スワンナプーム-黄金の土地-(2)

「スワンナプーム-黄金の土地-(2)」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

スワンナプーム-黄金の土地-(2)」(2010/05/04 (火) 04:48:17) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

---- *<パッタニー> #center(){#ref(スワンナプーム8.jpg)}  &strong(){&sizex(6){パ}}ッタニーはマレー半島のタイランド湾側に位置し、ここには14世紀から19世紀にかけてパタニ王国という半独立の王朝があったが、これは事実上スコータイ王朝、アユタヤー王朝、チャックリー王朝の支配下にあった。その後チャックリー改革によりパタニ王国は廃止され、大英帝国との協定によってパッタニーはマレー人が多く住みながらも、タイの一部となった。(まぁ、白人がよくやる勝手な線引きですね) #ref(スワンナプーム8.1.jpg)  そして、パタニ王国廃止直後から独立運動が盛んになり、多くの死者を出す武力衝突も起こっている。パッタニーは独立運動をしているデンジャラスゾーンで、ここ3年間で2千人以上の人が殺されている地区。街は毎日戦場となっていて、タイでは毎日ラジオから「今日は何人殺されました。」と、いう放送が流れて来る。パッタニーではタイ族よりもマレー人が主に住み華人なども多い。また、パッタニーの住民の80%はムスリムである。タイ人はタイ人地区に住む。かなりヤバイ場所だ。平均毎日3~5人犠牲になってるだけあってかなり緊張した。もちろん観光客なんていないし、安易に訪れようものなら死ぬ可能性が高い。なぜ今回そこに行ったかというと、もちろん観光のためではなく、親友の結婚式がそこであるからという事で行ったのだ。 #center(){#ref(スワンナプーム9.jpg)}  &strong(){&sizex(6){ハ}}ジャイの空港までパッタニーに住んでる人がピックアップトラックで迎えに来てくれたのだが、「銃を持ってるから空港に入れない」と、電話がかかってきたため空港の近くまでソンテオ(注 乗合バス)で移動。3人の武装した友人に囲まれパッタニーに向かったが、途中で軍の検問があったり、ソルジャーの車に乗り換えて送ってもらったりと、それはそれは危険がいっぱい。 #right(){#ref(スワンナプーム8.7.jpg)}  そしてパッタニーの感想を一言で言うと「リアル となり町戦争」であり、仏教徒のタイ人エリアから一歩でも外に出ると、いつ殺されてもおかしくない場所なのだ。道路一本挟んで、こちら側は安全だけど、向こう側は戦場。10メートル程度しかない小さな橋のこちら側は安全だけど、橋を越えたら無法地帯という状況である。自分が停めたバイクにも離れた隙に爆弾を仕掛けられる事が多々あるので、油断は出来ず、駐車する場合はバイクのシートを上げるのが常識だ。 #ref(スワンナプーム7.jpg)  &strong(){&sizex(6){ま}}た、パッタニーではテロリスト達の動きを抑制する為に、携帯電話に規制がかかっていて、パッタニーで新たに登録しなければ、携帯があっても繋がらない仕組みになっている。特に政府関係者が来る際は、テロの可能性が高くなる為問答無用で全ての携帯が使えなくなる。テロは爆弾や、直接撃ち殺したりするのが基本なので、パッタニーに住むタイ人(仏教徒)は、みんな腰に拳銃を付けている。自分の身は自分で守るのが基本だ、と思い、 「俺も自分で身を守るから銃を貸してくれ!」 と友人に言うと、 「無くても心配ない」との返事。 「気づいた時には銃を出す前に殺されるから大丈夫!」 と、満面な笑みで言う友人達を見て、一緒にいたアキラ氏と共に凍り付いた。 #right(){#ref(スワンナプーム8.5.jpg)}#ref(スワンナプーム8.3.jpg)  &strong(){&sizex(6){そ}}の後、結婚式をやったパッタニーのホテルで爆弾テロがあり、自分達がくつろいでいたラウンジが木っ端みじんに爆破され、コーヒーを持って来てくれてたオジちゃんが、真っ黒焦げになって死んでいた。そのテレビのニュースを1週間後バンコクで見ていて、安全に生きていく事がどれだけありがたいかを思い知らされた。 #right(){#ref(スワンナプーム8.6.jpg)}  今回の旅ではタイ人地区の地元民(仏教徒のタイ人)に囲まれてたので「比較的」安全だったが、日本人のツーリストがふらふらしてると首切られて道端に置かれるので間違っても行かないように。(タイ人顔で助かった、、)何かを得る為には、何かリスクが伴うのは覚悟の上。  ただ死んだら全てが終わりなので、生き残る努力は常にしましょう。 [[前へ>スワンナプーム-黄金の土地-(1)]]← #right(){→[[次へ>スワンナプーム-黄金の土地-(3)]]} #right(){(2009,3,6)} ----
