上条「なんか御坂に話し掛けにくいんだ」6


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(デートの2週間前)

―ロンドン・ランベス区―

土御門『なんだと…?』

ステイル「聞こえなかったか?僕を学園都市で暮らせるように手配してほしいんだ」

土御門『なんの為に?』

ステイル「なんだって良いだろう」

土御門『スパイでも始めるつもりか?』

ステイル「まさか。それは君の勤めだ。僕には向いてないよ」


土御門『………禁書目録か?』


ステイル「インデックスの為?バカな、彼女個人の為だけに動くだなんてあり得ないね」


土御門『………本当に?』


ステイル「ほ、本当だとも」


土御門『…………本当かにゃー?』


ステイル「…………………ああー!もう!そうだよ!あんな事があったんだ。上条当麻だけに任せるだなんて出きる訳ないだろ!?」

土御門『やっと素直になったにゃー』

ステイル「ぐっ…君も人が悪いな土御門。最初からわかってたんだろう?」

土御門『お前の考えそうな事だぜい』

ステイル「それで…僕の学園都市への居留は可能なのか?」

土御門『海外からの留学生と言う事でなら可能だにゃー』

ステイル「ほぅ…留学生を受け入れる施設でもあるのかい?」

土御門『多くの留学生は14学区に集まっているぜい。文化圏によって移住ブロックが分かれてるから簡単になじめるはずにゃー』

ステイル「それは彼女の住んでいる学区とは近いのか?」

土御門『いんや、かなり離れているぜい』

ステイル「それじゃダメなんだ。彼女の住む学区と同じ学区内には出来ないのか?」

土御門『無茶言うにゃー。だいたい学園都市で暮らすって事は能力開発を受けるって事だぜい?どういう意味かわかってるよな?』

ステイル「無論だ。能力開発とやらを受けると魔術の使用に危険が伴うんだろ?」

土御門『そうだ。禁書目録を守る為に様々な代償を払って手に入れた力なんだろう? その全てを手放す事がお前に出来るのか?』

ステイル「手放す気などないさ」

土御門『だったら諦めるんだな』

ステイル「勘違いしてもらっては困る。僕は諦めた訳でもない」

土御門『……なにか考えがあるのか?』

ステイル「まあね。……ところで土御門」

土御門『なんだ』

ステイル「確か君は学園都市の上層部に顔が利くんだったね?」

土御門『まあ、仕事柄な………っておい。お前、まさか……能力開発を受けずに学園都市で暮らす気か?』

ステイル「勘が鋭くて助かるよ。その為にも君には動いてもらうが構わないだろ?土御門」

土御門『……俺がなんの見返りもなしにそんな面倒な事をすると思ってるのか?』

ステイル「イギリス皇室御用達の高品質のメイド服でどうだ?」

土御門『数日は掛かるから待ってろ』キリッ

ステイル「良い返事を期待しているよ、土御門」

土御門『任せるにゃー』


ガチャリ


ステイル「…………ふぅ」シュボッ

ステイル(僕が行ったところで変わりはないだろう…ただ、それでも…それで少しでも彼女の笑顔を見れるなら僕は…)



(数日後)

