絹旗「きぬはた荘、ですか?」滝壺「うん」 > 3スレ目 > 03


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~翌朝 きぬはた荘 リビング~


<ぎゃわーーーー
<ドタタタタ


番外個体 「もう8時じゃん! なんで誰も起こしてくれなかっ……あれ?」

番外個体 「誰もいない? ウソ、放置プレイ?」

番外個体 「…………なんだよ。薄情にも程があるでしょ」


<にょわーーーーー
<ドタタ ガタン ドス ドコココ


絹旗 「い、いてててて……ちょっ、超寝坊してしまいました!」

番外個体 「絹旗さん? 今すごい音したけど大丈夫なの……?」

絹旗 「超大丈夫です。階段を転げ落ちただけです」

番外個体 「すごいな、なんとかアーマー」

絹旗 「"窒素装甲"です。……それより、ミサワさんだけですか?」

番外個体 「……そうみたい」

絹旗 「……う、ね、寝坊はしましたが……置いていくなんて超酷いです……」

番外個体 「あー、よしよし。泣くな泣くな」ナデナデ


<いやぁぁぁ、寝坊ですのーー!
<わ、わたくしとしたことが!!
<お、おい、何の騒ぎだ!
<うるさーい!何時だと思ってるの!


絹旗個体 「「…………」」

絹旗 「ひょっとして……」

番外個体 「全員寝坊した……?」

 :
 :
 :

白井 「絹旗さん! 着替えを早く済ませてくださいまし!」

絹旗 「超分かってますよ! それより婚后さんはどこいったんですか!」

番外個体 「洗面台にいたよ」

海原 「みなさん、野菜ジュースをどうぞ。食べないよりはマシです」

絹旗 「超頂きます」グビビビビビ

滝壺 「しらい、右のテールがちょっとずれてる」クイクイ

白井 「あ、申し訳ございませんの」

浜面 「おい、滝壺! 荷物はこれで全部ってことでいいんだよな!?」

滝壺 「……うん、大丈夫」

結標 「騒々しいわね、朝から……」

絹旗 「結標さん、何一人だけ超優雅にくつろいでるんですか!」

番外個体 「あ、いいのいいの。淡希にはこの後働いてもらうから」

結標 「えっ」

番外個体 「"座標移動"。最大重量は4520kg。ここにいる全員を足しても、まだお釣りがあるよね?」

結標 「」

白井 「結標さん、申し訳ございません。わたくしですと、絹旗さんと婚后さんとで3人が限度ですの」

結標 「……1000kg以上だと腰にk 「1000kgないから、決まりね」 ちょっとぉ!」

海原 「よかったですね、貢献できて」ニコニコ

結標 「……働き分の請求は真琴宛てでいいのよね?」


~学園対抗玉入れ会場 客席~


結標 「はぁっ……はっ……う……」

海原 「大丈夫ですか?」

結標 「最大距離で……何回連続……したと思ってるのよ……そりゃ疲れるって、の……」

海原 「しかも寝起きですもんね。お疲れ様でした」

結標 「……ゴメン、頭クラッときた。ちょっと寄っかからせて……」

海原 「はいはい、ごゆっくり」

滝壺 「しらい達は間に合ったのかな」

浜面 「まあ、大丈夫なんじゃねえか? まだ準備してるっぽいし」

結標 「うー……」

滝壺 「むすじめ、お疲れ様」ナデナデ

浜面 「なあ、ふと思ったんだけどよ」

滝壺 「?」

浜面 「長点上機って、共学で高校だよな」

結標 「そうだけど……?」

浜面 「常盤台って、女子高で中学だよな」

海原 「そうですね。まさに楽園(ガコッ)……懐中電灯で殴らないでください」ズキズキ

浜面 「張り合えるだけでもすげえと思うんだがな」

滝壺 「あの2校は強すぎて、学校別対抗だと他に相手がいないの」

結標 「強豪同士だからね……」

海原 「だから、観客もこんなに多いんでしょうかね」


~学園対抗玉入れ会場 グラウンド~


絹旗 「どうにか間に合いましたね……」

白井 「まったく……寝過ごすなんて、緩んでいる証拠ですの」

婚后 「それだけお疲れだったということですわ」

絹旗 「結標さんには、後で超ちゃんとお礼をしませんと」

婚后 「最強の空間移動能力者は伊達ではございませんわね」

白井 「……く、くやしい」

絹旗 「ところで……見えてます?」

白井 「ええ。あの先頭で腕組をしてる殿方」

婚后 「間違いございませんわ。棒倒しで無双してた方です」

絹旗 「やる気超十分ということですか……」

白井 「……今回は玉入れ。度が過ぎた妨害はないと思いますが……」

婚后 「何が起こるか分からないのが大覇星祭ですわ」

白井 「皆さん、勝負も大事ですが……くれぐれも大怪我なさいませんように」

絹旗 「超心得てます」


<位置について、よーい
<バスン


絹旗 「いきますよ!」

白井 「ここが勝負ですの!」


<うおおおおおお!


