梓「……」

梓「……」

梓「……」

ガチャ
唯「タリラリランのコニャニャチワ~」

梓「……」

唯「あれ、あずにゃん一人?」

梓「はい」

唯「ふーん」

梓「……」

唯「あ、トンちゃんにご飯あげよ~」

梓「さっきあげました」

唯「えっ、そうなの?
  今日は私がご飯当番だったのに!」

梓「……」

唯「もー、しどいよあずにゃん」

梓「……」

唯「ちょっと、あずにゃーん」

梓「……」

唯「あずにゃん?」

梓「……」

唯「なにシカトぶっこいてんのさー、あずにゃん」

梓「……」

唯「もー、いい加減怒るよっ」ずいっ

梓「……」ぷいっ



ガチャ
澪「おっす」

唯「あ、澪ちゃん」

梓「こんにちは、澪先輩」

唯「澪ちゃん聞いてよ~、あずにゃんが私を無視するのっ」

澪「えー、無視って……」

唯「澪ちゃんからガツンと言ってやって、先輩として!」

澪「あー……そうなのか? 梓」

梓「イエベツニソンナコトナイデス」

澪「ソンナコトナイって言ってるぞ」

唯「超棒読みじゃん! おちょくってるにも程があるよ!
  もー許さない、こうなったら……」



ガチャ
律「ちょりーっす」

紬「遅れてごめんなさい、今日のお菓子はポッキーよ」

唯「わーい!! ポッキーポッキー!!」

澪「おい」

梓「……」

律「唯ー、ポッキーゲームしようぜー」

唯「おっ、いいねぇ」

澪「ばっ……ポッキーゲームって、おまえら……!」

唯「互いのポッキーを交差させ両端を引っ張り合い、
  折れたほうが敗者……それがポッキーゲーム!」

律「私の無敗記録を破れるかな!?」

澪「そういうゲームかよ……」

紬「どういうゲームだと思ったの?
  ねえどういうゲームだと思ったの? ねえねえ」

澪「うるさい黙れ」

律「よーしかかってこい唯!」

唯「負けないよりっちゃん!」

梓「……」



20分後。

梓「……練習しないんですか?」

澪「え、ああ、そうだな、そろそろやるか」

唯「えーっ、まだポッキーゲーム76回しかしてないよ!!」

澪「それだけやりゃ充分だろ。
  つーか食べ物で遊んじゃいけません」

律「フッ、また私の連勝記録が伸びた」

唯「むぅー……次はプリッツで勝負だよ、りっちゃん!」

紬「大して変わらないと思うわ」

澪「ほらほら、いつまでも馬鹿なこと喋ってないで、
  さっさと準備しろ」

律「はーい」



練習中。
                _
              '´ ,==ヽ
          | l  i゙゙゙゙゙'''il |
           0ノリ(l|゚ ヮ゚ノi、0           _
         -=='==-)芥i-=='==- ,     ,'´/、 ヽヽ
          i´ ̄`i't‐t'i´ ̄`i-==-  i ((eヽe)i
          _ ‐ ヽ'´ ̄ ヽ/ ‐'  |    ノ (l|´ヮ`ノl、
       '´    ヽ | ◎YA |  _   (( f(つつ )
       l i l_iハ_i l  、_ ノ '´,  、ヽ\lillilillilillilillilt\
       | (ト!゚ -゚ノl'       l (itノヽヽl  |  ̄ \/ | ̄                _  ,、
  、'iiii==○)≡lU|    ノリ(l|゚ ヮ゚ノi、 _j  _/\_ ヽ_             ,:'´   ヽ:〉
     ノ_l_`ー'`- 'ヽ      |Ul≡(○==iii'                   ,イj从ノハl./∧
          (_,ヘ_) _j    /`--'`ー '                      j ハ|、゚ー ゚/nヘ i
             _/   (_ノJ                       {{ (_,])〃じ゙l |
                                            )' ,ゝ、___,ノ>,ソ
                                               /_/(_( (′



唯「あずにゃんさんや…… 
  なんでそんな離れたとこにいくんだね」

                           梓「気にしないでください」

澪「いや、気になるよ」

                           梓「演奏はちゃんとやりますから」

澪「そういう問題じゃなく……」

唯「あずにゃん……」


……



唯「胸の楔に手向けの賛歌~深淵の地へ~♪」
ジャーン

律「おー、今の演奏なかなか良かったな」

紬「そうねー」

                           梓「はい」


澪「こっちこいよ梓……」

律「よーし、じゃあ今日はもうおしまい! 疲れたし!」

澪「そうだな、今日はいっぱい練習できたし」

紬「久々にね」

唯「うん……」

紬「唯ちゃん?」

律「よーし、じゃあ帰るかー」

梓「あ、私、用事あるんで先に帰っててください」

律「用事? 今から?」

梓「はい」

律「学校で?」

梓「はい」

律「もうすぐ下校時刻だけど」

梓「とにかく用事があるんです。
  みなさんは早く帰ってくださいよ」

律「ああ、まあいいけど」

紬「あんまり遅くならないようにね」

梓「はい」

澪「じゃあな、梓」

梓「お疲れ様です」

唯「……」



学校の外。

律「はー、夜だってのに暑いなー」

澪「そーだな」

唯「……」

紬「……唯ちゃん、どうしたの?
  さっきからなんか元気ないみたいだけど」

唯「え、うーん……
  私、あずにゃんに嫌われてるのかなー」

紬「どうして?」

唯「なんか今日シカトされたし、
  演奏の時も距離置かれたし……」

律「考えすぎじゃないか?」

唯「そんなことないよ、
  今日だけじゃなくてここ最近、
  あずにゃん私に冷たいんだよ」

律「どう冷たいんだよ」

唯「ギターの弾き方を質問したら
  『それくらい自分でやってください』とか言われたり、
  抱きついたらヒジ打ち入れてきたり……」

律「ヒジ打ちて」

唯「あと和ちゃんと一緒にいたときに廊下で会ったんだけど、
  『こんにちは和先輩』って言うだけで
  私には挨拶しないんだよ? 絶対嫌われてるよ」

紬「うーん、確証を得ないうちから決め付けるのは……」

唯「えー、だってー……」

澪「ああっ!!」

律「な、なんだよ澪」

紬「いきなり大声出さないでよ、
  ビックリするじゃない」

唯「どうしたの、澪ちゃん」

澪「学校に携帯忘れた!」

律「なんだ、そんなことかよ……」

澪「そ、そんなこととはなんだよ」

律「早く取りに戻れよ、
  もうすぐ学校閉まっちゃうぞ」

澪「わ、分かった。じゃあ行ってくる」たたっ

唯「澪ちゃんって結構うっかり屋さんだよね」

律「お前に言われたらおしまいだな」

唯「で、さっきの話の続きなんだけど」

律「ああ、梓がお前を嫌ってるって話?」

唯「うん、それなんだけど、
  先輩としてどうやってあずにゃんをシメるべきかな」

律「いきなり物騒な話になったな……」

紬(シメる……?)

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