澪と別れた後家まで走り、聡に尋ねた

律「さとしー!お前女見てもやもやした気持ちになったりする!?」

聡「ブホォッ!!」

どうでもいいけどよくコーラ噴くなコイツ

聡「いきなりなんだよ!」

律「いや、にいちゃん軽音部で女の子三人とバンド組んでるんだけどさ、
その子達が必要以上に可愛く感じてしまったり、いやホントに必要以上に
可愛いんだけど、見てたら悶々するんだよ。

なんでかわかるか?」

聡「死ね」

聡「痛い痛い痛い!!!」

律「死ねってなんだ死ねって」ギリギリギリ

聡「すいませんでしたー!!」

わかればよろしい

聡「にいちゃん……それってさ、もやもやじゃなくて
ム ラ ム ラじゃないの?」

律「……………ムラムラ?」

聡「要するに兄ちゃん、その人達とエロいことしたいんだろ」ニヤニヤ

律「ばっ……馬鹿野郎がぁぁぁあ!!」ドガッ

最近、聡とも男と男の付き合いができるようになっています♪


私は自室で、聡に言われたことを考えていた。

納得できる意見だった、ここ数日の私ももやもやも、

三人によ、欲情していたという事なら説明がつく。

………できるなら知りたくなかったなぁ

でも、これが性衝動ってやつか!

こんなのをいつも抑えてなきゃならないなんて、

男も辛いんだな…


……

澪「律!私とボーカル変わって!」

律「じゃドラムはどーすんだよ…」

澪「私がやるから!」

律「んじゃ、ベースどうするんだよ?」

澪「それもあたしがやるから~!」

律「おおやってもらおうか!逆に見てみたいわ!」

大体私じゃキーの高さ的に無理だ!

時間は飛んで体育館舞台裏。

三人はさわちゃんの作ったゴスロリ服だ、皆とてもよく似合っていて可愛い。
そして私は執事服だ、
自分で言うのもあれだがなかなかいけてるんじゃないだろうか。

澪「がたがたがたがた」

唯「澪ちゃん、リラッグスだよ!」

律「そうそう……まぁ茶でも飲めって……」

澪「お前らはリラックスしすぎだ!!」

そりゃあ唯は天然だし、私は場数踏んでるし…

紬「楽しみだわ~」

ムギは……いつもどおりだな。逆に楽しむ余裕まである。

流石お嬢様は肝が据わっていらっしゃる。


『次は~軽音楽部による、バンド演奏です~』

律「そろそろか…」

紬と唯が定位置につく……あれ、澪?

澪「律……」

律「………大丈夫、お前ならできるって」

不安なら後ろにいる私を思えばいい、いつでもそばにいる。

澪「じゃなくて…」

あれ?

澪「このライブ、終わったら話が…」

紬「澪ちゃん、早くっ」

澪「あ、ああ……」

澪が言い終わらないうちに、垂れ幕が上がり始めた。

でも、ちゃんと聞こえたと、合図にブイサインをしておく。

さぁ、切り替えよう。

祭りのはじまりだ!!


ライブはつつがなく終了した。

皆やりきった顔をしている。

私はまたちがった二つの理由で気分が高揚している。

一つは皆をここまで連れてこれたこと、もちろん私だけの力じゃない。

一人一人が頑張ったから、ここまでこれた……よし、良いこと言った。

もう一つは……

澪「みんな……っ、ありがとぉぉぉぉ!!」

ククク……ダメだ……まだ笑うな……











ズテン!!


澪「いたたた……」

ざわざわ……キャー……ヤダ……

澪「え?」

律「…………っ……っ……」プルプル



澪はしましまでした



澪「い……いやあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


……

澪「ふぇぇ………ぇ……」

律「…………皆、あとは俺に任せて……」

紬「よろしくね……」

唯「……うん」

唯と紬はまだ心配そうにしていたが、しぶしぶ帰って行った。

ちょっとやり過ぎたかもしれない……いや、俺がやったわけじゃないんだけど。

助けてあげればよかったかな?


