仮面ライダードライブ タイプスピード

「ドライブ! タイプスピード!」

【ライダー名】 仮面ライダードライブ タイプスピード
【読み方】 かめんらいだーどらいぶ たいぷすぴーど
【変身者】 泊進ノ介
【スペック】 パンチ力:6t
キック力:10.4t
ジャンプ力:ひと跳び32m
走力:100mを5.7秒(加速時1.8秒)
【タイプチェンジ】 仮面ライダードライブ タイプワイルド
仮面ライダードライブ タイプテクニック
【特殊形態】 仮面ライダードライブ タイプフルーツ
仮面ライダードライブ タイプハイスピード
仮面ライダー超デッドヒートドライブ
仮面ライダードライブ タイプスペシャル
仮面ライダーデッドヒートドライブ
仮面ライダーゼロドライブ
【強化形態】 仮面ライダードライブ タイプデッドヒート
仮面ライダードライブ タイプフォーミュラ
【最強形態】 仮面ライダードライブ タイプトライドロン
【声/俳優】 竹内涼真
【スーツ】 高岩成二
永徳
【登場作品】 仮面ライダードライブ(2014年)
仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴーストwithレジェンドライダー(2016年)
劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer(2019年)
【初登場話】 第1話「俺の時間はなぜ止まったのか」

【詳細】

泊進ノ介が意思を持つベルト「ドライブドライバー」を腰に装着し、左腕へ着けたシフトブレスにシフトスピードをセットして変身するドライブの基本仕様。

「タイプスピード」というフォーム名が表すように細身な赤いボディが特徴。
胸部に斜めがけに装着されたタイプスピードタイヤを回転させることで一時的に加速することが可能で機動性を活かした戦闘を得意とする。

ハンドル剣、ドア銃といった装備が追加され、シフトカーと連動した各種必殺技及び、仮面ライダードライブ最大の特徴として左腕のシフトブレスに装填したシフトカーに応じてタイヤを切り替える「タイヤコウカン」により様々な戦法を取ることが可能。

ブレスに装填したシフトカーを変更すると、ドライブの愛機であるトライドロンがそれに応じたホイールを生成、射出しドライブに装着されることでタイプスピードの性質を保ちつつ、フォーゼのモジュールのように多用な戦法をとれる。
ただドライブのタイヤによっては相性の悪いタイヤもあり、必ずしも全てのタイヤのスペックを引き出せるわけではない。

そのためタイプワイルドタイプテクニックといったタイプチェンジも重要な要素となる。

タイプスピードで装着した装備タイヤに関しては後述。

【各部機能】

ドライブの稼働エネルギーを生み出すのは胸部に格納されたグラビティドライブエンジン「コア・ドライビア-N」。
変身時に形成される擬似的な動力装置であるが、外部装甲を開くことで確認可能という。
このコア・ドライビアがエンジンの回転と振動を利用して放つ波動により、ドライブはロイミュードの引き起こす重加速を打ち消して自分だけ活動が可能となっている。

頭部を覆うスピードエアロメットシグナル-Dと呼ばれる眉間から後頭部まで続く青いラインセンサーによって損害状況や稼働状態を常に確認しており、
R文字がが入った円形のエンブレム、R-エンブレムが受信、リアルタイムで身体データを集約する。
全身のエネルギー配分を自動的に調整し、安定した運用を可能にしている。
頭部で目を引くヘッドウィングスポイラーは全身にダウンフォースを発生させドライブの加速力を強化、アンテナとしての機能も持ち、
動態反応を感知して周囲に潜んだ敵を見つけ出して戦況を瞬時に把握する。
熱源反応や動体反応を捉えるマルチハイビームアイは前方の広範囲の状況を速やかに把握し、
集約されたデータは変身者がひと目で分かるように纏められメット内部にリアルタイムで表示されている。
強力な発光機能を備え、目くらましとして利用できる他、必殺技発動時などに発光する。

