上条「なんか御坂に話し掛けにくいんだ」8


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―柵川中学・職員室―

AM08:11

大圄「まさか君が転校してくる生徒だったとはね…それにしても君は背が高いなー」

ステイル「はぁ…」

大圄「頭のケガは大丈夫かな?」

ステイル「はい。まだ多少は痛みますが授業に差し支えはありません」

大圄「そうか。それは良かった。しかし君も去年は大変だったみたいだね」

ステイル「………は?」

大圄「度重なる体調の悪化でほぼ1年近くの休学。周りの友達が進学する中で君1人はもう一度、1年からのスタートだ。

    こっちへ転校して来たのも向こうの生徒と上手く馴染めなくなってしまったのが原因だろう? 辛かったね」ポンッ


ステイル「………え?」


ステイル(な、なにが…どうなっている?)

大圄「…すまないね。余り触れられたくなかったかな? だが安心して欲しい。

    ここの生徒は皆友達思いの子ばかりだ。君もすぐに馴染む事が出来るよ」


ステイル「は………はぁ」

大圄「……少し待っててくれ、HRと1時限目の支度をしてくる」

ステイル「………」

ステイル(…………ど、どういうことだ…)


Prrrrrrrrr Prrrrrrr…ピッ


ステイル「なんだ」

土御門『やっほー。学校生活満喫してるかにゃー?』

ステイル「ああ……なんと言うか出鼻を挫かれた感じだよ」

土御門『…どういう事かにゃー』

ステイル「それが、かくかくしかじか…」

土御門『まるまるうまうま、って事かにゃー』

ステイル「ああ…審判者の話題で友好を深めようと考えたんだが…」

土御門『この間抜け。さっそくポカしやがったのか』

ステイル「な…! 馬鹿な。僕は注意深く行動していたぞ!?」

土御門『良いかステイル。この都市で言うジャッジメントってのは審判者の事じゃあない。風紀委員の総称だ』

ステイル「………………は? ふ、うき…いいん?」

土御門『まあ名前の通り、主に学校内の事件を管轄とする学生だけの組織だ。たまに校外でも学区内で活動してるがな』

ステイル「それじゃ……拷問は…? 」

土御門『ねえよ、そんなもん』

ステイル「なら僕がした事は…」

土御門『ただ無駄に怖がらせただけだな』

ステイル「………な、なんて事だ」ガクーン

土御門『おーい、電話越しでも、しょげてるのがわかるぞ』

ステイル「当たり前だ…違和感なくあくまで普通の中学生を装って潜入するつもりだったんだぞ…」

土御門(だったらちゃんとコッチの事を調べととけよ…)

土御門『ま、やっちまった事をいつまでも引きずっても仕方ねえ。テメエでなんとかするんだな』

ステイル「君に言われるまでもない。もとよりそのつもりだ」

土御門『………ああ、そうそう。聞くの忘れちまってたけどよ…』

ステイル「なんだ…?」

土御門『学校でなーんか違和感、感じなかったかにゃー?』

ステイル「違和感……? そんなものは………いや、そう言えば…

      さっきこの学校の教師に妙な事を言われた…ような気がする」


土御門『ほう……聞かせて欲しいにゃー』

ステイル「……大した事じゃないんだが…1年間の休学がどうとか言ってたな」

土御門『……いやっほう! 大成功にゃー!!』

ステイル「は………?」

土御門『苦労したんだぜい。お前の学園都市での経歴を考えるのを…』

ステイル「……僕の経歴?」

土御門『さすがにお前の経歴をそのまま載せる訳にもいかなかったからにゃー。ちょいっと修正させてもらったぜい?』

ステイル「………参考までに最近の経歴を教えて欲しいのだが、どのように?」

土御門『えーーゴホンッ……』



土御門『ボクはステイル=マグヌス、14歳! レベル3の発火能力者!