律「そ、そういえばなんか話があるって言ってなかったっけ?」

澪「そんなのもうどうでもいいよぉ……」

澪………マジ凹みか。

澪「ふ、ふふ……もうお嫁にいけない……」

…………

律「………………澪!」

ここ数日感じていたいつもの、

いや……いつもとはちょっと違うような衝動に押されて

私は思わず澪の肩を掴んでいた。

澪「りつ……?」

律「ホントにごめん、助けてやれなくて」

澪「り……りつのせいじゃ」

律「俺のせいなんだ!……俺のせいだ」

澪「律……」

律「澪、俺がお嫁にもらってやるよ」

澪「えっ?」

律「あれ?」

澪「……ホント?律、それホント?」

律「……ああ」

澪なら私は全然かまわない

澪「……………」

律「……………」


澪「……も、もう!なに言ってんだよ律!」

バシッ

律「あいたっ!」


澪は今にもスキップしそうな足取りで歩く。

澪「ほら律、帰ろう?」

俺の手をとって歩く。

律「あ、ああ……ていうか澪、手……」

澪「……お嫁にもらってくれるんじゃないの?」

律「え?」

澪「冗談だよ♪」

なんだかよくわからないが元気出たみたいだな……よかった。

………でもなんでだろう。女心はわからないぜ……

………って、なんでわからないんだよ私!?




――――――――チャプ……

「はぁ……」

私のため息が浴場に広がる。

今日の文化祭、私にとっては最高であり、最悪だった。

………いや、やっぱり最高だ。

目を閉じて、私の目の前で力強く自分の意志を告げた彼を思い出す

『澪、俺がお嫁にもらってやるよ』

「…………えへへ」

…………はっ!

澪「べ、別にお前のことなんか考えてない!のぼせたから赤くなっただけだ!
ってなに一人で慌ててるんだ私!………はぁ……はぁぁぁぁぁ……」

湯船に浸かり直し、息を整える

澪「…………律ぅ」

澪「………なに………?」

からだ、あつい………

「あ…………」

私は自分の心臓に手を当ててみた。

「(すごく、ドキドキしてる……律のこと、考えたからかな……)」

自分の意志とは関係なく私は、自分のそれをゆっくりと撫でまわしていた。

「(なにやってるの……あぁ、とまらないよう……)」

右手は湯船の縁を掴み、崩れ落ちそうな体を必死に支える。

もう片方の手は自身を愛撫し、止まらない。

「………っあぁ……りつの、せいだよ……」

私が今こんなことをしているのは、律のせいだ。

そんなことを言っておきながら、彼を思ってここまでするようになってしまったことに

満足している自分もいる。

「(かたくなってる……)」

本能と理性的な部分が混ざり合って、興奮しているのに体は冷徹に

自分の一番感じるところをゆっくりと触る。

「はぁっ……!」

気持ちよさと少しの恐怖で体が強張る、なのに、とまらない。

「(いちばんさき、きもちいい…)」

こんなことをしておきながら頭に思い浮かぶのは、彼の顔で……

「りつ……さわって……」

自分の手を彼の手と思って膨らみを更に弄ぶ

「ん………もっと……」

気付けば手は、自分の脚の間に伸びていた。

「(ここも………きもちいのかな?)」

恐る恐る撫でてみる

「(熱くなってる……)」

「あ……あぁぁっ、やだ、りつ……もう、わたし……」

湯船の中のせいか、思うように指が動かせない……

「(もどかしいよう……りつ…)」

『澪のここ……熱い』

「(や……な、何か……!)」

「………~~~~っ!!」

「はあぁぁぁぁあ………っ」

「はぁ、はぁ……」

「しちゃった……」


……

律「みんな、昨日はお疲れさん!」

「「「お疲れ様~」」」

律「唯は初ライブにしてはなかなかのもんだったぜ~」

唯「いやぁ~、えへへ」

律「そんでみんな聞いてくれ、なんと澪にファンクラブができたらしいぜ!」

澪「そ、それを言わないでくれーー!!」

律「すごいよなー一年でこの快挙!!流石澪って感じだよ!」

「「「……………」」」

律「……ん?何?」

紬「実はりっちゃんにも……」

唯「ファンクラブができたのです!」

澪「残念だったなっ」

律「なん……だと……ソースだせ!」

紬「これよ」ピラッ

………マジかよ………







唯「ちなみに私達もはいりました!」


律「おい!」


学園祭以降、誰かしらの視線を強く感じることが多くなった。

ファンクラブの存在を感じるほどの視線ではないのだが、

どうやって撮ったのかは知らないし、

知りたくもないドラムを叩く私の姿が印刷された

会員カードを唯に見せられ、

ファンクラブは確かにあると認識した……これが、俺の罪。


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