新たな連携やネットワークの形成に取り組む中小企業
中小企業のネットワークの現状と課題
中小企業の約2割は事業連携活動に取り組んでいる
中小企業の約2割は、他の企業との連携を通じた活動(事業連携活動)に取り組んでいる。また、業種により連携する企業の割合や連携の内容が異なる
事業連携活動に取り組む企業の割合
製造業 |
24.6% |
建設業 |
17.0% |
卸売業 |
13.6% |
小売業 |
15.6% |
サービス業 |
23.0% |
全業種 |
19.2% |
中小企業が事業連携活動を行う相手は、取引関係のない中小企業が多い
事業連携活動の相手
取引関係や資本関係のない同業種の中小企業 |
35.4% |
取引関係や資本関係のない異業種の中小企業 |
21.6% |
下請取引における下請先 |
19.6% |
下請取引における親事業者 |
14.1% |
販売先 |
14.1% |
仕入先 |
13.7% |
地域内の連携が多いが、「隣接しない都道府県」が「隣接する都道府県」よりも多く、全国から最適な相手を探している場合も多い
事業連携相手の所在地
同一市区町村内 |
42.3% |
同一都道府県内 |
41.6% |
隣接する都道府県 |
19.6% |
隣接しない都道府県 |
25.1% |
海外 |
3.1% |
産学官連携を拡大していく上での仲介者として、大学窓口スタッフや商工会・商工会議所に期待する中小企業は多い
ネットワークを広げ、今後連携したい相手としては、地域内の異業種企業・同業種企業・大学等の研究機関を挙げる中小企業が多く、地域内の連携への期待が強いが、その次に地域外の同業種・異業種との連携への期待が多くなっている。
農林水産資源活用に向けた地域中小企業のネットワーク
- 地域経済における農林水産関連産業のウェイトは地方圏で大きく、地域の農林水産資源の活用による地域活性化が重要
- 消費者は、食品に地域名が明示されていることで安全・安心、性能(おいしさ)といった点が優れていると考える
食品に地域名が明示されていることで優れていると意識する項目
安全・安心 |
76.1% |
性能(おいしさ) |
44.0% |
新鮮、美しさ |
38.6% |
トレーサビリティ |
21.2% |
親近感、郷土愛 |
10.8% |
最終更新:2008年06月17日 17:53