ガララッ

律「失礼しまーす」

唯「…って職員室、誰もいないね」

紬「もう 先生たち、帰っちゃったのかしら」

梓「電気が点いているのに それは ありえませんよ」

 「もっとよく考えて発言してください」 

ゲシッ

梓「いたっ!!ムギセンパイ 無言でスネを蹴らないでください!!」

紬「じゃあ蹴るわね」

ドゲシッ!!

梓「言えばいいってもんじゃないですよ!!」

澪「しかし、これは本格的に妙だぞ」

律「電話に誰も出ないし、人がいるべきところに誰もいない」

梓「そして誰かが部室に私達を閉じ込めた…」

唯「なんかこういうのって 映画とかゲームであるよね…」

律「バイオハザードとかみたいな?」

唯「もしそうなったら 明日から学校来なくていいね…」

律「イェー!!」パァン

唯「レッツ パーリィ!!」パァン

澪「おちつけ」

梓「まさか さわ子先生のゾンビとか出てこないですよね」

澪「ひっ!や、やめろよ そんな話……」

律「だけど、もし さわちゃんがゾンビになったら合法的に背中を蹴れるな」

唯「ポジティブシンキングだね」

澪「お前、さわ子先生に恨みでもあるのか?」

律「いや、押しちゃいけないボタンというか

  絶対に蹴っちゃいけない さわちゃんの背中を 

  蹴るという背徳感だけで1週間はオカズに困らない」 

紬「いいわね!いいわねソレ!!」

 「かわいがってた教え子に突然、背中を蹴られて涙目のさわ子先生!!」 

 「うっうっ!?イクッ!?」ピクピクッ 

梓「ィヤッホォオォオォオォオッ!!」ガタン

澪「なんだコイツら」



澪「ドアを壊した件は書きおきを残しておくとして

  とりあえず帰るか」 

唯「うん、もう家でゆっくり休みたいよ」

トタトタトタ

律「これで玄関の扉まで開かなかったら笑えるな」

ガタン ガタガタ

澪「おい、開かないぞ」

唯「えっ、ウソ!?」

律「げらげらげらww」

紬「ワロスw」

澪「なにがおかしい」

梓「今度はガラスで向こう側が見えますが

  鎖で固定されたりはしていないようですよ」 

澪「もう!!一体、なんなんだ?」

紬「下がってて!!」

ガッシャアァアン

澪「さすが大カナヅチ!! ガラスが一瞬で粉々だ!!」

紬「こんなイタズラにこれ以上つきあってられないわ!!」

梓「おや」

 「どうやらコレは鍵が かかってただけみたいですね」 

カチャリ ガチャ

梓「ロック外したら普通に扉が開きましたけど」

律「どうすんだよ この粉々のガラス…」

梓「い~けないんだ!!いけないんだ!!先生にゆってやろ!!」ヒャッホー

紬「梓ちゃんが屁をこいたら その風圧で割れたってことにしない?」

律「そうだな」

梓「み、みんなで力を合わせて屁で割ったってことにしましょうよ!!」

唯「えっ、それはさすがに気持ち悪いよ…」



─平沢邸─

唯「やっと家に帰れた…」

 「ただいまー」 

ガチャ

唯「ういー」

シーン

唯「あれ? いないのかなぁ」

 「そういえば電話にも出なかったけど…」 

 「ういー」 

唯「おかしいなぁ、憂の靴はあるのに…」

 「ハダシでドラ猫を追いかけていったのかな」 

 「うん、それしか考えられないなぁ」 

唯「そうと分かれば、アイスを好きなだけ食べよう」

パクパクパクパク モグモグモグモグ

唯「おいしかったなぁ」



☆★☆...U&I...☆★☆

キミがいないと 何もできないよ

キミのごはんが食べたいよ

でも いないならいないでアイスを食べれば良いではないか

ムシャムシャムシャムシュアパクパクモグモグペロペロ

キミの声が 聞きたいよ

でも いないならいないで内村さまぁーず見放題だよ

