Guns N' Roses全アルバムレヴュー (p1)

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1987 Appetite For Destruction


 れもなく永遠を生きるであろう1st。数字を引き合いに出したくはないが、全米1800万枚、全世界で2800万枚くらい売れている。つまり、凄い。当然楽曲もよくなきゃあそこまでは売れない。逆に言えば聴いたことのある人が多いだけあって、色々と語りたがる人も多いアルバムである。

 しかし、一介のクリスチャンがバイブルを読んで、マタイの受難がどうのヨハネの黙示録がこうのと言うのもおかしな話なわけで、よく訓練された信心深い我々はあるがままを認めればそれでよいのだ。「やっぱり“Anything Goes”」とか「いいや“Rocket Queen”でしょw」などと語りたがるテディには「1stに優劣なんてないんだよ」と生暖かいしたり顔で言ってやろう。

 ちなみに何度聞いてもわからんという方は“09. Sweet Child O' Mine”のPVを見るがよろしい。格好良すぎる。イジー・ストラドリンが。さらにちなみに本作のアートワークの内、クレームにより変更前のもの、通称“レイプ・ジャケット”は現在発禁処分になっているが、海外ではそうでもないようで、日本でもライヴ盤(廃盤)がこのジャケットで出回っている。もひとつちなみに僕はブラジル版のレイプジャケットLPをディスクユニオンで3000円で買った。

Appetite For Destruction

01. Welcome To The Jungle
02. It's So Easy
03. Nightrain
04. Out Ta Get Me
05. Mr. Brownstone
06. Paradise City
07. My Michelle
08. Think About You
09. Sweet Child O' Mine
10. You're Crazy
11. Anything Goes
12. Rocket Queen





1988 GN'R Lies


 ヴュー前のEPと新録のアコースティック録音を一緒くたにした実質的2nd。デヴュー前の“Live?!★@ Like A Suicide 1986”はハードロッキンな名盤。ちょっと前にでた前身のメタルバンド、“Hollywood Rose”名義のレアトラック集(+トレイシー・ガンズ(L.A.ガンズ)とデイジー・リード(笑)の糞エディット盤)でもReckless Lifeはやっていたりする。こちらは聞き比べるとバンドがいい方向に転んだことがよくわかる一作である。

 後半に関しては名曲揃いのアコースティックエディットだが、これは“Led Zeppelin III”のような懐の深さを見せる効果を狙ったものか?関連して“Acoustic Jam”という自主制作盤(87録音)があるのだが、録音地はなんとなんとのCBGB。Mr. BrownstoneやMove To The Cityもアコバージョンでやっている。さらに後半のロンドンのエレキライヴではやはりハリウッドローズ時代からの“Shadows of Your Love”、AC/DCの“Whole Lotta Rosie”などが入っていてなんだかお得。

1988 GN'R Lies

01. Reckless Life
02. Nice Boys
03. Move To The City
04. Mama Kin
05. Patience
06. Used To Love Her
07. You're Crazy
08. One In A Million


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(2008,11,24)

最終更新:2010年05月14日 14:18
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