     本当は中学2年なんだけど体が弱くて1年近く休学してたからもう一度、1年生からのスタートだ!

     初めの内は荒んでてタバコやピアスに刺青なんかしていた僕だけど、このままでは駄目だと気付いたんだ!

     11月から新天地、第7学区の柵川中学への転校も決まり、いまは遅れを取り戻す為に必死に勉強中!

     半端な時期の転校で不安だけど心機一転ガンバルゾー!!!』



土御門『―――ってとこかにゃー』

ステイル「よし、君の部屋のFAXにルーンを印したカードをプリントして大量に送ってやる」

土御門『どんな嫌がらせぜよ』

ステイル「……………いや、終わった事をいつまで引きずっても仕方ないんだったね。わかった。その内容、使わせてもらう」

土御門『お、なにか思いついたかにゃー?』

ステイル「まあね。助言感謝するよ……………少し話し込んでしまったようだ。一端切る」

土御門『おーおー。これ以上ポカすんなよ?』

ステイル「善処するよ」


ピッ


ステイル「…………ふぅ」

ステイル(いくつかの材料は手に入った…後は上手く…上手く誤魔化すだけだッ!!!)





(数分後)

大圄「ごめんよ、待たせてしまったね」

ステイル「いえ、構いませんよ」

大圄「それでは行こうか。君のクラスへ」



AM08:27

佐天「えー! それじゃあいつ、春上さんになにかしようとしてた訳じゃなかったの!?」

春上「うん。私の事、心配してくれてたの」

初春「………でも、あの人なんか怖かったです」

佐天「うんうん! 急に拷問がどうとか話し出すんだもんね」

初春「あの人は…この学校になんの用があったんでしょう…?」

春上「職員室を探してるって言ってたの」

佐天「職員室を? 実は停学明けの不良だったりとか…?」

初春「うーん。あんな人、リストで見た覚えはないんですが…」

佐天「なんにせよ、もう会いたくないなぁ」

初春「私もですよー…」

春上「でも、凄く良い人だったの」

初春「は、春上さん! 騙されちゃダメですよ?」

佐天「そうだよ! きっと優しい風に装って春上さんを暗がりに連れてって[ピーーー]したり、あんな体勢で[ピーーー]したり、最後には[らめぇぇっ!]して写真撮られて脅されたり!」

春上「…………????」キョトン

初春「さ、佐天さん!? 女の子がそんな事言っちゃダメです!!///」アセアセ



春上「ねえ…初春さん」

初春「な、なんですか? 春上さん」

春上「[ピーーー]とか[ピーーー]とか[らめぇぇっ!]ってなんなの?」

初春「…………」クラクラ

佐天「あのね、春上さん。[ピーーー]とか[ピーーー]とか[らめぇぇっ!]って言うのはね……」

初春「佐天さあぁぁぁぁぁぁぁんっ!!」グオー

佐天「じょ、冗談だって。やだな~初春。そんな怖い顔しないでよ~」

初春「冗談に聞こえませんでしたよ!」

春上(……………海外のオイシイお菓子の名前なの?)


ガラッ


アケミ「みんなー! ニュース、ニュース!」


佐天「あれ? アケミ達だ」

むーちゃん「いま職員室行ったんだけどさ! なんと! 転校生見ちゃいましたー!!」

アケミ「喜べ女子諸君! そして嘆け野郎共! 転校生はイケメンの男だー!」


男生徒「Booooooooooooo! Booooooooooooooooooo!」
女生徒「やったあああああああああああああっ!!」


佐天「へぇ~、転校生は男の子かぁ」

初春「聞きました? かっこいい男子って言ってましたよ!」

春上「怖い人だったらイヤなの」

佐天「イケメンって立場を利用して女の子をたぶらかす様な奴だったら私達が守ったげるから大丈夫だよ」

初春「そうですよー。なにも心配する事なんてないです!」

春上「2人とも…ありがとうなの」

佐天「ねえねえマコちん。転校生ってどんな奴だった?」

マコちん「えーっとねぇ…背が高くて…」

初春「さすが外国の人ですね」

マコちん「色白で…」

春上「お人形さんみたいなの」

マコちん「それに髪の毛が赤かったよ」

佐天「うひゃー、派手だねぇ…………」


初春、佐天「…………うん?」


春上「……???」




キーンコーンカーンコーン


生徒1「先生が来るぞ! 席に着け!」


ガタガタ


初春(うーん、それっぽい人を見た気がします…)