晴れの日にも 雨の日も キミはそばにいてくれた

目を閉じれば キミの笑顔 ストーカーだね



唯「眠いから寝よう、おやすみ~」スヤスヤ



─秋山邸─

澪「やっと家に帰れたぞ」

 「ただいまー」 

シーン

澪「あれ? ママもパパもいないのかな?」

 「もう夜の10時回っているのに……」 

 「本当にどうしたんだろう…」 

ググ~

澪「でもお腹が空いたな~」

 「冷蔵庫にはマヨネーズしか無いし…」 

 「チキンラーメンでも食べよう」

澪「よし、ママもいないし暴挙に出るぞ!!」

 「まさかのチキンラーメン3袋を鍋に投入!!」 

グツグツグツグツ

澪「やったーできた!!」

ズルズルズルゾゾゾゾゾゾゾz

澪「す、すごい!!すすってもすすってもラーメンが無くならない幸福感!!」

ズズズゾルゾルゾル

澪「飽きてきた」

 「なんだよ この大量のチキンラーメン、バカじゃないの?」ペッ 

澪「よし、律の家に届けるか」

 「アイツ、バカだから500円くらいで買うかも知れないぞ」 



─田井中邸─

律「やっと家に帰れたぞ」

 「ただいまー!!」 

ガラッ ドタドタ

律「あれ? 誰もいないなー」

 「こりゃトイレ以外の場所でオシッコするしかないぞ」 

律「父のマグカップに…」チョロチョロ

 「これをサッと水洗い」ジャー 

律「ふふ、父さん まさか自分のコップに

  実の娘のオシッコが注がれていたとは夢にも思わずに 

  お茶とかコーヒーとか飲むんだろうなぁ…」 

律「一日一善!!」オッシャー



ピンポーン

ガラャ

澪「おーい、律ー」

律「おぉ澪か」

 「お前もマグカップオシッコする?」 

澪「そんなことよりチキンラーメン食べない?」

律「食う喰うww」

ズルズルズルズゾゾゾゾ

律「すげぇwwすすってもすすってもラーメンがなくならないww」

澪「これは喰っても喰っても なくならない魔法のチキンラーメンなんだ」

律「すげぇwww1000円で売ってくれwwww」

澪「すげぇwww想像以上のバカだwww」

ズルズルズルズゾゾゾゾズルズルズルズゾゾゾゾ

律「おい、ラーメンなくなったぞ」

澪「だろうな」

律「お前、さっき喰っても なくならないって言っただろうが!!」

澪「おかしいな。なくならないハズなんだが…」

 「ひょっとしてお前、スタンド能力に目覚めたんじゃないか?」 

律「マジで?そしてそれとラーメンは関係あるの?」

澪「いいから試しにザ・ワールドとか叫んでみろよ」

律「よし!!ザ・ワールド!!」

澪「」ピタ

律「えっ」

澪「」

律「……」

澪「どうだ? なにか変化はあったか?」

律「お、おいおい。今、澪 一瞬 止まってたぞ」

澪「え、止ま……」

律「ザ・ワールド!!」

澪「」ピタ

律「お、おぉぉお!!これは!!」

澪「」

澪「……ってた?」

律「ほ、本物だ!!アタシは時を止める能力を会得してしまったぜー!!」

澪「おぉ、本当に止まったのか? それはきっとラーメンのおかげだよ」

律「そうなの?」

澪「これで1000円は安いものだろ」

律「確かに…」

澪「しめしめ」

律「考えてみたが時を止めてコッソリ1000円を取り返せば得だぞ」

 「ザ・ワールド!!」 

澪「」ピタ

律「よし、この間に澪のサイフを…」

ガシッ

律「!?」

 「な…なにィ~!?」 

 「いま…動いたぞコイツの手が…まさか!?」 

澪「どうやら私も同じタイプのスタンドだったようだ」

律「バカな!?」

澪「罰として もう1000円もらうからな」

律「くそっ…」


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