婚后 「きましたわ!」

削板 「どけぇい! その白玉を俺のだぁぁ!」

削板 「超すごいパーンチ」


<キャァァ
<イヤァァァ


絹旗 「っ……」

白井 「絹旗さん! 怖じ気づいてはいけませんの!」

絹旗 「わ、分かってます!」

削板 「超すごいパーンチ」

絹旗 「がっ……!?」

婚后 「絹旗さん!?」

白井 「巻き込まれてしまいましたか……!」

絹旗 「わ、私は大丈夫です……窒素装甲なめないでください!」ガバッ

白井 「婚后さん、絹旗さんをお願いしますの!」

婚后 「白井さんは?」

白井 「これ以上の狼藉を許すわけに参りませんの!」ダッ

婚后 「白井さ……」


<超すごいパーンチ
<ゴォォォォン


婚后 「砂埃が……? し、白井さん!」

絹旗 「これ、超マズくないですか……?」

白井 「そこの方! これ以上の好き勝手は許しませんの!」

削板 「老若男女は関係ねぇ! 根性があるヤツは大歓迎だぜ!」ドパーン

白井 (だからあの爆発はなんなんですの……?)

削板 「いくぞ、超すごい 「待ちなさい!」

白井 「? お、お姉さま!?」

美琴 「私の後輩に手出してるんじゃないわよ」

削板 「む、これはまたいい根性を持ってそうなお嬢さんだな」

白井 「お、お姉さま、ここは……」

美琴 「こいつの実力は見てたわ……どう軽く見てもLevel5級」

削板 「その通り! Level5、序列第7位、削板軍覇とは俺のことだ!」ドパーン

白井 「Level5……」

美琴 「やっぱりね。黒子、こいつは私が食い止めるから、アンタは」

白井 「お、お姉さま! わたくしも加勢を 「いいから」

美琴 「アンタはアンタの為すべきことをしてきなさい」

白井 「お、お姉さま……」

美琴 「アンタのお姉さまよ、少しは信じなさい」ピシッ

白井 「……どうか、どうかご無事で!」ダッ

美琴 「……」

削板 「終わったか?」

美琴 「わざわざ待ってくれてたの?」

削板 「不意打ちは根性無しのすることだ」フンス

美琴 「いい心掛けね……これ以上、私の後輩達に手は出させないわよ」

削板 「いくぞぉ!」

美琴 「うああああああああああ!!」バチバチバチバチバチ

削板 「おおおおおおおおおおお!!」ドドドドドド



<ズポパゴン


白井 「……黒子、振り返ってはダメですの! しっかりなさい!」

白井 「お二人とも!」

絹旗 「あ、白井さん! どこ行ってたんですか!」

婚后 「あの殿方は……!」

白井 「それより! わたくしに手を貸してください!」

絹旗 「し、白井さん……?」

白井 「お願いですの! 今は黙って手を貸してください!」

婚后 「……わかりましたわ。何をすればよいのですか?」

白井 「赤玉を、ありったけ、どんどん集めてくださいまし!」

絹旗 「……そういうことですか。超わかりました」

婚后 「絹旗さん! 参りますわよ!」

絹旗 「超了解です!」ポイポイポイポイポイポイ

婚后 「白井さん、頼みますわ!」ポイポイポイポイポイポイ

白井 「これだけあれば……それっ!」ヒュンッ


 【カゴ】<マンパイデス


白井 「よし……次ですの!」

絹旗 「この調子でいけば……」

婚后 「相手が相手、最後まで気は抜けませんわ!」

白井 「全部のカゴを満杯にしてやりますの!」

白井 (それでも……それでもまだ足りませんの!)

絹旗 「どいてください! その赤玉は超私のものです!」ドズズ...ン

婚后 「くっ……邪魔をなさらないで!」ヒュパァン

白井 (お姉さまの信頼に応えるためには……!)

白井 「それっ!」ヒュン

白井 「次ですの!」


~第7学区 大通り~


番外個体 「マスターに頼まれた買い物しゅーりょー」ガサガサ


<あ!真琴ちゃーん


番外個体 「? あ、美鈴さんだ」

美鈴 「今日もお仕事なの? 大変ねー」

番外個体 「はい、大変です」キッパリ

美鈴 「いいわねー、正直な子は大好きよ」ナデナデ

番外個体 「あれ? 今日は一人?」

美鈴 「うん。ホントはね、昨日の内に帰るハズだったんだけど。つい朝まで呑んじゃって♪」

番外個体 「……一人で? それって寂しい」

美鈴 「あ、言ったな? 独り酒は大人の女の嗜みなんだぞー。真琴ちゃんだって今に分かるんだから」ユサユサ

番外個体 「ゆ、揺らさないでっ。卵割れちゃうから」

美鈴 「……ねー、真琴ちゃん。今度一緒に買い物とか行きましょーよー」ズイ

番外個体 (うっわ、酒くせー)

美鈴 「美琴ちゃんは服とか可愛い系が好きだから、好みが合わないのよねー」

番外個体 「ま、まあ、機会があれば……」

美鈴 「大丈夫よぉ、私大学の用事でこっちにちょくちょく来てるから」

番外個体 「え? 大学って……うん?」


<ピシャァァン


美鈴 「あら? こんなに天気がいいのに雷? さすが学園都市ねー」ケラケラ

番外個体 (地面から空に向かった? てことは、自然の雷じゃない。まさかお姉様?)


