8月29日

梓「……」

梓「落ち着かない」

梓「そうだ」

梓「おかーさーん、私の雑誌って捨てちゃった?」

母「雑誌? どんな?」

梓「えっ!? あー……赤っていうかピンク色の雑誌で、カーミラって言うんだけど……」

母「さあねえ……多分処分しちゃったわね」

梓「そんなあ!? これから予習しようとしたのに! ていうか何も全部捨てなくてもいいじゃん!」

母「あんたも懲りないわねえ」

梓「そもそもガンダムなんてどうやって処分したのよ? 粗大ごみの日?」

母「処分したものをどーこー言ってもしょうがないでしょ。お母さん買い物に行ってくるから留守番よろしくね」

母「私がいない時に通販しちゃだめよ?」

梓「わかってるよ」



ピンポーン

梓「キ、キター!」

梓「ははい」

配達員「こんにちはー」

梓「ど、どそう」

配達員「いいですか? それじゃおじゃましまーす」

梓「ああのあのあの……」

配達員「あはは、何緊張してるんですかー」

梓(くっ……予習できなかったのは辛いな……手が震える)

配達員「とりあえず荷物渡しておきますね」

梓「ど、どもです」

配達員「私に任せて下さいねー。実は私もカーミラ持ってるんですよー」

梓「ごくり」

配達員「ちょっと失礼しまーす」

梓(うぁ!)

配達員「わー、ブラかわいいですねー」

梓「あぅ」

ピンポーン

梓「あ」

配達員「あら?」

唯「あずにゃーん元気~? ていうか通販したでしょー! 約束したのにー」

梓「うわっ! 唯先輩入ってきちゃダメ!!」

唯「……え?」



唯「なに……してるの?」

梓「あっいえこれはっ!」

唯「……うぅ」じわぁ

梓「唯先輩!?」

唯「うぇええん……!」

梓「えっそんな、どうして泣くんですかっ」

唯「わっかんないけどぉ……涙が出てくるんだよぉ……ひっく!」

梓「うああどうしよう……!」


梓「ま、まずは落ち着いてください!」

唯「あ、あずに゛ゃんこそっ……すん、服着てよぉ~……ぐす」

梓「え、あ……うあ」

配達員「あららー」

唯「ぐすっ……」

梓「えっと、ええと、うああこんなのカーミラに書いてなかったよぉ……」

ブウウウウウウン……

梓「え、何この音?」

ギャリギャリギャリギャリ!

梓「!!?」

?「梓ちゃーん! おねーちゃーん!」

梓「う、あ……」ブルブル




1分前

憂「もぉ~お姉ちゃん先に行くなんてひどいよぉ」

憂「あれ? 梓ちゃんの家の前に誰かいる」



彼氏「中野、中野……お、ここか」

彼氏「チョリーッス梓ちゃんにお届け物でーすwwwwww」

彼氏「チェーンソーとー彼氏でーすwwwwwwあ、彼氏は自分ッスwwwwwwww」ブゥン

彼氏「ヤベーチェーンソーパネェwwww」ブウウウウウン!

彼氏「梓ちゃんカワイーって聞いてるんでぇーウテウテでオナシャースwwwwwwww」

タァン!

彼氏「おごっ……!?」ドサッ ギャリギャリギャリギャリ!



憂「人が倒れたっ!?」

憂「あの、大丈夫で――血が出てる!?」

憂「ひ……ぁ……梓ちゃーーん! おねーちゃーーん!」


梓「ど、どどどうしよう……憂に何かばれたのかな……?!」

唯「あ、ういのこえ」

梓「こうなったら……腹をくくるしか……ゴクリ」

梓「な、なんて謝ったらいいのか……」ブルブル

唯「憂の声が変……何かあったんだ!」ダッ

梓「あ、唯先輩!」

唯「憂ー? どうしたの? きゃああああ!?」

梓「っ!? も、もうころしてぇ……」


唯「ど、どしたのこれ!? この人大丈夫なの!?」

憂「わ、わかんない! とにかくチェーンソー止めないともっと怪我しちゃう!」

憂「ええと、これどうやってとめるんだろ? こうかな?」

ブウウウウウウン!