土御門『いよお、なんとかなりそうだぜい』

ステイル「それは本当か?」

土御門『少し面倒だけどにゃー』

ステイル「面倒、とは?」

土御門『上層部に掛け合った結果お前を書類上、14学区のステイトスクールの生徒にする事が出来たぜい。

    そこから更にお前には転校生として7学区へ行ってもらう。と言う形で落ち着いたんだにゃー』

ステイル「自分から頼んどいてアレだが、良く上の連中が許可したな」

土御門『実はな…今回のお前の学園都市居留の件、統括理事長も絡んでいる』

ステイル「あの狸が?」

土御門『ああ』

ステイル「…いったいなにを企んでいる?」

土御門『お前を番犬にする気だろうにゃー』

ステイル「どう言う事だ?」

土御門『ようはお前の学園都市の居留と能力開発のパスを黙認する代わりに、侵入して来た魔術師の相手をしろ。って事だにゃー』

ステイル「…前とあまり変わらない気がするんだが?」

土御門『だにゃー。けど前までと明らかに違う所があるぜい』

ステイル「危機感…かい?」

土御門『そうだ。0930事件以来、科学サイドと魔術サイドの間に大きな溝が出来ちまったからな』

ステイル「なるほど。そんな時に学園都市で魔術師に問題を起こされたりでもしたら…」

土御門『ああ…亀裂が広がっちまう。お前にはそうなる前に対処してもらう』

ステイル「魔術師の問題は魔術師の手で…か」

土御門『俺も裏の仕事で忙しいからな。正直助かるんだが、お前はどうだ?』

ステイル「臨むところだ。あの狸に踊らされてる気もするが彼女の為だ。侵入者の相手、僕が引き受けよう」

土御門『って言っても本当に来るのか、わかんないんだけどにゃー』

ステイル「ここまで持ち上げといて結局それか!」

土御門『そうカリカリするな。せっかく転校先の中学まで手配してやったんだからにゃー』

ステイル「随分と用意周到だな。はじめからこうなる事がわかっていたんじゃないのか?」

土御門『どうだかにゃー』

ステイル「はぁ…もういい。それで…どこに行けば良い?」

土御門『第7学区の柵川中学だにゃー』



(転校5日前)

神裂「準備は整いましたか?」

ステイル「ああ。全て片付いたよ。君も忙しいのに色々と押し付ける形になってしまってすまないね」

神裂「気にしないで下さい。それよりもせっかく学生として学園都市に行くんですから少しは表の世界で楽しんでみてはどうですか?」

ステイル「まさか。僕には似合わない世界だよ」

神裂「………まあ良いでしょう。それより最大主教には許可は採ったのですか?」

ステイル「採りに行ったら思いっきり駄々こねられたよ」

神裂「あ、あの人は……」

ステイル「お土産を送ってやる、って言ったら認めてくれたけどね」

神裂「あのクソ上司は………ま、まあ良いでしょう。向こうに着いたらインデックスと上条当麻によろしくと伝えてください」

ステイル「土御門には良いのかい?」

神裂「あのアホの事は気にしなくても結構。むしろするな」

ステイル「また遊ばれたのかい?」

神裂「………聞かないで下さい」

ステイル「わかった……それじゃあ僕はそろそろ行くよ」



アンジェレネ「ステイル神父!ちょ、ちょっと待ってくださーい!」トテトテ


ステイル「うん?君は…シスター・アンジェレネか」

アンジェレネ「はぁはぁ……なんとか、間に合いましたぁ…」

神裂「どうしたと言うのですか?そんなに慌てて…」

アンジェレネ「は、はい!実は、その……ですね…」モジモジ

神裂「――!」

神裂(こ、この反応は…まさか…アンジェレネはステイルの事を…!?)

アンジェレネ「え~っと…ですねぇ……」モジモジ

神裂(いけません、アンジェレネ!ステイルには意中の女性がー!)

ステイル「なんだい?僕も急いでいるんでね、用件があるのなら早く言ってくれないか?」イラッ

神裂(ステイルー!?あなたもそんなにキツく言わなくても良いじゃないですかー!)

アンジェレネ「は、はい!すぅーはぁーすぅーはぁー……よ、良し!す、ステイル神父!」ドキドキ

ステイル「なにかな?」

神裂(……………私はここにいて良いのでしょうか?)ドキドキ


アンジェレネ「日本に行ったらワガーシーをたくさん買って来てください!!」

神裂「え?」

アンジェレネ「え?」


ステイル「……和菓子、と言っても沢山あるだろう。どんなのが良いんだい?」

アンジェレネ「あ、はい!ちょっと待ってくださいね」


カタログペラペラ


アンジェレネ「このヤツーハシと言うのとダイフックーと、ドーラヤキー。あとヨカーンとモナーカとですね…」

ステイル「随分と欲しい物があるんだね?」

アンジェレネ「は、はい!本当はもっとあったんですけど、昨日徹夜して絞り込みました!」


ルチア「なにやら熱心に学んでいるかと思えばそういう事だったのですか…シスター・アンジェレネ」


アンジェレネ「げぇーっ!シスター・ルチア!!」

ルチア「あなたにはまだ規律と信仰が足りていないようですね」ギロリ

アンジェレネ「あ…あ…?」ブルブル

ルチア「この欲望塗れの禁書はこちらで預からせていただきます」ヒョイ

アンジェレネ「ああー!か、返してください!私のスイーツカタログ(アジア版)返してください!!」

アニェーゼ「まあ良いじゃねーですか。シスター・ルチア」

アンジェレネ(シスター・アニェーゼ~~~!!)パァ~

ルチア「シスター・アニェーゼ!?彼女を甘やかす発言は控えてください!」

アニェーゼ「私等もステイル神父にお土産の要求をしに来たんじゃねーですか。お菓子くらい大目に見ちまいましょう」

ルチア「そ、それは…そうですが」

アンジェレネ「シスター・アニェーゼ達もお土産を?」

ステイル「君等もか…はぁ…いったいなにを僕に頼むつもりだ」

ルチア「はい、こちらのモノなんですが…」


カタログペラペラ


アニェーゼ「コレです。学園都市を徘徊する鉄で出来た使い魔です」

アンジェレネ「うわぁ…凄いカッコイイですね。掃除も勝手にやってくれるって書いてありますよ!」

神裂(この子も女子寮へ来てくれれば、きっと楽しい毎日になるのでしょうね…)

