梓「私は…服がいっぱい…」
律(澪だな…服はサイズとかセンスとかの違いあるからやめたほうがいいのに)
澪「それは私だな。私のセンスでオシャレなのを選んでみたんだけど…気に入らなかったか?」
梓「そんなことないです!私こういうのって今まで親に買ってもらってばっかりだったから嬉しいです!」
澪「そ、そうか!いつもはしまむらなんだけど…奮発してユニk」
憂「わぁー、カラフルでステキな雑巾ですね♪梓ちゃんよかったね!」
梓澪「」
和「じゃあ、私ね。私は…本ね、『クワガタの育て方』。それと…虫かごかしら?」
梓「コクワガタの幼虫です。本来持ち運ぶべきものではないのですが…」
唯「あ、あずにゃんの子供?」ドキドキ
梓「そんなわけないでしょう!」
唯「そっかぁ良かったぁー」ホッ
梓(私を何だと思ってるんだろ、この人)
和「でも、クリスマスプレゼントに虫なんて、季節外れで面白いわね」
梓「すみません。でもやっぱり、もっと皆さんに虫を知ってもらいたいと思って…」
梓「一から育てることで、少しでも興味を持ってくれたらって」
梓「わからなかったら、その本を読んでもらって、私も、協力しますから、その…」
和「…ありがとう。あなたの気持ちは十分わかったわ、
この幼虫は責任を持って育てるから、何かあったらあなたも協力して頂戴ね?」
梓「…はいっ!」
唯「いーなー、あずにゃんのクワガタさんほしかったなー」
和「唯…欲しいの?」
梓「あっ…(和先輩は渡してしまうんじゃ…)」
和「…でも、ダメよ唯。これは私が貰ったものだからね。私はルールには逆らえないの」
和「それに、せっかくのこの子の気持ち、無駄にはできないじゃない?」
唯「ちぇー」
梓「和先輩…」
律「と、いうことは…」チラッ
澪「」
紬(澪ちゃん、可哀想に…)
唯「澪ちゃん、私のプレゼント、恥ずかしいけど…大事に使ってね///」テレテレ
澪「ど、どういう意味だよそれ(開けたくないなあ)」ガサガサ
カパッ
澪「」
紬「澪ちゃんが固まったわ」
律「…お、おいおい恥ずかしいって、下着でも入ってんのかぁー?」
律「って写しn…ひっ」
律「」
紬「りっちゃんも澪ちゃんみたいに固まっちゃったわ!」
さわ「りっちゃんのツッコミもないとか怖いんだけど…あっダメ///」ウィィィン
和「…唯、何入れたの?」
唯「私の夜のお供!自慢の逸品たちだよ!!」フンス
唯「私ねー、これのためにいぃっぱいパソコンの勉強したんだぁ!」
梓「パソコン、ですか?」
唯「最初は写真の切り貼りだったんだけど、やっぱり無理があるもんね?」
唯「本当はあずにゃんに見せたかったんだ!ほらっ♪」ペラッ
梓「え……………え?」
唯「あずにゃんの写真だよっ!」
唯「あずにゃんといろんな虫を混ぜてみたんだっ!」
梓「」ゾクッ
唯「これが複眼のあずにゃんで、…これなんかどうかな?口と触覚が可愛いんだよぉ///」
唯「ど、どれが一番か決められないよおぉ///」ハァハァハァハァ
憂「梓ちゃん可愛いもんね、お姉ちゃん!」
唯「あずにゃん、ねえあずにゃん見てよ!ほら!見て!」
梓(や、やだ…)フルフル
梓「そ、そうだ唯先輩!またギターで叩きますよ!痛いですよ!?」ビクビク
唯「あずにゃん…ギターなんてどこにもないよ?…かわいいなぁ」
梓「せっせんせい…先生も何か言ってください!」
さわ「あっあっ////」ウィィィン
さわ「だめよ梓ちゃん…今日はね、みんな気持ちよくなる夜なんだから」ウィィィンガシッ
梓「あんたそれでも教師かっ!」バシッ
唯「照れてるあずにゃん可愛いよぅ、お持ち帰りして捕食したくなる可愛さだよぅ///」ニジリニジリ
和「ここは唯の家よ。唯ったら冗談も天才的なんだから」クスッ
梓「和先輩!助けてください!」ヒシッ
和「…梓、面白い昔話をしてあげる。私の家の浴槽にz」
梓「そんな話してる暇じゃないです!!!」
和「…こうなった唯は止められない、ってことよ。諦めて頂戴」ニコッ
和「そして、ごめんなさい。私は唯の味方なの」ガシッ
梓「うわああっ」パシッダダダダッ
唯「あずにゃん…怖がらなくてもいいんだよ?」ジリジリ
紬「梓ちゃん!」
梓「ムギ先輩っ!!」
紬「今度は逃げられないわね♪」ニコッ
梓「くたばれぇっ!!」ダダダダガタッ
梓「か、壁!?」
唯「ふふふ…あずにゃーん…」ジリッ
梓「こ、こないでぇ」
唯「あずにゃん!私、学者になるよ!!」ジリッ
唯「今は写真合成しか出来ないけど…」
ガシッ
唯「梓、結婚しよう。二人で一緒に本当の虫になろう!!」
唯「だから…ハァハァ、愛し合お?お互いの体勉強しよ?ハァハァ」グググ
梓「イヤアァァァ!!!誰かーーっ!!助けてっ!助けてぇーーーっ!!!」
紬「●REC」
和「とうとう唯も一生を捧げる相手を見つけたのね…少し、寂しいわ」ホロリ
唯「あずにゃん、硬い外羽根は?卵は沢山産みたい?あっもしかして多足類がいいとか!?」ビリビリ
憂「梓ちゃん、お幸せにっ♪」
さわ「こうしてクリスマスの夜は更けていく」
End
―――
律「…」
律(…梓は泣きながら逃げていった。下着姿で)
律(完全にトラウマになっただろうなあ…今度ケーキ奢ってやろう)
律(ずっと気絶したふりをして見捨てたヘタレな先輩を許してくれ)
憂「協力ありがとうございます律さん、もういいですよ♪」
律「」ビクッ
本当にEnd
最終更新:2011年05月02日 16:13