東方双日抄 ~Longing Sun. 解説編

~妖怪の山・天狗御用達の茶屋~

GM/文: 「さあ始まりました、"創陽異変"当事者達による特別座談会!司会はこの射命丸文と!」
GM/はたて: 「姫海棠はたてでお送りしまーす。……ったく、今度こそは文々。新聞を出し抜いて一番乗りだと思ったんだけどなあ。まさか同時とは」
GM/文: 「人の写真を勝手に念写した挙句新聞に使っておきながらいい度胸してますね……」
才霞: 「そんなことより代金……」ぶーっと膨れて
麗華: (あー……道理であの夜うるさかったわけか……)
GM/はたて: 「私の取材を暴力で邪魔したのはあんたでしょ」視線をバチバチぶつける天狗記者二人
麗華: 「当事者”達”ってことはネフェルとか来てるのかしら?」
GM/神奈子: 「二人ともいい加減にしなさい。……なお、この座談会はシナリオには関係ない、いわばメタ時空となっているわ。だからゲーム的な言い回しやメタ視点での会話も遠慮なく使っていくので、肩の力を抜いて存分に語って欲しいと思っているわ」
GM/諏訪子: 「やっほー、本編には出てないけど諏訪子だよ! もちろん、地底の皆さんも(強制的に)連れてきてるよ!」
麗華/竜馬: 「ういーす。紅茶お持ちしましたー。……って何故呼んだ、ちなみにこのセッション初台詞だよ全く……」
麗華: 「ありがと」
トレミー: 「研究の邪魔するってなんだよもう!」
GM/ネフェル: 「どうも、黒幕のネフェルよ。いや、私だって被害者の一人でもあると主張したいんだけど……やっちゃったものはしょうがない」
トレミー: 「確かに足踏みしてたけど……で、反省会?」
GM/澄: 「実行犯の澄でーす。反省してまーす」
矢千代: 「それは反省してない者が使う言葉だぞ……」
才霞: 「……はぁ」財布を眺めつつ
トレミー: 「こんなのに興味がないって帰っても、どうせ再連行だし、終わるまではいてやるわ」
GM/文: 「NPCの皆さん好き勝手喋りすぎです! さあ、まずは気になるボスの皆さんのステータスを公開することにします!」
トレミー: 「誰の操作よ誰の」
GM/はたて: 「ちなみにここの食事の代金は全部山の神様が負担してくれるそうよ。太っ腹ね」
麗華: 「でも竜馬、チップはちゃんと稼いで帰ってね~」
麗華/竜馬: 「……どんだけだよ」
トレミー: 「地上の食べ物味うっす!良く食べられるわね」
矢千代: 「今回は随分とバフに力が入っていた気がするのだが、実際どうなのだ?」

バフ: ※MMO用語が転じたTRPG用語。キャラクターを一定時間/一定回数強化する技を指す。千幻抄の場合は[エクステンド]や[禊ぎ]などのスペル。

トレミー: 「[エクステンド:感覚]がなくて助かったわとしみじみ思ったわね」
GM/文: 「まずはこちらが澄さんのデータです」→ ボスデータ・御玉 澄
GM/はたて: 「次に、こっちはネフェルのね」→ ボスデータ・ネフェル
GM/文: 「澄さんの成長ランクは、なんとBCCD×17!実にPCの三倍弱ですよ。圧巻ですねー」
才霞: 「うへえ……お強い」
麗華: 「今でも不思議に思ってるわ」
トレミー: 「道理でしぶとい」
GM/はたて: 「ネフェルのは……な、なによこれ。大体PCと変わらない程度だけど、能力ポイントが300もあるじゃない!」
矢千代: 「防御ありでこのHPとはの……」
トレミー: 「総じて、ネフェルがサポート要員なわけね。後ろにいたから何となくわかってたけど」
GM/ネフェル: 「よからぬものに取り憑かれていたせいで能力だけそいつのものになっていたって設定らしいわ」
トレミー: 「そういうメリハリある前衛後衛分けれるのって、ボスの特権よね」
麗華: 「それだけあっても、神術・魔法が上級に服。ネフェルの能力が分散していたのは有情だと思ってたわ」
トレミー: 「そのくらいあったら私は全て魔法に突っ込むわ……。ま、ボスは特化よりバランスよね」
GM/文: 「人数で負けている以上、ホーミングを連打されるとすぐに沈んでしまいますからね。澄さんもネフェルさんもホーミングでは簡単に沈まないようある程度の耐性が備わっています」
GM/はたて: 「特に、ホーミングに対して魔法の防具は覿面に効いていたみたいね。何しろ常時効果だから手数で攻めるホーミングも全部軽減されちゃうし」
トレミー: 「こっちは私以外の三人がちゃんと削ってたからね。ホーミング持ってる私がいうか?だけどさ」