佐天(いやいや…まさかね…? どう見ても高校生くらいだったし?)

春上(お昼まで、あと4時間なの……………)


ガラッ


大圄「よーし、全員揃ってるなー。それじゃホームルームを始めるぞー」

むーちゃん「先生! 転校生の紹介まだですか!?」ガタッ

大圄「気が早いな。まあ良い。それじゃ転校生紹介と行くか。あーついでに言っとくと転校生は男子だからな」


男生徒「もう知ってまーーーーーーす」
女生徒「きゃああああああああああああああ!!」


大圄「それじゃ紹介するが…詳しい自己紹介は休み時間に聞くように。さあ転校生、入ってきなさい」


ガラッ


ステイル「………」スタスタ


佐天「いいいいいいいいいいいいいいいい!!?」ガタンッ

初春「ええええええええええええええええ!!!」ガタンッ

春上「………ぁ」


大圄「うん? なんだ、知り合いだったか?」

佐天「いえいえいえいえいえいえ!」ブンブンブンブン

佐天(え? マジでマジで? マジであの大きさで中学生だったの?)

初春(ど、どうしよう…きっとさっきの腹いせに例の拷問を私達に……!!?)ガタガタ

春上(良かったの……さっきの人だったの)

大圄「まあ良い。第14学区から転校してきたステイル=マグヌスくんだ」

ステイル「ステイル=マグヌスです。よろしく」ペコ

大圄「この通り、日本語もペラペラだ! 仲良くしてあげるように!」


クラス勢「はーい」
生徒2「でけー、バスケとか出来るかな?」
生徒3「すごーい、バンドとかやってそう…」


初春「……!?」ピクン


生徒4「けどちょっと顔怖くないか? 刺青みたいなのしてるぜ?」
生徒5「耳にもピアスしてるし…大丈夫なのかな」


大圄「さて…それでマグヌスくんの席だが…すまないんだが最後列の席でも良いかい?」

ステイル「ええ、構いません」

佐天「……げ」 ← 最後列

大圄「すまないね。……それでは…」キョロキョロ


佐天(来んなー! こっち来んなー!! なるべく遠くに行ってー!!)


大圄「佐天の隣が空いてるな。マグヌスくん、彼女の隣の席にしなさい」


佐天(うわーい、大圄空気読んでよー☆)


ステイル「わかりました」スタスタ

ステイル(さてどこの席だ…?)

春上「こっちなの」

初春「は、春上さん!?」ギョッ

佐天(ちょ、春上さーん! どうしてそんなに積極的に行動してるの!?)ギョギョッ

ステイル「おや……君達はさっきの…同じクラスとは奇遇だね。これも神の思し召しってやつかな?」

初春「あ、あははははははは…」ヒクヒク

春上「言ってること良くわからないけど、多分そうなの」

佐天(あれ……なんか私、バレてない? もしかしてあの時、顔見られてなかった?)