~学園対抗玉入れ会場 グラウンド~


美琴 「うりゃぁぁぁぁ!!」ピシャーン ピシャーン ピシャーン

削板 「すごいパンチガードガードガードォォ!!」ベチン ベチン ベチン

美琴 「アンタそれなんなの!? 雷を素手でハタキ落とすってどういうことよ!!」

削板 「よくぞ聞いてくれた! これぞ俺の"磁力線戦"<オーロラガード>! 念動力を」

美琴 「だから念動力でそんなことできないって、さっきから何度も言ってるでしょ!!」

削板 「何言ってんだ、できてるだろうが!」

美琴 「だーかーらー……あぁもう! 面倒くさい!」

削板 「それよりアレだ。アレ使わないのか?」

美琴 「あ、あれ?」

削板 「お前、第3位だろ? だったら必殺技の……あれだ、ナントカガン」

美琴 「……お望みならぶっ放してやるわよ」スチャ

削板 「うむ、それでこそ根性だ!」

常盤生徒 「!? み、みなさんお逃げになって! これ以上は危険です!」

長点生徒 「おい! 全員ここから離れろ!」

美琴 「アンタのなんとかガードで防ぎきれるかしら!?」チャリーン

削板 「"磁力線戦"<オーロラガード>だ! 何度も言わせるな!」

美琴 「知るかーー!!」カッ

 :
 :
 :

白井 「はいっ!」ヒュンッ


  【カゴ】<マンパイデス


絹旗 「さあ、どんどん行きますよ!」

白井 「さすがに全てのカゴを赤玉だけで埋めることはできませんでしたの……」

婚后 「絹旗さん、点差はどうなってますか?」

絹旗 「ええとですね……」


  常盤台中学 448 - 345 長点上機学園


絹旗 「100の……えと、繰り上がって……103点差で超勝ってます!」

婚后 「残りのカゴも埋めてしまえば、点差が縮むことはございませんわ!」

白井 「さあ、参りますの!」


<チュドーーン


絹旗 「!? な、なんですか、今のは!」

婚后 「一瞬見えたオレンジの光は、まさか超電磁砲……?」

白井 (お姉さまを本気にさせるなんて……あの殿方も只者ではございませんの)


<見つけたぞ!あいつだ!
<奴がテレポーターだ!やっちまえ!


白井 「え?」

絹旗 「白井さん、危ない!」バッ


  ヒュパパパパパパ


絹旗 「がああああああああ!!!」ガガガガガガガガ

白井 「石礫!? 絹旗さん!」

絹旗 「うっ……わ、私は超大丈夫ですから! 先に行っててください!」

白井 「そ、そんなこと」

婚后 「ここはわたくし達が足止めしますので、白井さんはお急ぎになって!」ペシッ

白井 「!? 婚后さん! 貴女、今噴射点を……あっ!」ヒュパッ


<ずるいですのーー ー ー  ー


絹旗 「さて……何考えてんですか! この絹旗サマだからこんな程度で済んでるんですよ!!」ウガー

長点生徒1 「む、無傷!? なんで!?」

絹旗 「窒素装甲なめないでください! 今日何回これ言ってると思ってるんですか!」

長点生徒1 「くそっ、ならもう一発くらっとけ!」

婚后 「小石を……これは念動力……?」

絹旗 「超危ないです! 巻き込まれない程度に下がっててください!」


  ヒュパパパパパパ


絹旗 「うわあああ……!」ガガガガガガガ

長点生徒1 「はっ……ははははは! どうだ! これが俺の力だ!」

絹旗 「そうです、か……なら、これが、私の力です!!」ダッ

長点生徒1 「う、嘘だろ……!?」

絹旗 「うりゃぁぁぁぁ!!」ガシッ グググ

長点生徒2 「持ち上げた!? どこにそんな力が!?」

絹旗 「超飛んでいきなさい!!」ブンッ


   ミ
  【カゴ】<ガポンッ


長点生徒2 「む、無理ゲーだろ、これ……」

婚后 「あらあら……絹旗さん、人ではなく玉を入れてくださいな」

絹旗 「超失礼しました」

婚后 「今回は大目にみましょう。さ、白井さんに追いつきませんと」

絹旗 「そうでしたね、急いで」ズキッ

婚后 「? 絹旗さん?」

絹旗 「どうかしましたか? ほら、超急ぎますよ」

婚后 「は、はあ……(気のせいでしょうか……?)」

絹旗 (ショットガン並の石礫……流石に無傷とはいきませんか)