ルチア「ええ。この使い魔に掃除を任せれば、私達の仕事も多少は楽になるかと…」

ステイル「君達…それは使い魔ではなく清掃ロボ、つまり科学の産物だ」

アンジェレネ「ひえー!機械で使い魔を造ったんですか!凄いなぁ…」

ルチア「恐るべし学園都市」

アニェーゼ「ますます欲しくなっちまいました」

ステイル「それ、400万円くらいするらしいよ」

アニェーゼ「頼みましたよステイル神父」

ステイル「買う訳ないだろう。こんなブリキ」

神裂「酷いですステイル!この子達だって頑張っているのにブリキだなんて!」

アニェーゼ「そーだ、そーだー!」

ステイル「神裂、君までなにを言ってるんだ。このブリキで出来たドラム缶を庇うだなんて」

神裂「う……ですが…」

アニェーゼ「良いじゃねーですかー。私等も欲しいですよー」

ステイル「買わない。絶対に買わない」

アニェーゼ「買って来てくださいよー。欲しいんですよー」

ステイル「頼むな、せがむな、すがるな、求めるな」

アニェーゼ「ううむ…ステイル神父にはこの手の方法は通用しませんか」

ステイル「もう十分だろ?僕はそろそろ行かせてもらうよ」

アンジェレネ「あ……」

ステイル「…はぁ、和菓子はなんとかして送る。ソレで良いだろ?」

アンジェレネ「…!は、はい!ありがとうございます!」ペコリ

アニェーゼ「清掃ロボも本当にありがとうございます」ペコリ

ステイル「買わないっつってんだろ!!!」



(月曜日・ステイルの朝)


―柵川中学男子寮―

ステイル「………恐ろしいほどに学生服が似合わないな」

ステイル(な、なにを落ち込んでいるんだ僕は。ガラじゃない…本当にガラじゃない…)


Prrrrrrrrrrrr


ステイル「電話………?でも誰から…この寮へ入ったのは5日前。それまで1本の電話も掛かってこなかったのに、このタイミングで…?」

ステイル(良いだろう…そっちの誘いに乗ってやる)


Prrrrrr…ピッ


ステイル「―――誰だ」

土御門『おっはー!元気かにゃー?』


ガチャ


ステイル(柵川中学の位置は確認済み… ペンも持った。学生手帳もある。タバコもポケットに入れた………一応カードも持っていくか)スチャ


Prrrrrrrrrrrr


ステイル「………」


Prrrrrr…ピッ


ステイル「…もしもし」

土御門『切るなよ!こっちはお前の緊張ほぐしてやろうとしてたのに勝手に切るなよ!』

ステイル「すまなかったね、土御門。いま忙しいから切って良いかい?」

土御門『断り入れて切ろうとするな!』

ステイル「朝から元気だな君は。それで?なんの用だい?」

土御門『用って程のもんでもないにゃー。初めての表の生活に緊張してないかと思って電話しただけぜよ』

ステイル「それはそれは、余計な上にデカい世話だったね。生憎と僕は十分にリラックスしているよ」

土御門『そうかにゃー。てっきり鏡の前に立ちながら『学生服似合ってないな』とか言って落ち込んでるのかと思ったぜい』

ステイル「ははは…そんな訳ないだろ」ダラダラ

土御門『だよにゃー。ついでに学校の場所を何度もチェックしたり、筆記用具持ったか確かめたり

    学生証の確認したりなんてしてる訳ないよにゃー。ハハハハハハ!』

ステイル「は、はは……そ、そうだね」ダラダラダラダラ

土御門『ああ、そうそう。学園都市でのお前は発火能力のレベル3って事になってるからにゃー

    不良共に魔術を使って痛めつけて、風紀委員(ジャッジメント)や警備員(アンチスキル)に目をつけられたりするなよ?』


ステイル「審判者(ジャッジメント)?この科学だらけの都市にも審判者(ジャッジメント)がいたのか」

土御門『違う、風紀委員(ジャッジメント)だ』

ステイル「だから審判者(ジャッジメント)だろ?わかっているよ」

土御門『はぁ…もういい』

ステイル「君はいったい何を言っているんだ?」

土御門『あー…気にしなくても良いにゃー。どうせ言っても混乱するだけだからにゃー』

ステイル「ならもう用はないな?そろそろ切らせてもらうぞ」

土御門『待て待て、一言だけ言わせろ』

ステイル「………なんだ」

土御門『仮初めの学園生活に浸かりすぎて呆けるなよ?』

ステイル「そんな事、僕にはあり得ないね」


ガチャ


ステイル(時間は……7時22分…)