ステイル「それで…サテンと言うのは君達のどちらかの名前で良いのかい?」

春上「違うの。私の名前は春上 衿衣なの」

ステイル「そうか。…それじゃ君が……サテンなのかな?」

初春「いえ! わわわ私は初春 飾利って言います!」ギクシャク

ステイル「ああ…そうなのか」

佐天(そうだ……絶対にバレてない。はぁ~良かった~。

    そうだよね~こんなイケメンくんがそこら辺の石ころみたいな私を一々覚えてる訳ないよね~。あー心配して損した)ホッ

ステイル「それでは…サテンさんと言うのは…?」キョロキョロ

佐天「おーい、転校生。こっちこっち! 私が佐天だよ!」ガタッ ブンブン

ステイル「そうか、君がサテンか」

佐天「よろしく! なにかわからない事とかあったら気兼ねなく聞きたまえ!」ニコォッ
    (涙子…変に怖がっちゃ駄目…自然に、石ころのように自然に…)


ステイル「ありがとう。とても助かるよ」

佐天(セーーフッ! バレてなかった! ヤッホー!!)ドンチャンドンチャン











ステイル「それとさっきはよくもやってくれたな、この野郎」ニコォッ











佐天「」

佐天(いえ~い、涙子ばれちゃった☆ うわああぁぁぁぁぁぁぁぁん! 私の人生完っ全に終了ー!!)




―とある高校―

AM08:32

生徒1「すご~い、髪白~い」キャイキャイ

一方「……」

一方(なンですかァ、こいつらはァ!)

生徒2「肌も白いし凄くスベスベしてる~」キャイキャイ

一方「………」

一方(俺を見せ物かなンかと勘違いしてンのかァ!?)ギロォッ

生徒3「きゃー! 目は赤いよー!」キャイキャイ

一方「…………」プルプルプル

一方(お、落ち着けェ…こいつ等は一般の生徒だ…敵意もねェただの生徒だ…こンぐれェでキレてンじゃねェよ……)

吹寄「ほらほら一列に並んで! そこ! 横入りしてないでちゃんと後ろに回りなさい!」


ワイワイ キャイキャイ



上条「凄い人気だなー」ボーゼン

青ピ「ぐぎぎぎ…羨ましいなぁ…ほんま羨ましいなぁ」ゴゴゴゴゴ

姫神「私の時は。あんなに人来なかった。うふふ」ドヨーン

上条「けどあれじゃまるで動物園にウサギを見に来た女子高生って感じだな」

土御門「にゃー。それよりも寝ている白熊の前で騒ぎまくる女子高生ってのがシックリくるぜい」

青ピ「委員長もここぞとばかりに張り切っとるな~」

上条「ああ。おでこDXになってるな。…………つーかそろそろ止めた方がいい気がするんだが…」



生徒10「きゃー! 腕、細ーい。女の子みたーい!」キャイキャイ

一方「……………………………」プルプルプルプルプルプル

一方(俺は………冷静…………オレ………クール…………………オレサマ…………オマエ………マルカジリ……)

生徒11「ほっぺもプニプニしてる~。か~わ~い~い~」キャイキャイ

吹寄「こら生徒11さん! お触りはNGよ!」


プッツン


一方「うっぜえェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェッ!!」ガターン

上条「やっぱこうなったか」

生徒達「きゃー! 一方くんが怒ったー! かっこいい~!」キャイキャイ

一方「人の事ォ、動物でも見るよな目で見やがってよォォォォ!! 上等だァ…だったら動物らしくテメェ等襲ってグチャグチャの挽き肉にして食ってやるぜェッ!!」

生徒達「私から食べてー! 一方くーん!」キャイキャイ

一方「げひゃあひゃァ! 纏めてギタギタのズタズタにしてやンよォ!」スッ

上条「おいおい、一方。少し落ち着けって…」ガシッ

一方「退いてろウニ野郎! 頭かち割ってミソすすられてェのかァ!?」


上条「ウニって言われました……」トボトボ


土御門「カミやん、なんか情けないぜよ」

青ピ「それくらいの事で落ち込むなんてカミやんらしくないでー。元気出してーな」

一方「おらァ! 邪魔な野郎はいなくなったぜェ…! おいでェ、子猫ちゃァン!!」スッ

吹寄「一方、落ち着きなさい」ガシッ

一方「うっせェよ、デコ助! あのガキの笑顔だけじゃ止まンねェンだよォォォォォォ!!」

吹寄「落ち着けって………言ってんの!」

ガッコォンッ

一方「!!?―――が、っは…!?」ヨロヨロ

一方(な…ンだ…? あり得ねェ…コイツのデコは鈍器かァ!?)