---- *<パッタニー> #center(){#ref(スワンナプーム8.jpg)}  &strong(){&sizex(6){パ}}ッタニーはマレー半島のタイランド湾側に位置し、ここには14世紀から19世紀にかけてパタニ王国という半独立の王朝があったが、これは事実上スコータイ王朝、アユタヤー王朝、チャックリー王朝の支配下にあった。その後チャックリー改革によりパタニ王国は廃止され、大英帝国との協定によってパッタニーはマレー人が多く住みながらも、タイの一部となった。(まぁ、白人がよくやる勝手な線引きですね) #ref(スワンナプーム8.1.jpg)  そして、パタニ王国廃止直後から独立運動が盛んになり、多くの死者を出す武力衝突も起こっている。パッタニーは独立運動をしているデンジャラスゾーンで、ここ3年間で2千人以上の人が殺されている地区。街は毎日戦場となっていて、タイでは毎日ラジオから「今日は何人殺されました。」と、いう放送が流れて来る。パッタニーではタイ族よりもマレー人が主に住み華人なども多い。また、パッタニーの住民の80%はムスリムである。タイ人はタイ人地区に住む。かなりヤバイ場所だ。平均毎日3~5人犠牲になってるだけあってかなり緊張した。もちろん観光客なんていないし、安易に訪れようものなら死ぬ可能性が高い。なぜ今回そこに行ったかというと、もちろん観光のためではなく、親友の結婚式がそこであるからという事で行ったのだ。 #center(){#ref(スワンナプーム9.jpg)}  &strong(){&sizex(6){ハ}}ジャイの空港までパッタニーに住んでる人がピックアップトラックで迎えに来てくれたのだが、「銃を持ってるから空港に入れない」と、電話がかかってきたため空港の近くまでソンテオ(注 乗合バス)で移動。3人の武装した友人に囲まれパッタニーに向かったが、途中で軍の検問があったり、ソルジャーの車に乗り換えて送ってもらったりと、それはそれは危険がいっぱい。 #right(){#ref(スワンナプーム8.7.jpg)}  そしてパッタニーの感想を一言で言うと「リアルとなり町戦争」であり、仏教徒のタイ人エリアから一歩でも外に出ると、いつ殺されてもおかしくない場所なのだ。道路一本挟んで、こちら側は安全だけど、向こう側は戦場。10メートル程度しかない小さな橋のこちら側は安全だけど、橋を越えたら無法地帯という状況である。自分が停めたバイクにも離れた隙に爆弾を仕掛けられる事が多々あるので、油断は出来ず、駐車する場合はバイクのシートを上げるのが常識だ。 #ref(スワンナプーム7.jpg)  &strong(){&sizex(6){ま}}た、パッタニーではテロリスト達の動きを抑制する為に、携帯電話に規制がかかっていて、パッタニーで新たに登録しなければ、携帯があっても繋がらない仕組みになっている。特に政府関係者が来る際は、テロの可能性が高くなる為問答無用で全ての携帯が使えなくなる。テロは爆弾や、直接撃ち殺したりするのが基本なので、パッタニーに住むタイ人(仏教徒)は、みんな腰に拳銃を付けている。自分の身は自分で守るのが基本だ、と思い、 「俺も自分で身を守るから銃を貸してくれ!」 と友人に言うと、「無くても心配ない」との返事。 「気づいた時には銃を出す前に殺されるから大丈夫!」 と、満面な笑みで言う友人達を見て、一緒にいたアキラ氏と共に凍り付いた。 #right(){#ref(スワンナプーム8.5.jpg)}#ref(スワンナプーム8.3.jpg)  &strong(){&sizex(6){そ}}の後、結婚式をやったパッタニーのホテルで爆弾テロがあり、自分達がくつろいでいたラウンジが木っ端みじんに爆破され、コーヒーを持って来てくれてたオジちゃんが、真っ黒焦げになって死んでいた。そのテレビのニュースを1週間後バンコクで見ていて、安全に生きていく事がどれだけありがたいかを思い知らされた。 #right(){#ref(スワンナプーム8.6.jpg)}  今回の旅ではタイ人地区の地元民(仏教徒のタイ人)に囲まれてたので「比較的」安全だったが、日本人のツーリストがふらふらしてると首切られて道端に置かれるので間違っても行かないように。(タイ人顔で助かった、、)何かを得る為には、何かリスクが伴うのは覚悟の上。  ただ死んだら全てが終わりなので、生き残る努力は常にしましょう。 [[前へ>スワンナプーム-黄金の土地-(1)]]← #right(){→[[次へ>スワンナプーム-黄金の土地-(3)]]} #right(){(2009,3,6)} ----

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。