追加スペル

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追加スペル - (2014/10/17 (金) 20:43:35) のソース

ここでは、神術・陰陽術、魔法、属性使い、妖術・妖力として習得できるスペルを提示する。
リストは系統ごとに五十音順に並べている。

データの読み方は以下の通り:

-スペル名:「■スペル名」の形式で記している。
-目標値:発動判定の目標値。使用方法によって異なる場合は“/” で区切っている。
-消費霊力:発動判定時に消費する霊力。使用方法によって異なる場合は“/” で区切っている。
-効果範囲:範囲の意味は個々のスペルによる。通常は発動可能な距離を示し、範囲に効果を及ぼす場合は“/” 以下に記している。
-持続時間:効果を現す時間。「一瞬」や「永続」の場合、能力の効果は解除されない。
-スペルの解説:スペルの効果に関する詳細なルールを記している。
-「常在化」と書かれた効果は、[妖術]として習得したスペルを「妖術の常在化」したときの効果を示す。
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#contents
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*上級魔法

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**因果系 [知覚系]+[物体操作系]+[魔法操作系]
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***ゲート
 &bold(){目標値}:18 &bold(){消費霊力}:8 &bold(){効果範囲}:5m  &bold(){持続時間}:解説参照
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 ある2点を繋ぐ門を創造する。
-発動してから30秒後(この間の行動に制約はない)、効果範囲内に魔法の門が創造される。この門は厚さも含め[1/魔法Lv]mから[魔法Lv×2]mまで自由に伸縮でき、誰にでも知覚することができる。門が一つだけの状態の場合、本来そこにあった物体があれば門の形で穴が空いた状態となる。
-術者の[魔法]Lvに対して「テレポート距離表」を参照する。1つ目の門からこの範囲内で再度[ゲート]を使うことで二つ目の門を創造することができる。
-門が二つある状態でどちらか一方の門を潜ることで、もう一方の門から出ることができる。一方の門からはもう一方の門の先の風景が見えるが、水を張ったような薄い魔法の膜に覆われており覗き込む判定には-3のペナルティが発生する。
-門は([魔法]Lv)時間持続し、先に創造した門が消えるか([魔法]Lv)回物体が通過するともう一方の門も消える。
-門は誰でも通ることができるが、特別に[ロック]を施すことができる。この場合、許可されていない者が潜るためは[ロック]を解除しなければならない。
-戦闘中の場合、1ターンで簡易的な門を創造することができる(通常の門とは別のものとして扱い、関連付けは発生しない)。この門は一つ作られていれば攻撃行動の前に宣言することで同意した対象一人の前衛・後衛を入れ替えることができる。二つ作られているなら同意していない者も対象にできる。どちらの場合も一度効果を発揮すると門は消滅する。
-常在化:不可

***リフレイン
 &bold(){目標値}:22 &bold(){消費霊力}:7 &bold(){効果範囲}:30m  &bold(){持続時間}:10秒
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 時間や因果律を操作し、一瞬で二回の行動を行う。
-対象は10秒の間、同時に二つの行動を行える。具体的な処理はGMや術者が決めるが、まるで対象が2人いたかのように重複(或いは矛盾)した事実が残る。
-戦闘中の場合、対象は術者の行動の直後に追加で1回行動を行う。
-スペルカードによる拡大は不可
-常在化:不可

