~憂の部屋~
純「…zzz」
憂「純ちゃん、寝ちゃったね」
梓「前からそうだったけど、寝付きが良すぎるよ」
憂「どうしよっか…」
梓「まだ9時でしょ、私は眠れないと思う」
憂「じゃあ眠くなるまでは、2人でお話しでもする?」
梓「う~ん、でも隣りで騒いじゃうと純に悪いから」
梓「下のリビングで何かしてようよ」
憂「そうだね、じゃあゲームでもしよっか」
~リビング・2時間後~
憂「梓ちゃん、何食べてるの?フリスク?」
梓「そ、眠気覚ましにね」
梓「憂も食べる?」
憂「私もちょっと眠くなって来たんだけど」
憂「でもスースーするのは苦手かな」
梓「じゃあこれを食べてみて?スースーはしないから」
憂「ほんとに?」
憂「…」ポリポリ
憂「あ、ほんとだね、甘くて美味しい~」
憂「でも、これじゃ眠気覚ましにならないよ?」
梓「あはは、確かにそうだったね」
梓「でも、良かったらもっと食べてみて」
憂「うん、ありがとう」
梓(口腔内崩壊錠とも知らずに…ふふふ)
梓「憂?」
憂「…」
梓「憂?」
憂「…zzz」
梓「寝たみたいだね」
梓「万が一目を覚ましても、縛っておけば抵抗も出来ないでしょ」
梓「でもロープなんて無いだろうから、どうしようか…」
梓「お風呂場にタオルがあったかな?あれで十分だよね」
ギュッ…ギュッ…
梓「これで良しと」
憂「…」
梓「これだけやって目を覚まさないんだから、大丈夫そうだね」
梓「本当はベッドでしたいんだけど、運ぶのは流石に無理かな」
憂「…」
梓「ふふっ、可愛い寝顔」
梓「…」
梓「ごめん、憂」
梓「これから私は憂に酷い事をしちゃう」
梓「でも、憂がいけないんだよ?」
梓「ずっとずっと憂の事が好きだったのに…」
梓「憂は全然気が付いてくれないんだもん」
梓「何時も唯先輩の事を楽しそうに話してる憂を見て」
梓「私がどんな気持ちでいたのか…」
梓「憂には分からないだろうね」
梓「…」
梓「ごめん、そんなの全部私のわがままだよね」
梓「じゃあまずは、どうしようかな」
梓「最初は…キス?」
梓「憂は…キスはした事があるのかな…」
憂「…無いよ」
梓「えっ!?」
梓「嘘…何で目を覚ますの…」
梓「ずっと眠ってて貰う為にあれを飲ませたのに…」
憂「そっか…何だか頭がぼ~っとしてるけど…」
憂「あれはそういう風な物だったんだね…」
梓(1回眠ったら目を覚まさないとか、そういう効果は無かったの?)
梓(どうしよう、もしかしてさっき言ってた事も全部聞かれてたんじゃ…)
憂「梓ちゃん…」
梓「な、何?」
憂「ごめんね」
憂「全部聞こえてたよ…梓ちゃんの言ってた事」
憂「梓ちゃんの気持ちには、全然気が付いてあげられなかった…」
憂「だから…ごめんなさい…」
憂「お詫びって訳じゃ無いんだけど…」
憂「もしどうしてもしたいんだたら…何をしても良いよ…」
憂「それで梓ちゃんが満足するんだったら…私はそれでも…」
憂「良い…から…」
憂「…」
憂「…zzz」
梓「憂…」
~翌朝~
憂「…ん、んん~」
憂「…」
憂「あれ?どうしてリビングで寝てるのかな?」
梓「憂…」
憂「あ、梓ちゃんおはよう」
梓「あの、昨日の事なんだけど…」
憂「昨日?あ、ごめんなさい梓ちゃん」
憂「ゲームをしてて、私そのまま寝ちゃったんだね」
梓「えっ…」
憂「お布団もかけてくれたんだ、ありがとう」
梓(何も覚えてないの?)
梓「あの…1つ聞きたいんだけど」
憂「何?梓ちゃん」
梓「昨日の事…ううん、そうじゃない」
梓「憂は唯先輩の事、どう思ってるの?」
憂「えっ…あの、どうしてそんな事を急に聞くのかな?」
梓「ごめん憂、正直に答えて欲しいんだ」
憂「…」
憂「好き、大好きだよ」
憂「誰よりも好き、1番好きな人がお姉ちゃんだと思う」
梓「そっか…」
憂「でもそういうのって、変だよね…」
梓「ううん、変じゃないよ」
梓「憂なら大丈夫、唯先輩は絶対にその気持ちを受け止めてくれると思う」
梓「だから思い切って言った方が良いよ」
憂「そ、そうかな…///」
梓「私も応援するから、頑張って!」
梓(憂…ごめん、本当にごめんなさい)
梓(昨日の事、覚えてないんだったら話さない方が憂の為だよね)
梓(でもその代わり、罪滅ぼしって訳じゃないけど…)
梓(憂の事が本当に好きだったら、私がやる事は1つしか無い)
梓(唯先輩の事、精一杯応援するよ!)
憂「ありがとう、梓ちゃん」
憂「じゃあお礼に…ちょっと横を向いて?」
梓「え?う、うん…」
チュッ
梓「!」
憂「ほっぺたでも、ちょっと恥ずかしいね」
梓「憂、まさか昨日の事…」
憂「さあ、今日は何して遊ぼっか?」
憂「あ、その前に純ちゃんを起こして来ないとね」フフフ
おしまい
途中で投げ出すのも酷い話だと思って強引に完結させてみた
中途半端に投下してしまった事は反省する
最終更新:2011年05月04日 09:50