梓「ご迷惑をおかけしました」

唯「以後、気をつけたまえ」

梓「――あれ? そもそも原因は」

律「はい続けるぞー、"ワタシタチノツバサ"はどんな英語なんだ?」

紬「【What a sheep touch? No, too bad sad】かしら」

唯「(イラッ) 訳するとどうなるの?」

紬「第六感で訳すと『臆病者に何が出来るの? もう悲しみは嫌!』ね」

梓「それ全然違いますよ」

紬「じゃあツバサ……飛ぶ…」

梓「やっぱムギ先輩のであってます」

律「ほほう、私の推測とおおよそ同じだな」

唯「あずにゃんの飛び降りで閃いたやつ?」

梓「飛び降り!?」

紬「きかせて、きかせて!」

律「こんなん出ましたけどー」

決めた! 彼から旅立とう。 私が動かなきゃダメなんだ。

ホントは怖いよ…… でもHTTがいる、掛け替えのない仲間がいる。
臆病者に何が出来るの? もう悲しい思い出はいらないよ!

律「澪がついに行動に移したんだな」

唯「でも澪ちゃんだったら『彼は変わってくれるハズ!』の方がいいんじゃない?」

律「初めはそう考えたんだけどさ、これ"希望"じゃなくて"野望"なんだよ」

紬「そういえば1番は"くちびるに希望"だったわね。何か意図があるの?」

律「たぶん『自分で○○するぞ!』って意味を強めるため"野望"にしたんだ」

紬「だから『旅立とう』なのね。でも、だったら『彼を変えてみせる!』じゃダメかしら?」

律「それはこの次を考えたらわかった」



律「これで2番も終わり、っと」

口約束なんていらないよ。 もうあなたと未来は歩けないから……

「絶対」なんて言葉にすがるような脆い私にはサヨナラしたの。

唯「あの澪ちゃんがここまで決意を――」

紬「よっぽど愛想が尽きたのね……」

律「もう『相手が変わる』なんて思えなくなったんだよ」

唯「この先…澪ちゃんどうなっちゃうのかな……」



梓(また急に真面目になった。この熱意を練習に向けてくださいよ)

梓(……でもこのままじゃ私の立つ瀬がなくなるなぁ)

梓(よし、私の絶妙な解釈で爆笑させて元の3バkゲフン皆さんに戻してやるです)

梓(おっと、窓は閉めておかなきゃ)

律「なんか流れに乗ったな。サクっと解けちゃった」

梓「私も整いました」ふんす

唯・紬「すごーい!」

律「(整った?) せっかくだから梓から言えよ」

唯「そうそう。あずにゃんの解釈なら正解に違いないよ」

紬「いっそ全部やってもらいましょう」

律「ヘイ」

梓「いえ、やはり噛ませ犬先輩にお手本を」ニヤリ

律「なんか恥ずかしいな」

梓(フフン 律先輩、ピエロを御苦労様です。その後、私が発表すれば―――)

梓『"いつまでもどこまでもきっと聞こえ続ける"が『ストーカー』みたいですよね』

他『ちょwwwwおまwwwwwwwwwバロスwwww』

梓『失くせそうにないのは澪先輩の脂肪です!』

他『腹www筋www崩www壊wwwポンポポーンwwwww』

梓(フフフ さぁ! どうぞ下品な解釈をして下さい)

律「ちょっと歌詞っぽさが抜け切らないんだけど」

「思い出はいらない」なんて言っても胸に響いてた音
背中合わせで支えてくれた声。昔から、未来まで。

「今」を生きられること以外望まないのに、そばにいてくれるんだね
"放課後ティータイム"

律「やっぱありきたりだよな。なぁ、あずs」

梓「せぇぇぇぇい」ガシャァァァァン

唯「あずにゃんが窓を突き抜けた!?」

紬「よっぽどりっちゃんの解釈が気に食わなかったのね」

律「トンちゃん、あいつらがイジめるよぅ」



紬「梓ちゃんがダイビングしたから、引き続きりっちゃんの解釈でーす」

律「彼氏と別れを告げた澪。何をかも失ったと思ったけど、たった一つ残ったものがあった」

唯「それはチンチン」

律「ブッ おい、下ネタはウヒヒやめろよ! おい、ムギも何か言ってやれ」

紬「クスクス えっ? 何が下ネタなのかわからなプーックスクス」

唯「アハハハハ ムギちゃんも笑ってるじゃん!」

律「ふ~っ…… よし、もう下ネタ禁止だからな」

唯・紬「はーい」

唯「これは『失くせない』じゃなくて"失くせそうにない"だから『不可能』なんだよね?」

律「その通り。そんで最後の"Our splendid songs"、素晴らしい歌か。この『素晴らしい』は――」

紬「チンチン」ボソッ

律「やっぱりプッ放課…後ククク……ムギ!」



律「気を取り直して、ラストスパートだ」

紬「声が枯れても讃えたいほどの存在といえば?」

唯・律・紬「放課後ティータイム!!」

唯「澪ちゃんにとって"今"とは?」

唯・律・紬「放課後ティータイム!!」

律「"ルート同じ地図"か、やっぱり私たちは出会うべくして出会ったんだ!」

唯・律・紬「Yes,放課後ティータイム!!」

律「澪が大好きなのは?」

唯・律・紬「フレッシュ、放課後ティータイム!!」



唯・律・紬(正確には"放課後ティータイム"じゃなくて私個人だけど)



