よくじつ!

律「おっ、唯ー。遅刻じゃん、どしたー?」

唯「実はね、来る途中ね、ハエの…こ、交尾///見ちゃって…」

唯「それでね、その場でね、私///」

紬「唯ちゃん…うぅっ」

律「唯が洗脳された」



律「うわ、なんか水路でいっぱい虫が死んでる」

澪「ひぃ、唐突に怖いこと言うな!!」

唯「澪ちゃんいたんだ」

澪「」

梓「これは…ヨコバイですね。この辺は稲が多いからそれにわいたんでしょう」

唯「死体可愛いよぅ///」

梓「えっ…ところで、ヨコバイって、てんとう虫に似てませんか?」

紬「マルウンカのほうじゃなくて?」

梓「ムギ先輩詳しいですね。でもこのツマグロオオヨコバイが、です。」

唯「言われてみれば…てんとう虫にエクステつけたように見えなくも無いよ」

梓「さすが唯先輩。エクステは無いと思いますけど」

律「で、その二つが似てることがどうだってんだ?」

梓「ここからは昔話になるんですけど…」

澪「え、それ私が聞いても大丈夫な話?」

梓「私、ツマグロオオヨコバイ、その時はウンカって認識してたんですけど」

梓「ヨコバイとてんとう虫は仲間だと思ってたんですよね」

梓「丸い体に葉っぱをかぶせて、何かに擬態しているって」

梓「だから、捕まえたんです。背中の葉っぱ、とってみたくて」

梓「ぶっちゃけ、その時点で胴体見てるはずなんですけどね、なんででしょうね?」

梓「器用に、真ん中から持ってですね、外に、ぐっ、って」

梓「ええ、引き裂いちゃいました」

梓「汁っぽかったです」

律「うわぁぁ…」ゾワワー

紬「子供って、残酷よね…」

澪「」

唯「ヨ、ヨコバイさん///」クチュクチュ



律「突然ですが第一回、合宿は海と山どっちがいいか会議ー」

唯「いえー」パチパチ

梓「まず第一に、海という選択肢があること自体おかしいんじゃないですか?」

梓「山で虫を取らないで何が軽音部ですか!!」

律「いや、軽音部は虫取りしないから。あーでもそれもそれでいいなぁ」

唯「でも海で泳ぎたいよぉー。新しい水着も買うんだぁ」

梓「まじめに考えてくださいっ!!」バン!

唯「ま、まじめなのに(あずにゃんに威嚇されちゃった///)」

梓「大体、泳ぐなら川でもなんでも勝手に行けばいいじゃないですか!
  海で虫が採れますか!?それぐらいのことわかってくださいよ!!大体…」



梓「わかりましたか?海なんて行く必要ないんです!もう皆さんの答えは決まってますね?」

律「では採決をとりまーす。海がいい人ー…
 …多数決の結果、海ということになりました!」パチパチ

梓「」

紬「だ、大丈夫よ梓ちゃん!山も、山もあるから!!」

唯「元気が無いあずにゃん見てるとおなかが切なくなるよぉ///」ジュン



唯「この水着、虫の絵が描いてあるよぅ///」

律「なぜ赤くなる。梓は…服買うんだ?」

梓「当然です。せっかくだから本格的な装備を用意しないと」

梓「みなさんも長袖の服に動きやすい長ズボン、丈夫な靴を用意したほうがいいです」

律「私ら行くこと前提かいっ!…まぁ行くけど」

梓「網も後で買いに行きましょう!!だからさっさと水着買っちゃってくださいよ?」

紬「私、虫取りってしたことないから楽しみー♪」

梓「ムギ先輩その意気です!!」

律(あーでも、梓楽しそうだなー。いい合宿になるかも)



唯「あ、澪ちゃんから着信だー。…切っとこ」

澪「誰も電話にでんわ」



憂「梓ちゃん、軽音部の皆さんと合宿行くんでしょ?」

梓「うん、虫捕りするんだぁ」

憂「そうなんだ、楽しそうだね!」

憂「ところで、部活でのお姉ちゃんってどんな感じ?」

梓「唯先輩は…ちょっとアレかな。クワガタの世話は手伝ってくれないし、
  理不尽なあだ名つけるし、オナニーばっかりしてるし」

梓「正直私の中で株価が暴落中。距離置きたい」

憂「あはは…散々だね。でもお姉ちゃんって暖かくて気持ちいいよー」

梓「うん、ほんと気持ち悪いよね。憂はよく妹やってるよ」

憂「妹だからね!じゃあ他の先輩はどう?…律さんとか」

梓「律先輩は…悪くない、かな。虫捕り一緒に行ったり出来そう」

梓「ムギ先輩はいいね。お嬢様っぽいけど虫の面倒しっかり見てくれそうだし、
  何よりお金持ちなのがいい」

憂「へぇー。梓ちゃんなら澪さんがいいって言うと思ってたよ」

梓「澪…先輩?澪先輩…澪先輩……」

憂「ほら、ぼっちの人だよ」

梓「あー…ぼっちの人は虫が苦手だからなあ…あれでよく軽音やってこれたなって」

憂「そっかぁ。だからぼっちなんじゃないかな?」

律(どうしよう…私の評価は素直に嬉しいけど、この空気は入り込めない)

