紬「サボテンを貸して」

男は辺りの器具を探って、サボテンと呼ばれる器具を渡した。
ディルドーの表面に無数の針が設けられている。

紬は澪の膣をひろげて、さっそくソイツをぶち込んだ。

澪「あははっ、ふふふ、ふ」

澪「――――――――ギッ」

そして何度も抜いて、挿した。
出血の量が懸念されるが、それは輸血次第でなんとかなる。

澪「ギィャアアアアアアアアア  アア ああ!!」

肉壁を削られる、この痛みを想像するのはいささか難しい。
転けて怪我を負った事のある人は、少なくとも肉体が削られる痛みを把握しているだろう。
それの何百倍と言えてしまう痛み、それが”肉壁を削られる”に値する。
つまり頭でいくら考えても、いくら文章で綴ってもわかり得ない痛みなのだ。

紬「澪ちゃんクリトリス潰れちゃってるわね、痛い?」

紬はサボテンを動かしながら、ダガーナイフで潰れたクリトリスをほじくった。

澪「――――――――!!!――――――――!!!」

もう声にできないらしい。
口をパクパクさせて澪は地面を引っ掻いた。

澪「ひっ、ひっ」

紬「ほぉ……」

股から鮮血を垂れ流し、肉片を毟られて澪の勢いは低下した。
しかし狂気は未だ健在で、顔を真っ青にしながらうすら笑いを浮かべている。

紬「なるほど、脳が苦痛を変換しているのね」

紬は斉藤にある薬を持ってくるよう指示を出した。
今の澪の状態はまさにマゾだと言える。
感覚が麻痺し、脳が痛みを快楽として変換した結果がこれだ。
ランニングハイやドMはこの力を借りている事が多々ある。

斉藤「お待たせいたしました」

紬「ありがとう」

紬は斉藤から注射器を取り上げ、証明に当てた。
激しい苦痛がオピオイドという麻薬物質を分泌し、マゾを作り上げる。
ではもう澪はマゾとして生き続ける他ないのか。
否、その物質に対抗するものがあれば元に戻すことは可能だ。

紬「うふふ……」

紬はオピオイド拮抗薬を澪の体に注入した。
この薬は極力使いたくなかったが致しかたない。
この薬は効果が強すぎて、ショック死をしてしまう恐れがあるのだ。

紬「ムチ一発で死んじゃうかも」

紬「暴れないで澪ちゃん」

紬は澪の体に注入し終えると、とっておきの道具をさっそく持ってくる。
それは拷問を受ける者なら誰でも通る、定番中の定番であった。

爪剥ぎはオピオイド拮抗薬の効果を確かめるのに最適と言える。
あまり激しい苦痛を与えても失神してしまっては同じ、まずは小さい痛みで確かめる事。
それが紬の欲求を満足させるにふさわしかった。
それ自体、紬自身もわかっているのだ。でなければ拷問という欲処理方を見出せなかった筈だ。

紬「さてさて、じゃあ」

紬は澪の指を掴もうと、手を差し伸ばした。
しかし、

澪「う゛ぅああああ!!!いやああッ、アッッ!う゛ぅううう!!」

すでにお腹を押さえて悶え苦しんでいる。
一晩を共にしたあの濃縮洗剤で損傷したお腹が薬によって、再び腸の焼けるような痛みを呼び起こしたのだ。
どうやら確かめるまでもなかったようである。

紬「これは予想以上ね……」

しかし、その効果がわかったからと言って甘やかさないのが紬である。
予定通り、澪の大事な中指を爪剥ぎ器にかけて小さく囁いた。

紬「もうベース弾けなくなっちゃうわね」

べリッ――。

澪「んぎゃあああああああ!!!!!」

澪は口から胃を吐きだす勢いで絶叫し、飛び上がった。
必死に自らの手を捕まえて、濁点だらけの悲鳴を響かせる。

紬「押さえてて、次行くわ」

紬は澪の足を捕まえて、爪剥ぎ器をセットすると同様に捲り上げる。

澪「ぎゃあああああ!!!!!!いややめ゛ていだいいだいいだい!!!!!」

すっかり目を覚ました澪は焦点の合わない目で叫んだ。

紬は痛がる澪を見て、心の底から楽しんでいた。
あらゆる苦痛を与えるべく、わざわざ半分だけ剥がしてあとはチマチマ取っていったり、ハンマーで小指ごと潰したり、
とにかくその反応だけを求めて思いついた事を次々に実行していった。

澪「ひぎゃああ、あああいたいよおおおおおお、やだああああああ!!!!!」

紬「逃げないで、澪ちゃん、痛いんでしょ?」

爪剥ぎの最中、澪は一度失神している。
しかし強心剤を投与され、無理やり起された澪はオピオイド拮抗薬のおかげで元気を取り戻した。

紬「じゃあ次行くわよ?斎藤」

斎藤「はい、畏まりました」

斎藤は事前に用意していたそれを、澪の近くまで押してやってきた。

紬「股裂きよ、澪ちゃん」

木馬、女性にとってこれを超越する拷問は指で数えることができる。
なによりも屈辱的で、なによりも苦痛、急所を責める拷問の第一人者がこの木馬である。

紬「これに乗っけましょ、お股をぱっくり裂いてあげるの」

この木馬には残酷な仕掛けが施されていた。
三角形の頂点に股を乗せるのだが、その頂点部分が鋭い刃物になっている。
この刃物で秘部を責められるのは、想像を絶する苦痛となる。