~学園対抗玉入れ会場 客席~


浜面 「なあ……これ、どこの戦場だ?」

滝壺 「戦場じゃないよ。運動会」

浜面 「そ、そうだよな! 勘違いするところだったぜ!」

結標 「強豪同士の対戦となると、文字通りレベルが違うわね」

海原 「あの中に飛び込めって言われたら泣いて謝っちゃいますね」

結標 「飛び込みなさい」

海原 「」

結標 「ウソよ、そんな顔しないでよ」

海原 「さっきのは冗談を言う表情じゃありませんでしたよ」

浜面 「それにしても超電磁砲すげえな! 初めてみたぜ!」ウヒョー

滝壺 「はまづら、落ち着いて」

結標 「そういえば、さっきの超電磁砲、誰かに直撃してなかった?」

海原 「一瞬なので見えませんでしたが、射線には誰かいたように見えましたね」

滝壺 「……大丈夫なのかな」

浜面 「大丈夫だろ?」

結標 「大丈夫なワケないでしょ。生身の人間が食らっていいものじゃないわよ」

海原 「これは只事ではないかもしれませんよ」

滝壺 「あ、煙がはれてきた」

結標 「……嘘でしょ? あの立ち位置なら真正面からもらってるじゃない」

浜面 「平然としてるな、ありゃ」

海原 「彼は……先ほどから御坂さんと交戦してる方ですね。何者でしょうか」

結標 「第3位と互角以上なんだから、どう考えても Level5 なんだろうけど……」


~学園対抗玉入れ会場 グラウンド~


美琴 「ワケ分かんない……」

削板 「ふふん、ひゃるやれえか」

美琴 「超電磁砲を"歯で"受け止められたのは初めてよ……」

削板 「(プッ)なんだこりゃ? ゲーセンのコインか? ほら、返すぜ」チャリーン

美琴 「ちょ、いらないわよ! そんな口でくわえたヤツなんか!!」ズザザザ

削板 「しかし嬢ちゃんもなかなかやるな! 俺も本気を出さないといかんな!」

美琴 「本気じゃなかったっての?……いいわ、私も久々に100%中の100%でやってやるんだから」


  ゴロゴロ...
   ゴゴゴン...


削板 「お? なんだ、急に天気が悪くなって……おいおい、嘘だろ?」

美琴 「」ゴゴゴゴゴゴ

白井 「雷雲? まさかお姉さま、そこまで……?」

絹旗 「白井さん!」

婚后 「遅くなりまして!」

白井 「お二人ともご無事ですか!?」

絹旗 「見ての通り、超大丈夫です」フンス

白井 「残すカゴはあと一つですの! ささっと埋めてしまいますの!」

婚后 「絹旗さん!」

絹旗 「超了解です! やってしまいましょう!」ポイポイポイポイポイポイ

婚后 「白井さん、頼みましたわよ!」ポイポイポイポイポイポイ

白井 「これで最後ですの!」ヒュン


  【カゴ】<マンパイデス


絹旗 「これで全部です!」

婚后 「どうにか時間内に収まりましたわね」


<バスンバスン
<そこまで!そこまで!


美琴 「え? 終わり?」

削板 「むう。これからというところだっというに」

美琴 「……個人的な決着は付けられず、か」

削板 「勝負はお預け、ってことだな。この勝負、嬢ちゃんに預けたぜ!」

美琴 「次はこうはいかないんだからね、覚えておきなさい」ビシィ

削板 「ははは! いいな! いい根性だ! では、また会おう」

美琴 「……第7位、削板軍覇か。とんでもないヤツね」

美琴 「はあ、私もまだまだ未熟だな……じゃ、私も戻りますか」

 :
 :
 :

絹旗 「集合場所がまるで野戦病院です……」

白井 「今回は特に派手でしたから」

婚后 「全員が全員、死力を尽くした結果ですわね」

絹旗 「お、最終集計結果が出たようですよ」


  常盤台中学 ○ 552 - 378 × 長点上機学園


白井 「勝った……」

絹旗 「超勝ちましたー!」ピャー

婚后 「白井さん! やりましたわね!」

白井 「」ウルウル


<黒子ー


美琴 「黒子、やったわね」

白井 「お、おねえさ……お姉さま!? お怪我を……!」

美琴 「大丈夫よ、これぐらいはいつものことじゃない」

白井 「でっ、ですが!」

美琴 「アンタのご活躍はついさっき聞いたわよ。間違いなく今回のMVPね♪」

白井 「……おっ、お゛ね゛え゛さ゛ま゛ぁぁぁぁぁ」

美琴 「なんで勝ったのにそんな顔するかなぁ」

白井 「グスッ……わ、わたくしだけはございませんの……」

白井 「お姉さまや婚后さん、絹旗さんの協力があったからこそ……わたくしも思うように動けましたの」

美琴 「そっか。だったらみんなで分かち合わないとね」

絹旗 「いや……勝てて超良かったですね」

婚后 「……絹旗さん。貴女、さっきから足を引き摺ってませんか?」

絹旗 「超ちょっとドジっただけです。大したことないですよ」

婚后 「ダメですわ、きちんと手当てをいたしませんと」

絹旗 「むー……しなきゃダメですか」

婚后 「ダメです。さ、救護係のところに参りますわよ」

絹旗 「超分かりました……」

婚后 「あ、おんぶしてさしあげましょうか?」

絹旗 「ち、超結構です!」

婚后 「ふふ。では、参りましょう」クスクス


~救護スペース~


<大丈夫ですよ!気をしっかりもって!
<やれやれ、僕を誰だと思ってるんだね?
<その言葉が聞きたかった。


保健係 「はい、できました。数日間は激しい運動はしないでくださいね」ナデナデ

絹旗 「超ありがとうございます」

婚后 「軽い捻挫でよかったですわ。もう競技の参加は難しそうですが……」

絹旗 「大丈夫ですよ。全体競技はもうありませんし、個人エントリもしてませんから」

婚后 「あら、そうなのですか?」

絹旗 「ええ、まあ。急な話でしたし。個人参加は昨日の借り物競争だけです」

婚后 「なら静養に専念できますわね」ナデナデ

絹旗 「……なんでみんな私の頭を撫でるんですか」

婚后 「なんと言いますか、ちょうどいい高さにありましたから」

絹旗 「超バカにしてますよね!?」ムキー


<あ、二人ともー


絹旗 「あ、御坂さん」

美琴 「二人もどっかケガしちゃったの? 大丈夫?」

婚后 「わたくしは大丈夫ですが、絹旗さんが……」

絹旗 「超ちょっと捻っただけですよ」

婚后 「御坂さんも、あれだけ派手に闘ってよくそれで済みましたわね」

美琴 「私も相手も、周りを巻き込まない程度には加減してたからねー」

絹旗 (超電磁砲まで撃ってたくせに)