***リライト
 &bold(){目標値}:22 &bold(){消費霊力}:8 &bold(){効果範囲}:30m  &bold(){持続時間}:一瞬
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 一つの事象に干渉し、結果を捻じ曲げる。
-[リライト]は、24時間に([魔法]Lv)回までしか発動することができない。
-一言の詠唱で発動できる。行動を消費しない。
-一つの判定が行われた直後に使用。その判定を同じ判定値でやり直す(またはやり直させる)。
-展開スペルカードに設定した場合、消費霊力は軽減されない。
-拡大スペルカードに設定した場合、同タイミングで行われる複数の判定をやり直させることができる。
-干渉不可能な事象であるとして、GMは[リライト]が使えない判定を設定してもよい。
-常在化:不可
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**解体系 [戦闘系]+[物体操作系]
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***デモリッション
 &bold(){目標値}:24 &bold(){消費霊力}:10 &bold(){効果範囲}:30m  &bold(){持続時間}:一瞬
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 物体の根幹を魔力で突き、抵抗なく破壊する。
-対象の無生物一つを切断または粉砕する。
-どのように破壊するかは術者が大まかに決めてよいが、対象の可否や詳細な結果はGMが判断すること。
-破壊できる大きさの上限は([魔法]Lv×3)mとする。これ以上大きな物を対象とした場合、上限の範囲のみが破壊される。
-キャラクターが所持しているものを対象とする場合、持ち主は精神抵抗を行い、失敗すると対象は破壊される。
-キャラクターの持ち物である場合、修理したり新しく手に入れたとしてセッション終了時に復活する。
-GMの判断で、[デモリッション]の効果を受けないものを設定してもよい。
-常在化:解体系スペルは[妖術]として習得できない。

■オプションルール
不可逆の装備破壊によりバランスが崩壊すると考えるGMは、以下のオプションの中から1つ以上選んで適用しても良い。ただし事前のPLへの説明はきちんと行うこと。
-[デモリッション]は戦闘中に使用することができない。
-戦闘に関わるデータを持つアイテムは[デモリッション]の対象とならない。
-[魔法のアイテム]は[デモリッション]の効果を受けない。
-戦闘中、武器などのデータを有する対象への[デモリッション]の効果は[ディケイ]に準ずる。

***トランプル
 &bold(){目標値}:-- &bold(){消費霊力}:8 &bold(){効果範囲}:30m  &bold(){持続時間}:一瞬
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 武器による攻撃に魔力を付与し、威力を高める。
-対象の、[ウォール]に影響を受けるショット・ホーミング・近接攻撃の宣言後、命中判定前に使用する。
-[トランプル]は攻撃行動を使わず、判定の必要もない。
-対象の攻撃の命中時、「[魔法]Lv÷2(端数切り上げ)」Dの追加ダメージが生じる。
-対象の与えるダメージは、追加ダメージを含めて一切軽減されない。(消費スペルカードの防御は含まないことに注意)
-[トランプル]は展開スペルカードに設定することができない。
-常在化:解体系スペルは[妖術]として習得できない。

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**幻惑系 [幻覚系]+[精神系]
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***ステルス
 &bold(){目標値}:22 &bold(){消費霊力}:10 &bold(){効果範囲}:接触  &bold(){持続時間}:10分
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 心理的透明となり、誰にも気付かれることなく行動できる。
-対象は、目に見え耳で聞こえはするがそれを認識されなくなる。基本的に何をしても気付かれることはないが、詳細はGMが決定する(行動の前にPLに伝えることが望ましい)。
-隠れている者を発見する類の判定をしたキャラクターは、[ステルス]の達成値に対して精神抵抗を行い、成功すれば気付くことができる。
-[ディテクション][照妖][識閾結界]なども、同様に精神抵抗しなければ結果を正しく認識できず、対象に気付くことができない。
-[アラート][センスオーラ]など、対象を直接示すものでない能力は[ステルス]の達成値を上回らなければ感知できない。
-[ステルス]を戦闘時に使用した場合は効果が不完全となる。発見できていない術者を対象とする攻撃の命中判定の達成値は-10されるが、術者が攻撃行動を行うと効果は消滅する。不意打ちを行う場合、相手が[ステルス]に対して精神抵抗を行い失敗すると「攻撃の有効範囲(30m) 内からの不意打ち」として扱う。
-半分の消費(切り上げ)で判定無しに維持できる。
-常在化:特に常在化を解かない限り常に[ステルス]の効果を適用する。達成値は(特性値+[ステルス]Lv+10)となる。

