上条「第六位が帰ってきた……」 > 01


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私こと上条当麻は、学園都市で起こった事件について考えていた。

教壇では、小萌先生が帰りのHRをしていたが、
俺の意識はそれよりもここ数日の間に起こった事件について集中していた。


そう、あれはある人物がこの学園都市にやってくるところから始まった。



――――――


~上条のクラス 二日前の朝~




土御門「おはよ~&久しぶりにゃ~、カミやん」

上条「おお、おはよ」

青髪「カミやん、春休みどうやった?」

上条「ま、普通かな」

土御門「カミやんの普通はよくわからんのだが」

上条「そういうお前らはどうよ?」

土御門&青髪「「 普通 」」

上条「……」


ガラガラガラ


小萌「み、みなさん! そのままでいいです、聞いて下さい!」

上条「ん、どうしたんだ? 新学期早々あんなに慌てて」

青髪「ただならぬ予感がするで」

小萌「第六位が帰ってきたんです!」

上条「はぁ? 第六位?」

クラスメイト「「 ええぇぇぇぇぇぇぇ!! 」」

上条「」ビクッ


ザワザワ


上条「……びっくりした~。え、何?」

小萌「とりあえず、皆さん自分の席に戻って下さい! 話をします」

上条(何をみんな驚いてるんだ? さっぱりだ)

上条(とにかく、今は席につくか)ガタ


土御門「!!!」

土御門「カミやん! 危ない!」スッ

上条「え?」

上条「」ステーン

上条「いてて。おい、土御門! 椅子を勝手に引くんじゃねぇよ!」

青髪「??? 何言ってるん、カミやん。もう少しで危ないところだったやん」

上条「え?」

土御門「おいおい、カミやん寝ぼけてるんか? 第六位が帰って来たんだぞ」

上条「え……はあ」

青髪「椅子に座ったら、『あの力』が働いてひどい目にあうやないか」

上条「……あの力?」

土御門「え、カミやん。まさか忘れたのか?」

青髪「さすがにそれはないやろ。
   前に一度カミやんが、『右手があるから大丈夫だろ』とか言って座ったら、
   右手以外のところにあの力が働いて、ひどい目にあったんやから」

土御門「それもそうにゃ~」

上条「……」

土御門「どうした? カミやん」

上条「あ、いや、そういえばそうだったな」

上条(……)

上条(まだ、記憶を失う前のことか。これはボロ出せないな)

土御門「しっかりするにゃ~」

上条「ははは」

小萌「上条ちゃんたち、ふざけてないで席について下さい」

青髪「すんません~(かわええな)」ハァハァ

上条(席つけって言ったって、椅子使えないんじゃ)

クラスメイト「「」」プルプル

上条(みんな空気椅子してる!)

小萌「ほら、上条ちゃん。立ってないで席に着きなさい」

上条「……」

上条(やるのか? 空気椅子)

上条「よっ」

上条(……)

上条(しんどい。普通に立ってたほうが楽な気がする)プルプル


~上条のクラス HR~




小萌「さっきも言いましたが、第六位が帰ってきました」


ザワザワ


上条(誰それ?)

小萌「と言っても、まだ学園都市には入っていないようなのです。ですが、能力のほうはもう十分に射

程範囲に入っているそうで、
   皆さんは絶対に条件に触れるような行動はとらないようにしてください」

上条(いったい、どんな能力なんだ?)

小萌「先生たちは今から打ち合わせがあるので、今日の授業は無しになります」

クラスメイト「「 ひゃっほぉぉぉぉぉう! 」」

小萌「み、皆さん! 騒いじゃ駄目ですよ!」ワタワタ

小萌「とにかく、今日はお休みです。状況にもよりますが、明日は学校があるのでちゃんと来て下さい

ね」

小萌「それでは、解散です」


ザワザワ


上条「なんだこの状況は?」

土御門「さて、帰るにゃ~」

青髪「ほな、さいなら~」

上条「……」

上条「俺も帰るか」


~街中 帰り道~




上条(とりあえず、帰ることにしたが……)

上条「」キョロキョロ


ザワザワ

オイオイ、マジカヨ
カエッテキタノカ


上条「街の様子がおかしい」

上条「間違いなく、第六位というのが関わってそうだな」

???「あ、見つけた!」

上条「ん?」

???「それ!」ダキ

上条「うわぁ、なんだ!?」

上条(急に左腕を組まれたが!?)

