梓「ロックの代表作は――」

律「やっぱ、ザ・フーのトミーだよな!」

梓「え?」

唯「えっっ」

律「なんだー、異論があるようだな?」

唯「ロックといえば、ファンキーモンキーベイビーだよ!」

澪「えっ?」

紬「ん……?」

律「∞
  д」

唯「え、なになに?私変なこと言った?」

梓「あれはロックじゃないです…」

紬「そ、そうよね……」

唯「えっ、ロックだよ!正真正銘ロックだよ!ね?澪ちゃん?」

澪「う…まあ、人それぞれ考え方は違うし……」

唯「∞     
  Д<うわあああああん!!」

律「あれは最早、猿音頭だよな」

唯「なッ――!いいよ!もう、一人でロックしとくよ!うんたん!!うんたん!!!」

唯「∞       
  Д<うんたああああああああああああああん!!!」

律「暫く放っておくか…」

澪「懸命だと思う」

紬「ちょっと可哀想だけど…しょうがないわね……」

梓「あの、皆さん」

律「ん?なんだ?」

梓「えっと、勘違いしてると思うんですが」

梓「私の言ったロックは思想家のロックです」

律「∞                  
  Д<うわあああああああああん!!!!」

梓「こほん」

梓「ロックの代表作は統治論ですが……」

梓「えー、自由――所有権を団体に信託する云々ということなんです」

梓「そして皆さんは放課後の所有権をこのけいおん部に預けているんですよ!」

梓「だからこんなにのんびり自由にせずにもっと練習しましょう!!」

紬「梓ちゃん、ケーキ用意できたけど…」

梓「…………」

梓「いただきます」

梓「_ _
  ~  モグモグ」

梓「- -
  ^  ゴクゴク」

梓「^^
   O <プハー」

梓「…………」

梓「……ごほんっ」

梓「あー、という事で練習を……」

澪「私はビートルズのリボルバーが好きだな」

紬「ん~、私はRCサセクション?」

律「おお、意外だな」

唯「うんたん……、うんたん……、ふぁんきー、もんきーーー、べいべぇぇぇぇ……」

梓「∞
  Д 」

梓「みなさん!!!」

皆「んー?」

梓「所有権を預けている以上――」

澪「でもあれ抵抗権云々」

梓。。(澪先輩の馬鹿っ――!)

紬「それにロックは多数決の原理を主張していたような…」

梓。。(ムギ先輩っ――!!)

律「ははは!どうやら勝負あったようだなっ!!」

梓「うっ……」

律「頭皮論だっけ?そんなんも理解してないとは梓もまだまだ子供だなー!!」

梓「山下達郎を馬鹿にしないでくださいっ!」

律「我々はー!中野軍にー!抵抗するー!」

律「革命だあああ!!」

唯「革命だああああああ!!」

梓。。(唯先輩、元気になってる!?)

律唯「かくめいだあああああ!」


死んだ有機物から
  生きた無機物へ!!



唯「あずにゃあああああんかくめええええい!!」

唯「OO
  _   スリスリ」

梓「OO
  _   ううっっ……」

梓「まあ、唯先輩の機嫌も直ったしいいか……」

唯「ん?何か言った?あずにゃん?」

梓「いえ、何も」

翌日――

律「ウィ、ドン、ニーノー、エッジュケーショーン!」

唯「教育なんて要らない!!」

律「ウィ、ドン、ニーノー、ソートコントロー!!!」

唯「思想操作なんていらない!!」

さわ「もう、テスト前に質問しても答えません」

律唯「すいませんでした!!!」

梓「……」


梓(ああ、ロック……社会契約とはつらいものですね……)


                                完