ステイル「さて…行くか」



(月曜日・上条の朝)


AM07:28


―とある高校の寮―

上条「………」ボー…

上条(だ、ダメだ……御坂の事を考えると他の事に集中できねえ…

   昨日の補習の内容も覚えてねえし、この2日間は全然眠れなかった……はぁ……)


禁書「とうま…大丈夫?元気ないんだよ?」

上条「ん、ああ…安心しろインデックス。上条さんはなんともありませんの事よ」

禁書「目の下にクマ作ってる状態で言われても説得力ないんだよ」

上条「いやホントになんでもねえから。心配かけてゴメンなインデックス」

上条(えーい!いまは頭切り替えろ!まずは飯だ飯!)

禁書「………わかったんだよ。それじゃもう聞かないかも」

上条「さて、と。それじゃ朝飯の支度するかー!」

禁書「もうして置いたんだよ、とうま」

上条「な、ん……だと…?」

禁書「食パンもテーブルに出しておいたんだよ!」

上条「サンキュー、インデックス。しかし良く朝飯の支度が出来たな。上条さん驚きましたよ」

禁書「土曜日にこもえの家でめだまやきの作り方を教わったんだよ!」

上条「へぇ~、小萌先生に習ったのか」

禁書「こもえの家みたいにてっぱんじゃないから上手く出来なかったけど食べて欲しいかも…」ゴチャー

上条「これはまた芸術的な形ですね、インデックスさん…」

禁書「ううぅ…」シュン…

上条「けどまあ、腹に入ればなんでも一緒だもんな。いただきます」パクッ

禁書「あ!ず、ずるいんだよ!私もいただきます!」バクン

上条「………」バリボリバリ

上条(こ、これは…炭を食ってるような感じだな…)

禁書「………」ガリゴリガリ

禁書(美味しいんだよ…なんか硬いおせんべえみたいかも)

上条「な、なかなかの味だな……」ゴクン

禁書「うん!私もビックリかも!今度また作るね!」ゴキュン

上条「ははは…は、む、無理しすぎるなよ…?」

禁書「大丈夫なんだよ!――あ、ねえとうま。がっこう行かなくてもいいの?」

上条「え…?―ってもうこんな時間かよ!悪いインデックス、俺もう行くわ!」

禁書「あ…と、とうま!お昼ごはんはどうするの!?」

上条「そうだった……今日は昼飯作ってる時間ねえしな…

   仕方ねえ。ほら、2000円。コレで適当に済ませてくれ!」


禁書「お外に出ても良いの?」

上条「お前も一日中部屋の中じゃ退屈だろ?たまには出かけて来いよ」

禁書「でも一緒に行ってくれる人がいないんだよ…」

上条「スフィンクス連れてきゃ良いだろ?」

スフィンクス「にゃー」
      (ご主人!自分のこと忘れてなかったんですね!)

禁書「そうだったんだよ!すっかり忘れてたかも!」

スフィンクス「に、にゃー」
      (お、お嬢さんは相変わらず厳しいぜ…)

上条「それじゃ行って来る。出かける時は鍵を忘れるなよ?」

禁書「わかってるかも!いってらっしゃ~い!」



(月曜日・一方通行の朝)

―黄泉川のアパート―

AM06:31

一方「………」Zzz…


ガチャ


打ち止め「おっはよー!ってミサカはミサカはあなたに向かって目覚めのフライングボディアタック!」ドゴォッ

一方「…あ!……があぁぁぁぁ!!」ビクゥン!