絹旗 「あれ? そういえば白井さんは一緒じゃないんですか?」

美琴 「傷口を舐めてやるってしつこいから、お仕置きしといた」

絹旗 「」

美琴 「最近大人しいなぁって思ってたんだけど、やっぱり黒子は黒子ね」

婚后 「その顔は、満更でもないって顔ですわよ?」クスクス

絹旗 「なんだかんだ言って、超戦友ってヤツなんですね」

美琴 「そっ、そんなこと……あ、ゴメン、ちょっと電話」ピッ

番外個体 『あっ、お、お姉様!? やっと繋がった! 何してたんだスカポンタン!』

美琴 「なっ、なに? なんで私、いきなり怒られてるの?」

番外個体 『美鈴さんが酔っ払ってご乱心なの! すぐ店まで引取りに来て!』

美琴 「」

番外個体 『できる限り急い ひゃっ!? 美鈴さん!? やめt ブツッ

美琴 「」ツー ツー ツー

美琴 「……なにやってんのよ、バカ母」ハァ

絹旗 「御坂さーん? みんなでお昼……あ、まだ電話中でしたか」

美琴 「ううん、終わった終わった。それより、みんなでお昼って?」

絹旗 「ええ、なんか戦勝パーティとかで超豪勢にするらしいです」

美琴 「……うん、行く! 行くから!」

絹旗 「そうですか。では、入り口のところに集合ですので」

美琴 「あっ、うん。すぐ行くね」

美琴 (ワースト任せた……ゴメンね、手のかかる姉と母で)

美琴 (でも、私にとっては常盤台として参加する最後の大覇星祭だから、大目に見てね)

 :
 :
 :

結標 「あら、お嬢様の集団ね」

浜面 「はー、常盤台のお嬢様ともなると、体操服でもお嬢様オーラを放ってるんだな」

海原 「これぞシャングリラ(バコッ)はい、ごめんなさい」ズキズキ

滝壺 「きぬはたからメールが来てたよ。お昼はみんなと一緒だって」

浜面 「今朝寝坊して弁当作れなかったが、ある意味ちょうど良かったかもな」

滝壺 「うん。きぬはたも孤立してないみたいだし、良かった」

海原 「この後は知り合いがでる競技もありませんし、僕らも適当に回りましょうか」

結標 「そうね、なんだかんだで盛り上がりのピークも過ぎたんだし」

海原 「初日と二日目が一番盛り上がるんですよね」

浜面 「そんなもんだろ? 中盤は中弛みするし、終盤は疲れも溜まってるだろうしな」

滝壺 「ほら、はまづら。行こうよ」グイグイ

浜面 「そんなに急がなくても屋台は逃げねえぞ」

海原 (今日はどうするんですか?)ヒソヒソ

結標 (うーん)

滝壺 「ほら、二人も」

海原結標 「えっ?」

滝壺 「何日も気を使ってもらうの悪いから。今日はみんなでね」

浜面 「気を使う? なんかあったのか?」

海原 (さすがに滝壺さんはまるっとお見通しでしたか)