律(ていうか今更だけど虫と軽音は何の関係もないだろ)



唯「合宿かぁ…ひと夏の過ちを犯したい、もといあずにゃんを犯したい」スリスリ

唯「どうしたらこの好きな気持ちを伝えられるんだろう…」クチュクチュ

唯「やっぱり、昆虫的で、積極的なアタックだよね!」

唯「さっきまで交尾してたこの子たちみたいな」モグモグ

唯「海…海かぁ。水辺で昆虫らしいこと、って何が出来るのかな」グチョグチョ

唯「あっ…///ちょっとお散歩中断。ハァハァハァ…ふぅ」ガサガサ

唯「どうしようかなあ…ん?あれは…!」

唯「 こ れ だ 」

唯「きれい…!それで、えっちだよぉ///」ポロポロジュン



がっしゅく!

律「海だー!!」

梓「はぁ…そうですね」

律「テンション低っ!?」

律「よーし、唯遊ぶぞー!!」

紬「ちなみに私の私有地でーす」

唯「あずにゃん!!私と海でトンボのように交尾しよう!!」キリッ

梓「頭おかしいんじゃないですか?」

唯「」

澪「まずは練習だろ!」

唯律「ぶーぶー」

律「じゃあ多数決な!海で遊びたい人ー!はいっ!」

唯「はいっ!!」

紬「私も遊びたいでーす♪」

律「練習したい人ー!」

澪「ハイ!」

唯「3対0で海で遊ぶに決定しました!!」

澪「あ、時間差でそういうことするんだ」

唯「ってあれー?あずにゃんは?」

澪「…フォローないんだ」



山中!

