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3日目【大家、襲来】」の最新版変更点

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 大輔 「…………zzzZZZ~」
 
 
 ?? 「おぉ~い、起きろ~」
 
 
 大輔 「あと……5時間……ぐぅ」
 
 
 ?? 「あらあら、ぐっすり寝ちゃって可愛いものね」
 
 
 大輔 「すか~……ぴ~……」
 
 
 ?? 「……フフッ、起こしちゃうのが勿体ないくらい」
 
 
 大輔 「……ん~……」
 
 
 ?? 「……なぁ~んて、言うとでもぉ~」
 
 
 ?? 「思ってんのか、このクソガキィィィィー!!」
 
 
 カキィィィィィーン
 
 
 大輔 「イッ……たあああああああぁぁぁぁあああああぁぁあああっ!!?!?」
 
 
 衝撃で、飛び起きる。
 な……何が起こった!!?主に、股間辺りに!!?
 
 
 悠  「はい、おはよう。 じゃあ、世間一般で昼と呼ばれる時間に起きた感想でも聞こうかしら」
 
 
 大輔 「た……まが……たまがぁぁぁああぁあっぁぁ!!」
 
 
 悠  「潰れたかもね。 でも、無くなったところで問題ないじゃない」
 
 
 大輔 「な……なにしてるんですかッ!!?」
 
 
 悠  「あんたの股間を、私の足で蹴り上げた」
 
 
 大輔 「そんなことわかってますよ!!なんでこんなことするんですかッ!?」
 
 
 悠  「私の朝ご飯が無いからに決まってるじゃない」
 
 
 大輔 「それくらい自分で作ってくださいよッ!?」
 
 
 悠  「そんなめんどいことしたくない」
 
 
 大輔 「この、グウッ……!!」
 
 
 タラ女、と付け加えそうになって口を慌てて閉じる。
 が、遅かった。
 
 
 悠  「グウ? ……その先は何が続くのかな~?」
 
 
 不気味な笑みを浮かべて、こちらを睨み付ける大家さん。
 まぁ、なんて素敵な表情なんでしょう。
 ……じゃなくて……
 ま……不味い……思わず口にしてしまったけど、何とか誤魔化さないと洒落にならん。
 じゃないと、あれ以上の制裁が待っているだろう。
 
 
 大輔 「ぐう、ぐう…………ぐぅ~」
 
 
 
 俺はゆっくりと布団を手繰り寄せた。
 寝たフリ、古来から誤魔化すために使われる最高の一手。
 これさえあれば大丈夫!!
 その成功確率は……成功確率は……?
 って、成功したの見たことねぇよ!!?
 慌てて、飛び起きる。
 大根を装備した鬼が居た。
 
 
 悠  「いい度胸してるわね~、だいすけぇ~?」
 
 
 大輔 「ま……待った!!謝る、謝るから!!……って、そんなのどこに持ってたのさ!!?」
 
 
 悠  「いっぱつ~、ぎゃくてん~」
 
 
 大輔 「ちょ、ストップッ!!?や……やめっ」
 
 
 悠  「ホォォォォムラァァァァァァァーン!!!!」
 
 
 カッキィィィィィィィィぃぃーン!!
 
 
 実況 「おぉーと、コレは大きい、大きいぞーッ!?このままスタンドまで、逝ってしまうのかぁぁぁーッ!?」
 
 
 空高く舞い上がるゴールデンボール。
 あぁ、俺の青春は終わってしまったか。
 さようなら、ボール……俺は今日で君とお別れみたいだ。
 今まで楽しかったよ、有意義に使ってやれなくて悪かったな。
 
 
 実況 「逝ったぁぁぁぁぁー!!これは、人生を決める一撃となりそうだぁぁぁぁ!!」
 
 
 変な解説を耳にしながら、俺は気を失った。
 
 
 ………
 ……
 …
 
 
 大輔 「はい、どうぞ」
 
 
 悠  「ん、ありがと。 やればできるじゃない」
 
 
 たった、今出来上がったばかりの朝食を机に並べる。
 ご飯、味噌汁、焼き魚。
 典型的な日本人の朝ごはん。
 うん、我ながら最高の出来だと思う。
 ……問題があるとすれば、いつこんなものを作ったかなんだが。
 気がついたら、キッチンに立っていて目の前にコレが出来上がっていた。
 どうやら俺は、いつの間にか意識を失っていても、ご飯を作れるようなっていたらしい。
 ……恐るべし、大家の調教マジック。
 ……ちくしょう、また手を抜いて黒こげたまごを食べさせようと思ったのに……
 
