─第7話─


律「夏だ!!暑いぜ!!クーラーつけようぜー!!」ヒャッhaー

ピッ ピッ

ゴオオオオォォ

唯「やめて……クーラー苦手…」クラクラ

澪「しかし唯、こう暑くちゃ演奏に身が入らないんだ」

  「練習の間だけガマンしてくれないか?」

唯「え~、私だけガマンするなんて不公平だよぉ」

  「みんなが心頭滅却すればいいじゃん~」

律「さぁ練習だあー!!」ドンドコドン♪

唯「わあああありっちゃんが無視したあああ!!」

梓「だまれ」


─平沢邸─

唯「りっちゃんの精神をズタズタに引き裂く道具ないかなぁ」

  「今年1年間、二度と笑えなくなるくらい…」

ドラ「やりすぎだよ」

唯「そうかなぁ」

  「私が受けた精神的ショックは相当なものだよ?」

ドラ「それよりクーラーが苦手なのを克服したらいいじゃない」

  「このままじゃ彼氏が出来ても夏場にセックスできないよ」

唯「最低だこのロボット」カァッ

ドラ「でも汗まみれで ただれたセックスをする唯ちゃんもいいのかなぁ」

唯「このウチから出てけ!!」

ドラ「けっ、わかったよ」

  「それじゃ…」モゾモゾ

テケテテン♪

ドラ「テキオー灯~」

ピカッ

唯「わっ、なにそれ」

ドラ「この光を浴びればどんな環境でも適応できるんだ」

  「これで唯ちゃんは暑いのも寒いのも平気になったんだよ」

唯「えっ、りっちゃんへの復讐の道具じゃなかったの?」

ドラ「女の子は怖いなぁ」

ドラ「じゃあ りっちゃんへの仕返しコース、松竹梅どれがいい?」

唯「松と梅って どっちがカッコイイんだっけ」

ドラ「じゃあ松から説明するね」

唯「ドラえもんも私の話を聞いてくれない」

ドラ「りっちゃんに仕返し松コースは

  運動神経コントローラーであやつった狂犬病の犬に

  りっちゃんをレイプさせるんだ。着床はしないけど犬の精子でも

  受精はするからね」

 「りっちゃんに将来、愛する子供が生まれても

  かつて狂犬病の犬の精子で受精した子宮から生まれた子供になるんだよ」

唯「やりすぎだよ」

ドラ「えっ」

唯「じゃあ、りっちゃん仕返し梅コースは?」

ドラ「えーっと…」

  「ボクが孫の手を使ってスカートめくりをしてくるよ」

唯「えぇ~、それはぬる過ぎないかなぁ」

ドラ「松がやりすぎって言われたから

  急きょ調整してみたんだけど」

唯「ギャラリーの反応を気にしすぎるのはよくないと思うなぁ」

ドラ「肝に銘じておくよ」

唯「じゃあ、りっちゃん仕返し竹コースは?」

ドラ「う~ん、もう田井中家に火を放ってくるよ」

唯「やりすぎだよ」

ドラ「えぇっ、加減が難しいなぁ」

唯「そもそも もう22世紀の道具と関係ないじゃん」

 「なんなの?ドラえもんは怨み屋本舗なの?」

ドラ「ボクは怨み屋みたいに綿密な計画を立てなくても

  透明マントをかぶってガソリンまいて火をつけるだけだから

  もっとスマートだよ」

唯「雑だなぁ。ドラえもんって未来から来たのに逆に雑だよね」

ドラ「くそっ」

ドラ「じゃあ1年間、笑えなくなるくらい精神的ダメージを与えつつ

  それでいて やり過ぎじゃないラインってどこなのさ」

唯「オバケの格好して バアァ~ッ!!って驚かしたらどうかな!?」ワクワク

ドラ「キミは幼稚園児なの?」

唯「なんで!?だってオバケだよ!?」フンス -3

 「私だったら、それで1年間はトラウマを負っちゃう事は必至だよ~!!」ギャアアア

ドラ「分かった。キミはかわいそうな子だったんだね 頭が」ペッ

唯「くそー!!ドラえもんがバカにしたー!!」超フンス -3


─翌日─

オバケの格好をした唯「バアァ~ッ!!」

律「うわああああ!?怖ええぇえぇぇぇえっ!?」ガシッ

ガツンッ

唯「痛っ!?石!?」

律「来るな!!氏ね!!おばけ!!」ブンッ

ガツッ

唯「あぅあっ!?」

ガツッ

唯「やめて…ごめ…」

ガツッ

律「うわあああああああああっ」ブンッ

ガツッ

唯「りっ…ちゃ…」

ガツッ

ガツッ

ガツンッ

グシャッ

第7話 完








唯「テキオー灯のおかげで

  石で殴られても平気だったよー!!」パンパカパーン!!