一方「……て、テメェ…頭に、軽量装甲板でも仕込ン…で、ンのかァ?」ヨロヨロ

吹寄「生憎と自前よ」フンスッ

一方「恐れ…いる、ぜェ……」ヨロヨロ


バタンッ


土御門(能力使ってないとはいえ、あの一方通行に頭突きとは…委員長は肝が据わってるぜよ)

上条「ひ、ひいぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!」



―柵川中学―

AM08:42


 拝啓、お父様、お母様、弟様。

木の葉も一枚一枚枯れ落ち、日だまりが恋しい今日この頃。

今年は例年になく冷え込む秋になりました。皆様、お健やかにお過ごしでいらっしゃいますか?

私、佐天 涙子はアグレッシブかつデンジャラスな出来事が日々起こる中、クラスの方々と楽しくも可笑しな毎日を過ごしています。




ステイル「君はさっきから何を言ってるんだ?」

佐天「わぎょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!?」ビックゥ

初春「わー! 佐天さん急に大声出さないでください!」ビックゥ

春上「ビックリしたの」ビックゥ

佐天「お、乙女の独り言を聞くなんて何考えてるんだよ!!」

ステイル「君の言う乙女とは地を唸らせる程の咆哮(バインドボイス)を上げる人間を指すのか? 一つ言わせて貰おう、それは既にアマゾネスだマヌケ」キーン

佐天「ま、マヌケ!? なんで初対面の人間にそこまで言えるのさ!」ムキー

ステイル「君とは既に校庭で会っているだろ。いや、中々のスイングだったよ?」ジトー

佐天「う……そ、それはゴメンってば…」シュン

初春「ま、待ってください!」

ステイル「うん…? 君は確か…」



初春「実は…かくかくしかじか…」

ステイル「まるまるうまうま…だったと?」



初春「はい…と言う訳でして…佐天さんは私達を守る為にですね……?」

ステイル「…………」

ステイル(まぁ………確かに、あの状況では明らかに僕の責任か………)

佐天「うう……や、やっぱ許してくれないよね…? 思いっきり殴っちゃったもんね…」シュン

春上「佐天さんは悪くないの。私が2人に心配かけたせいなの」シュン

初春「2人とも悪くありません! 私がちゃんと確認しなかったせいなんです!」

ステイル(………仲のいい子達だな………僕はそんな彼女達を苦しめてしまったのか…やれやれ、とんだ紳士だな)

佐天「転校生くん! 初春と春上さんはなんの関係もないの! だから2人は見逃してあげて!」ペコー

春上「そんなの駄目なの。佐天さんはなにも悪くないの…ボーっとしてた私が一番悪いの…」ジワァ

初春「春上さんも悪くなんてありません! 私の…私の早とちりで……」グスッ

ステイル「あー……君達? なんか人の事を血も涙もなく極悪非道の限りを尽くす冷血漢かなにかと勘違いしてないか?」

佐天「………え?」

ステイル「元を正せば僕が君達を怖がらせる発言をしたのが原因だ」

初春「…………」

ステイル「僕の不必要な発言で君達に大変な迷惑を掛けた。本当に申し訳ない」ペコリ

佐天「…………」

初春「あ、あの、顔を上げてください! クラスの皆も見てますし…///」

春上「そうなの。私達、気にしてないの」

佐天「ねえねえ」チョイチョイ

ステイル「………?」

佐天「キミって結構マジメくん?」

ステイル「………………は?」

佐天「あ、変な風にとらないでね? 正直、そこまで真剣に謝られるとは思わなかったもんでねー」タハハー

ステイル「…君は僕をどういう風に見ていたんだ?」

佐天「うーん、拷問趣味で残虐非道、無慈悲で残酷で冷酷にして非情なアブナイ人?」サラッ

ステイル「…………全てを忘れてしまいたい」ドヨーン

佐天「でもまあ謝ってくれたんだもんね! うん、良いよー。許したげるー」エッヘン

ステイル「…………………」

ステイル(な、なんて調子の良い女なんだ…)



佐天「それじゃ誤解も解けた事だし、改めて自己紹介だね!