御坂「……」

上条「……」

御坂「……」

上条「……何やってんだ?」

御坂「しょ、しょうがないでしょ!」

上条「何が?」

御坂「何がって、第六位が帰ってきたからよ」

上条「またそれか」

御坂「何よ」

上条「いや、何でもない。ところで、第六位にが帰ってくると、俺に抱きつかなきゃいけないのか?」

御坂「抱きつくって! 勘違いしないでよね。私だって仕方なくやってるんだから。
   こうしないと、あの力が働いてひどいことになるんだから」

上条「あの力ってなんだよ……」

御坂「え、知らないの?」

上条「え?」

御坂「学園都市に住んでる人なら誰でも知ってるあの力を知らないの?」

上条(まずっ!)

上条「し、知ってるに決まってるだろ」

御坂「そうよね。知らなかったら、この学園都市じゃ生活できないもんね」

上条(どんな力なんだろう……)

上条「ところでビリビリ」

御坂「なっ、ビリビリって言うな!」

上条「御坂、少しくっつきすぎじゃないか? 歩きにくいんだが」

御坂「えっ///」

御坂「……そ」

御坂「そんなことないわよ/// あるはずないじゃない」

上条「そうか?」

御坂「そうよ。気にし過ぎだって」

黒子「お姉様!」

御坂「あ、黒子」

上条「白井か」

黒子「お、おお、お姉様……な、な、何を、何をやってらっしゃいます……の?」

御坂「え?」

黒子「その殿方と……」ワナワナ

御坂「あ、これは違うのよ。何勘違いしてるの!」

黒子「くそ類人猿がぁぁぁぁ。お姉様に触れていいのは私だけのはずなのにぃぃ!」

御坂「だから、勘違いだってば! これは第六位が帰ってきたからよ」

黒子「第六位?」

御坂「そうよ」

黒子「……」

黒子「確かにお姉様の場合だとそうなりますわね」

御坂「でしょ。だから、私は仕方なくね……」

黒子「でも、近づき過ぎではございませんか?」

御坂「え?」

上条「あ、やっぱりそうなんだ」

御坂「な!」

黒子「全く、お姉様ったらもっと距離を置いて下さいまし」スタスタ

御坂「黒子! それ以上近づいちゃ駄目よ! 近づいたらあの力が!」

黒子「はっ! 危ないところでしたわ。お姉様のことになるとつい我を忘れてしまいますの」

上条(だから、どんな力だよ!)

黒子「く~、この類人猿の卑猥な行動を眺めていることしかできないとは……黒子、一生の不覚」

御坂「近づいちゃ駄目よ。あんたツインテールキャラなんだから」

黒子「くそぉぉ、このツインテールさえなければぁぁぁ」

上条(どんな条件だよ!)


エツァリ「えっほ、えっほ」ズリズリ

一方「だりィ~」ズリズリ

上条「……」

上条「お前らはほふく前進で何やってるんだ?」

一方「ああン? なンだ三下かァ」

エツァリ「み、御坂さんと……腕を」ワナワナ

上条「そんなことを道の真ん中でしてたら邪魔だろ」

一方「しょうがねェだろうが、そうしないとあの力が働くンだからよ」

上条「またか」

黒子「ということは、そこのお二人方はロリコンということですの」

上条「……え?」

一方「おい、そこのクソ女。なめた口きくンじゃねェぞ」

黒子「でも、ほふく前進をするのはロリコンだけですわ」

一方「ちっ」

上条「……」

上条(ロリコンじゃなくてよかった)