浜面 「でも、ま、大人数ってのも楽しいよな!」

滝壺 「うん、ダブルデートだね」

海原結標 「」


~同日夜 きぬはた荘 リビング~


番外個体 「」

ユリコ 「(・ω・)」フミフミ

滝壺 「みさわ、床で平べったくなるなら自分の部屋で寝たほうがいいよ」

番外個体 「あうー……」

浜面 「こりゃ重症だな。何があったんだ?」

番外個体 「疲れた……もう、ゴールインしてもいいよね……?」

結標 「はいはい。バカ言ってないで、さっさと自分の部屋いって休みなさい」

番外個体 「淡希、頼んだ」

結標 「はあ……しょうがないわね」フッ

ユリコ 「?(・ω・三・ω・)?」


         /ドスン ガタ\


海原 「? なんでしょうか?」

結標 「……いっけない。ミスって2階の天井近くに飛ばしちゃったわ」

絹旗 「海原さーん」

海原 「どうしました?」

絹旗 「肩をグイグイしてください」

浜面 「こら絹旗。またお前はそうやって人をコキつかってだな……」

海原 「まあいいですよ、これぐらいなら。どうせ暇ですしね」

絹旗 「さすが、海原さんはどこぞのウマ面と違って超紳士です」

浜面 「くそ、見た目紳士となると海原には勝てん……」

滝壺 「大丈夫だよ、見た目チンピラなはまづらを私は応援してる」

海原 「? 固いですね」

絹旗 「あぅぅ、そこ……」

海原 「慣れないことはするものじゃないですね」グリグリ

絹旗 「はう……超同意ですぅ」

結標 「……」

浜面 「おい、姐さん。どうした?」

結標 「え? 何が?」

滝壺 「顔に、お札の肖像画みたいな影が付いてたよ」

結標 「……つ、疲れちゃったのかな。私ももう寝るわ」

滝壺 「……」

浜面 「? ああ、お疲れさん」

滝壺 「みさわもむすじめも大変だね」

浜面 「?」


<ガチャ


白井 「お風呂空きましたのー」

婚后 「お先に頂きました」

滝壺 「あと入ってない人は?」

海原 「僕はまだですね。他の方お先にどうぞ」グリグリ

絹旗 「はにゃー」ノシ

浜面 「絹旗もか。あと俺な」

滝壺 「もう遅いし後ろつっかえてるから、きぬはた入るよ」グイグイ

絹旗 「あぅぅ、引き摺らないでくださぃ……」ズルズル

滝壺 「私達の後、二人で入ってね」

浜面 「え!? そこは一人ずつじゃダメ!?」

白井 「まー、殿方同士で裸の付き合いということですの?」

浜面 「突き合い!? しねえよ!!」

婚后 「まあまあ、殿方同士でしか分からない話題もございますでしょうし」

浜面 「そりゃあるだろうけどさ」

海原 「いやあ……ははは」

浜面 「断れよ! 海原だってこんなムサイのと一緒に風呂なんてイヤだろ!?」

白井 「鍛えられた筋肉と筋肉がぶつかり合って」

浜面 「おい、誰かこのお嬢止めろぉぉぉ!!」

婚后 「はいはい、白井さん。それぐらいにしておきましょうね」

浜面 「最近のJCってみんなこうなのか……?」

婚后 「一緒にしないでくださいな」


~その頃 きぬはた荘 番外個体個室~


番外個体 「何しにきた」

結標 「あれ? 怒ってる?」

番外個体 「誰かさんが空高くに転移してくださったお陰で腰打ったんですけど!?」

結標 「なによー、ショートカットできたじゃない」

番外個体 「そうだけどさぁ……」

結標 「まあ、そんなことよりも、さ」

番外個体 「?」

結標 「何か進展ないの?」

番外個体 「何の話?」

結標 「すっとぼけちゃって。ねー、ウサギさーん」モフモフ

番外個体 「っ///」

結標 「もー、滝壺さんぐらいアグレッシブになってみなさいよ」

番外個体 「あぅ……」

結標 「同じ17歳として、対抗しようと思わない?」

番外個体 「それ言いだしたら淡希だって同じでしょ。このままでいいの?」

結標 「私は別に」

番外個体 「海原さん」

結標 「」

番外個体 「あれ。気付いてないと思ってた? ねー、そっちはどうなのかなー」ニヤニヤ

結標 「……」ボソボソ

番外個体 「? なに?」

結標 「」ウルウル

番外個体 「ちょ、ちょっと!?」

結標 「あいつは……私なんかに興味ないから」エグ

番外個体 「えーと……」

結標 「ねえ、私って魅力ないの?」

番外個体 (淡希の涙声なんて初めて聞いた)

結標 「私の何がいけないのかな……」

番外個体 「あー……さっき自分で言ってたよね? 滝壺さんぐらいアグレッシブになれ、って」

結標 「うー……」

番外個体 「アグレッシブっていうか、私もそうだけど……素直になれないからじゃない?」

結標 「……」

番外個体 「私もねー、事あるごとにあいつに手出したり憎まれ口叩いちゃうんだ」

番外個体 「そんで、後で後悔するの。淡希も身に覚えあるでしょ?」

結標 「んー……まあね」

番外個体 「私達に足りないのって、そういうところじゃないかな」

結標 「そっか……頑張らないとね」

番外個体 「お互いにね」

結標 「……今日、ここで寝てもいい?」

番外個体 「変なことしないでね?」

結標 「するかバカっ」

番外個体 「ほら、ウサギさん貸してあげるから」

結標 「……ゴメンね、らしくもないとこ見せちゃって」モフモフ

番外個体 「頼りにしてくれるのは嬉しいよ」

結標 「ありがとね、真琴」ギュー


~数日後 大覇星祭 最終日~


絹旗 「いよいよランキングの発表日ですね」

白井 「それと、閉会式ですの」

婚后 「そろそろ始まる筈ですが……あ、きましたわね」

絹旗 「まず個人ランキングですか」


  個人総合ランキング

   1位 削板軍覇 (長点上機学園)