口元には戦車砲にも耐える高強度の圧縮合金を重ね合わせたクラッシュガードパネルという複合装甲があり、
装甲内部の装着者にダメージが及ばないよう保護しており、エアーエキゾーストパイプと呼ばれる排気装置が接続されている。
これは装着者に酸素が供給される際に、取り込んだ空気に含まれる不純物を多重のエアフィルターで取り除き排出する。
スピードエアロメットはストリームラインアーマーアームドショックアブソーバーという装甲に保護されており、
流線型のストリームラインアーマーは耐衝撃性に優れた合金を表層に使用、装甲内部にはハニカム構造の薄く丈夫な圧縮合金を用いてあらゆる衝撃を受け流す。
側頭部及び後頭部を覆うアームドショックアブソーバーは特殊ゴム製の衝撃吸収材が挟み込まれ、前後左右からの衝撃を吸収する。
また、広域集音装置も組み込まれ、マルチハイビームアイと連動し高精度の索敵を可能にする。

全身を覆うG-ドライビングスーツは変身者の身体能力を引き出し、線維化した特殊合金で作られているため攻撃ダメージを大幅に軽減する機能も有する。
両肩に備えたG-ディフレクターは敵が放ったエネルギー攻撃を受け流し、電磁力による運動補助機能を備えるため肩の力を瞬間的に増大させて強力なパンチ攻撃が可能。

腕部を保護するインテークアームガードは盾として利用できる頑丈さを備え、全員のインテークから取り込んだエネルギーや、
コア・ドライビアが生み出した余剰エネルギーを貯蔵する役割も持つ。
拳を覆うラピッドブレイクグローブは握力や表面硬度をを自在に変化させ、戦闘以外でも細かい機械操作が可能。
圧縮エネルギーでグローブ表面を覆うことで高威力の高速パンチを放つ。

膝を覆うチタン合金製の二ーメタルパッドは膝を保護すると同時に膝関節の動きを補助、強化することで高速の膝蹴りを放つ。
耐衝撃性に優れた軽量の合金を使用したアクティブターボレッグは高強度のサスペンションを内蔵し、ドライブの脚力と瞬発力を強化。
圧縮エネルギーを展開することで強力なキックを可能にするリアカウルブーツは足裏を高性能なグリップパーツで覆い、
路面状況に応じた摩擦を保つことで最高速からの急激な方向転換、スムーズな加速を約束する。

胸部に斜めに装着されたタイプスピードタイヤは、特殊合金製のブレストカウルに仕込まれた回転機構により高速で回転し、ボディを覆う反重力フィールドを形成、一時的な高速移動を可能にする。
また、ブレストカウルには冷却機能も備え、小型の転移ポータル発生装置の内蔵により、一見胸部を貫通しているかのようなタイヤ装着シーンであるが、
実はこの転移ポータルを通過することで装着されているため、衝撃は強いが物理的に貫通しているわけではない。

専用武器は第4話で実装された「ハンドル剣」、第8話で実装された「ドア銃」。これはどの形態でも使用可能である。

必殺技は周囲を高速周回するトライドロンを壁として蹴りつつ高速移動しながら連続キックを叩き込み、動きを止めた相手に止めの飛び蹴りを放つ「スピードロップ」。
「スピードロップ」は従来のライダーと同様に跳び蹴りとしても使用できる。

以下はタイプスピードが装着したタイヤ一覧。

【フレア】

マックスフレアで装備。タイヤパーツは燃え盛るような波状の突起が並んだオレンジ。
攻撃に熱エネルギーが加わる。

必殺技は炎をまとって相手に体当りする「フレアストリーム」。

【スパイク】

ファンキースパイクで装備。タイヤパーツは薄緑色。
ホイールの表面にミドルスパイクニードルと呼ばれる無数の刺が出現し、密着した敵の表皮を削ったり、
ニードルを回転に乗せ高速射出できる。密着した状態では戦車の装甲をも削り取るという。

必殺技はニードルを利用し相手に体当たりを行う「スパイクトルネード」。

【シャドー】

ミッドナイトシャドーで装備。タイヤパーツは手裏剣のように四方に刃が伸びる紫。
ロイミュードの装甲をも切断する鋭い4本の刃クロスシャドーブレードを装備し、タイヤを高速回転させることで切断力をさらに高めることが可能。
またエネルギー状の巨大な手裏剣を投げつけることで遠距離攻撃も可能。

