゃん?」

梓「今日は合宿なんですよね?」

梓「 当  然  」

梓「音楽に関係した、合宿らしいことするんですよね??」

唯「えっと…」

梓「そ う で す よ ね ?」

紬「その点はぬかりなくてよ、梓ちゃん。」

紬「何組かのアーティストのライブDVD持ってきたから…」

律「!!!!!!!」

澪「律?どうかしたのか?」

紬「斉藤に頼んで、唯ちゃんちの居間を小型映画館並みのスペックにしてもらったから…」

紬「臨場感迫力抜群よ♪」

律「!」

律「…」タラ…タラリ…

澪「りつ?汗かいてるぞ?」

律「だ、だいじょぶ…だいじょぶ!」



紬「さっそく、鑑賞しましょう!」

唯「wkwk」

紬「あ、りっちゃんは私の隣ね♪」

律「う…ん…」

澪(りつ?)



♪~♪~

和「へぇ…五人組のガールズバンドなんだ?」

唯「りっちゃん、このギタリストの大ファンって言ってたよね?」

律「ハァ……ハァ…」

唯「りっちゃん?」

グイギュイーン~♪~

梓「ギターソロ入りましたね♪かっこいいなぁ…」

律「!!!」

律「ハァハァ…ハァ…!」

唯「りっちゃん、具合悪いの?」

律「だい…じょぶ…」

澪「律…?」

グイギュイーン~♪~

紬「ギターの音に痺れてるのよ、ね、りっちゃん?」

律「う…ん…ハァハァ…」

紬「ウフフ…」

澪(なんか変だ…)


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