梓「ういっ! あのっとにかくごめんなさ……!?」

憂「あ、梓ちゃん! 救急車呼んで!」

梓「……」

憂「梓ちゃん?」

梓「」ドサッ

唯「あずにゃーーーん!?」



梓「ご迷惑をおかけしました……」

唯「配達の人が救急車呼んでくれたんだよ」

梓「今度お礼言っておきます」

憂「なんかあの人撃たれたらしいって……怖い」

梓「ええっ!? どうしてうちの前で人が撃たれるの!?」

梓「うう……」

唯「あずにゃん大丈夫?」

梓「ぐすっ……ごめんなさいごめんなさい……」

唯「あずにゃんは悪くないよ」

梓「ひぅ……」

唯「あずにゃん、今日は私の家にお泊りしなよ」

梓「……だ、だめれす……は…たつ、が……ある……からぁ」

唯「よくわからないけど家にいなきゃダメなんだね?」

梓「ぐす……はい」

唯「憂、私今日あずにゃんの家に泊まるよ」

憂「お姉ちゃん……そうだ、これあずさちゃんと食べて」

唯「たくあん……ありがと、うい」

憂「じゃあ、梓ちゃんの事……」

唯「うん、任せといてよ!」

憂「わかった! じゃあね」

唯「ほーい」


梓「……うぐっ」

唯「我慢しなくていいんだよ?」

唯「ほれ、私の胸を貸してあげよう」

梓「う……うわぁーーん!!」

唯「よしよし、だいじょーぶだいじょーぶ」





梓「……」

唯「落ち着いた?」

梓「はい、すいません……」

唯「いいってことよー。私は先輩だからねっ」

梓「唯先輩……」


唯「なあに、あずにゃん?」

梓「すいません30分も……」

唯「だからいいってばー。それよりたくあん食べよう」

梓「たくあんだけですか?」

唯「はいあーん」

梓「……あ、あーん」

梓「パリポリ」

梓「おいしいけどしょっぱいです」

唯「そうだねえ、ごはんが欲しくなるねえ。あ! 私が作ってあげるよ!」

梓「唯先輩が?」

唯「そだよ。そのかわり今度あずにゃんがご飯作ってね」

梓「今度?」

唯「うん。出来れば毎日でも食べたいけどねー」

梓「……へ? それってどういう意味ですか?」

唯「どういう意味でしょー?」


―――――

刑事1「犯人が狙撃した場所はここか……」

刑事2「なんだこれ? マネキンか?」

刑事1「……ボタンがついてるな。押してみるか」

刑事2「えっ危ないんじゃあ……」

ポチ

かずにゃん「あずにゃんにゃん! あずにゃんにゃん!」

刑事2「なんだこれ?」

刑事1「ペロリストめ……」




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8月30日


梓「はあ、夏休みも残すところあと一日かぁ」

梓「思えばエキサイティンなひと月だった」

梓「ふー……」

梓「通販サイコー!」

梓「あれ、でも明日で終わりって事は今日が最後? 出来るだけ注文しよう!」

唯「ふぅん」

梓「あっ!?」

唯「あずにゃんはぁ……私との約束なんかどーだっていいんだー……」

梓「違うんです! ちょっとハメをはずしちゃっただけで……ああぁ」

梓「あぶないあぶない……私って独り言多いのかな?」

ピンポーン

梓「はーい」

信代「ちわー中島屋ですーお酒持ってきました」

梓「はい、どうもです」

信代「あっ! 軽音部!」

梓「え? えっと……」


信代「アタシ唯達と同じクラスなんだ」

梓「そうだったんですか。でもどうして私の事……」

信代「いつも唯がべったりしてるから顔覚えちゃった」

梓「え、そんなにべったりしてませんよ」

唯「あずにゃーん」ぎゅー

唯「おあ、信代さん!」

信代「仲いいねえ」

唯「照れますなぁ」

信代「そういえば最近桜校が廃校になるっていう噂を聞いたんだ」

唯「ええっ!?」

信代「数年先の話らしいんだけど」

唯「えぇ……やだなぁ」

信代「母校には残ってて欲しいよね」

唯「うん……」

梓「大丈夫ですよ」

唯「えっどういうこと?」

梓「……多分ですけど」

唯「なんだー」

信代「んじゃ私仕事あるからそろそろ行くね」

梓「ありがとうございました」

唯「ばいばーい」

梓「さてと」

唯「……」

梓「あの、お願いです、通販を……」

唯「……」

梓「夏休みが終わったらきっぱりやめますから!」

梓「だから!」

唯「……んもー、困った子猫ちゃんだなー。わかったよ、これが最後だからね?」

梓「やったー!!」ポチポチ


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モンスターコレクション ヒードラン
アビーロード ポスター
ギー太
お仕置きの浣腸
キングカズのポスター

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