ほうかご!

梓「では、本日の部活は虫たちのお部屋を模様替えです!」

唯律紬「おーー!!」

澪「今更練習とはいわないけどさ…」

梓「律先輩、新聞はたくさん持ってきましたか?」

律「おうよ!うちはめったに回収出さないから大量だぜ!!」

梓「日常においてはクズなことこの上ないですけど今回はありがたいですね」

唯「私は使い古しの歯ブラシ持ってきたよ!」

梓「はい。じゃあそれをムギ先輩に渡してください」

唯「えー。あずにゃんが使ってほしいのにー」

梓「用途が違います。虫を洗うんです!」

唯「えーでもぉー」

梓「…考えて見てください。間接的に、唯先輩の口がクワガタを洗うんですよ?」

唯「はっ///」キュゥン

梓(やっぱこの人おかしい)

唯「…あれ?でもなんでそれをわたしがやっちゃいけないの?」

梓「間違いなくクワガタが無事じゃすまないからです」

唯「何もしないよう。私もクワガタさん洗いたいよぅ///」クチュクチュ

梓「オナりながら言われても全然説得力ないです。唯先輩は私の監視下に置きます」

唯「…あずにゃん、告白?///」

梓(ウザいほどおめでたい頭だ)




梓「役割分担はわかりましたね?では、開始!!」

バサッガサガサガサ

律「…こうやって一面に新聞しくと今から何かの塗装でもするんじゃないかって思える…」

梓「…」 ザザー

カサカサ

梓「…」パシッコトッコトッ

唯「…」ぼけー

律「…」ガコンガコンガタガタ

律「…はい、ムギ」パシッ

紬「どんとこいでーす♪」ヒョイッ トコトコ

梓「…」ガリッ…ポイッガサッ

律「…ほい、澪」スッ

澪「う、うん」トコトコ

唯「…」ぼけー

梓(やっぱ新成虫は綺麗だなあ…)コトッ

紬「終わった子はここ置いておきまーす♪」トスットスッ

梓「あ、喧嘩させないようにしてくださいね」ガサガサ






梓律澪紬「…」もくもく

唯(暇だよぉ…しかも土の匂いでムラムラしてきちゃったし)

唯(洗い終わった子を眺めるぐらいなら…いいよね)スススッ

唯(…コクワはちっちゃくて可愛いなあ。指の間に入られるとくすぐったいんだよね)

唯(ミヤマは上品な色合いだよぉ。頭の突起がつかみやすいから好きだな)ドキドキ

唯(水牛…私にとってノコギリはこっちだな…顎の曲がり具合が雄雄しいよぉ…///)ムラムラ

唯(そして、ヒラタ…、黒光りしてるよぉ、硬そうだよぉ、大きいよぉ///)ジュン

唯「…ぁ、」

唯(ダニが一匹、残ってる…)

唯(掃除、しなくちゃ、だよね。私だって、手伝って、いいよね…?)

ハシッ

唯「はぁ…はぁ…」

唯(歯ブラシ…持ってないや…)

唯「はぁ…はぁ…舐めとれば…いいよねっ…いいよねっ…!」

唯(ヒラタ、怒ってる…舐めたら…噛まれちゃうかも…)



梓(唯先輩、静かだな…)チラッ

梓「!!」

唯「ちょっとだけ、ちょっとだけ…はっ、はっ、はぁっ」レロォ…

梓「先輩!!!何やってるんですか!!!」

タタタタタパシッ

梓「まったく、油断も隙もならない人です」

唯「あ、あのねあずにゃん!違うの、ダニが」

梓「今の方法だと下手したらヒラタごと掃除されてましたよね!?」

唯「だ、だって!あずにゃんが最近私としてくれないから!!」

梓「何のことかまったくわかりませんが一回もしたことないですよ!!」

梓「ちょっと先輩方、作業は中断です。この人縛って物置にしまいこむの手伝ってください」



唯「うあーん、最近あずにゃん野生化してきたよぉー…」ズルズル

ドアガチャ

紬「えいっ♪」

ドォン!グエッバタン

律「うーん、唯の重症化が顕著だなあ…」

梓「せっかくみんなで捕った虫たちをオナネタや食糧にされたら困ります…」

律梓(はぁ…どうしたものか…)