意識があっちへ行っている澪を、男は抱えて立ちあがらせた。

紬「さあ、乗せて」

澪「ひっ!!!ひいいいいいいい!!!!!」

木馬を見て澪は恐れ慄き、足をガクガクさせて全身を脱力させた。
しかし大人3人は全力を出すまでもなく、澪をひょいと抱え上げる。

紬「落としちゃだめよ?真っ二つになっちゃうわ」

とうとう刃物の脅威にのみ込まれた。

澪「ぎッッッ!!!!!ぎやあああああああ!!!!!あああああ、あああ!!!!あああああ!!!!!」

メリメリッ――!!

確かに聞こえてきた音、肉を切り裂く効果音が鮮明に聞こえた。
さっそく泡を噴き出す澪は、白目を剥いて体を激しく揺らしている。
しかしこれは自らを責めることになる、柔らかな膣に凶刃が潜り込んだ。

澪「――――あがpはhhh!!」

呂律が正常に動かなくなり、澪は頭をグワングワンさせて10秒に3回の失神を体験する。
これは強心剤とオピオイド拮抗薬の最悪な組み合わせによって実現したものだ。
死ぬ苦しみが断続的に、澪をめちゃくちゃにした。

紬「う~ん、やっぱり刃が進まないわね、重り付けましょ」

紬は一つ10キロの錘を澪の足に、一つずつ付けた。

ジャシュ――ゴリッ。

澪「あ あああ あああ あ   あ!!!!!!」

紬「わあ、すごい……」

澪の膣に深い溝が出来る、肛門と膣の境目がこうしてなくなった。
裂けた肛門と膣が繋がり、もう性器の原型をとどめていない。

澪「あggggがgggg……」

とうとう澪は前屈みにグッタリとうな垂れて、口から大量の血を吐きだした。
胃はストレスと関わりを持っている、緊張した時に限って腹痛が訪れることも多々あるだろう。
澪のストレスは生命にかかわる程深刻化しており、胃がそれに影響して出血したのだ。

普通では考えられないが、今それが起きている。

紬「すごいわ、よく死なないわね……」

紬は感心した様子で、その光景を眺めると贅沢なことを言い始めた。
もっと錘を付けると言うのだ、男もノリノリでその指示に従った。

両足にまた10キロ、錘が付けられた。

ブッ、ガリッ――。

紬「きゃっ、なに今の音、いやん」

凶刃はあろうことか澪の体に潜り込んだ。
恥骨結合という部分にまで刃が達したのである。
さっきの音は骨がガリガリと削られる音だ。

これには紬も大興奮で、頬を赤らめた。

紬「すごい!澪ちゃん頑張るわね~」

澪「ggあ  がぁ  ひ っ」

澪「あ……あ……」

紬「もうやだ澪ちゃん!私、興奮しちゃった!」

紬は両手を胸に当てて、心から賛辞をおくると棘ムチを掴んだ。
斎藤がそれをみて警告をする。

斎藤「お嬢様、それを使うのであればお止めください。ショック死に至りますよ?」

紬「いいわよ!どんと来いッ!」

これ以上紬を静止する者は誰もいない。
勢いに任せて澪は棘ムチを振り下ろした。

澪「んぎゃあああああ!!!!!!」

黒い髪の毛が宙を舞う、その中に血と肉片が混ざっていたのは言うまでもない。
澪は断末魔の悲鳴を聞かせると、そのまま心拍数を低下させた。

澪「……」

血の泡がブクブクと、破裂する音だけが聞こえてくる。

紬「え?あれ?澪ちゃん?」

澪「……」

澪の心臓は完全に停止した。

紬「え……?嘘でしょ……」

斎藤が近づいて、脈を計った。そして首を横に振る。
あっけない死を迎えた澪に、紬は一気に冷めてあららと残念がった。

紬「え~……これからなのに……」

澪「……」

紬「……」

長い沈黙が拷問部屋を支配する。
物足りない様子の紬は一時経って、次の指令を出した。

紬「私、澪ちゃんに一番いたぶってあげるって約束したの……」

紬「だから、電気ショックで起してあげましょ。これだけじゃもの足りないもの」

斎藤「畏まりました」

澪を地面に降ろして、黄泉帰りをさせるという。
後ろで一部始終を見ていた唯は、甘い考えを覆された。

唯「……」

ここまで恐怖を感じてしまうと、人間は人生を簡単に妥協する。
もう死んでもいいや、唯は後ろで見ていてそう思った。
しかし、

斎藤「二回目、行きます」

紬「澪ちゃん帰ってきて!」

斎藤は電気ショックを澪の無い胸に押し当てて、電気を流した。

紬「どう……?」

唯「……」

斎藤「はい、成功です。しかし一時は起きないでしょう、手当が必要です」

紬「まあ本当!?よく頑張ったわ澪ちゃん!」

甘かった。死ねると思っていたのが大間違いであった。


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