律「"ワタシタチノキズナ"……よし、唯!」

唯「はいっ! まず【watashitachinokizuna】と変換します」

唯「そして次の"No,Thank You!"(イラッ)に注目です」フフン

紬「不適な笑みね」

唯「実はこれは『ThankとYouつまりanata(あなた)を削れ』という指示だったんだよ!」

律・紬「な、なn(ry」

唯「指示に従うと【watashitachinokizuna】が【wshicioizu】。並び替えて【isi wo chizu】になるね?」

律「『いしをちず』?  ん? 地図――ハッ!」

唯「そうです! 澪ちゃんは放課後ティータイムと全てを共にしようと決めたのです」

紬「さっきの"ルート同じ地図"は伏線だったのね」

律「これは保留だな」

唯「ごっつぁんです!」

紬(都合のいい解釈は受け入れる。そういう薄汚いりっちゃんも大好き)

律「よし、ムギ出番だ」

紬「どんとこいです! 今回は【What a sheep touch? No, kids now】ね」

唯(また横文字か)イラッ

律「前半はお馴染みだな。後半を頼む」

紬「文法とか色々と無視すると『子どもいらないなう』ってなるわ」

唯「あっ! 『子どもいらない』って最初に出てきたね」

紬「うん。ちょうど次のサビが1番と同じだから『決意を改めて』の表現だと思うわ」

律「よし、二人の意見を交ぜてみよう」

唯「ムギちゃんと交わってみよう」

紬「え? ミックス?」

律「え? セックス?」



律「一丁あがり! 今度から私が作詞しよっかな」

みんなにありがとうを言いたいな、何度でも何度でも。

導かれるままにめぐり逢えた仲間たちとのキズナ
臆病者に何が出来るの? 私は放課後ティータイムと生きるんだ!

唯「これであとはリフレインだね」

律「やっと終わったな」

紬「でも終わって見るとあっという間だったわ」

律「おっ! ちょうど下校時間だ。じゃあ帰るか」

唯「あずにゃーん、帰るよー」

梓「マイロ!」

犬「キャイン キャイン」

紬「梓ちゃん迷い込んだ犬をイジメちゃダメよ」

律「そういや学校に迷い込んだ犬って眉毛書かれるよな」

紬「わわわたわt私じゃない」



~帰り道~
唯「……澪ちゃん今日なんで休んだのかなぁ」

律「んー? 『用事がある』とは言ってたけどなー」

紬「もしかして彼氏と――あら? あれ澪ちゃんよね」

梓「……男の人と一緒ですね」

律「するとやっぱり別れるのか」

唯「……あの、りっちゃん隊長。澪ちゃん手をつないでますよ?」

紬「……歌詞の読解が間違ってたのかしら?」

律「バカな!? どこを間違ってたんだ!?」

梓「ご両親の育て方です」



梓(でも、確かになんか以前の澪先輩とは違って見える)

梓(やっぱり恋人が出来ると変わるのかなぁ)

唯・律・紬(やっぱり非処女なのかなぁ)



~翌日~
タクワン カラ ニュウデンチュウ! タクワン カラ ニュウデンチュウ!

律「(ムギから電話?) なんだー休日の朝っぱらから」

律「――わかった。すぐ行く」



律「へい、お待ちィ!!」

唯・紬「りっちゃん!」

律「梓は?」

唯「あずにゃんは置いてきた。ショッキングすぎるよ」

律「そうか。それで……本当なのか?」

紬「…………」

律「澪が――澪が私にSOSを出してたってのは!?」

紬「……"くちびるでこの瞬間 讃えて"ってあるでしょ?」

律「これがどうした?」

唯「これを【く ちびる でこ のと きた たえて】に分ける」

紬「さらに【苦 ちびる デコ のと 来た 耐えて】って変換する」

律「ちょちょちょっと待てこの『のと』ってのは?」

紬「『祝詞』よ。『のりと』が促音便で『のっと』になって、それを更に略して『のと』」

唯「つまり【苦汁だってすすってやる。デコが来てくれるまで祈り耐えよう】なんだよ」

律「なるほど。 でも『デコ』って誰だよ」

紬「……りっちゃん忘れたの?」

唯「この前、澪ちゃんが言ったじゃん!!」



澪『デコはお前だろ。今度はなにしたんだ?』

澪『デコはお前だろ』



律「ああっ!!」

澪『デコはお前だろ』

澪『相棒はお前だろ』

嫁『相棒はお前だろ』

律「澪が私を……」

唯「りっちゃん……もしかして昨日の澪ちゃんは強制されてたんじゃ」

紬「助けにいってあげて?」

律「……ダメだ。私にはなにも出来ない」

紬「!! りっちゃ――」

律「だって澪が『放っておいてくれ』って言ったんだぞ!!」

唯「じゃあ澪ちゃんが『殺して』って言ったら殺すの!?」

律「そ、そんなの詭弁だ!」

和「そうね詭弁だわ」

律・唯・紬「和[ちゃん]!?」


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