絹旗「きぬはた荘、ですか?」滝壺「うん」 > 3スレ目 > 05


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~10月中旬 上条邸~


上条 「お揃いが欲しい?」

禁書 「そうだよ! 私もとうまとお揃いで何か持ってみたいんだよ!」

上条 「お揃いっつてもなぁ……どんなのがいいんだ?」

禁書 「うーん、私が見たお揃いは綺麗なガラスのストラップだったから、そういうのがいいかも」

上条 「なるほど、ストラップか。それならお手頃でいいかもしれないな」

禁書 「うん、綺麗なのがいいけど高くなくていいんだよ! とうまお金ないもんね」

上条 「すいません、上条さんは Level0 なので奨学金がないのです……」グス

禁書 「でも、みことが来てからは人間らしい食事ができるようになって、よかったね」

上条 「それ以前は人間らしくなかったと!? それはあんまりじゃございませんか!?」

禁書 「ごめん、語弊があったかも。質じゃなくて量の話なんだよ」

上条 「だったらお前の食事量は人間らしくないと言わざるを得ない!」

禁書 「むー、とーま! 成長期の乙女に対してそれはあんまりかも!」ギラリ

上条 「ちょっと待て! 俺は間違ったことは言って」


  ガブリ ゴリゴリ...


上条 「不幸だーーーー!!」


<ただーいまー


美琴 「……アンタ達、またやってんの?」ハァ

上条 「御坂センセイ! 助けてください! これ剥がしてください!」

禁書 「あ、おひゃえりなんはよ、みほと」ガブガブ

美琴 「ほら、インデックス。噛むだけならともかく咀嚼までしたら可哀想でしょ」グイグイ

禁書 「ほーまがはるいんはよ」ガブガブ

美琴 「分かったから。そろそろやめないと、晩ご飯のお米を1合減らすわよ」

禁書 「これぐらいにしておいてやるんだよ!」フンス

上条 「イテテテ……」

美琴 「ねえ、ちょっと大丈夫?」ナデナデ

上条 「ははは、これぐらいは日常茶飯事ですことよ」

美琴 「でもこれ以上おバカになったらどうするの?」ナデナデ

上条 「……流石の上条さんもそれは困るな」

美琴 「インデックス、今度からお互いに頭は狙わないようにしましょ」

禁書 「むー……わかったんだよ」

上条 「頭以外ならOKということですか!」

 :
 :
 :

美琴 「さて、ぼちぼちご飯の仕度しますか」

上条 「米研ぎぐらいは手伝うぜ」

美琴 「あ、そう? 今日の夜と明日の朝、3人分だから……5合もあれば足りるかしら」

上条 「インデックス、ハラ減ってるか?」


<ペコペコなんだよ!


