憂「グルーポン?」

唯「うん、何か料理とかを安く買えるサイトなんだよ!」

唯「憂にはいつもお世話になってるから、お小遣い貯めて買ったんだ!」フンス

憂「お姉ちゃん・・・」ウルウル

憂「ありがとうお姉ちゃん!すっごく嬉しいよ!」

唯「えへへ、お正月に届くから、楽しみにしててね」

憂「うん!」

唯「もーいーくつねーるとー」

憂「おーしょーうーがーつー」

唯「楽しみだなぁ~」

憂「はやくこいこいお正月!だね」


おしょうがつ!

ピンポーン

宅配員「宅配便でーす」

憂「はーい」

ガチャッ

宅配員「ここにハンコお願いします」

憂「はい」ポンッ

宅配員「ありがとうございましたー」

バタンッ

憂「これがお姉ちゃんの買ってくれたおせち・・・」

憂「お姉ちゃーん、おせち届いたよー!」

唯「おぉっ、さっそく食べようよ!」

憂「うん、お箸持ってくるね!」

唯「楽しみだなぁー」

憂「はい、持ってきたよ」

唯「ありがとう、憂」

唯「では早速・・・」

パカッ

唯「・・・え?」

憂「どうしたの?お姉ちゃん」ノゾキッ

唯「や、やっぱり後で食べよう!」サッ

憂「え?」

唯「ほら、お正月特番見よう、ね?」

憂「う、うん・・・」

憂(どうしたんだろ・・・)

唯「面白いね、憂!」

憂「そ、そうだねお姉ちゃん」

憂(あれからお姉ちゃんの様子がちょっと変・・・)

唯「あ、ちょっとトイレに行ってくるね」

憂「うん」

唯「憂はテレビ見てて!」

憂「う、うん」

唯「いってきまーす」ササッ

憂(大丈夫かなぁお姉ちゃん・・・)

唯(どうしよう・・・このおせち・・・見本と全然違う)

唯(33種類あるって書いてあったのに、いちにいさん・・・25種類しかない・・・)

唯(こんなの憂に見せたら・・・きっと悲しんじゃう・・・)

唯(・・・あずにゃんに相談してみよう)


ゆいのへや!

ピポパ プルルッ

梓『はい』

唯「もしもし、あずにゃん?」

梓『はい』

唯「あのね、ちょっと聞いてほしいことがあって・・・」

梓『どうしたんですか?』

唯「ネットでおせちを注文したんだけど、中身が違うの」

梓『はぁ・・・どう違うんですか?』

唯「買ったときの見本の写真の半分も入ってないし、種類も書いてあったのより少ないし・・・」

唯「なんかすっぱいにおいがする・・・」

梓『それ、完全に何かの法律に違反してそうじゃないですか・・・』

梓『販売元に問い合わせたほうが良いですよ!』

唯「そ、そっか、そうだよね、わかった、あずにゃん、ありがとね」

梓『はい、がんばってください唯先輩!』

唯「ええっと・・・電話番号は・・・」

ピポパ

プルルルルルル

プルルルルルル

プルルルルルル


唯「繋がらない・・・」

唯「どうしよう、どうしよう・・・」

憂『お姉ちゃーん?』

唯「憂!?」

コンコン

憂『お姉ちゃん、いる?』

唯「う、うん・・・」

憂『良かったぁ、どこに行ったのかと思って心配したよ・・・』

ガチャッ

憂「そろそろおせち食べ・・・って、お姉ちゃん?」

唯「う、憂~」ワーン

憂「お姉ちゃん!?どうしたの!?」

唯「実はね・・・」グスン


唯「ってこと・・・なの」

唯「ごめんなさい・・・私が・・・私が変なの買っちゃうから・・・」エグエグ

憂「お姉ちゃん・・・」

憂「許せないよ、お姉ちゃん」

唯「ひっ」ビクッ

憂「こんなおせちを売ったお店が許せないよ!」

憂「お姉ちゃんが一生懸命お金を貯めて・・・せっかく買ってくれたのに・・・」

憂「ひどすぎるよ!お姉ちゃんの苦労を返してよ!」グスッ

唯「憂・・・」

憂「お姉ちゃん、これ買ったサイト教えて」


こんにちは、平沢唯です
あれから憂は、おせち被害者の会を発足して、消費社長?っていう人に抗議にいったそうです

「お姉ちゃん、消費社長じゃなくて、消費者庁だよ」

あわわ、間違えた・・・
えっと、その消費者庁さんとかが介入してくれたおかげで、おせちのお金を返してもらえることになりました!
しかもお詫びに5000円くらいのものをくれるらしくって、何だか得した気分です!

お正月に私の買ったおせちが食べられないのは残念だったけど、次の日に憂が3時間くらいでおせちを作ってくれました
やっぱり、憂の作った料理が1番おいしいです!

最初から、おせちなんて買わなくても良かったのかもしれません

ありがとう、憂

おしまい