麗華: 「でも決めたのは結局トレミーだと思うんだけど?」
トレミー: 「グレイズ貯めるのはPLが得意だから、グレイズが火力になるショットや近接は相性いいのよ。避けすぎるせいでキルマーク以外取れないけど」
GM/文: 「分担は澄さんが大出力の弾幕で削り、ショット拡大で攻撃する主砲。ネフェルさんが多様な選択肢の中から最適な手段を講ずるサポート役だったみたいですね」
トレミー: 「二回行動の時はリアルで血が引いたわ……」
麗華: 「あの大出力弾幕は見た瞬間終わった!って思ったわ……」
トレミー: 「だからこそ、当たるわけには、とは思った」
矢千代: 「ホミ対策は万全だったのだな。次からは弾幕も用意しておいたほうが良いのかの」
才霞: 「弾幕使いの私に隙はなかった」
トレミー: 「弾幕はグレイズ削りさせることができるのが強みねー」
麗華: 「グレイズ削りかぁ……。PLがあまり意識していない場所だから辛いわ」
トレミー: 「私も普段使うのが近接戦闘のみだから、弾幕は打ったことがないわ。事実私も1れべる」
麗華: 「PL曰く、"弾幕ダメージだけで落ちたボスがいた"とかなんとか。弾幕は回避、ガードが強くても関係なく耐久力に響くからね……」
トレミー: 「魔法防具も効果薄いしね……。打ち過ぎてもじり貧になりそうだけど」
GM/はたて: 「ネフェルの[バニッシュ](注:現[ブレイク])と[リフレイン]は、サプリメント追加スペルの肝よ。高レベル戦闘のデモンストレーションの意味合いもあったみたいだけど、どうやら度肝を抜くことが出来たみたいね」
トレミー: 「実はサプリの魔法見てないで作ったのよ」
麗華: 「バニッシュは前に聞いたことあったけれど、リフレインがどう出てくるのかよくわからなかったわ……。見たときに納得した」
トレミー: 「今更ながら私ね、設定的に難しいとは思うけどとっときゃよかったなーとは思うわ」
麗華/竜馬: 「にしても、このセッションで間接的にでも絡んだ人間って俺っくらいなもんだよな。調子乗って神聖術やってますとか言う奴が来るかと思ったが……」
トレミー: 「いまだから言うけど、私ね、最初は日属性取るつもりだったのよ。でもそれって空と被るから、いまの形に落ち着いたの。月属性の妖精でもよかったけど、そうするとGMの希望叶えられないから却下したし。それ以外はすんなりいったね」
才霞: 「私は河童そのものな感じだねー……サプリには何も絡んでないのはちょっと反省かな……」
麗華: 「私は……戦術が少しあったくらい?」
トレミー: 「与えられたものに食いつかないなんて謙虚よね。私達」
矢千代: 「私は神と神道術でサプリのデータを満載してみたのだがな」
麗華: 「実のところ、直前になって特技に"直感"が追加された覚えがあるんだけれど、あのタイミングはちょっと取りづらかったわね。採用か非採用か微妙なラインだし」
矢千代: 「神術は取り合いになるぐらいに思ってたのだがの……ボスは神術だったが」
麗華: 「どうにもバランス調整の影響もあって取りづらかったんじゃない?かくいう矢千代も加持をパスしたのは……」
GM/文: 「あやや……告知が不十分だったみたいで申し訳ないです。サプリメントはセッション前日まで更新してまして、書いてあるものは全て使用可能だったんです」
トレミー: 「ギリギリすぎるね」
麗華: 「大丈夫よ、経験点適用版で取れるから」
トレミー: 「でもま、GMも使いたいの見たかったら条件に「~~が使える人」とか書くだろうし、べっつに問題ないでしょ?」
GM/はたて: 「ええ、キャラメイクは最低要件さえ満たしてくれればそれ以上に縛りを加えるつもりはなかったわ。それにしても、神道術はなかなかいい働きをしていたわね。バランスもあれで問題ないかしら」
トレミー: 「大丈夫じゃない?」
才霞: 「問題なさそうだけどねー」
麗華: 「怪異並みに属性が操れるというのが面白いわね」
矢千代: 「神事のコストがきつめだが……属性使いのお株を奪うのもあれだしの」
トレミー: 「だね」
麗華: 「そのコストで追加能力含めて何でもできるなら強いものよ」
GM/文: 「精霊魔法と比べて、燃費と手間を犠牲に少ない習得枠でかなりの自由が利くようなバランスになっているみたいですよ」
トレミー: 「明確な代償がある方が分かりやすいよ」
GM/はたて: 「目標値もかなり高いから、駆け出し神術使いには扱いきれないかもね」