    私は佐天 涙子。キミのお隣さんだからわかんない事あったら、わかる範囲で答えるよん!」

ステイル「期待しないでいるよ」

初春「わ、私は初春 飾利っていいます。この学校の風紀委員をやってます。なにか困った事があったら気軽に声を掛けてくださいね?」

ステイル「もしもの時は声を掛ける。まず、ないだろうけどね」

春上「春上 衿衣なの。嫌いな食べ物あったら、私も食べるの手伝うの」

ステイル「…………あ、ああ。生憎と好き嫌いは少ない方でね。問題ないよ」

佐天、初春上「………」ジトー

ステイル「な、なにかな……?」

佐天「いやー、私達3人は自己紹介したんだからさー…」

初春「あなたの自己紹介をちゃんと聞きたいと言いますか…」

ステイル「さっきしたじゃないか」

春上「もっと知りたいの」

佐天「そうそう。因みに名前だけ喋って終わりはなしだからね」

ステイル「……なにを言えば良い?」

佐天「好きな女性のタイプとかさー、そう言うちょっとした事でも良いんだけど?」

ステイル「………なんで僕がそんな事を……」ヤレヤレ

佐天「さ、張りきって言ってみようー!」

初春上「言ってみよー」

ステイル「聞いてないのか? 聞いてないだろ!? と言うか聞く気ないだろ!」

佐天「ほらほらー。ノロノロしてると休み時間終わっちゃうよ?」

ステイル「それは好都合だな。終わるまでだんまりを決め込むとしよう」

佐天「うわー。女の子にだけ言わせといて自分は逃げるんだー」

ステイル「君等が勝手に喋っただけだろう」

佐天「ちなみにだんまりでいた場合は大圄に頼んで1時限目の授業は丸々キミへの質問コーナーにさせて貰うけど、それでも良いの?」

ステイル「…………わかった…言えば良いんだろ!?」

佐天、初春上「わぁーー」パチパチ

ステイル「あー………うんんっ! す、ステイル=マグヌス…だ。

      尊敬する女性は…え、エリザベス一世で、好きな女性のタイプは聖女マルタ。

      至らない所が多々あるかもしれないけど、よ…よろしく頼むよ……………こ、これで良いだろう!?」

ステイル(く、屈辱だ……なんでこの僕がこんな事を言わされなければならない…!)

佐天「あははは! え、エリザベス一世だって…! く、くひひひ…誰それ~~~……キミってお笑の才能、あ、あるん…プクク…じゃない?」バンバン

初春「さ、佐天さん、笑っちゃいけません! きっと本人は大真面目で言ったのかもしれません!」

佐天「あーははははははははは! そ、その方が面白い~~~~~~!!」バンバンバン


クラスメート『ドッ』


ステイル「…………///」

春上「大丈夫なの」チョイチョイ

ステイル「……なにがだ?」ドヨーン

春上「私もそういうの言えるの。………コホン」


春上「タバコを吸う人があるスポーツをしてたの」


ステイル「……………………その心は?」

春上「相撲かー(スモーカー)、なの」エッヘン

ステイル「………………」

佐天「あははははははは! お、お腹痛ひー……!!」バンバンバンバン

初春「だから笑っちゃいけませんってばー!!」

春上「相撲かー」

ステイル「…………………………」

ステイル(や、やり辛い………)
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