上条 「6合だな」ザラザラザラ

美琴 「あんなに食べて身体にフィードバックがないなんて……羨ましすぎるわ」

上条 「フィードバック以前に、あの小柄な身体のどこに入ってるんだか……」

上条 「そういえば、御坂センセイは明日ヒマか?」ジャッジャッ

美琴 「(ドキッ)ひ、ひひ暇と言われれば暇かもしれないけど、暇というほど暇じゃないというか」

上条 「あー、無理しなくていいんだぞ」

美琴 「な、なんなのよ……」

上条 「インデックスが何かお揃いで持ちたいとか言いだしてな」

美琴 「お揃い?」

上条 「ああ。それで明日、地下街にでも見にいこうと思ってたんだが」

美琴 「行く!」

上条 「お、おお? でも明日大丈夫なのか?」

美琴 「行くったら行くの!」グイ

上条 「分かった! 分かったから襟つかむのをヤメテ!」

美琴 「それで! 私にも何か与えなさい!」

上条 「そりゃ構わないが……なにそんなムキになってんだ?」

美琴 「っ……そ、それは……アンタが、あ、いや、アンタと……」ゴニョゴニョ

上条 「?」

美琴 「あ……私とお揃いのゲコ太ストラップなくしたでしょ! その埋め合わせよ!」

上条 「いや、あれは不可抗力ですよ!? それに何度も謝りましたよ!?」

美琴 「う、そ、そうだけどさぁ……」

上条 「それよりほら! 鍋! なんか火噴いてるぞ!」

美琴 「え? わ! わーーー!!」ボフボフ

禁書 「なんだかコゲ臭くて香ばしい匂いがしてきたんだよ!」ガラッ

スフィ 「( ´ー`)=3」


~1時間後 上条邸 リビング兼寝室兼食堂~


3人 「「「いただきまーす」」」

禁書 「おー、エビフライ!」

上条 「ゆっくり食えよ、誰もとらないから」

禁書 「分かってるんだよ」ハムッ ハムハフ ハフッ

美琴 「ほら、口の周りソースだらけじゃない。もっとちゃんと食べなさいよ」ゴシゴシ

禁書 「モガー」

上条 (ほんの一年前には、想像もしてなかったな)

禁書 「みこと、いつも済まないんだよ」

美琴 「それは言わない約束でしょ?」

上条 (こんなうまいメシが食える日がくるなんて……!)グスッ

禁書 「!?」

上条 「? おい、どうしたんだ」

禁書 「私、みこととは色々あったけど、今は親友だと思ってたのに……」

美琴 「え? な、なに?」

禁書 「見損なったんだよ!」

美琴 「ちょ、なんなのよ、突然」

禁書 「いくらみことでも許せないんだよ……!」ウルウル

上条 「おいおい、何があったんだ」

禁書 「だって、だって……」



禁書 「エビフライの尻尾を残すなんて!」

美琴 「」

禁書 「命に対する冒涜なんだよ! ある意味一番おいしいところなのに!」ウガー

美琴 「そんなことで!? 尻尾なんて普通食べないでしょ!?」

上条 「これは御坂が悪いな」ウンウン

美琴 「なんでよぉ!!」

禁書 「さあ、海老に懺悔するんだよ!」

美琴 「な……インデックス、逆に聞くけど、アンタこの間サンマのハラワタ残してたわよね!?」

禁書 「あれは食べ物じゃないから」

上条 「何いってんだインデックス、苦くて味わい深いんだぞ」

禁書 「う……」

美琴 「ほら、サンマに懺悔なさい!」

禁書 「私はシスターなんだよ! 懺悔は聞くの専門なんだよ!」

美琴 「アンタねぇ!」

上条 「ほら、二人ともそれぐらいにしておけ」

禁書 「と、とうまだって! 焼鮭の皮残してたんだよ!」

美琴 「そうよ! 信じらんない!」

上条 「な、なんでせうか? ウロコとか食えないだろ!?」

美琴 「ウロコなんて全部落としてるに決まってるでしょ!」

禁書 「鮭と世界中の鮭好きを冒涜してるんだよ!」

上条 「そこまでか!?」

美琴 「悔い改めなさい!」

上条 「いや、その……すいませんでしたぁー!」

禁書 「とーま、大丈夫。悔い改める心があれば、天におわす我らが父は許してくださるんだよ」ピカー

上条 「お、俺が間違って……たような気がしてきた」


<ドンッ


美琴禁書 「「」」ビクッ

上条 「……お隣さんがお怒りだ。これぐらいにしておこう」

美琴禁書 「「はーい……」」

禁書 「とりあえずその海老の尻尾はいただくんだよ」ヒョイパクヒョイパク

美琴 「もう勝手にしなさい……」ハァ

 :
 :
 :