トレミー: 「大器晩成、かな」
GM/文: 「サプリメントのコンセプトとしての高レベル向けデータといったところですね」
トレミー: 「高レベル対応だよね、割りと」
矢千代: 「あまり意識してなかったが、確かに初期作成キャラでは扱いにくい難易度だの」
才霞: 「6成長ならではだったねー」
麗華: 「知り合いの探偵とか目標18でもかなり苦労したって言ってたわ……。必要な霊力もかけだしでは苦しいでしょうね」
トレミー: 「使うならなるべく4成長位からだなー」
麗華/竜馬: 「そこなんだがなぁ、どうもベータが気にしてるらしくってよ……」
麗華/竜馬: 「初期からバランス調整のエラッタだけ導入しようにも、人間が神聖術取れるっつーエラッタがくっついてきて、芋づる式にこう……」
麗華/竜馬: 「……なんつーか、結局上の方まで全部入れっちまうことになりそうだって悩んでる訳で」
GM/文: 「神聖術は選択ルールとなっていますので、神聖術も採用せずにエラッタのみ採用で問題ないようですよ。細かいところはGM判断ですね」
麗華/竜馬: 「そりゃそうか……へぇへ」
GM/はたて: 「ささっ、そろそろ煮詰まってきたことだし話題を変えましょっ。次はシナリオの質疑応答!」
トレミー: 「サプリってのは基本そうだね。採用するしないはGMが決めればいい」
麗華: 「ネフェルに聞きたいことが二つ三つ有ったのよ。いいかしら?」
トレミー: 「ぶっちゃけ、今回の私達よ動き、最長ルートよね?」
麗華: 「……悪かったわ。その最長ルートを描いたのが私だって自覚あるから……」
トレミー: 「それで後悔したのはそっちでしょうが」
麗華: 「(しゅん)……」
GM/ネフェル: 「それは何とも言い難いわね……。黄金太陽の場所を見つけるまでの動きはスマートだったと思うけど、トラップで撃退されたり地下洞窟で無駄に待ったりのロスが大きかったように見えるわ」
才霞: 「遠回りばっかりって感じだったねー」
麗華: 「(トラップも張り込みも原因が私だったからこそ辛いわ……)……その太陽について気になってたんだけれど」
麗華: 「壊す必要なかった?もしかして……」
矢千代: 「最初から合言葉に気がついていれば……そこは反省だの」
GM/ネフェル: 「いえ、壊さなければ光は消えなかったわけだから壊したほうがいいのは確かよ。放っておいてもワープはできるけど、戦闘で明るさのペナルティが発生したりね」
トレミー: 「戦闘でペナルティは死ねるなぁ」
麗華: 「そう……まぁ、それなら。あと、私が地下の方の太陽を壊してからこっちを監視してたっていうけれど……退屈じゃなかった?張り込みを決め込むとか……」
トレミー: 「ぶっちゃけ、意味がわからなかったかな。必要あった?」
麗華: 「結果的になかったけれど、もっと黒幕に近い存在がいると思ってたのよ……拠点の監視をしている誰かとか……」
麗華: 「そういうのを引っ張りこめるかと思っていた……甘かったわ」
GM/ネフェル: 「まあ、張り込みは単純なタイムロスね。私達は姿を現すつもりはなかったわけだから」
トレミー: 「早々動くわけがなさそうだったし」
麗華: 「もっと慌てるものだろうと思ったけれど、そこは流石に神の貫録かしらね」
トレミー: 「霊力回復にはなったけど、黙々と進んでよかったよ。何故慌てると?」
矢千代: 「私としては霊力を回復できてよかったがの。思っていたより時間が進んでいてちと焦ったが」
麗華: 「私が狙ってたのは大物の下で動く小物を釣りたかっただけだったのよ、慌てるとしたらそういうのだから。でも今回そういう小物自体いなかったわけね……」
麗華: 「全くの当て外れの数々、申し訳ないと思ってるわ。……本当に信用なくしてるところもあるみたいだけれど……」
才霞: 「焼かれた私としてはインターバルができて助かったよ」
麗華: 「……見たかった?」(ネフェルに向き直り小声)
GM/ネフェル: 「洞窟内での中ボスは構想段階ではあったのだけど、余計に時間が伸びそうだったからボツになった経緯があったりね」
トレミー: 「そもそも、目的がわかんなかったからね。慎重なのはいいけど」
麗華: 「敵を欺くには……という言葉は好きだけれど、こうも味方を欺きすぎるとうまくいかないものね……。私が気になってたのはこのくらい。ありがとう」
矢千代: 「では私からも質問だ。地下での情報収集に成功してたら何がわかったのだ?