***ファントム
 &bold(){目標値}:25 &bold(){消費霊力}:10 &bold(){効果範囲}:効果参照  &bold(){持続時間}:1時間
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 自分の分身となる幻影を作り出し、意識を乗り移らせて行動することができる。
-[イリュージョン]のルールに従い、幻影をひとつ作り出す。術者の意識はその幻影に移り、幻影を自身の身体として動かすことが出来る。術者の本来の肉体は行動できず、基本的に気絶した扱いとなる。
-本来の肉体に危害が加えられた場合、幻影の意識もその感覚を感じる。
-幻影は術者の身体に重なった状態で出現する。
-幻影であることを見破ろうとする場合、[イリュージョン]と同様に判定を行うこと。
-基本的に[幽体化]した本人と同様に扱い、同じように判定を行うことができる。GMは幻影の形状を考慮して判定の可否、修正値を指定すること。
-幻影は本来の肉体と使用時の本来の肉体と同じHP・最大HPを持ち、霊力は本来の肉体と共有する。
-[テレポート]の表に従い[魔法]Lvで算出した範囲内でしか行動出来ない。
-戦闘に参加することも出来、[幽体化]している本人と同様に扱う。
-[ディスペルマジック]などで解除されないが、[照妖]を[幽体化]を解く効果で受け、抵抗に失敗または抵抗を放棄した場合は消滅する。
-HPや霊力が0になるなど、幻影の状態で気絶となった場合幻影は消滅する。
-半分の消費(切り上げ)で判定無しに維持できる。
-常在化:不可

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**再生系 [治癒・生物系]+[肉体操作系]
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***リザレクション
 &bold(){目標値}:25 &bold(){消費霊力}:20 &bold(){効果範囲}:接触  &bold(){持続時間}:一瞬
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 倒れた者を癒し、活力を取り戻す。
-対象のHPを([魔法]Lv×5)回復させる。スペルカードが展開中であれば、本人のHPではなく、展開中のスペルカードHPを治癒しても良い。
-気絶(撃墜含む)していたり体が弱っている場合も、即座に回復する。戦闘中であればDP0で戦闘に復帰してもよい。
-霊力が0の対象に限り、霊力を1点回復して気絶から復帰させる。HPの回復と同時に効果がある。
-そのほかの怪我や病気、毒がある場合、それらに対しても効果がある。
  これらの障害に関しては「ダメージと霊力」の項にある通りGMの裁量によるので、[リザレクション]による効果についてもGMが適宜決めること。
  適当に目標値を設定し、[魔法]Lvを考慮したうえで、完全に治癒したり、治癒までにかかる時間が短縮したり、
  段階的に回復(ペナルティーを設けていた場合、緩和するなど)したり、といった効果を与えればよい。
  [リザレクション]は[キュアー]や[加持]よりも基本的に効果が高いものとして考えること。
-対象に働いている能力による効果(精神系や肉体操作系スペルなど)がある場合、それぞれの能力と比較して、達成値で勝っていればその効果を全て打ち消す(選ぶことはできず、必ず全ての効果が対象となる)。
  どのような能力が働いているか事前に知っている必要はないが、打ち消された能力や打ち消されずに残っている能力を知ることはできない。
  これはHPの回復などの効果と同時に働く。
-達成値が足りない場合は、[リザレクション]の達成値の1.5倍(切り上げ)とそれぞれの能力の達成値を比べ、
  前者の方が大きければ、差の分だけ後者の達成値を減らす。 
  この場合、効果範囲などは再計算しないが、以後の抵抗目標値に関しては減少した値を使う。
-常在化:自身が気絶した時と自身の展開スペルカードのHPが0になった時に、[リザレクション]の判定を一回行うことができる。戦闘中の場合はDPを消費すること。成功すれば[リザレクション]の効果を適用(展開スペルカードはHPが0になった時点で破れてしまうので、効果は本体に適用される)した上で意識を取り戻し、戦闘中は敗北にならずDPも維持される。この効果は[カウンターマジック]などで打ち消すことができない。