上条 「うん、今日も茶がうまい」

美琴 「それで、明日ってどうするの?」

禁書 「明日? 明日何かあるの?」

上条 「お前、お揃いがどうとかって言ってただろ? 明日にでも見にいこうかと思ったんだが」

禁書 「ホントに!? とうまにしては気前よすぎなんだよ」

上条 「はっはっは、上条さんも10年に1回ぐらいはこういうことするのですよ」

美琴 「……ねえ、私に考えがあるんだけどさ」

上条 「?」

美琴 「地下街じゃなくて、違うところに行ってみない?」

上条 「違うところ? どこだ?」

美琴 「それは、明日になってからのお楽しみね。それより、どんなの買うか決めましょうよ」

禁書 「ストラップとか、肌身離さず持てるものがいいかも」

美琴 「ヘアピンとか?」

上条 「俺も使うということを……ま、いいや。じゃお前らで選んでくれ」

美琴 「ま、任せときなさい」フンス

禁書 「とーま、ダメだよ! みことの趣味に合わせたらへんてこなのしか出てこないから!」

美琴 「へんてこって何よ! ゲコ太侮辱しt……と、とにかく変なんかじゃない!」

禁書 「変なのは変なんだよ! 大体みことのパンt 「わーわーわー!!」

美琴 「いっ、いいいいきなり何を言い出してるのよ!」

禁書 「だって、ほら、この年でこの柄は有り得ないんだよ」ピラッ

美琴 「!? アンタ何出してきてんのよ!!」

上条 「これが御坂の……」

美琴 「見るなぁぁぁぁぁ!!!///」ピシャーン

上条 「あぶねえっ!」キュイン


  【電子レンジ】<ボンッ


上条 「ノオーーー!!」

美琴 「大体アンタだって、修道服の下は全裸じゃない! 変な趣味なのはお互い様よ!」

禁書 「むっ、これは正装なんだよ! 日本人だって巫女装束の中は全裸なんだよ!」

上条 「おい、それ本当か?」


<ドズン


美琴禁書 「「!」」ビクッ

上条 「……本日2回目の壁ドンだ。頼むからそれぐらいにしておいてくれ」

美琴禁書 「「はーい」」

上条 「はあ……それで、なんだっけ?」

禁書 「私は綺麗なのがほしいんだよ」

美琴 「わ、私は、可愛いヤツのほうが……」

上条 「ふむ……可愛くて綺麗なのじゃダメなのか?」

禁書 「むー、とうまは綺麗なほうがいいよね!?」ズイ

美琴 「絶対可愛いほうがいいわよね!?」ズイ

上条 「え、えーと、上条さんはですね……」

禁書美琴 「「どっちなの!?」」ズズイ

上条 「まっ、まず落ち着け! 二人とも顔が近いって!」

禁書美琴「「!」」

禁書 「///」プシュー

美琴 「///」ボン

上条 「はあ……まあ、なんだ。明日、探しながら考えればいいじゃないか、な?」

禁書 「」コクリ

美琴 「」コクリ


~同日深夜 上条邸 寝室兼浴室~


上条 「はあ……あいつらの相手も疲れちまうな」

上条 「でも、ま、こういう騒々しい日常も……良いもんだな」


<ガチャガチャ
<むー、やっぱり鍵かかってるんだよ……


上条 「ふふふ、上条さんにぬかりはありませんことよ!」

上条 「度重なる突撃を耐えに耐え、磁力操作でも開けられない鍵を導入し……」


<みこと、これ使って!


上条 「?」


<電子レンジを弾核にしたレールガンなんて初めてよ
<インデックス、離れてなさい!(バチバチバチバチ)


上条 「やめろぉぉぉぉぉ!!」


~上条邸 リビング兼寝室兼食堂~


禁書 「むー、おこられちゃったんだよ……」

美琴 「さすがにレンジガンはやりすぎたかな」

禁書 「そもそも、とうまがこっちで寝れば何も問題は起きなかったんだよ!」プンスコ

美琴 「アイツの家なんだから遠慮せずに……い、い一緒に寝てくれても……」

美琴 (そ、そんで腕枕とかしてもらっちゃったり……ってはわわわ)フニャー

禁書 「……みこと、何かやましいこと考えてる?」ジー

美琴 「へっ!? そ、そんなことないわよ!」

禁書 「ホントに?」

美琴 「ホントに!」

禁書 「」ジー

美琴 (う……)

禁書 「いいや、今日は眠いからこれぐらいにしておいてあげる」

美琴 「そ、そう?」

禁書 「ほらほら、もう寝るんだよ。明日はおでかけなんだから」

美琴 「そうね……インデックス、明日いつもの格好でいくの?」

禁書 「え?」

美琴 「折角なんだから、ちょっとぐらいオシャレしてみたら?」

禁書 「うーん……たまにはいいかも」

美琴 「なぜか服持ってたでしょ? その中から選びましょ」

禁書 「"なぜか"は余計なんだよ」

 :
 :
 :

禁書 「Zzz...」

美琴 (お揃い、か……)

美琴 (あのゲコ太、実は今でも肌身離さず持ってるのよね)

禁書 「もうお腹いっぱいかも……」スピー

美琴 (返そうかなとも思ったけど、アイツがずっと持っててくれたと思うと)

美琴 (なんかこう……なんかこう……)

