健二:「どうゆうことなのかちゃんと説明してくれないか?」
梨絵:「うん・・・・」
梨絵:「あのね・・・ヒック・・ヒック・・・そ・・の・・」
健二:「お前、今家にいるよな?そっち行くわ」
俺はいそいで梨絵の元へ行った。できるだけ待たせないように走って・・・
梨絵:「ほん・・とに来てくれたんだ・・・ありがと・・・」
健二:「ったりめーだろ!こんな大事なときに・・・変なこと言うな」
健二:「・・・で、いったい、どうゆうことなんだ?」
梨絵:「うん・・・あのね。ずっと前に私、心臓が悪いって言ったの・・・覚えてる?」
健二:「あ、あぁ。たしか生まれつきの持病だかなんだかってやつだろ?」
梨絵:「うん・・・私ね、それお薬で地道に治す手段を選んだの。その時まだ、小さいから手術できる体力ないとか言ってたし。」
梨絵:「それでね。お薬で一応は治ったみたいなんだけど、最近また心臓のあたりがチクチクして・・・それで今日病院行ったの。」
梨絵:「そしたらね・・・お医者さんが、親を連れてきてください。って・・・」
梨絵:「それでね、何か悪いんですか?って聞いたら・・・再発したらしいの・・・」
梨絵:「お医者さんが言うには・・・もう手遅れで、でっかい病院でも治療が不可能な状態まで進んじゃってるみたいなの・・・」
健二:「・・・・・・・・・・」
健二:「どうしたい?」
梨絵:「・・・え?」
健二:「梨絵は・・・これからどうしたいと思ってる?」
梨絵:「ぇ・・・どうしたいって・・・よく・・・よくわからないよぉ・・・・」
健二:「言い方悪いかもしれんが、悔いは残すなよ・・・いつ死んでも・・・良いように」
梨絵:「う・・・ん。これは・・・眞美には内緒にしてほしいな・・・できるだけ」
健二:「わかった。まぁこれは誰にも話さないが、一応言っておく。内緒にするよ。」
梨絵:「ありがと・・・ね」
俺はこの時、この世界の仕組みに腹が立った。
なんで梨絵なんだ?なんで梨絵がこんな目に会わなきゃいけないんだ?絶対おかしい・・・この世界の歯車・・・故障してるんじゃないか?と
でも、考えてみれば梨絵みたいな奴は世界中に何万といる・・・梨絵だけ特別視できるわけがない・・・でも、・・・でも!!!!!

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最終更新:2007年06月19日 18:47