***リメンバー
 &bold(){目標値}:22 &bold(){消費霊力}:8 &bold(){効果範囲}:接触  &bold(){持続時間}:一瞬
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 何らかの要因で失われたり封印された記憶を呼び起こす。
-術者が指定した、忘れていたり思い出せない記憶を思い出す。術者が指定する記憶は大まかなもので良い。
-少しでも目にしたものや、記憶するに足りない些細なことでも判定なしで思い出させることができる。
-対象にとってトラウマである等、対象が表層または深層心理で思い出したくない場合は精神抵抗を行い、失敗すると内容を思い出す。
-[フォーゲット]等の外的な要因によって失われた記憶の場合は、その達成値と比べ、超えていたら(永久に失われていたものであっても)思い出させることができる。
-常在化:一度見聞きしたことを全て記憶し、絶対に忘れない。[フォーゲット]などの記憶に関わる効果への抵抗の達成値に+[リメンバー]Lvのボーナスを得る上、永続的に記憶が失われたり改ざんされる効果は無効化される(例えば、[フォーゲット]を受けて3時間経過以降も思い出すまで精神抵抗を振り続ける)。この能力は常に効果を発揮し、自発的に常在化を解くことができない。

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**上級精霊系 [精霊系]
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***精霊:月
***精霊:日
 &bold(){目標値}:-- &bold(){消費霊力}:-- &bold(){効果範囲}:--  &bold(){持続時間}:--
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 日または月の属性を持つ精霊を従えている。対応する属性の[属性使い]が使用可能になる。
-属性毎に異なるスペルとして習得する。対応する属性の[属性使い]が使用可能になる。但し、[属性使い]の各能力は個別に習得する必要があり、かつ本来の[属性使い]に比べて幾つかの制約が生じる。
-習得していると、魔法による攻撃行動に属性を追加できる。スペルカードに設定する場合、属性を加えるのであれば、あらかじめ設定しておくこと。
- [属性付与][武器生成]は魔法では使用できないことに注意。また、[覚醒]した存在に使用させるのでない限り、追加能力も使用できない。
-常在化:上級精霊系スペルは[妖術]として習得できない。

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**破壊系 [戦闘系]+[魔法操作系]
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***デストラクション
 &bold(){目標値}:-- &bold(){消費霊力}:10 &bold(){効果範囲}:効果参照  &bold(){持続時間}:一瞬
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 膨大な魔力を付加し、力ずくで術式を破壊する攻撃を放つ。
-このスペルは、1ターンに1回のスペル制限に含まれない。
-ショット、ホーミング、近接攻撃(及びそれらを行うスペル)のいずれかを行う際に[デストラクション]の宣言を行う。
-対象を結界などの動かないものとした場合、攻撃は自動的に命中する。(GM判断で例外を認めてもよい)
-宣言した攻撃が命中した際、対象へダメージを与える代わりに対象及びその所持物に、
  ダメージと同じ達成値で[ディスペルマジック]の効果を適用する。
-この達成値にはグレイズを適用することができる。グレイズの効果は元の攻撃の種類に順ずる。
-この攻撃はスペルとして扱い、対象へダメージや外傷等は与えられない。
-戦闘中以外で使用することはできない。
-スペルカードに設定することはできない。
-常在化:破壊系スペルは[妖術]として習得できない。

***ブレイク
 &bold(){目標値}:-- &bold(){消費霊力}:8 &bold(){効果範囲}:30m  &bold(){持続時間}:一瞬
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 術による攻撃に魔力を付与し、威力を高める。
-対象の、[バリア]に影響を受けるショット・ホーミング・近接攻撃の宣言後、命中判定前に使用する。
-[ブレイク]は攻撃行動を使わず、判定の必要もない。
-対象の攻撃の命中時、「[魔法]Lv÷2(端数切り上げ)」Dの追加ダメージが生じる。
-対象の与えるダメージは、追加ダメージを含めて一切軽減されない。(消費スペルカードの防御は含まないことに注意)
-展開スペルカードに設定することはできない。
-常在化:破壊系スペルは[妖術]として習得できない。 