梓「―ってことがあったんだよ…」ハァ

憂「お姉ちゃん可愛い!」

梓「その感性が全くわからないよ!?」

純「相変わらず憂のお姉ちゃんはハイレベルだね…憂もだけど」

憂「うん!」ニコッ

純「なんでそんな嬉しそうなの?にしても、
  はじめ梓に会ったときは濃いのがきたなって思ってたけどなんていうか…世界って広いんだね?」

梓「ていうかあなた誰?」

純「」



梓「憂…どうにかならないかな?」

憂「うーん、そうだねぇ。私はお姉ちゃんのしたいようにさせたらいいと思う!」

梓「(言うと思った…)そうじゃなくってさ、衝動を抑えるとか、嗜好を変えるとかさ」

憂「あっ!それならいい解決方法があるかも!」

梓「…何?」

憂「今私ね、虫の料理勉強中なんだぁ。隣のおばあちゃんが詳しくてね?」

憂「お姉ちゃんもいつもオナニーするとき網戸に飛んでくる虫食べてるから、
  やっぱり虫が食べたいのかなって」

憂「虫捕りに必死なお姉ちゃんも可愛いんだ♪」

梓(なんでこの子はそんなおぞましいことをこんな笑顔で言えるんだろう)

憂「だから、私が料理を覚えたらきっとお姉ちゃんは満足すると思うんだぁ!」

憂「うふふ、お姉ちゃんおいしいって言ってくれるかなぁ♪」

梓「が、がんばってね…」

梓(普通の子だと思ってたんだけど、最近の言動聞いてるとそうでもない気がしてきた)



律「なるほど、憂ちゃんらしいなあ」

紬「それにしても、唯ちゃんの愛はもうそんなレベルで侵食していたのね…」

梓「アレを愛と呼ばないでください。虫唾が走ります。…虫だけに」

律紬「」

澪「…フフッ」

梓「…忘れてください//」カァァァ

律「でも、確かに変だよなあ。そこまで食いたがるとは…」

律「だってさ、梓が唯に教育したのは昆虫の…こ、交尾、の良さ…なんだろ?」

梓「はい。しかも、その時に使ったのは捕食シーン一切なしの王道ものでした」

梓「ていうかあのときの私どうかしてました…唯先輩を見て当時自分の異常さがわかります」ズゥーン

紬「まぁまぁまぁまぁまぁまぁ、いいもの見せてもらったし過ぎたことよ♪」

澪「交尾に王道とか外道とかあるのか…?」

梓「澪先輩の今の一言にはちょっと言いたいことがありますけど」

梓「要するに、それで食虫に目覚めるのは変なんですよね」

紬「でも、唯ちゃんってバ…天然っぽいし、バ…感覚的なところってあるでしょ?」

律「だから、対象を知るために手っ取り早く食べるって方法をとったってこと?」

梓「うーん…まぁ、説明はつかないこともないんですけど、ちょっと納得いきませんね…」

梓「また、憂に聞いてみます」



ドア「その必要はないわ」



梓律澪紬「ドアが喋った!?」

ドアガチャバタン

和「何馬鹿なこと言ってるの、私よ私」

梓「なんか私の知らない人があまりに多い」

澪「和だよ、まなべのどか。唯の幼馴染なんだ」

和「わざわざひらがなで呼んでくれてありがとう、助かるわ」

澪「そして私のクラスメートで、…親友だ」

和「えっ」

澪「えっ」

紬「もしかして…恋人?」

和「えっ」

紬「えっ」

和「ただのクラスメートよ。別に仲良くもないわ」

澪「」

律「(哀れ…)…まぁとにかく、和は知ってるのか?唯が虫を食べる理由」

和「そうね…意外だと思うけど、唯って実は、子供の頃、なんでも口に入れるタイプの子だったの」

律(意外?)

和「まあそれは関係ないんだけど」

律「えっちょっと待って関係ないの?じゃあ何で言ったの?」

和「関係ないわ。でも、唯って可愛いから、そういうことって少しでも多く伝えたいじゃない?」

律「」

梓(もしかして唯先輩の周りってこんな人ばっかりなのかな…)

和「唯はね、昔から一つのことに集中するとm」

律「たぶんそれも原因とは関係ないだろ」

和「まぁね」

律「頼むから本題に入ってくれ…」

和「しょうがないわね。あれは私が幼稚園の秋…」モワモワ


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