- 18. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/01(火) 16:14:43.83 ID:LQwnDyeG0
- 唯「あずにゃん、量子って何?」
梓「唯先輩ってやる気ないですよね。ぐうたらですね」
唯「そ、そんなことないよ!たまにはやる気だすよ!っていうか急に何…」
梓「そうですね。おやつ食べた後とかはやる気出しますね」
梓「でもふだんはぐうたらですね。極端なんですよ。やる気あるか、ないか」
梓「ふつうは今日はちょっと調子悪くて――とかいう中間地点というか、微妙な変化があるんですけどね」
唯「あずにゃん何ででそんn」
梓「つまり、やる気が量子化してるんです」
唯「え?」
梓「基底状態(やる気0)と励起状態(やる気MAX)の2つの状態しかないんですね」
梓「そして、適量のケーキを食べないと励起しないんですね。困った先輩です」
唯「…よくわからないけど、一つまちがってるよ」
梓「む、何がですか」
唯「私、ケーキじゃなくてあずにゃん分を補給してもやる気出るよ(ハァト」
梓「…困った先輩ですね///」
- 21. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/01(火) 17:07:16.72 ID:LQwnDyeG0
- 唯「ムギちゃん、重ねあわせ状態ってなあに?」
紬「あら唯ちゃん。きょうのおやつはティラミスよ」
唯「わあい、私ティラミス大好き」
紬「あ、でもモンブランもあるわ」
唯「私、モンブランも好きだよ」
紬「どっちが食べたい」
唯「両方!」
紬「そういうわけにはいかないの。実は今日のケーキは魔法のケーキなんだけど」
唯「魔法の?」
紬「そうなの。このケーキは、ティラミスにもなり、モンブランにもなる魔法のケーキ」
唯「ティランブランだね!」
紬「そうね(やだ、ちょっとエロイ///)
でも唯ちゃん、そんな不思議なケーキってみたことある?」
唯「ないよ」
- 22. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/01(火) 17:10:09.47 ID:LQwnDyeG0
- 紬「そうよね。そして残念なことに、
ティランブランを知らない人は、ティランブランを食べることはできないの」
唯「どういうこと?」
紬「唯ちゃんのような人がこの箱の中身、ティランブランを見ようとすると
ティランブランはその形を変えてしまうの。そう、”単なるティラミス”か”単なるモンブラン”に」
紬「そして、それはもはやティランブランではなくなってしまうの」
唯「そんなあ。私、ティランブランとやらを食べてみたいよ。なんとかならないの」
紬「あるわよ。唯ちゃんも、”ティランブランを知る人”になればいいの。
ただし、条件があるわ」
唯「条件?」
紬「”単なるモンブラン”と”単なるティラミス”のことを忘れること。
今の唯ちゃんがティランブランを知らないように、ティランブランを知る人は
”単なるモンブラン”も”単なるティラミス”も知ることはできない。
そして”単なるモンブラン”も”単なるティラミス”も食べることはできないの」
紬「それでもいいかしら?」
- 23. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/01(火) 17:11:43.59 ID:LQwnDyeG0
- 唯「それは嫌だよ…ティラミスもモンブランも食べたいよ…」
紬「ふふ、それがいいわね…じゃあ唯ちゃん、この箱を開けてちょうだい。
そうすればこれは”単なるモンブラン”か”単なるティラミス”になるわ。
ティランブランへの未練を絶ち切って」
唯「…わかったよ。開けるよムギちゃん!」パカッ
唯「ティラミスだね!」
紬「ちなみに今、平行世界では唯ちゃんはモンブランを手に入れたわ」
唯「え?」
紬「これを多世界解釈というの」
唯「何の話だっけ」
紬「さあ、何だったかしら?」
唯「おかしなムギちゃんだね」
紬「そうね。あ、お茶入れるわね」
- 32. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/01(火) 19:58:04.99 ID:vJT18dQC0
- 唯「澪ちゃん、トンネル効果ってなあに?」
澪「唯ってどうしてギター弾けるんだろうな」
唯「えっそれは練習したかr」
澪「でもすぐコード忘れるし、楽譜読めないし、音楽の用語もしらないし」
唯「」
澪「ギターのメンテもしないな」
澪「ふつうは、ひとつひとつ勉強してものにして、弾けるようになるのに。一体何なんだ?」
唯「そんなこと言われても…なんか弾けちゃったんだもん…」
澪「それがトンネル効果だな」
唯「え?」
澪「もっとたくさん勉強して超えなきゃいけない壁を、なんかしらないけど超えちゃったんだ。
これがトンネル効果だ。めったに起こることじゃないんだぞ。壁が高くて厚いほど、起こりにくい」
澪「つまり、唯は希少な存在なんだな。いわゆる天才かもしれない」
唯「天才…そ、そうかな」テヘヘ
澪「うん、そうにちがいない。その才能を腐らせちゃダメだ。もっと練習しないとな」
唯「そうだね!じゃあ練習はじめようか!」フンス
- 35. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/01(火) 20:18:47.43 ID:vJT18dQC0
- 唯「和ちゃん、不確定性原理ってなあに?」
和「唯、もうすぐ学園祭ね。ライブ頑張ってね」
唯「えっうん、大丈夫、大成功まちがいなしだよ!」
和「でもテストも近いから、勉強もちゃんとしなさいよ」
唯「あ、赤点はとらないようにするよ」
和「そんなギリギリな目標じゃなくて、もっと高い点めざしたら?
唯はやればできると思うのに」
唯「いや〜、勉強するとギターの弾き方忘れちゃうんだよ」
和「澪がそんな事言ってたわね。たしかに唯って、ひとつのことに夢中になると
他がおろそかになるわよね、昔から。何かに夢中になれるのが唯のいいところだけど」
唯「あちらを立てるとこちらが立たずなんだよ」
和「それが不確定性原理よ」
唯「え?」
和「一方の正確さを求めると、他一方の正確さが失われるの」
唯「そっか!じゃあギターの弾き方忘れちゃうのは宇宙の法則なんだね!
私のせいじゃないんだ」
和「そうね。じゃあ私、生徒会いくから」
- 37. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/01(火) 20:48:39.50 ID:vJT18dQC0
- 唯「りっちゃん、波動関数ってなあに?」
律「ψ(プサイ)だな」
唯「ぷさい?」
律「ああ。ψ(プサイ)にφ(ファイ)だ」
唯「ほうほう」
律「世の中はすべて、波だらけでな」
唯「ふむふむ」
律「サインコサインタンジェントなんだ」
唯「おうおう」
律「ついでにポテンシャルは、井戸型、谷型、周期型が人気なんだ」
唯「ほえ〜」
澪「なんか今、歌詞がひらめいた」
紬「わたしも、曲がひらめいたわ」
梓「いえいえ、それすでにありますから」
- 39. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/01(火) 20:57:19.54 ID:vJT18dQC0
- もう無理な気がした
ちなみにID変わったけど、梓、紬のやつも俺
全員分書いたからもういいよね
最終更新:2011年05月04日 10:06