禁書 「Zzz...」

美琴 「~~~」バタバタ

禁書 「むー……」

美琴 「いけない、起こしちゃう……私も寝よっと」

禁書 「Zzz...」

美琴 「」スピー

禁書 「まだお腹には余裕があるんだよ……」ガブリ

美琴 「んぅっ……」スピー

禁書 「Zzz...」ガブガブ

美琴 「とうま、ダメだってばぁ……」スピー

禁書 「Zzz...」ガブガブ

美琴 「もー、とうまったらぁ……」スピー

禁書 「Zzz...」ガブガブ


~翌朝~


上条 「御坂さん、申し訳ございませんでした……ほら、お前も」

禁書 「えと……歯型つけちゃってゴメンなさい。あとパジャマ食い破っちゃってゴメンなさい」

美琴 「いいわよ、これが初めてじゃないんだし」

上条 「なにぃ!? インデックスお前常習犯だったのか!」

禁書 「ふ、不可抗力なんだよ!」

美琴 「ほら、もういいから。朝ごはんにするわよ」

禁書 「そうだよ! ご飯食べれば何もかも解決するんだよ!」

上条 「こら!」

禁書 「」ムー

上条 「まったく……今日の買い物リストにお揃い雑貨、電子レンジに続いて御坂のパジャマも追加か……」

美琴 「できたから運んでー」

禁書 「任せておけなんだよ!」フンス

上条 「そういえば今日はどこ行くんだ?」

美琴 「ん? 第9学区」

上条 「第9……ってなんだっけ」

禁書 「美術工芸分野の学校が集まってる学区だね。だから、その方面のお店も多いんだよ」

美琴 「そ。地下街よりも色々ありそうでしょ?」

上条 「そりゃそうだが……なんでインデックスがそんなこと知ってんだ?」

禁書 「ふふん、ご当地検定~学園都市編の合格者である私に隙はないんだよ」

上条 「いつの間にそんなの受けたんだよ」

美琴 「え、アレ受けたの? ねー、どうだったどうだった?」

禁書 「正直楽勝だったんだよ。テキストを一回読めば十分かも」

上条 「そりゃお前だからだろ」

美琴 「どんな問題があったの?」

禁書 「写真がでてきて、これはどこ? とか」

上条 「簡単そうで難しい問題だよな」

美琴 「そこらの路地裏の写真出されても困っちゃうわね」

禁書 「エンブレムが並んでて、第19学区のエンブレムはどれ? とか」

上条 「第19学区って何があったっけか?」

美琴 「さあ……」

禁書 「写真が何枚か並んでて、学び舎の園はどれ? とか」

美琴 「あ、それなら正解する自信ある!」

上条 「そりゃな……」

禁書 「私にはもう用済みだから、テキストあげるんだよ」つ□

美琴 「え? いいの? わー、ありがとー。今度受けてみよ」

上条 「ほらほら、そろそろメシにしますよ」

美琴 「はいはい……あ、あれ? 少ない」

禁書 「」

美琴 「インデックス! アンタまたつまみ食いしたわね!」

禁書 「違うよ! 毒見なんだよ!」

美琴 「毒見って! 私が毒盛るっていうの!?」

禁書 「あくまで念のためなんだよ!」

上条 「あー、そこまでー!」


<ドンッ


~同日 第9学区~


美琴 「着いたー。ここに来るのも久々ね」

禁書 「おー、ここが第9学区だね。なんだか芸術の香りがするんだよ」

上条 「上条さんにはよくわかりませんが、オシャレーな感じはするな」

美琴 「専門学校の直営店とかもあるから、他じゃ見られないのとかあるわよ」

上条 「おー」

禁書 「直営店だから、きっと安いんだよ」

上条 「さあ、気合入れて選ぼうぜ」キリッ

美琴禁書 「「……」」

上条 「どうした? こういうときはいろいろ見て回ったほうがいいぞ」

美琴禁書 「「お、おー」」

禁書 「あ、これいいかも」

美琴 「えー、ちょっと派手でしょ?」

禁書 「む、だったらみことはどんなのがいいのかな」

美琴 「そうねぇ……ほら、これなんかどう?」

禁書 「こどもっぽいにも程があるんだよ」ハァ

美琴 「な、なんでよ! 可愛いでしょ!」

上条 「あのー、お二人さん……」

美琴禁書 「「なに!?」」キッ

上条 「肌身離さず持ち運べるもの、という前提をお忘れで?」

美琴 「あ……」

上条 「流石の上条さんも、タンスやらテーブルを持ち運ぶ趣味はないのですが」

禁書 「む……」

上条 「もうちっと小さいのにしようぜ?」

美琴 「あっ、じ、じゃあ、あっちの店に行ってみましょうよ」グイグイ

上条 「おい、引っ張るな! ほら、インデックスいくぞ!」

禁書 「り、了解なんだよ!」

 :
 :
 :