梓「この木にも塗っておこうっと」ペタペタ



唯「あ、あずにゃんだ!おーーい!!」ブンブン

律「あーずさー、どこいってたんだよー!」

唯「あーずにゃん♪」ギュッ

梓「うざっ」

唯「」

梓「山のほうに行ってました。いくつか目ぼしい木に仕掛けをしたので、夜また見に行きます」

梓「この山は…クヌギが多くていいですね。気持ちが昂ぶります!」

律「おぉー、今夜は虫捕りかぁ。中学んときに聡に付き合って以来だなあ」

紬「私軽音部で虫捕り行くのが夢だったのー♪」

唯「こ、交尾!交尾は見れるかな!?」フンスフンス

梓「唯先輩はなんかキモイので来ないでください」

唯「あずにゃんの照れ屋さーん!」

梓「…チッ」



梓「あ…ぼっ…澪?先輩、こんなところにいたんですか」

澪「なんで名前呼ぶとき語尾上げたの?」

梓「澪先輩…せっかく皆さん楽しんでるのに澪先輩みたいな人がいると空気が悪くなります。
  だから澪先輩も楽しみましょうよ!」

澪「いいんだ…水着シャツの下に着込んできたのに混ざるに混ざれなくなった私なんてほっとけば」

梓「まぁ、澪先輩の事情はどうでもいいんですけど、フジツボの話、しってます?」

澪「ん…わかんない」

梓「聞いてみただけです」

澪「何故聞いた」

梓「ところで澪先輩、突然ですけど私、水生生物はあまり好きではないんです」

澪「でもタガメとかゲンゴロウとかは昆虫じゃないか」

梓「あ、それはそうなんですけど…そうじゃなくって」

梓「そこに放置してある澪先輩のシャツ」

梓「たぶん、いますね」

澪「えっ…お、オカルトな話じゃない?」

梓「違います違います。シャツ取ってみてください」

澪「なんか嫌だな…」ソローリ

梓「いや、私ね、彼らは昆虫ではないんですけど」

梓「好きな虫に似てるって言うか、私、その辺おおらかなんですよね」

梓「…だから、好きなんですよ」

澪「…えいっ」バッ

カサカサカサカサカサ  カサカサカサカサカサ
       カサカサカサカサカサ


梓「フナムシ」

澪「」ポロッ※シャツに残ってました



律「夏の夜といったら?」

紬「肝試しー!!」

唯「というわけで、くじ引きを終わらせました!」

梓「そんな!虫捕りするって言ったじゃないですかっ!」プンプン

唯(怒ったあずにゃんもハサミムシみたいで可愛いよぉ///)ジュン

律「そだった、スマン!じゃあペアはそのまま、肝試しを兼ねて虫捕りにしよう!」

律「じゃあ各自着替えてもう一回ここに集合な!」



律「では、改めて組み合わせを発表する!」

律・唯・紬

梓・澪

紬「わぁ、展開が読めるわー♪」

唯「いいなー澪ちゃん、あずにゃんと一緒なんだぁ…」

澪「私も展開が読めるから唯と代わってもいいよ」

唯「やったあ!澪ちゃんそこそこ好きー!」

澪「えっ」

梓「私は唯先輩とは嫌です、なんか二人きりになりたくない」

唯「」

律「まぁそうだわな…じゃあ、最初の組み合わせで決定なー!」

※律・唯・紬は省略されました…全て読むにはry



梓「澪先輩…私のこと、嫌いなんですか?」

澪「私が梓に言いたいんだけど、その言葉」

澪「梓は私が虫嫌いなの、知ってるだろ?
  なのに私に対して害虫トークの大安売り。嫌がらせとしか思えない」

梓「すいません、まさか先輩にそんな思いをさせてるなんて気づかなくて…嘘だけど」

澪「」

梓「でも、私は虫が好きなんです。だから親しい人にそれを嫌われているのは悲しいです」

梓「だから、少しでも身近に感じてほしい…あ、ここだ」

ガサガサ …チッ、ハズレカヨ

梓「…そういう思いがあったんです。でも押し付けるつもり…」

カチッカチッ ジュワー ヨシ、デテキタ

梓「は、ないですから、嫌だというなら一切辞めます」

澪「梓…」

梓「澪先輩…」

澪「とりあえず虫捕りしながら大事な話するのやめてくれないか?」

梓「なかなかの収穫です」



梓(でも、やっぱり澪先輩にも虫を好きになってほしい)

梓(ここは荒療治で、虫が怖くない、って教えなきゃ)

梓「さーて次の仕掛けは…と。…あ」

澪「な、なぁ…けっこう深くまで来てないか?帰れるのか?」

梓「澪先輩!見てくださいっ!!」

澪「え、何を…って、うわあああああ!!」

梓「スズメバチです!」

澪「に、逃げよう梓!危ないよ!刺されたら死んじゃうんだぞ!!」

梓「大丈夫です!ハチは夜目が利かないから…ほら!」ガシッ

澪「」

梓「ほら、先輩!怖くない!怖くないですよ!!ほら!!」ズイズイ

澪「いやぁぁぁぁ!!暴れてる!暴れてるからあああああ!!!!」バシッ

梓「あっ!」パッ

……

梓「澪先輩がスズメバチに刺されて入院した」

梓「虫を嫌っていなければこんなことにならなかったのに…」



梓「今日は朝から晩まで先輩たちと山篭りだった…」

梓「もちろん露出の少ない重装備。なのに、なぜ」

紬「梓ちゃん真っ黒!」

律「ていうか赤いな。どんだけ肌弱いんだよ」

梓「うう…」ヒリヒリ

唯(あずにゃんは夜行性、と…)



律「花火だー!!」

唯「だー!」

紬「まだまだあるわよ♪」

律「私大量のウ○コ花火をいっせいにつけるのが夢だったのー♪」

唯「あはは!りっちゃん、ムギちゃんのまねー?」

紬「」イラッ

律「しゃらんらー♪」ジュッ

ウゾゾゾゾゾゾゾゾゾ

律「あははははは!!すげぇー!」

唯「地味だけどキモーイ!!」

パチパチ

梓「…そういえば、この辺にはあまりいませんけど」

梓「みなさん、家庭で花火やるときは絶対やったと思うんですよ」

唯「えっ、なになにー?」

梓「…ダンゴムシ」

律「あー、やったわー。あと、ナメクジとかにも」

唯「焼かれるダンゴムシさんの気持ちってどんなんだろうね///」ドキドキ

紬(やったことないから話に混ざれなくて寂しい…)

梓「……何やってんだろ。誰かが怖がるのを期待して…」

梓「澪先輩は、…もう、いないのにね…くっ」

紬「線香花火みたいな人だったわ…」

律「死んでないからね。あと梓が原因だからね」

唯「あずにゃん…寂しいんだね、私が、私がその寂しさを埋めてあげる」

唯「だから…一緒に気持ちよくなろうね!」ガバッ

梓「唯先輩が死ねばよかったのに」バシッ

唯「」

律「死んでないからね!澪は死んでないから!!」

紬「…唯ちゃんファイト」

梓「あっ」

律「梓どしたー?」

梓「せっかくこんな山奥まで来てるんだからアレをしないと」

梓「ムギ先輩、金持ちなんだからでっかい白い布とライトぐらいありますよね?」

紬「あるけど?」

梓「仕掛け作りましょう」




紬「ライトトラップね!ちなみに、この巨大な機材は全部私が一人で準備しました♪」

律「おお…物凄い勢いでガとかが集まってきてる」

梓「いっぺんこれやってみたかったんですよね!」

唯「みんな行くよー!!」ダッ

律「えっ」

唯「わああああああ」タタタタタ

唯「すっすごいよ!!私、虫と同化してる///」

律「ていうかなんで唯全裸なの」

唯「目に!!口の中にぃっ!わ、わたしっ、虫に犯されてる!!」グチョグチョ

唯「はぁぁぁぁぁぁん////」ゴロゴログチャグチャ

律「どうしよう、なんか変な人がホワイトスクリーンのまえで
  土と虫まみれになりながらオナニーしてる怖い」

梓「あ、カブトムシですよ律先輩!」

律「梓のスルースキルすげえ。…でも私もとりあえず捕っとこ」

紬「唯ちゃん、体洗うまで戻ってこないでね」

唯「あおおおおおおお////」ビクンビクン


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