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*魔法

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**戦闘系
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***ブースト
 &bold(){目標値}:16 &bold(){消費霊力}:7 &bold(){効果範囲}:30m  &bold(){持続時間}:10秒
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 僅かな間、対象の能力を限界以上に引き出す。
-効果時間中、対象の全ての行動の達成値は、+(判定に用いるダイス数)される。
-常在化:不可

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**幻覚系
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***スニーク
 &bold(){目標値}:18 &bold(){消費霊力}:5 &bold(){効果範囲}:接触  &bold(){持続時間}:30分
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 行動の痕跡を完全に残さないよう行動できる。
-効果時間中、対象の行うあらゆる行動は望まない物体へ影響を及ぼさない。例えば、足跡や指紋は残らず、不注意で物を動かしてしまうこともないが、意思のある生物に対しては効果を発揮しない。
-副次的な効果として、赤外線センサーや監視カメラ等にも反応しなく(映像には映らなく)なる。
-<隠密><スリ>や尾行などの<追跡>判定の達成値に[魔法]Lv分のボーナスを得る。
-対象の行動を探る[レトロコグニション][神懸]や、対象のいた場面の[再現]は、[スニーク]の達成値を超えなければ正常に機能しない(前者は靄がかかったように情報が非常に限定され、後者は対象が映らない)
-常在化:特に常在化を解かない限り、存在感が希薄になる。術者の存在に気付くための判定には-([スニーク]Lv/2)のペナルティが適用される。

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**精神系
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***ナイトメア
 &bold(){目標値}:18 &bold(){消費霊力}:5 &bold(){効果範囲}:30m/特殊  &bold(){持続時間}:1時間/∞
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 対象の夢を覗いたり、悪夢を見せる。
 事件や異変に使いやすい反面、PCの立場では使いにくいので、GMはNPC専用のスペルとしてもよい。
-このスペルは、眠っている対象にしか効果がない。
-対象は精神抵抗し、失敗すると見ている夢を読み取られる。夢を見ていない場合は効果がない。
-[魔法]Lv4で対象は通常の手段で起こすことができなくなる。
-[魔法]Lv6であれば対象の夢の内容を好きなように書き換えることができる。(発動判定値に-6)
  夢を見ていない場合は強制的に見せることができる。術が解かれない限り永久に持続し、飲食を必要としなくなる。
-シナリオ次第では扱いが面倒になる可能性があるため、GMは習得を認めなくてもよい。
-常在化:触れた対象に憑き、夢の中に登場することができる。
  憑いている時は精神体となり実体を失うが、夢の中で傷を負うと実体化した際にも同様の傷を負う。
  常に対象に触れているものと見なし、[吸魂]等も行うことができる
 
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**精霊系
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***強化攻撃
 &bold(){目標値}:解説参照 &bold(){消費霊力}:3 &bold(){効果範囲}:解説参照  &bold(){持続時間}:解説参照
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 精霊の力を用いて攻撃の出力を増加させる。
-魔法による攻撃行動に[精霊]で属性を付与する際に宣言して使用する。使用に判定は必要ない。
-その攻撃行動でダメージが発生した場合、ダメージダイスに+1Dする。
-常在化:精霊系スペルは[妖術]として習得できない。

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**知覚系
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***サーチ
 &bold(){目標値}:16 &bold(){消費霊力}:5 &bold(){効果範囲}:30m  &bold(){持続時間}:10分
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 超常的な知覚能力を発揮し、目的のものを探し出す。
-発動時に、探したい物体あるいは生物を1つ指定する。その対象がどの程度具体的な指定かにより以下の効果のいずれかを適用する。
-外見と名前、個体を識別する情報まで指定したとき:指定した対象が術者から[魔法]Lv×10m以内にある場合、その方角と距離を知ることができる。また、対象を探し出す〈感知〉〈探索〉などのスキルの判定に「+[魔法]Lv」のボーナスを与える。達成値が低くても、[サーチ]の発動判定の達成値をスキルの判定の達成値として扱ってよい。この効果を得るためには実際に対象と面識があったり、物であれば見たり触れたなどしてよく知っている必要がある(基準はGM判断)。
-名前と大まかな情報を指定したとき:対象を探し出す〈感知〉〈探索〉などのスキルの判定に「+[魔法]Lv/2」のボーナスを与える。達成値が低くても、[サーチ]の発動判定の達成値をスキルの判定の達成値として扱ってよい。
-名前の無いものや抽象的な特徴など、指定が個体を識別するのに不十分なとき:対象を探し出す〈感知〉〈探索〉などのスキルの判定に「+[魔法]Lv/4」のボーナスを与える。
-常在化:([サーチ]Lv×5)m内に今自分が求めているものがある場合、その存在を知ることができる。ただし、方向や距離を知ることは出来ない。