上条 「とまぁ、違う店に来た訳ですが」

美琴 「こっちがいい!」

禁書 「こっちの方がいいんだよ!」

上条 「仲いいんだか悪いんだか……」ハァ

禁書 「ねー、とうま! こっちだよね!」

美琴 「こっちの方がいいわよね!」

上条 「あー、そうだな……お、これなんかどうだ?」ヒョイ

禁書 「……」

美琴 「……」

上条 (あ、あれ? 外した?)

美琴 「いいじゃない……」

禁書 「綺麗と可愛いと両立させて、且つ機能美まで備えてるんだよ……」

上条 「え? お、おう、そうだろ?」

美琴 「アンタ、意外とセンスあるのね」

禁書 「あ、しかもこれ色違いのお揃いがあるんだよ!」

美琴 「ストラップだから色々使えるし、これにしましょ!」

上条 (たまたま近くにあったのを適当に取ったなんて言えない……)

美琴 「で、アンタは何色にするの?」

上条 「そ、そうだな。無難に……この黄緑色とかにしとくかな」

禁書 「とうま、どうせならこっちの蒼にしとくんだよ。そしたら私とお揃いなんだよ」

美琴 「ちょ、待った! だったら赤にしときなさいよ! それで私とお揃いだし!」

上条 「いやいや、色違いでもお揃いはお揃いだろ!?」

美琴 「そ、そうだけど……」

上条 「それに、どっちかを選んでケンカの原因になるなら尚のこと、色違いにしないとな」

禁書 「むー」

上条 「ケンカするために買うんじゃないんだ。3人で色違いでお揃い、これでいいじゃないか」

上条 「それにな、お前ら(とのお揃い)どっちかを選べなんて言われても俺には無理なんだよ」

上条 「お前ら二人とも、俺にとっては命と同じか、それ以上に大事な存在なんだからな」キリッ

禁書 「///」プシュー

美琴 「///」ポーー

上条 「そうだな、じゃあ……インデックスが蒼で、御坂が赤なら」

上条 「間を取って、俺は紫だ! これでどうだ?」

禁書 「い、いいんじゃないかな……///」

美琴 「使うのは、あ、アンタなんだし、好きにすれば?///」

上条 「うし、決まりだな! 買ってくるぜ!」

美琴 「へ? い、いいわよ。自分の分のぐらいは」

上条 「おいおい、たまには上条さんにもかっこつけさてくれよ」

美琴 「たまにはって……いつも……」ゴニョゴニョ

上条 「(ヒョイ)はい、没収な。じゃ買ってくるぜ」

美琴 「あ……もう!」



上条 「くださいな」

店員 (リア充爆発しろ)ピッ ピッ

店員 「合計で6300円になります♪」

上条 「ほ?……ストラップ、1つ、2100円?」

上条 「ふ、不幸だ……」ガックシ



禁書 「」ニヨニヨ

美琴 「」ニマニマ

上条 「お札に羽が生えるってこういうこと言うんですね……」

禁書 「とうまありがと! 家宝にするんだよ!」

美琴 「今度は失くさないでね」

上条 「ああ、出来る限り持ち歩くようにするぜ」

美琴 「そうだけど、そうじゃなくて」

禁書 「失くさなきゃいけないような目に遭わないでねって言ってるんだよ」

上条 「……約束する」

禁書美琴 「「約束なんだよ(だからね)!」」

禁書 「といったところでお腹が空いたんだよ」

美琴 「そうね、もうお昼だし」

上条 「ええと……回転寿司、一人3皿まででどうでせうか?」

美琴 「アンタ本気? それでインデックスが満足して帰ると思う?」

上条 「……思いません」

禁書 「50皿までなら頑張れるよ!」フンス

上条 「頑張らんでいい!」

美琴 「ねえ。そこそこのお値段で、インデックスが満足できそうな店があるんだけど」

上条 「お前ら何してんだ、いくぞ」キリッ

美琴禁書 「「……」」

上条 「で、どこに行けばいいんだ?」