 
 
 悠  「ん?食べないの?」
 
 
 俺を恐怖させた本人は、何食わぬ顔で口に箸をくわえたまま、問いかけてきた。
 普通にしてるときは、美人なのになぁ……
 
 
 
 大輔 「……食べますよ。 あと、それは行儀悪いので止めて下さい」
 
 
 悠  「別にいいじゃない。 あんたの家なんだし」
 
 
 大輔 「そういう問題じゃありません。 …………はぁ~、これ食べ終わったら帰ってくださいよ?」
 
 
 悠  「なんで?」
 
 
 大輔 「…………」
 
 
 居座る気なのか……
 こちらとしては、寿命が縮まる気がするので早く帰っていただきたい、結構本気で。
 
 
 悠  「ん~、帰ってもいいけどよかったの?」
 
 
 大輔 「何がです?」
 
 
 悠  「聞きたいことがあるんじゃないかと思ったんだけどね。 そう、例えば――」
 
 
 大輔 「例えば?」
 
 
 悠  「小春ちゃんと何故知り合いなのか、とか」
 
 
 大輔 「…………」
 
 
 邪気たっぷりの笑顔で、大家さんがこちらを見上げる。
 全く、この人はどうして……。
 こっちが気になっていることを、簡単に当ててしまうんだろうか。
 
 
 大輔 「……ご飯、早く食べないと冷めますよ」
 
 
 悠  「あ、そうね。 先に、食べちゃいましょうか」
 
 
 大輔 「……えぇ、そうしてください」
 
 
 俺も椅子に座り、出来立ての食事を頬張る。
 ……先に、ね。
 少し、誤魔化そうとしたんだが、やはり無駄のようだった。
 
 
 【一度暗転させる】
 
 
 悠  「ごちそうさま」
 
 
 大輔 「お粗末さま。 お茶、いりますか?」
 
 
 悠  「ん、お願い」
 
 
 この前、大家さんが買ってきてくれたものが確かまだあったはずだ。
 
 
 【ガサゴソSE】
 
 
 あぁ、あったあった。コレコレ。
 『水を注いで薄めるだけ!!麦茶・どろり濃厚タイプ!!』
 なんかどっかで聞いたことのあるフレーズだなオイ。
 というか……麦茶を凝縮して、何の得があるのだろうか。
 俺なら絶対に飲まない。例え、喉がカラカラで干からびそうになっても。
 ……まぁ、いいや。
 どうせあの人が買ってきたものだし、このまま出してやろう。
 
 
 【水をいれるSE】
 
 大輔 「……………うわ」
 
 
 【歩くSE】
 
 
 大輔 「…………どうぞ」
 
 
 悠  「ん、ありが…………」
 
 
 俺からコップ受け取ったまま、固まる。
 ……まぁ、そうなるわな。
 俺だってホントに渡していいのか躊躇したくらいだ。
 
 
 悠  「…………なにこれ?」
 
 
 大輔 「少し粘り気が強すぎるお茶です」
 
 
 悠  「…………お茶?」
 
 
 大輔 「えぇ、誰がなんと言おうとお茶のような気がします」
 
 
 悠  「ふ~ん…………そっか」
 
 
 大輔 「マニアの間では美味しいかもって評判らしいですよ。確認したくもありませんが」
 
 
 悠  「…………」
 
 
 
 【椅子が動くSE】
 
 
 悠  「…………大輔~」
 
 
 大輔 「な……なんですか?」
 
 
 悠  「飲め」
 
 
 大輔 「……すみません、よく聞こえなかっ――」
 
 
 悠  「今すぐ、飲め」
 
 
 大輔 「…………あぁ~、最近耳が遠いん――」
 
 
 悠  「さっさと、飲め」
 
 
 大輔 「………………」
 
 
 悠  「……………(ニコッ」
 
 
-
+大輔 「……ゴメンナサイ、もう二度とこんな真似はしません」
 
 
 
 ちこっとだけ~