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**治癒系+生物系
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***タフネス
 &bold(){目標値}:16 &bold(){消費霊力}:解説参照 &bold(){効果範囲}:30m  &bold(){持続時間}:一瞬/30分
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 体力を魔力で補うことで、長時間行動することが可能となる
-肉体的な疲労を一瞬で回復させる。消費霊力は疲労の度合いに比例し、軽度の疲労であれば3、息切れする程度であれば5、歩けないほどの重度の疲労であれば7となる。疲労度合いが数値化されている状況の場合は疲労1単位ごとに霊力1とするとよい。
-対象に[ポイズン]の効果が及ぼされている場合、[タフネス]は本来の効果の代わりに、[ポイズン]に対して[ディスペルマジック]の効果を適用する。達成値は[タフネス]の発動の際の達成値と同じ。
-発動時に霊力を2消費し、持続型の効果とすることもできる。この場合持続時間は30分となり、肉体抵抗の達成値を([魔法]Lv/2)上昇させ、疲労が蓄積されない代わりに霊力が消費される。常識的な範囲の労働であれば10分につき霊力2(自動回復分を引くと1)、重度であれば霊力3となり、特別な要因で疲労が重なったと判断した場合は更にGMが定めた分の霊力を失う。
-持続型の効果を発揮している時は労働や作業の効率が上がり、達成値に[魔法Lv/2+1]のボーナスが加えられる。
-常在化:疲労による達成値へのマイナス修正は-1(最高0)され、何もせずともHPが30分毎に1回復する。

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**肉体操作系
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***ポイズン
 &bold(){目標値}:18 &bold(){消費霊力}:5 &bold(){効果範囲}:30m &bold(){効果時間}:1時間
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 対象に内部から継続的な負担をかける。
-精神抵抗し、失敗すると全身に疲労感が生じる。身体能力が急激に低下し、抵抗力も弱まる。他者に感染することはない。
-効果持続中、対象は身体と耐久の特性値が半分(切り上げ)になる。
  ターンの始めのDP回復値を半分にし、最大HPの1/6(切り上げ)のダメージを受ける。
-このダメージはいかなる効果によっても軽減・無効化されない。
  ([ポイズン]自体はスペルカードやキュアー等によって無効化できることに注意)
-対象に[タフネス]の効果が及ぼされている場合、[ポイズン]は本来の効果の代わりに、[タフネス]に対して[ディスペルマジック]の効果を適用する。達成値は[ポイズン]の発動の際の達成値と同じ。
-常在化:術者の周囲半径([ポイズン]Lv)mの術者以外のキャラクターの疲労が回復しにくくなる。
  自然治癒による回復が行われない 