美琴 「……第4学区よ」ハァ


~移動中~


禁書 「第4学区っていうと、世界中の美味しい物が集まってるところだね」

上条 「そういうところもあったなぁ。上条さんには無縁ですが」

美琴 「まさにインデックスのための学区みたいなものよね」

禁書 「今日は第4学区を丸ごと頂いてやるんだよ」フフン

上条 「やめてくれ、冗談に聞こえない」

美琴 「あ、ほら、着いた。降りるわよ」


 プシュー


上条 「……気のせいか、既にいい匂いがするな」

禁書 「とうま、それは流石に気のせいかも」

 :
 :
 :

禁書 「こ、ここは!? エデンなんだよパラダイスなんだよシャングリラなんだよ!」

美琴 「インデックス、目がハートマークになってるわよ」

上条 「インデックスさんの食欲中枢を刺激してしまったようで」

禁書 「ほら二人とも! この際どこでもいいから早く入るんだよ!」

美琴 「待ちなさい」ガシッ

禁書 「ぐえ」

美琴 「ちゃんと行く店は決まってるの。ほらこっちよ」

上条 「何の店なんだ?」

美琴 「食べ放題よ」

禁書 「食べ放題? なんでも食べていいってことかな?」ズルズル

美琴 「そ。必要なのは入場料だけ」

禁書 「ここが神の国だったなんて……」

上条 「んな大袈裟な」

美琴 「あ、ほら、ここ」

上条 「はー、やっぱメシ時は混んでるな」

美琴 「3人ならなんとかなるでしょ。すいませーん」

店員 「はい、いらっしゃいませ」

美琴 「3人なんですけど、大丈夫ですか?」

店員 「あいにく混雑しておりまして……6人席のご相席でよろしければ」

美琴 「どうする?」

禁書 「早く食べたいんだよ!」

上条 「選択の余地はなさそうだな」

店員 「他のお客様のご了解を頂けましたので、ご案内致します」

美琴 「ま、仕方ないわね」

禁書 「す、すごい量の料理が並んでるんだよ!」

上条 「おい、まだ食うなよ」

店員 「こちらにどうぞ」

美琴 「え?」

削板 「お?」

上条 「なんだ、知り合いか?」

美琴 「し、知り合いっていうか……」

削板 「おー、雷の嬢ちゃんじゃねえか! 大覇星祭以来だな! 座れ座れ!」

上条 「あ、これはどうも。お邪魔します」ペコペコ

原谷 「削板さん、お知り合いですか」

削板 「うむ。以前、根性溢れる勝負をしてな!」

上条 「御坂と勝負して無事だなんて……あれ? インデックス?」

原谷 「もう一人の子ですか? 料理を取りにいきましたよ」

上条 「はは、これはお恥ずかしいところを……」

モツ 「ここはそういう店なんだ。恥ずかしいってことねえだろ」

美琴 (この3人はどういう組み合わせなの……?)

削板 「いや、しかし驚いたな! 根性は偶然に勝るな!」

美琴 「驚かされたわよ、ホント……」

モツ 「お前さん達、食わないのか? ここは時間制だぜ、さっさと行ってこい」

上条 (この人、見た目はゴツ怖いけどいい人だ)

 :
 :
 :

禁書 「これは味も一流なんだよ……」

削板 「嬢ちゃん、いい食べっぷりだな! 気に入った!」

上条 「御坂と勝負した人、か。お前、誰彼構わずケンカふっかけてんのか?」

美琴 「そ、そんなことないわよ! いいのよ、こいつは Level5 なんだから!」

上条 「上条さんは Level0 で……Level5!?」

削板 「そうだ、自己紹介がまだだったな! 俺は序列第7位、削板軍覇だ!」ドパーン

原谷 「原谷っていいます。何の変哲もない学生です」

モツ 「俺こそは削板の宿命のライバル、内蔵殺しの横須賀様だ!」ドドン

美琴 (ホントにどういう組み合わせなの、コレ……)