白井 「あの殿方は……」

絹旗 「うはあ、超すごいですね。2位の御坂さんとダブルスコアですよ」

美琴 「くーやーしーいー!!」

絹旗 「わっ! み、御坂さん!?」

婚后 「い、いつからそちらに?」

美琴 「みんなを見かけたから声をかけようとしてたんだけど……」

白井 「まあ……惜しかったですの」

美琴 「惜しくないわよ、絹旗さんの言う通りダブルスコアだし……完敗よ」

絹旗 「あいつは別格ですよ、身体能力が人間じゃないですもん」

婚后 「結局、あの殿方の能力はなんだったのでしょうか?」

美琴 「さあ。念動力がどうのっていってたけど、どう見ても違うし」

絹旗 「きっと超宇宙人か何かなんですよ。スンバラリア星人とか」

白井 「……否定材料が見つかりませんの」

白井 「……あら? いよいよ学校別ランキングの発表ですの」

絹旗 「おー、やっとですか」

婚后 「勝っても負けても、今年で最後ですのね」

美琴 「そりゃ勝てたら嬉しいけど……やれることはやったし、どんな結果でも悔いはないわね」


  学校別ランキング

   1位
   2位 長点上機学園


美琴 「え……これって期待していいのかな?」

白井 「ま、まだですの。期待させてからドーンと落とす作戦かもしれませんの」

婚后 「どなたの作戦ですか」

絹旗 「そりゃ御坂さんに超恨みを抱いてる者が……」

白井 「……あら? いよいよ学校別ランキングの発表ですの」

絹旗 「おー、やっとですか」

婚后 「勝っても負けても、今年で最後ですのね」

美琴 「そりゃ勝てたら嬉しいけど……やれることはやったし、どんな結果でも悔いはないわね」


  学校別ランキング

   1位
   2位 長点上機学園


美琴 「え……これって期待していいのかな?」

白井 「ま、まだですの。期待させてからドーンと落とす作戦かもしれませんの」

婚后 「どなたの作戦ですか」

絹旗 「そりゃ御坂さんに超恨みを抱いてる者が……」

白井 「お姉さまに限って、そんな方が…………いるはずございませんの!」

美琴 「なんで今ちょっとつっかかったのよ!」

婚后 「お二人とも、落ち着きなさいな」

絹旗 「周りから超生暖かく見守られてますよ」

美琴 「」チョコン

白井 「」チョコン

婚后 「気を取り直したところで、ちょうど発表されるようですわね」


<ダララララララ ジャンッ


美琴 「」ドキドキ

白井 「」ワクワク


  学校別ランキング

   1位 常盤台中学  テッテレー
   2位 長点上機学園


絹旗 「超キターーー!!」

美琴 「」ポカーン

白井 「」ポカーン

婚后 「やっと雪辱を果たすことが……これで悔いなく卒業できますわ」グス

美琴 「黒子、ちょっと髪引っ張ってみてくれない?」

白井 「はいですの」メリメリメリ

美琴 「いたたたた!……夢じゃない!」

白井 「お姉さま、やりましたの!」

?? 「よう! また会ったな!」

美琴 「え? あ! アンタは!」

削板 「長点上機、完全敗北だ。お前達の根性には驚かされたぜ!」ウンウン

白井 「あ、あの」

削板 「大丈夫だ! 今日はやりあうつもりはないぜ」

絹旗 「いきなりやりあってもらっても超困ります」

削板 「まあ、なんだ。ちっと悔いが残っちまったな」

削板 「長点上機の一員としての、最後の大覇星祭だったんだがな」

美琴 「……」

削板 「おい、そんな顔するなよ! 勝者は踏ん反りかえってりゃいいんだ!」

美琴 「だったら踏ん反りかえってなさいよ、個人総合一位さん?」

削板 「はっはっは! 個人総合一位など俺の根性を持ってすれば容易いことだ!」

婚后 「もはや適う気もしませんわ……」

削板 「だが! 学校別となると俺一人だけの根性ではどうにもならん」

削板 「今回はお前達の団結力と根性に完敗したってワケだな」ウンウン

絹旗 (この人が第7位……"根性って言わないと死ぬ能力"とか?)