律「よかったな」

ドラ「本当はそんな道具じゃなかったハズだけど

  そういうことにしておこう」


続 第7話 完



─第8話─



─午前5時 唯の部屋─

唯「ドラえもん」

クローゼット「…」

唯「ドラえもん!!ドラえもん!!ドラえもん!!」ワァァァア

ガチャ

ドラ「うるさいなぁ…」   ※唯の部屋のクローゼットがドラえもんの寝床

 「唯ちゃん、こんな時間に大声出しちゃ迷惑だよ」

唯「ごめんね」

ドラ「で、どうしたの?怖い夢でも見たの?」

唯「うんち したい」

ドラ「あ?」

唯「フトンから出ないで

  うんちをトイレにテレポーテーションさせる道具出して」

ドラ「寝言は寝て言え」

  「あっ、寝てるのか」

ドラ「人間の体内にあるものを

   移動させる道具なんてあったかなぁ」ゴソゴソ

唯「未来のお医者さんは、病気の人とかに そういう道具使ってないの?」

ドラ「22世紀じゃ大抵の病気は

   お医者さんカバンの薬で治っちゃうからね」

唯「あっ!」

 「じゃあ、私のうんちもお医者さんカバンの薬を飲んだら治る?」

ドラ「ウンコは病気じゃないよ…」

  「あっ、でも唯ちゃんの腐った脳は治るかも知れないなぁ」

ドラ「念のため、飲ませてみよう」

チューッ  (※お医者さんカバンの薬を飲ませる音)

唯「ゴクゴク」

ドラ「どう?」

唯「あたまがよくなった気がする」

ドラ「本当かなぁ」

  「じゃあ頭が良くなった人は

   ウンコがしたくなったらどうする?」

唯「まずドラえもんがトイレに行くんだよ~」

ドラ「えっ?」

  「まさか『かわりにトイレ行ってきて』とか言うんじゃないだろうね」

唯「トイレについたら、とりよせバッグを取り出しまして」

ドラ「取り出しまして?」

唯「私がふとんの中で うんちをどんどん出すから

  ドラえもんはうんちが そこら中に飛び散る前に

  すかさずバッグで取りよせて便器に捨ててほしいんだよ」

ドラ「悪魔的発想だね」

唯「じゃあ5分後にミッションスタートだよー!!」

ドラ「もうイヤだ」



─トイレ前─

ドラ「目標をセンターに入れてスイッチ

   目標をセンターに入れてスイッチ、

   目標をセンターに入れてスイッチ、

   目標をセンターに入れてスイッチ……」

憂「あっ、ドラちゃんおはよう~。何をつぶやいているの?」

ドラ「ちょっと心を無にしたくてね」

憂「そうなんだ~」

ドラ「憂ちゃんは毎日、早起きで大変だね」

憂「えへへ」

 「お姉ちゃんが朝ごはんやお弁当を食べて

  幸せな笑顔を見せてくれれば、それが私の幸せだから」

ドラ「そんな健気な憂ちゃんを見るのがボクの幸せだよ」

憂「ねぇドラちゃん、トイレの前にいるけど…

  私、入っていいかな?」テレッ

ドラ「えっ」

憂「ドラちゃんはトイレに行く必要ないんだよね?」

ドラ「そうだけど…いや、でも、えっと唯ちゃんが…」

憂「お姉ちゃんがどうかしたの?」

ドラ(姉の人類うんち計画を知ったら憂ちゃん、悲しむだろうなぁ)

ドラ「唯ちゃん、かわいいよね」

憂「うん、お姉ちゃんかわいい!!」

ドラ「じゃあトイレに行っといれ」

憂「うん、行ってくるね!!」

パタン

ドラ「さぁ、トイレに憂ちゃんが入ってしまった今

  ボクに出来ることは このとりよせバッグを持って

  ここから出来るだけ遠くに行って自爆することだけ…

ぶりぶりぶりぶりぶりぶりぶrびrびbりbりrびr

ぼたぼたぼたぼちゃぼちゃぼたぼたb

ドラ「手遅れだった」

  「逃げよう」

ジャア~

憂「あ~すっきりしたなぁ」

ガチャ

憂「えっ!?」

 「トイレの前にうんこがあらわれた!?」

 「きっと、お姉ちゃんのだ!!」

 「サンタさんありがとう!!」

 「どうする!?」

 「 ⇒たたかう

    にげる

    ほぞんする

    たべる


第8話 完



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