必殺技はエネルギー手裏剣を相手に飛ばす「シャドーシュリケーン」。

【ハンター】

ジャスティスハンターで装備。タイヤパーツは赤に鉄格子。
タイヤと共にジャスティスケージと呼ばれる円形の檻型武器を装備する。

必殺技はジャスティスケージに閉じ込めた相手をタイヤ型の装置で加速しライダーパンチを叩き込む「ジャスティスマッシュ」。

【ベガス】

ドリームベガスで装備。タイヤパーツは白にスロットマシーンのリールの絵柄。
両手にドルマークが描かれた巨大円盤ドラムシールドを装備する。

必殺技は「ミリオンアタック」。発動の際はシールドもドライブと融合して巨大なスロットマシンと化したドライブが出す目によって内容が変化する。「ベルトさん」によると使うにはコツがいり、外れを引くととくに何も起きない(ビーストのダイスサーベルに類似)。

【ミキサー】

スピンミキサーで装備。タイヤパーツはコンクリート片を数珠繋ぎにしたような灰色。
回転させたホイールの穴から特殊セメント弾を打ち出す。
ヒットした敵に大ダメージを与えるだけじゃなく、その後に凝固して動きを封じる。

必殺技はコンクリートの塊を撃ちだして敵の動きを封じる「キャノンクリート」。

【モンスター】

マッシブモンスターで装備。タイヤパーツは怪物の顔が描かれた紫。
緑のモンスターというシンバル武装を装備、噛みつくように相手を挟んで攻撃する。
ホイールパーツからは舌が伸びて相手を捕らえる。

必殺技は舌で捕らえた敵を両腕のモンスターで噛み砕く「モンスクランチ」。

【キャブ】

ディメンションキャブで装備。タイヤパーツは輝く山吹色に黒のチェック柄。
ホイールを中心にドライブの体が分割し、分離した上半身(頭部と右腕)が自在に移動して攻撃する。
また、上半身はホイールの中の平面に隠れることが可能で、壁に貼り付くとその裏側に反転して移動できる。

必殺技は空間転移を利用して行う「ディメンションブランチ」。

【ダンプ】

ランブルダンプで装備。タイヤパーツは黄色。
専用のドリル手甲のランブルスマッシャーで刺突攻撃を行う。タイプスピードではドリルの馬力を制御できず、武器に振り回されてしまうが、馬力に優れるタイプワイルドであれば制御可能。

【ドクター】

マッドドクターで装備。タイヤパーツは白を基調に、表面に心電図のオシロスコープが描かれる。
専用の救命器具のキュアクイッカーで怪我の治療を行う。
本来は他人を治療するものだが、能力をフル稼働させるとドライブ自身の治癒能力を高めたり解毒することが可能。その最中には強烈な激痛が伴う(しかも治療なのに他のシフトタイヤの例に洩れず、「必フルスロットル!」と発せられる)。

【合体SP】

何らかの力で別の世界から来たニンニンジャー5人と共闘した。

【劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer】

ウォズの平成の垣根を超えた力の解放により復活、複数のカッシーンやクォーツァー3大ライダーと戦い、大詰めではシフトトライドロンを使ってタイプトライドロンとなった。

【活躍】

仮面ライダードライブの基本形態としてテレビ本編、劇場版、客演を含め多くの場面で活躍した。

幾つもの戦力を与えられつつも警察官としての使命感故にその力に溺れず、市民を危険から守るため仮面ライダーであろうとした。
その精神は最終話にて結実する。

ロイミュード撲滅が叶うと「コア・ドライビア」を悪用される危険性を考えたベルトさんの判断でドライブの装備一式は地下深くで封印されることとなるが、後年公開された劇場版等でベルトさんが復活し何度か変身を果たしている。
また、その都合上、外伝作品ではドライブが主役にならず、仮面ライダーチェイサーや仮面ライダーマッハなどのサブライダーが主役となる作品も多い。

【余談】

ロイミュードの重加速に対向するためではあるが、基本形態でありながらデフォルトで加速能力を持つライダーは珍しい。
基調は赤。
公式のコメントによると、他のタイプへのフォームチェンジには専用の車両を持つ某昭和ライダーと同様に『変身者自身が抱く強い感情』がトリガーになっているらしい。
また、車に乗っているがドライブがロイミュードから『仮面ライダー』と呼ばれているが、プロトタイプのドライブがバイクに乗っていたため、それにともないドライブも仮面ライダーと呼ばれている。

平成2期としては初めて前年度のライダー放送時に客演していない。

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最終更新:2023年04月23日 23:30