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**物体操作系
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***ワープ
 &bold(){目標値}:16+ &bold(){消費霊力}:5 &bold(){効果範囲}:30m/解説参照  &bold(){持続時間}:解説参照
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-指定された数箇所の間を超高速で移動する。
-30m以内の任意の1点を指定して使うことで、不可視の転移座標(ワープポイント)を最大([魔法]Lv)個まで生成することができる。この座標は能力による存在として扱い、12時間持続する。
-既に生成されている転移座標を一つ指定して使用することで、その転移座標まで最大飛行速度の([魔法]Lv×10)倍の速度で移動する。転移座標に到達するか、転移座標への移動を妨げる(かつ迂回不可能な)物体または[ワープ]より高い達成値を持つ[迷い道]の1m手前に到達するか、10分経過の時点で移動は終了し、指定した転移座標は消滅する。
-基本的に、転移座標への移動の所要時間が(1/[魔法]Lv×10)になるものとして処理する。幻想郷の中での移動であれば[魔法]Lv3以上で1分以内に到達できる。
-移動することができるのは術者自身と接触しているキャラクター、術者が持ち歩いて運搬可能な重量までの物品のみ。(拡大スペルカードの使用時を除き)複数のキャラクターを移動させる場合は1人追加につき目標値に+2する。移動によっては術者及び周囲の物体に一切の影響を及ぼさず、移動対象からは周囲が急速に移動するように見える。
-転移座標は基本的に術者が生成したもののみ利用できるが、10分かけることで座標の利用権を他者に譲渡することができる。
-常在化:常に利用可能な転移座標を([ワープ]Lv)個持つ。シナリオ開始時に場所を指定しておくこと(術者が到達不能な場所と判断した場合、GMはその場所の指定を却下することができる)。この座標は[ディスペルマジック]など魔法を無効化する能力を受けた場合、消滅の代わりに30分間使用不能となる。[破魔結界]や[禁域結界]などの場合はその能力が働いている間無効となる。

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**魔法操作系
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***レジストマジック
 &bold(){目標値}:18 &bold(){消費霊力}:6 &bold(){効果範囲}:接触  &bold(){持続時間}:10分
----
術への抵抗力や打ち破る能力を底上げする。
-対象は、能力への抵抗を行う判定の達成値が+[魔法Lv/2+1]される。
-対象が使う能力が別の能力との達成値を比べられる時、その達成値を+[魔法Lv/2+1]して計算する。
-すでに効果を発揮している能力を対象にすることもできる。この場合、対象が別の能力と達成値を比べられる時、その達成値を+[魔法Lv/2+1]して計算する。
-常在化:精神抵抗の達成値が常に+([レジストマジック]Lv)される。[レジストマジック]の効果とは重複しない。

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*属性使い
**追加能力
***開放
 &bold(){目標値}:解説参照 &bold(){消費霊力}:解説参照 &bold(){効果範囲}:解説参照  &bold(){持続時間}:解説参照
----
属性の力を限界以上の出力で行使することで、本来副次的に発生する属性の力を強制的に発現させる。
-習得可能属性:全属性
-シナリオ([属性使い]Lv/2(切り捨て))回のみ使用可能。その属性の生起属性による行動を、その属性と同じレベルとして行うことが出来る。
-行える行動は基本的に攻撃行動やスペルの行使1回分を基準とする。[開放]から能力を使用する際は、合わせて一回分の能力使用として扱う。
-能力の行使時は、目標値は+4、消費霊力は1.5倍(切り捨て)となる。生起属性の追加能力は取得しているものでなければ使用できない。
-[開放]はスペルカードに設定することはできない。ただし、スペルカードに設定された行動を[開放]によって行うことは可能。
  例:《スペル/開放 強化/拡大》のスペルカードを設定することはできないが、《ショット/雷属性 拡大》の消費スペルカードを使い、雷属性を生起属性とした火属性の[開放]でショットを行うことは可能

*妖術

***種族偽装
 &bold(){目標値}:16 &bold(){消費霊力}:3 &bold(){効果範囲}:接触  &bold(){持続時間}:6時間
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自分の妖力的な種族の外面を偽装する
-[種族偽装]は、<感知/幻想>の判定や[ディテクション][識閾結界]などで感知する場合、
  [種族偽装]の達成値を越えなければ感知できない。
-[種族偽装]の取得時、種族を一つ決める。
  [種族偽装]の対象への[照妖][センスオーラ]等のように正体を感知する能力は、
  [種族偽装]の達成値を超えなければその指定された種族と誤認する。
-<幻想知識>と組み合わせた場合、発動時に知性+<幻想知識>を同時に行うことで別の種族をその都度指定することができる。
  (<幻想知識>に属する専門スキルでも可能だが、そのスキルによって指定可能な種族はGMが判断する。)
  その場合の[種族偽装]の達成値は必ず知性+<幻想知識>の達成値以下となる(目標値未満であれば失敗する)
-半分の消費(切り上げ)で判定無しに維持できる。
-常在化:常に自分に[種族偽装]の効果を適用する。<幻想知識>と組み合わせていても最初に指定した種族に固定する。
  達成値は(特性値+[種族偽装]Lv+10)となる。術者は任意で常在化を解いて効果を発揮しないことにしても良い。