トレミー: 「私からは……地底に太陽だした訳、かなぁ」
麗華: 「半分はトレミーを犯人扱いしてたって……大変ね……」
GM/澄: 「地底の立ち入り禁止区画ならバレにくいってネフェルが言ったの。それに、私は地底のみんなにも明るい世界を見せてあげたかったから」
GM/ネフェル: 「あの判定に成功したら、宗教研究家として私が浮上していたわ。怪しげな儀式をたまに行っていたり、異国の神様に詳しかったりでね。自宅に行けば資料から大体の全容が掴めたかも」
トレミー: 「犯人があんなとこでなにやってるか」
GM/澄: 「私のことはおくう達が探していたみたいだから、地霊殿に行くと私がいないことがわかって足取りを追うルートが開けたの。最初に勇儀が『空は地霊殿に帰ってる』って言ったのは空に接触する時の手がかりだったみたい」
トレミー: 「なるほど、そりゃ盲点」
麗華: 「……?探されていた……?」
GM/澄: 「私っていつも地霊殿の中にいたから、いなくなってペットの仲間がてんやわんやしてたんだって」
GM/ネフェル: 「ラーはこの国の神ではないから、目標値も高く幻想郷の住人ではほとんど分からない設定になっていてね。慧音先生も今回ばかりは万能ではなかったというわけ」
矢千代: 「ふむ、なるほどそういうルートがあったのだな。結局ボスの情報は[神懸]で見たもの程度だったからの……」
才霞: 「けーねpediaが通用しないのは珍しいパターンだよねー」
麗華: 「私も期待してたけれど外れてたわ。ハヤブサの翼というのもラーの関連ということかしらね」
GM/文: 「神様については適切なコネクションに聞くか、適切な場所で調べる必要があったようですよ。コネクションなら早苗さんや香霖堂の店主さん、その他外の世界と関わりがある人たち。文献を調べるなら紅魔館の図書館や香霖堂となります」
GM/神奈子: 「私も外の世界にいたことがあるから、いくつかのキーワードがあれば思い出すことができたわ。……今更だけど」 
GM/諏訪子: 「なにそれ神奈子ー、負け惜しみみたいだよ?」
GM/神奈子: 「うるさい!」
麗華: 「外の世界からがNGという条件がそこにつながってたのね……まぁセッションタイトルからして真智が来ることはなかったでしょうけど」
GM/はたて: 「あと、洞窟の場所はそれぞれ発光現象の中心点にあるから、いくつかの場所の明るさを調べて中心を探る動きを予想していたみたい。結果的には<自然知識>のクリティカルでブレイクスルーが発生したみたいだけど」
トレミー: 「私の既存はこっちだとライミだけだからなー」
GM/文: 「初期状態では、光に照らされる現象はこんな分布になっていました。それぞれ中心点が霧の湖と太陽の畑、二つの円が重なる香霖堂周辺は結構ひどいことになっていました」
GM/はたて: 「はい、これが資料」


麗華: 「人間の里北に影響がなかったのも、単に範囲の外だっただけか……」
トレミー: 「普通はそこに原因があると思うよね」
GM/ネフェル: 「他に何か質問などはあるかしら?」
トレミー: 「ないなー」
麗華: 「特にないわ~」
矢千代: 「うむ、聞きたいことは聞けたな」
麗華: 「あの夜、自分を感電させて絶対動くつもりなかったのに、無理矢理起こされて……」
才霞: 「私もないかなー」
麗華: 「ま、その分の代償は(模倣犯に)きっちり払ってもらったけれどね……」
トレミー: 「自分で望んだんでしょう」
GM/はたて: 「反省会はこんなところかしらね。それじゃ、あとは自由に飲んで食って騒ぐといいわ!」