上条 「これはご丁寧に……自分は上条っていいます。何の変哲もない学生です」

美琴 「ウソつくな!……あ、御坂です」

上条 「あー、今料理を取りに行ってるのはインデックスです」

削板 「そうか、よろしくな!」

禁書 「ただいまなんだよ!」

美琴 「アンタなんなの、それ」

禁書 「食べたいものをよそってたらこうなっちゃったんだよ」

削板 「嬢ちゃんは体内にブラックホールでも飼ってるのか? いい根性だな!」

禁書 「食べ物は別バラかも」パクパク

上条 「なんだそりゃ」

削板 「どうだ、いっちょ大食い勝負でもしてみるか」

美琴 「え、あ、やめといた方が……」

原谷 「また削板さんの悪い病気が始まった……」ハァ

モツ 「削板は手強いぞ。この間もケーキバイキングで俺を負かしたぐらいだからな」

上条 「……あー、後悔しないでくださいね?」

禁書 「一人ずつ相手にするのも面倒なんだよ。まとめてかかってくるといいかも」

削板 「ははは! それでこそ根性だ!」

モツ 「ふん、この内臓殺し様の内臓がいかに強靭か見せてやろう」

原谷 「……あれ? 僕もですか?」

上条 「俺たちは普通に食ってるか」

美琴 「……そうね」

削板 「さあ、根性入れて食うぞ!」

原谷 「不幸だ……」


~1時間半後~


削板 「」チーン

原谷 「」ピクピク

モツ 「」ビブルチ

美琴 「言わんこっちゃない……」


<ただいまローストビーフが出来たてとなっております


禁書 「ちょっと行ってくるんだよ」ガタッ

上条 「こりゃ食べ放題じゃなかったら破産してたな」

削板 「こ、この削板軍覇……ここまで完膚なきまで打ちのめされたのは2回目だ……」

美琴 「今回は相手が悪かったわよ。あきらめなさい」

原谷 「一生分食べた気すらしてきました……」

モツ 「なんなんだ、あの舶来品は……ウプ」

上条 「あー、まあ色々と規格外でして……あ、胃薬飲みます?」ペコペコ

モツ 「食べる前に飲まねえと意味ねえだろうが!」

削板 「こりゃ……根性入れ替えて鍛えなおさんとな……」

美琴 「何を鍛えるのよ」

原谷 「胃袋……ですかね」

禁書 「ローストビーフたくさんもらえたんだよ!」キラキラ



店長 「……おい、あの6人。"大食番付"<ブラックリスト>に追加な」

店員 「承知しました」


~数時間後 上条邸~


禁書 「ただーいまー」

美琴 「つっかれたー」

上条 「いやー、買ったし食ったし、満足だな」

禁書 「スフィンクスー、いい子にしてたかな?」ヒョイ

スフィ 「( ´ー`)」

美琴 「電子レンジは前のと同じ場所に置いておけばいい?」ガサガサ

上条 「ああ、悪いな。金も出してもらっちゃってな」

美琴 「まあ……壊したのは私だし」

禁書 「でも、お陰で部屋の機械がどんどん最新型に入れ替わってるんだよ」

美琴 「う……」

上条 「まあ、気にすんな。これぐらいは不幸のうちに入りませんことよ」ナデナデ

美琴 「」フニャー

禁書 「ねー、みこと。今日の晩ご飯はなんなのかな」

美琴 「へ? えぇ!?」

上条 「お前まだ食うのか!?」

禁書 「昼は昼、夜は夜なんだよ」

美琴 「ゴ、ゴメン……お腹いっぱい過ぎて、料理とか出来ないんだけど……」

上条 「同じく……」

禁書 「むー、仕方ないんだよ」

上条 「分かってくれ 「はい、とうま」 はい、って……携帯電話?」

禁書 「今日はデリバリーでいいんだよ」ニコニコ

上条 「……ま、ピザでも頼みますか」ピポピポ

美琴 「あ、電話といえば……」

禁書 「? みことは何してるの?」

美琴 「ストラップ付けてるのよ」

禁書 「あ、ずるい! 私もつけるんだよ!」

上条 「はい、全部乗せピザを 「とうま、電話返して!」 あっ、おい!」

禁書 「」イソイソ

美琴 「……えへー」

上条 「はあ……ま、いいんだよな。これで」

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