ロリコンヨ
キャーキモイ


一方「てめェら、見世物じゃねェ。ぶっ殺すぞォ!」

一方「全く、これじゃ晒し者だな。タクシーでも使うか?」

エツァリ「う、腕を……」

一方「おい、どうした?」

エツァリ「み、御坂しゃんが……」

一方「おい」

バイク「」ブロロロロ

一方「ちっ、バイクが来たぞ」ズリズリ

エツァリ「そんな……」

バイク「」ブロロロロロロ

一方「ちっ、お前も早く……」

バイク「」ブロロロロロロ

エツァリ「ぎゃぁぁぁぁあ!」グチグチ

全員「「 あっ…… 」」

固法「あれ、なんか踏んだわ」

御坂&黒子「「 固法先輩! 」」

固法「あ、白井さん。やっと見つかった」

黒子「え?」

固法「さ、早く一七七支部に来なさい」

黒子「どういうことでしょうか?」

固法「え、何言ってるの? 風紀委員の連絡が携帯に入ってるはずよ」

黒子「え?」パカッ

黒子「本当ですわ。気がつきませんでしたの」

固法「もう全く、第六位が帰ってきたから風紀委員にも指示が出たのよ」

黒子「そうでしたの」

固法「とにかく支部に行くわよ。乗りなさい」

黒子「はいですの」チョコン

固法「急ぐわよ。っていっても、あの力のせいで三〇秒に一回しかハンドル切れないから、結構時間か

かるわよ」

黒子「そういえば、そうですの」

固法「行くわよ」

固法「」ブロロロロロ

上条「……」

一方「……」

御坂「……」

エツァリ「」ピクピク

上条「この方はどうしましょうか? とりあえず救急車を呼んどきましょうか?」

御坂「え、駄目に決まってるでしょ!」

上条「え?」

一方「おいおい、救急車呼ぶってことはあの力が働くンだぜ。頭大丈夫ですか?」

上条「でも、このままだと」

御坂「しょうがないじゃない。あの力よりかはまだマシなんだから」

上条「……」

一方「それともなンだ? お前の右手の力で無効化できるのか?」

御坂「え、そんなこともできるの!」

上条「いえ、できません」

一方「ちっ、だったらしょうがねェだろ」

御坂「しょがないわね」

上条「しょうがないのか?」

エツァリ「」ピクピク


上条「それにしも……」キョロキョロ

御坂「何よ」


ズリズリ
ズリズリズリズリ
ズリズリズリズリズリズリ



上条「意外と学園都市ってロリコン多いんだな」

御坂「……そうね」

一方「……」

上条&御坂「」ジー

一方「何だ? 何か言いたそうだな」

上条「いや、よかったなと思ってよ」

一方「意味わかンねェよ」

御坂「仲間がいっぱいいるじゃない」

一方「はァ? なめてんじゃねェぞ!」

御坂「いや、ほふく前進の格好で言われてもね」

上条「説得力がないな」

一方「ちっ」

御坂「でも、こんなにロリコンが多いなんて、ちょっとショックなんだけど」

上条「確かに」

一方「ロリコンが多いのは当たり前だろォ」

上条「……」

御坂「……」

一方「……何だ? どうかしたか?」

御坂「もういいわ。責めないから。ごめんね」ウンウン

一方「はァ?」

上条「そうだよな。ロリコンなんて当たり前だよな。お前は普通だよ」ウンウン

一方「おいィィィィ! 憐れむような眼差しで見るンじゃねぇ!」

御坂「だってしょうがないじゃない。発言が痛々しいんだから」

一方「これにはちゃンとした理由があンだよ」

上条「理由?」

一方「ああ、学園都市ってよ。八割が学生だろ」

一方「ということは、赤ン坊から大学院生までがほとンどなわけだが」

一方「大体、男が恋愛に積極的になるのが高校生。つまりは一六歳以降ということになる」

一方「そこでの単純な年齢の割合を見ると、上より下のほうが圧倒的に多い」
※上は十七歳~二十四歳まで、下は〇歳~十五歳まで。

一方「さらにだ。大学、院生は行くやつが限られてくるのに対して、小中高は大体の奴が行くだろ?」

一方「つまり、学生のほとンどは小中高ということになる」

一方「この三つの中で高校生は一番年齢が上だから、割合で見れば必然的に自分より年下が多くなる」

一方「つまり、ロリコンが多くなる」

一方「と、こんな理由だが……」

上条「……」ススス

御坂「……」ススス

一方「何だ? 徐々に距離が離れていってるが?」

上条「ここまで重症だったとは」

御坂「え? 何? 学園都市のロリコンってみんなこんな感じなの?」

一方「おいおい! 納得いく説明だっただろ!」

御坂「うん。もういいや。何を言っても無駄みたいだから」

一方「おい」

上条「そうやって言い訳すればするほど惨めになっていくぞ……それじゃあ」

一方「待て! ちょっと待ちやがれェェ!」ズリズリ



~上条宅 正午~




上条「ただいま~」

上条「やっと家に着けた」

御坂「ねえ、玄関狭いから早く中に入りましょうよ」

上条「……」

御坂「ん? どうしたの?」

上条「いつまで腕を組んでいるんですか?」

御坂「え?」

上条「」ジー

御坂「し、仕方ないじゃない! あの力が働くんだから!」

上条「あの、それではこの状態はいつまで続くのでしょうか?」

御坂「わかんないわよ。でも、少なくとも第六位がいなくなるまでじゃない?」

上条「それって今日中に解決したりはしないですよね?」

御坂「それはそうよ」

上条「まじで?」

御坂「何よ……嫌なの?」

上条「いや、そういうわけではないんですが」

御坂「じゃあ、どういうわけよ?」

上条「いろいろと問題があるな、と」

御坂「問題って何よ?」

上条「……何でもない」

御坂「変なの」

上条(そのうち気づくだろ)

イン「おかえり、とーま」タタタ

上条「おお、インデックス」

御坂「え?」

イン「あれ、短髪?」

御坂「ちょっとあんた……何でこの子がいるの?」

上条「え?」

イン「ああ! 短髪がとーまの腕を!」

上条「え?」

イン&御坂「「 詳しく聞かせてもらうわよ(んだよ) 」」

上条「ええー!」



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