打ち止め「起きたー?ってミサカはミサカは新妻気分であなたに聞いててみたり!」

一方「こ、の……」プルプル

打ち止め「うん?」

一方「なにしやがンだァ!こンのクソガキがァ!!」ゴンッ

打ち止め「へぶぅ!?」

一方「ちっ………まだ7時にもなってねェじゃねェか。こんな朝っぱらに起こすンじゃねェ…」

打ち止め「ちょっとー! あなた今日から学校行くんでしょー!? ってミサカはミサカは二度寝しようとするあなたを無理矢理起こしてみたり!」

一方「風邪ひいたから休む」

打ち止め「うわ!ミサカ以上に子供的な発言してる!ってミサカはミサカはあなたの情けなさに驚愕してみる!」

一方「へェへェ…存分に驚いてろよ…」


ガチャ


黄泉川「打ち止めー。一方通行起きたじゃん?」

一方「………ちっ」

打ち止め「あ!ヨミカワ良い所に来てくれたね!ってミサカはミサカは援軍に感謝してみる!」

黄泉川「なんだまだ起きないじゃん?」

打ち止め「駄々こねて起きようとしないのってミサカはミサカは年頃の息子を持った母親の気持ちになってみる」

黄泉川「ダメじゃん一方通行。もう転校の手続きも済ませたんだし学校行くじゃん」

打ち止め「学校行ったらきっと友達たくさん出来て楽しいよ!ってミサカはミサカはあなたをその気にさせようと頑張ってみたり!」

黄泉川「そうじゃん。お前が転校するクラスはうちの学校でもとっておきの馬鹿共がいる楽しいクラスじゃん!」

打ち止め「うわー凄く楽しそう! ミサカも行ってみたーいってミサカはミサカは大げさなリアクションをとってみる!」

一方「ったく、わかったわかったわかりましたよォ。行きます行きますよォ。だから黙れ」ムクッ

黄泉川「お、やっと起きたじゃん?学生服はそこにあるから着替えたら朝食にするじゃん」

一方「わかったからお前等出てけェ」

打ち止め「早く来てね!ってミサカはミサカはお腹ペコペコなのよって遠回しに言っててみる」


バタン


一方「………」


一方(この俺が普通のガッコーにねェ…)

一方「ま、行くだけ行ってみっかァ?」


打ち止め「ねえねえヨミカワ。ヨシカワはどうしてるの?」

黄泉川「昨日、夜晩くまでTVの通販見てたみたいでまだ寝てるじゃん」

打ち止め「どんどんダメ人間になって行っちゃうね…ってミサカはミサカはヨシカワの未来を心配してみる」

黄泉川「桔梗は昔っから自分にも甘いからねえ、半分諦めてるじゃん」



(月曜日・美琴の朝)

―常盤台寮―

AM07:18

美琴「………」ドキドキ

美琴(ヘアピン…こ、こんな感じで良いかな…?)

黒子「あら、お姉さま。いつもの髪留めとは違う物を、お身につけてらっしゃるのですね」

美琴「え…あ、うん。たまには他のも付けてみようかと思ってね~…」

黒子「でもその髪留め…お姉さまのご趣味とは若干違いますのね」

美琴「あー…気分よ! そう、気分!」

黒子「むぅ…」

黒子(やはり変ですの…3日前に私がお姉さまの私物を漁った時にはあの様な髪留めはなかったはず…

   と、言う事はごく最近にお買いになられた…? でも3日前はお出かけになりませんでしたし…

   と言うことは、一昨日の初春と佐天さんと映画を見に行った後のお買い物で……? …………あの、類人猿と?)

美琴「黒子?どうかした?」

黒子(買い物……類人猿……髪留め……)


カチリ(なにかが噛みあう音


黒子「はああァァァァァァァァァァァァァァんっ!!」

美琴「なっ……急に大声出さないでよ! ビックリするじゃない!」

黒子「お、お、お姉さま…? その髪留めは…」ワナワナ

美琴「へ…? これ……?」

黒子「もももももももしやその髪留め…あの類人猿からの……?」ワナワナ

美琴「え……そ、その…///」モジモジ

黒子「なんですのその反応はあァァァァァァァァァァァァァァァ!!??」キシャー


バァン!


寮監「白井! うるさいぞ!」

黒子「黙れですの、この行き遅れあァァァァァァァァァァァッ!!!」キシャー!

美琴「ば……黒子!!」アセアセ


ブチン


黒子「…………はっ!!」ゾワッ

美琴「ひっ…」ゾワッ

黒子(ぬかりましたのー! あまりの出来事につい本音をー!)

寮監「――白井」

黒子「で、ですの!」ビシー!


寮監「私は嬉しい。実に嬉しいよ」ツカツカ


黒子「お、おほほほほ……寮監さまに喜んでいただけて黒子感激ですの! 笑いも止まりませんわ!」ダラダラ


寮監「この私にそんなセリフを面と向かって吐ける生徒がまだ居てくれた事が本当に嬉しい」ピタリ


黒子「…お、おほ…ほ……」ダラダラダラダラ


寮監「どうした? なにをそんなに脅えている?」


寮監「 わ ら え よ。 し ら い 」


ゴキンッ グシャッ ゴシュリッ メキャッ メメタァッ 


黒子「ぎゃあァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!」

美琴「く、黒子おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!」
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