美琴 「はい」スッ

削板 「お? 握手か! 根性の証だな!」グッ

美琴 「個人的な決着がまだなんだからね、覚悟しときなさい!」

削板 「根性ある勝負なら年中受け付けてるぜ。ほら、お前達も」スッ

絹旗 「え? あ、はい」グッ

削板 「おぉ! ちっこいのに大した握力だな! いい根性だ!」

絹旗 「ちっこいは超余計です!」ウガー

削板 「お前さんとは勝負し損なっちまったな」ガシッ

白井 「今にして思えば幸運だったかもしれませんの」

婚后 「棒倒しでは大したご活躍でしたわね」ガシッ

削板 「後でやり過ぎだと怒られちまったけどな!」

絹旗 「確かに、ありゃ超やり過ぎです」

削板 「まあ、そう言うな! 年に一回なんだから張り切らないとな!」

美琴 「程々にしなさいよ。周りにとばっちりでない程度にはね」

削板 「それはお互い様だろう」

美琴 「な、なによぅ!」

削板 「怒るな怒るな。じゃ、俺は自分の学校の集まりがあるんでいくぜ。じゃあな!」ノシ

美琴 「行っちゃったし……」

婚后 「まるで嵐のような方ですわね」

白井 「……自己紹介しそびれましたの」

絹旗 「そういえばしてませんでしたね」

美琴 「……大丈夫でしょ。アイツとはまたその内関わるような気がするし」

白井 「それが争いではないことを切に願いますの」

美琴 「それより! 念願のトップなんだからパーッとやらないと!」

絹旗 「そうですね、超パーッとやりましょう!」

婚后 「御坂さん、最後の大覇星祭をちゃんと勝利で飾れましたわね」

美琴 「そうね、そう考えるとちょっと寂しいかな」

絹旗 「そっか。お二人はあと半年で卒業ですもんね」

白井 「……」

美琴 「黒子? どうしたの?」

白井 「は、はい?」

美琴 「いや、いつもならここで"おいでいがないでくださいましー"っていう場面でしょ?」

白井 「……お姉さまは、あの時、わたくしを信じて託してくださいましたでしょう?」

白井 「お姉さまが思い残すことなく邁進できるようにするのも、わたくしの役目ですの」

白井 「いつまでも……甘えて泣いてばかりもいられませんの」

美琴 「まだ半年あるんだからね? これはこれでちょっと寂しいわね」クスッ

白井 「お゛ね゛え゛さ゛ま゛ぁ~~」

美琴 「アンタ変わり身早すg ってどこ触ってんだゴルァ!!」ゴスッ

婚后 「本当に、いつも仲がよろしいですわね」クスクス


~同日夜 きぬはた荘~


絹旗 「なんですか、この超豪華な料理は」

滝壺 「きぬはた達、頑張ったから。お祝いに、私と」

結標 「私と」

番外個体 「私で作った」

絹旗 「結標さん入ってて大丈夫なんですか?」

海原 「大丈夫ですよ。さっき味見させられた僕が言うんですから間違いありません」

白井 「まあ……なんだか悪いですの」

番外個体 「気にしない気にしない。どうせ今日は食べてばっかでしょ?」

婚后 「そうですわね、お昼もこんな調子でしたし」

浜面 「人間、腹一杯ならそれだけで幸せなんだよ。気にすんな!」

絹旗 「浜面は超単純でいいですね」

滝壺 「いいから食べるよ。3人が好きなものばっか作ったんだから」

白井 「……言われてみれば」

婚后 「どうりで食欲が湧いてくる訳ですわ」

結標 「滝壺さんのリサーチ能力には脱帽ね」

滝壺 「ぶい」

番外個体 「嫌いなものも全部抑えられてるしね」

滝壺 「そういうのはご飯にどんどん出すよ」

浜面 「鬼がおる……」

番外個体 「はいはい、先進まないからいくよ。せーの」

全員 「頂きまーす」

結標 「それにしても、みんな楽しそうだったわね」

浜面 「絹旗とか、最初は嫌がってたのにな」ニヤニヤ

絹旗 「やっ、やるからには超勝ちませんと」

白井 「絹旗さんもたいそうご活躍でしたの」

海原 「婚后さんとの合体秘奥技は見事でしたよ」

婚后 「気をつけてくださいね。絹旗さんとわたくしを同時に怒らせると飛んできますわ」クスクス

海原 「はは、これは気をつけないといけませんね」

絹旗 「浜面にだったらこの場で披露してやってもいいですけど」

浜面 「なんで!? 俺なんもしてねえ!」

結標 「あえて言うなら、滝壺さんとの関係を見せ付けてることかしらね」

滝壺 「///」

浜面 「それは……それだな」

絹旗 「ちっそぱんち確定です」

番外個体 「やっちゃえやっちゃえ」ケラケラ

浜面 「いやいや、健全なお付き合いをさせて頂いてますよ!?」

海原 「縁も出会いもない身としては羨ましい限りですね」ニコニコ

白井 (この発言が天然だとしたら、相当なものですの)

婚后 「あら? 海原さんは出会いをお求めで?」

海原 「あったら嬉しいぐらいには思うときもありますよ」

婚后 「存外、きっかけは近くにあるかもしれませんわよ?」チラッ

結標 (え、なんでこっち見るのよ!)ギクリ

海原 「はは、そうだといいんですけどね」

番外個体 (淡希、こりゃ強敵だよ、要塞だよ、難攻不落だよ)

海原 「あ、そうそう。みなさんのご雄姿を録画しておきましたよ」

白井 「まあ……いつの間に」

滝壺 「常盤台が参加する競技は見に行ってたからね」

浜面 「海原は律儀にカメラ構えてたからな」

結標 「どうせ超電磁砲しか映ってないんじゃないの?」

海原 「皆さんにお渡しする分は大丈夫ですよ。はい、どうぞ」つ◎

絹旗 「あ、超ありがとうございます」

白井 「海原さん、お姉さまVerも一応要求しておきますの」キリッ


~同日深夜 きぬはた荘 リビング~


絹旗 「みんな寝ましたかね。では、海原さんDVD鑑賞会開始です」

婚后 「隠れてみる必要があるのでしょうか」

絹旗 「なんていうか、超照れくさいじゃないですか」

白井 (海原さんが後からこっそりくれたDVDは隠れてみませんと)

婚后 「それにしても……まだ余韻が残ってますわ」ハゥ

白井 「婚后さんも、来年で卒業してしまいますものね」

絹旗 「長点上機にリベンジする超ラストチャンスだったんですね」

婚后 「ええ。無事勝つことはできましたし、もう悔いもございませんわ」

婚后 「あの殿方も団結力と仰ってた通り、皆さんのお陰ですわね」

絹旗 「超全員のお陰です。誰がどうとかじゃありません」

白井 「たまにはいいことを言いますのね」

絹旗 「たまにはってなんですか!」ムキー

白井 「卒業といえば、進路は決まってますの?」

婚后 「……まだですわ」

絹旗 「あれ? だったらまだ悔いなくとはいえませんね」

白井 「そうですの。まだ卒業は決まってませんし」

婚后 「うっ、そ、それは……」

絹旗 「来年になって婚后さんと同じクラスだったらどうしましょ」

婚后 「そういう台詞はきちんと登校してから言いなさいな」

絹旗 「わ、私は超特別なんですよ」

白井 「絹旗さんも、この機会に復学なさっては?」

婚后 「そうですわね、今回知り合いも増えたでしょうし」

絹旗 「うー……で、でも……」

婚后 「まあ……こういうことは結論を急がないほうがいいですわね。事情もあるでしょうし」

白井 「もし復学なさるなら、同居人のよしみで色々支援しますの」

絹旗 「……超考えておきます」

婚后 「ささ、では海原さんが撮ってくださったというDVDを鑑賞しましょうか」

白井 「お姉さまの雄姿を存分に堪能しますの」

絹旗 「では、超スタート、っと」ピッ

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