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*妖力
 
***月の魔力
 &bold(){コスト:}3
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妖怪の力の源である月の満ち欠けに、特に大きな影響を受ける妖怪であることを表す。
-満月の夜の時、全ての判定の達成値が+1、月属性が発現している場であればさらに+1される。月属性の達成値ボーナスとは重複しない。
-新月の夜の時、全ての判定の達成値が-1される。

***不滅の魂
コスト:5
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亡霊のみが取得可能。自身に与えられるダメージの決定時、適用される前に割り込んで種族特徴によるHP回復を行える。
これは消費スペルカードの防御使用や展開スペルカード発動と同タイミングとして扱う。
例:ダメージダイスの結果、15点のダメージが与えられる時、ダメージを受ける前に[不滅の魂]によりHPを16以上に回復させれば気絶を免れる

***霊との会話
コスト:5
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並外れた霊感を持っていることを現す能力。
幽霊、死霊、怨霊、神霊、動いている死体など、霊的な存在の声や思念を聞き、意思の疎通を図ることができる。
霊的な存在を感じ取る判定に+2、種族を隠している亡霊の正体を見抜く判定は自動的に成功する。亡霊が何らかの能力によって偽装している場合は達成値に+2のボーナスを得た上で通常の対抗判定となる。
実際に声が出せるかどうかや話す言語などは問わないが、それぞれがどれだけの知性、言語能力を持っているかはGM判断による。

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**妖術への追加効果を与える妖力
----

***瞬間
 コスト:8
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妖術の準備行動を省き、一瞬で発動させることができる
-5Lv以上で習得しており、スキルとの組み合わせを行っていない[妖術]1つを[瞬間]とする。
-[瞬間]となった妖術は、何の予備動作もなく一瞬で唱えることができる。(具体的な時間を出す必要がある場合は0.5秒とする)
  ただしその場合は、消費霊力は軽減されず、10秒以上経ってからでないと次のスペルを使用することはできない。
-別途準備等が必要であると明記されている場合は通常通り準備が必要。準備の後の唱える行動は一瞬でよい。
-戦闘時は、通常と変わりなく1回の攻撃行動とする。イニシアティブ宣言時に霊力を追加で3点払うことで、イニシアティブを無視してターンの最初に行動できる(この宣言をしたキャラクターが複数いた場合、宣言した中で最もイニシアティブが高いキャラクターから順に行動する)。
-GMは特定の妖術との組み合わせや、習得自体を認めなくてもよい。

***二重属性
  コスト:5
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妖弾の持つ属性を二つにし、自由に使い分けることができる。
-属性を持つ[妖弾]または[妖弾化]している[妖術]にのみ指定することができる。取得時に属性を1つ選ぶ。
-指定した[妖弾]([妖弾化])による攻撃行動を行う時、[妖弾]で指定した属性か[二重属性]で選択した属性のどちらかの属性を選び[妖弾]の属性とする。

***妖力集中
  コスト:5
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妖力を一点に集中させて放つことでより局所的に高い効果を発生させる。
-射程:接触または術者でない妖術にのみ効果を適用する。
-対象(自身を含む)に触れて妖術を発動した時、達成値と抵抗目標に+1することができる。
-戦闘中に敵へと効果を適用する場合、発動前に接近判定に成功することが必要。接近判定に失敗した時に通常の射程として発動することはできず、妖術を使用する判定は自動的に失敗となる。